子犬のしつけ方法

4 方法:子犬のトイレトレーニング子犬がお利口に遊べるようにする訓練子犬に「おすわり」「まて」「こい」を教えましょう子犬にリードを付けて「つけ」を教えましょう。

子犬は、決まった場所で用をたしたり、リードに繋がれたまま飼い主に寄り添って歩くことなどを生まれながらにしてできるわけではありません。子犬に人間と共同生活をする上でのしつけを行うためには、何か月も根気よく訓練する必要があります。訓練の成果が出るように子犬を導く時には、優しく、かつ確固たる態度で訓練を行いましょう。そうすると、いつの間にか子犬は賢く特別な家族の一員に成長していることでしょう。

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子犬のトイレトレーニング

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    決まった動作(ルーティーン)を教えることから始めます。子犬がトイレの場所を覚えるためにはハッキリとしたルーティーンが必要です。子犬を家に迎えたら、オシッコをしたいときは外に行くことを早い段階で教え始めましょう。毎日決まった時間(朝起きてすぐ、毎食後、遊んだ後、夜寝る直前)に子犬をトイレに連れていきましょう。[1]
    • 子犬が示す「トイレに行きたい」というサインに気づきましょう。子犬のことをよく知るようになるにつれて、トイレに行きたそうにしている仕草が分かるようになるので、そのサインに気づいたらすぐにトイレに連れ出しましょう。 
    • 毎日同じ時間に餌を与えると、子犬がトイレに行きたくなる時間を予想できるようになります。
    • まだ小さな子犬は、一時間ごとにトイレに行きたがります。[2] 飼い主、または家族のだれかが頻繁に子犬をトイレに連れて行くことになるでしょう。[3]
    • 日中に子犬のしつけが出来ない場合は、専門家に依頼する必要が生じます。子犬のうちにトレーニングを始めないと、大きくなってしまってからでは訓練に多大な時間がかかるようになります。
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    子犬が自由に生活できる場所は室内の限られた場所だけにしましょう。 最初の数か月間は、子犬の便意がわかったらすぐにトイレに連れて行けるように、子犬の様子を観察する必要があります。子犬を家に迎えてすぐに自由な環境を与えすぎると、子犬は行きたいときにどこででもトイレにに行っていいのだと勘違いしてしまいます。そうなると、トイレのために外に連れ出すことが難しくなります。[4]
    • 就寝中や外出時は子犬をケージに入れましょう。ケージは、子犬が安心して過ごせるように、小さくても快適な場所でなければいけません。ケージは罰を与える場所として使わないようにしましょう。子犬はケージ内でトイレをすることを嫌うので、ケージでトイレをしなくてはいけない状況を作らないように、ケージに入れる前とケージから出してすぐにトイレに連れて行きましょう。
    • 子犬は約7時間ほどはトイレに行かずに眠ることができます。ただし、万が一、夜中に失敗してしまった場合を考えて、ケージの床にはタオルを敷いておくとよいでしょう。
    • 子犬の吠える声で夜中に起こされたら、すぐにトイレに連れて行ってあげましょう。
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    子犬が用をたす場所を決めましょう。子犬が用をたす特定の場所を決めると、家の中で粗相をしないように訓練しやすくなります。子犬は同じ場所で繰り返しトイレをしていると、その場所に来ただけで便意を催すようになり、そのうちにその場所に行くまで便意を我慢するようになります。
    • 決まった言葉を使って、用をたす事とトイレの場所を関連付けましょう。 トイレに行かせたいときには、「オシッコ」「シーシー」「チーチー」等の言葉(コマンド)を使います。ただし、こうしたコマンドはトイレの場所以外では使わないようにしましょう。 
    • 飼い犬のトイレには家から一番離れた庭の角を選ぶ人が多く、フェンスなどで目隠しされた場所を選ぶ人もいます。庭がない場合は、家やアパートから近い場所で、外で飼い犬がトイレに行っても問題のない場所を選びましょう。場所はさほど問題ではなく、同じ場所に毎回トイレに連れていくということが大切です。 
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    子犬を褒めましょう。子犬が決められた場所できちんとトイレに行けたら、撫でる、ご褒美を与えるなどして、褒めてあげましょう。[5] ご褒美をあげることで、子犬はまたお利口になろうとします。 
    • ご褒美は、子犬がトイレにいった直後にその場であげましょう。後で与えると、子犬は他の事でご褒美がもらえたのだと勘違いするかもしれません。
    • 子犬がトイレをする前にご褒美をあげると、子犬を混乱させることになります。
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    トイレを失敗してしまった場合の対処法を覚えておきましょう。子犬が家の中で粗相してしまった場合(ほぼ間違いなく起こります)、大声を出す、子犬を叱るなどの大げさな反応は避けましょう。すぐに子犬を抱え上げてトイレを中断させ、決まったトイレの場所に連れていきます。子犬が決められた場所でトイレをし終えたら、ご褒美をあげましょう。[6]
    • ソファーの裏や家の他の場所で粗相を見つけてから慌ててしつけを行っても意味はありません。粗相をした場所に子犬の鼻先を押し付けるようなことはしないようにしましょう。そんなことをしても、子犬は混乱して怯えるだけです。その上、飼い主が何を教えようとしているのかを子犬はまったく理解できません。
    • 子犬は自分のおしっこの匂いのある場所で再び用を足そうとする習性があるので、粗相の後はしっかり掃除をしましょう。

