猫を追い払う方法

2 方法:内猫を追い払う外猫を追い払う

飼い猫、近所のペット、野良猫などは、常にみなさんの大切な家財道具から遠ざけておく必要があります。環境にも配慮しつつ、猫を傷つけず、安全に追い払う方法をぜひ学びましょう。内猫・外猫に関わらず、自然に手早くみなさんの生活空間から猫を遠ざける方法がいくつかあります。では、ステップ1から順にご説明しましょう。

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内猫を追い払う

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    猫を遠ざけておきたい場所はアルミホイルで覆いましょう。いつも猫がソファーを引っ掻いたり、いくら言い聞かせても椅子の上に毛をまき散らすのを止めない場合は、ソファーや椅子の上にアルミホイルを敷くのが有効です。アルミホイルの音や手触りは猫に不快感を与えるため、すぐに避けるようになるでしょう。みなさんや他の人が椅子を使う時は、いつでもアルミホイルを取り外すことができます。
    • また飼い主によっては、ソファーの肘掛や枕にマスキングテープを何本か貼って、表面を猫の嫌いな手触りにしておくという人もいます。テープの粘着面は上下どちらにしても、有効な猫除けになります。
    • また、アルミホイルに「忌避剤」などを塗っておけば、さらに猫はその付近に寄り付かなくなるでしょう。猫が嫌がる匂いについては以下の項目を参照しましょう。
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    猫除けの芳香剤を使いましょう。中でもシトラスの香りの洗剤は猫避けに最も有効です。シトラスの洗剤を調理台の上や電化製品の周り、あるいは少量であれば、家具やその他猫を近付けたくない場所に散布しておくと良いでしょう。
    • レモングラス、ラベンダー、コリウスといった植物は、自然な猫除けの芳香剤といえます。ラベンダーやシトラスの皮をボウルに入れて、棚の上にある割れ物の隣や、その他猫が近寄ると困る場所に置いておきましょう。猫を入れたくない部屋があれば、絨毯にラベンダーやシトラスの香りの消臭剤を散布しておきましょう。また、カーテンやベッドカバーのような生地の表面に消臭剤を散布しておけば、猫はその場所を避けて通るはずです。
    • 市販の猫除けスプレーは、通常キツネの尿またはその他の捕食動物の排泄物から作られています。それらのスプレーは、人間にとっても匂いがきつく、屋内で散布するのは賢明ではありません。猫除けスプレーの適切な使い方については、改めて後述します。
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    水を使いましょう。猫が観葉植物を荒らしたり、ソファーに上ってあちこち引っ掻いて困る、というみなさんも少なくないでしょう。そのような場合は、猫に少し水を掛けてみましょう。猫を追い払いたい場所に水の入ったグラスを用意して指を浸します。そして、指をはじくようにして水を撒き、猫を遠ざけましょう。
    • さらに、小さな水鉄砲を購入してしかるべき場所に隠しておき、必要とあればいつでも使用できるようにしておくのも良いでしょう。いざ使う時は、猫の体を狙いましょう。顔に掛けると、水圧で目や鼻を傷める危険があります。
    • 声を荒げず、落ち着いて追い払いましょう。猫がその場所に不快感を覚えるのは、あくまでも水が理由であって、みなさんの存在や声が理由であってはいけません。[1]
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    猫をしつける際は大きな音を立ててはいけません。スプーン同士を叩いたり、指を鳴らしたり、怒鳴りつけたりするのは、みなさんの大切なものから猫を遠ざけるのに有効な方法とはいえません。確かに、短期的には効果があるかもしれません。きっと猫は逃げ出してどこかに隠れようとするでしょう。しかし結局のところ、その猫はみなさんの怒鳴り声や物を叩く音、あるいは指をぴしゃりと打つ音に怯えるようになるだけでしょう。そうなっては、いつまで経っても、近付いてはいけない場所を覚えることはできません。
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    快適なスペースを提供しましょう。柔らかく居心地の良いベッドやソファーの上で丸まって寝てみたいと思うのは人間だけではありません。猫を常にベッドから遠ざけておきたいのであれば、猫のために快適で魅力的な寝床を用意しましょう。すべての猫がベッドの上で眠るのが好きなわけではありませんが、屋内の小さなスペースに暖かい毛布で寝床を作っておけば猫も大喜びでしょう。箱の中に使い古した毛布を入れ、さらに猫にとって魅力的な場所にするために、イヌハッカ(セイヨウマタタビ)を少し撒いておきましょう。
    • 猫が頻繁に家具を引っ掻く場合は、爪とぎ器(爪とぎ板、爪とぎタワーなど)を用意して、定期的に猫の爪の手入れをする必要があります。猫は伸びた前爪を砥ぐために、必ずものを引っ掻く習性があるため、屋内の所定の場所で引っ掻くようにしつけましょう。
    • さらに、猫が引っ掻きたがるような場所は、できる限り手が届きにくくしておきましょう。猫は跳躍や身のこなしに優れているため、簡単ではありませんが、あらかじめジャンプ台になるものや、よじ登りそうなものを取り除いておくだけでも、高い場所への侵入をある程度は防ぐことができます。

