マニュアル車を運転する方法

せめてマニュアル車の運転基礎くらいは知っておきたい…と思ったことはありませんか。幸いにもマニュアル車の発進とギアチェンジの基礎は誰にでも学べます。この記事を参考にしてください。

ステップ

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    平坦な場所に停車しましょう。乗車したらまずシートベルを締めます。エンジンの音を聞きながらギアチェンジの練習をするとタイミングがつかみやすいので、車の窓をあらかじめ開けておきましょう。
    • 左側にあるペダルはクラッチ、真ん中がブレーキ、そして右側にあるのがアクセルです。この位置は運転席が左右どちら側でも同じです。
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    クラッチの役割は以下のとおりです。
    • クラッチは回転しているギアを作動中のエンジンから離し、ギアの歯を傷めることなく変速します。
    • ギアアップ・ダウンのどちらの場合でも、ギアチェンジの前には必ずクラッチを踏む必要があります。
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    シートの位置を前方に調節して、クラッチペダル(左側のペダル。ブレーキペダルの横)を一番下まで踏み込めるようにしましょう。
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    クラッチペダルを一番下まで踏み込みましょう。クラッチペダルを踏んだ時の感覚がブレーキやアクセルペダルを踏んだ時とどう違うか注意しながら、ゆっくりと一定の速さでクラッチペダルから足を離していきましょう。
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    シフトをニュートラルに入れます。中央に位置するニュートラルにギアが入っているときは、左右にシフトを動かしても抵抗感がありません。ギアが入っていないときは以下のような状態です。
    • シフトがニュートラルに入っている、または
    • クラッチが全開(ペダルを一番下まで踏んだ状態)になっている。
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    クラッチペダルを一番下まで踏み、エンジンをかけましょう。
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    エンジンがスタートしたら、(ギアがニュートラルに入っていることを確認してから)クラッチペダルから足を離しましょう。
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    クラッチペダルを再び一番下まで踏み、シフトを左上部のファーストギアに入れましょう。各ギアの位置は、シフトノブに図示されています。
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    エンジンのスピード音が低くなってきたらクラッチから足をゆっくりと離し、再びクラッチペダルをを一番下まで踏みましょう。このエンジンスピードの低下音が即座に認識できるようになるまで、このステップを繰り返します。
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    クラッチペダルから足をゆっくりと離してエンジンの回転数を下げながら、アクセルペダルを軽く踏み車を前進させましょう。クラッチとアクセルペダルを踏み替える微妙な感覚をつかむまで何度も練習しましょう。この他にも、まずエンジンの回転数が下がるのを待ってからクラッチペダルを踏み、アクセルを踏むことでギアチェンジする方法もあります。この場合、エンストをしないようにエンジンの回転数を適度な高さに保ちましょう。マニュアル車はオートマチック車と違い、足元に3種類のペダルがあり、これらの操作に慣れるまではこのステップは難しいかもしれません。万が一の時に備えて、練習中はハンドブレーキでいつでも停車できるようにしておきましょう。
    • クラッチから足をすばやく離すと、車はエンストしてしまいます。エンストしそうになったら、ペダルから足を離さずそのままの状態を維持するか、ペダルを少し踏み込みましょう。クラッチを全開(一番下まで踏み込んだ状態)、もしくは全閉(ペダルを全く踏んでいない状態)でエンジンスピードを上げすぎるとクラッチを無駄に消耗してしまい、クラッチ部分から白煙が発生したり、ギアが滑る原因となります。
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    エンジンの回転数が2500から3000に達したら、セカンドギアにシフトしましょう。この数字はあくまで目安であり、実際のシフトタイミングはメーカーや車種によって異なりますので注意してください。シフトチェンジしたときのエンジン音やスピード感を忘れないようにしましょう。そしてクラッチペダルを再び踏んで、左下部にあるファーストギアにシフトダウンします。
    • エンジンの回転数の上げ過ぎを防止し、適切なシフトタイミングを教えてくれる「シフトライト」機能を搭載した車も販売されています。
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    アクセルペダルを軽く踏みながら、クラッチペダルから足を徐々に離しましょう。
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    ギアを入れてアクセルを全開にしたら、クラッチペダルから足を離しましょう。この状態でクラッチが開いているとクラッチを無駄に消耗してしまうので、クラッチペダルを踏みっぱなしにするのはやめましょう。
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    停車するときはアクセルペダルから足を離しながら、クラッチペダルを徐々に踏み込みましょう。車が16km/h程度まで減速して小刻みに揺れてきたら、エンストしないようにニュートラルにシフトします。
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    これらのステップをマスターしたら、スピード感あふれるスポーティなドライブや環境にやさしいゆったりとした走りなど、マニュアル車を自由自在に楽しく運転できるようになるでしょう。