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子犬がお利口に遊べるようにする訓練

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    他の子犬と遊ばせてあげましょう。子犬は他の子犬との遊びを通じて自然に社交性を学びます。とても幼い子犬は、自分の牙で相手を怪我させてしまうことを知りません。遊んでいる時に子犬が他の子犬を強く噛むと、噛まれた子犬はキャンキャン鳴いて遊ぶのを止めてしまいます。こうして子犬たちは、遊びを通じてどの程度の強さで相手を噛むべきなのかを学んでいきます。[7]
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    飼い主を噛まないように教えましょう。くすぐったりじゃれたりして子犬同士が遊ぶように子犬が甘噛みするまで遊んであげましょう。子犬が強く噛んでしまったら、子犬がするようにキャンキャンと高い声で鳴きまねをしてみましょう。手を子犬から離して、遊んであげるのを止めます。こうして、子犬は飼い主を噛むと遊んでもらえないということを学んでいきます。  擦り付いてきたり、手を舐めたりする子犬を優しい声で褒め、ご褒美をあげて一緒に遊んであげましょう。そうすることによって、子犬はお利口に遊ぶとご褒美がもらえるということを学びます。[8]
    • 絶対に子犬を叩くなどして痛い思いをさせてはいけません。体罰を使うと、子犬が飼い主を怖がるようになります。
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    噛んで遊べる玩具を与えましょう。子犬は歯を使うことが大好きです。人間の肌は噛んで遊ぶ玩具ではないことを教えましょう。遊びの時間に子犬が噛んでも安全な玩具を与え、ガリガリ噛んで遊べるようにしてあげましょう。
    • 子犬が噛み始めたら、噛んで遊べる玩具を口に入れてあげましょう。これで、子犬は飼い主の手の代わりに、玩具を噛んで遊ぶ事を学びます。 
    • 歩いている時に飼い主の踵や足首を噛んできたら、同じようにします。立ち止まってから、噛んで遊ぶ玩具を子犬に与えましょう。その場に与えられる玩具がない場合でも、立ち止まりましょう。子犬がお利口に遊び始めたら褒めてあげます。 [9]
    • 子犬が飼い主の物を取ってしまったら、子犬の気を逸らし、取られたものと子犬の玩具をすり替えましょう。
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    タイムアウト(一時隔離)する場所を決めましょう。子犬の噛み癖が中々なおらない場合、一切遊ぶ事を許されない場所を作り、お利口に遊べなかったときはその場所にタイムアウトさせましょう。子犬の遊ぶ場所の隅に、紐などで分離した場所を作り、子犬が噛みついたらすぐにそこへ連れていきましょう。
    • 子犬のケージをタイムアウトの場所にするの止めましょう。 ケージは罰を受ける場所だと思わせないようにします。
    • 数分のタイムアウト後には家族と遊べるようにします。お利口に遊べたらご褒美を与えましょう。また噛んでしまった場合には、高い声でキャンキャン鳴く真似をして、タイムアウトの場所に戻します。次第に子犬は噛まない事を学んでいきます。 
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    子犬に子供との遊び方を教えましょう。子供は動きが早く、高い声を出します。また、子供の目線が犬の目線と同じ高さであることがよくあります。子犬と子供は楽しく遊ぶ事が出来ますが、お互いに楽しい遊び方を学ぶ必要があります。子犬が子供に対して手荒な行動をとる場合、すぐにタイムアウトさせます。子供にもどのように子犬と楽しく遊ぶべきかを教えましょう。
    • 子供が子犬を怒らせたりするのを止めさせましょう。子犬は怪我をしやすく、顔に物を押し付けられたりすることを嫌うと子供に教えましょう。子犬が脅威や危険を感ることがないようにしましょう。
    • 子犬に噛まれたときの対処法を子供に教えましょう。子犬を叩いたりせずに、タイムアウトをさせるようにしましょう。
    • 他のペットを無視させるか、少なくとも存在を許容させましょう。飼い主が他のペット(ウサギや猫、鶏など)よりも子犬に興味のあることを教えます。他のペットを子犬が追いかける、嫌がる事をするなどの行為に注意を払いましょう。 

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子犬に「おすわり」「まて」「こい」を教えましょう

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    子犬に名前を教えましょう。効果的に子犬を訓練するためには、子犬が自分の名前を知っていることが大切です。はっきりと子犬の名前を呼び、子犬が飼い主の方を向いた時にご褒美を与えます。飼い主の方を見るようになるまでこの訓練を続けましょう。これが出来るようになったら、子犬の名前を呼んだ後にコマンドを言いましょう。
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    子犬に「おすわり」を教えましょう。「おすわり」は最も子犬に教えやすい指示(コマンド)です ほとんどの子犬は問題なく「おすわり」が出来るようになります。このコマンドでは、「おすわり」と指示をだすと、子犬はお尻を床に着けて座ります。「おすわり」と優しい声でしっかりと明確な指示を与えましょう。コマンドに従えたときはご褒美を与えます。[10]
    • 何度も練習しましょう。「おすわり」の訓練は室内や野外のどこででもできます。いつでも機会があるときに訓練できるよう、ご褒美を持ち歩きましょう。 
    • ご褒美なしでも「おすわり」が出来るように、少しずつご褒美を減らしていきましょう。
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    子犬に「まて」を教えましょう。「おすわり」が出来るようになったら、その場所にじっと座っていられるように教えます。この訓練は少し複雑ですが、同様にコマンドとご褒美を使います。子犬に「おすわり」と指示し、「おすわり」が出来たら「まて」と指示してから少し待ちます。もし子犬が動いてしまうようであれば、また「おすわり」をさせて「まて」の指示を繰り返します。「まて」が問題なく出来たらご褒美を与えて褒めてあげましょう。
    • 子犬が10秒ぐらい同じ場所で動かずに座っていられるようになったら、「まて」の指示を与えた後に子犬から離れてみましょう。子犬が飼い主の後を付いてきてしまったら、子犬に向かって「おすわり」の指示を出します。 「まて」と指示し、歩いて子犬との距離を取ります。子犬が指示に従えたら、ご褒美を与えましょう。 
    • 子犬によっては、「まて」のコマンドと手の動作での指示を同時に行うとコマンドに従いやすくなることがあります。「まて」のコマンドのたびに手の動作での指示も付けましょう。子犬は次第に、口頭でのコマンドなしで「まて」の指示に従えるようになります。 
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    子犬に「こい」を教えましょう。この訓練は、二人で行うと簡単にできます。一人が子犬を部屋または庭の反対側に連れていきます。子犬を見ながら名前を呼びましょう。子犬が飼い主を見た時に「こい」とハッキリとした声で指示し、子犬を離してもらいます。子犬が何をしたらいいのか分かっていないようであれば、名前を呼びましょう。子犬が飼い主の所に来たら、ご褒美を与えて褒めます。子犬が「こい」のコマンドで飼い主の元まで走って来れるようになるまで、この訓練を続けましょう。[11]
    • 子犬が楽しんで飼い主の元に来るように、手を叩いたり笑ったりして楽しそうに訓練しましょう。 子犬に、飼い主の元に行くのは楽しい事だとと思わせるようにしましょう。 
    • 「こい」のコマンドを色々な場所で練習しましょう。「こい」のコマンドが出来るようになる事はとても重要です。子犬が危ない場所に行ってしまった時などに、「こい」のコマンドを理解していれば、迷子になったり怪我をする事なくその場所から立ち去ることが出来ます。 