ポイント

  • 車を停車してサイドブレーキを引いている状態からファーストギアにシフトしてもよいでしょう。
  • マニュアルトランスミッションという名称のほかに、スティックシフトやスタンダードと言うことがあります。
  • エンジン音の変化を認識できるようになりましょう。そうなれば、エンジン回転数のメーターを見なくてもギアチェンジのタイミングがわかるようになります。
  • 運転中はスマートフォンをいじるなど運転の妨げになるようなことはやめましょう。事故を起こすと深刻な怪我を負うことや、場合によっては死亡事故につながることがあります。
  • 停車状態からの発車がうまくできない時は、クラッチペダルからゆっくりと左足を離すようにしましょう。車が動き出したら一時的にクラッチペダルを静止状態に保ち、そして再びペダルから左足をゆっくりと離していきます。
  • 運転中はクラッチに足をのせないように注意しましょう。
  • クラッチを全開にしてから次のギアにシフトするようにしましょう。
  • 急な坂道で停車する場合は、身の安全を確認してからレンガや石などを車輪の後ろ側に置いておく習慣をつけるのもよいでしょう。他のパーツと同様にサイドブレーキも消耗品なので、旧斜面ではブレーキが充分に働かなくなることがあります。
  • 寒冷地では長時間サイドブレーキを引いたままにしないでください。水分が凍結してブレーキレバーが戻りにくくなります。
  • 各ギアポジションがシフトノブに表示されていない場合は、車に詳しい人に聞いてみましょう。ファーストギアのつもりがリバースにシフトしてしまい、建物や周りの人にぶつかってしまったら大変です。
  • エンストやノッキングしそうになったら、エンジンがアイドリングを始めるまで再度クラッチペダルを踏み、ギアシフトの第一ステップからもう一度チャレンジしましょう。
  • 路上の突起物の上を運転する場合は、クラッチを深く踏み、ブレーキペダルを軽く踏んで減速します。加速するときはクラッチからゆっくり足を離し、徐々にアクセルを踏みます。

注意事項

  • 上り坂や急斜面ではブレーキとクラッチペダルを両方踏みましょう。そうすれば車が後進して背後の物や人にぶつかる心配がありません。
  • エンストやエンジンスタートを何度も行ったらスターターとバッテリーを5分から10分くらい休ませて、オーバーヒートやバッテリーあがりを防止しましょう。
  • 車の進行方向に関わらずリバースギアにシフトする時は、車をまず完全に停止させましょう。動いている状態でシフトすると、マニュアル変速機にダメージを与えてしまいます。
  • 一般的に低速度でのリバースギアからファースト、もしくはセカンドギアにシフトすることは可能ですがクラッチを傷める原因となります。車が完全に停車するのを待ってから、リバースから他のギアに変速しましょう。
  • マニュアル車の運転はオートマチック車よりも経験が必要になるので、慣れるまではエンジン回転数の表示メーターを注意して見るようにしましょう。回転数をむやみに上げすぎるとエンジンを傷めるなどの原因になります。

記事の情報

カテゴリ: 車・乗り物

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