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子犬にリードを付けて「つけ」を教えましょう。

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    散歩に連れて行く前に子犬を疲れさせます。子犬がリードを引っ張るのは、体力が有り余っているのと外に出て興奮しているからです。リードに付けて散歩に連れていく前に、なるべく子犬と遊んで疲れさせましょう。
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    リードを付ける間じっとしているように教えましょう。飼い主が外に連れて行ってくれると分かると、子犬は喜んで飼い主に飛びかかったり、興奮して吠えます。子犬が小さいうちに訓練しないと、この問題は長く続くことになります。飼い主がリードを持つと、飼い主に吠えたり飛びかかったりする場合、子犬が落ち着くまでリードを付けるのを待ちましょう。子犬が学ぶまでこれを繰り返して、お利口にしていないと外に連れて行ってもらえないことを教えましょう。
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    「赤信号・青信号メソッド」を使ってみましょう。子犬と外にお散歩に行きます。子犬が前に進もうとしてリードを引っ張ったら、立ち止まりましょう(赤信号)。「こい」のコマンドで子犬を呼び戻し、飼い主の隣りに戻ってきたら「おすわり」をさせましょう。ご褒美を与えて散歩を続けます(青信号)。子犬がリードを引っ張らずに飼い主の横に付いて歩けるようになるまで、この訓練を続けましょう。[12]
    • 子犬が飼い主の横に付いて歩けたら、正しい場所を歩いているということを理解させるためにご褒美を頻繁にあげましょう。 
    • 「赤信号・青信号メソッド」を使ってトレーニングを数週間続けてみましょう。散歩中にリードを引っ張らないようになるまでには少し時間がかかるかもしれません。

ポイント

  • 決まりや、やっていいこと・悪いことの境界はいつも同じに保ちましょう。もしソファーの上にあがってはいけないと決めている場合、その決まりは破らないようにします。子犬にご褒美などを与えてやる気をださせ、しっかりと決まり事を厳守しましょう。子犬は自信を持つようになり、飼い主が何を求めているのか理解するようになります。
  • 声のトーンで、子犬に飼い主の感情を伝えましょう。 子犬がしていることを止めさせたい場合は低い声で、訓練中やコマンドを指示するときは強い口調で呼びかけましょう。

注意事項

  • 大人の目が届いていない時に、子供と犬だけにしないようにしましょう。
  • 犬に対して暴力をふるわないように。犬を叩いたり、怒鳴ったりすることを奨励するような犬の訓練士は警戒しましょう。 




記事の情報

カテゴリ: ペット・動物

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