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外猫を追い払う

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    餌を片付けましょう。外猫がみなさんの自宅の庭を徘徊するのは、食べ物を探すためです。あるいは、頻繁にやって来るようであれば、おそらく庭のどこかに食べ物があるからでしょう。ペットを飼っているみなさんは、必ず餌を手の届かない屋内に仕舞っておきましょう。また、野良猫が来る場所に、食べ残しをそのままにしておかないように注意しましょう。さらに、縁の下や玄関先をネズミが占拠するようであれば、早めの駆除が必要です。ネズミを放置しておくと、猫をおびき寄せることになります。
    • 安全のためにも、空き缶はすべてチェックして、蓋がきちんと閉まっていることを確認しましょう。そして、猫の標的にならないように、食べ滓が外に漏れていないかどうかを確かめましょう。野良猫がツナ缶の匂いに誘われてやって来ると面倒ですから、ゴミは厳重な保管場所にまとめておきましょう。
    • 近所の人々が猫に餌を与えているかどうかをそれとなく尋ねて回りましょう。一人でも餌を与えている人がいると、猫を追い払うのは非常に難しくなります。また、外猫にむやみに餌を与えると栄養過多につながり、その結果、猫の健康に悪影響を与えてしまいます。
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    ホースやスプリンクラーの水で猫を脅かしてみましょう。たとえ野生化した猫であっても、猫は水が苦手なものです。赤外線センサー付きのスプリンクラーを猫が徘徊する場所や猫を近付けたくない場所に設置しましょう。猫が侵入する場所だけでなく、その他いくつかのポイントにも設置しておけば、庭の大部分をカバーできます(※ただし、赤外線センサーは人間も含め動くものすべてに反応するため、注意が必要です)。
    • 2日ほど経ったら、設置場所を少しだけ変えましょう。猫を追い払うとともに、スプリンクラーの場所が定期的に変わることを悟られないようにする必要もあります。どこから侵入しても水を掛けられることが分かれば、すぐに猫は庭に寄り付かなくなるでしょう。
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    猫の苦手な植物を植えましょう。見た目が綺麗で、なおかつ猫除けとしても有効な植物がたくさんあります。とりわけ、ヘンルーダのようなミカン科の香草を庭やその周辺に植えておくと、猫を遠ざけることができるでしょう。秋にヘンルーダを摘み取って乾燥させ、冬の間保管しておけば、猫除けの忌避剤として使うことができます。春になって庭に撒けば、きっと一年を通してガーデニングに専念できるでしょう。
    • 他にも猫除けの効能のある植物として、シトロネラソウ、レモングラス、ユーカリ、ラベンダーなどがあります。これらのハーブは、人間にとっては香りも良く、見た目が綺麗な植物ですが、一方、猫にとっては不快感を覚える対象でしかありません。[2]
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    猫除けの根覆いを使いましょう。庭土の上や、ガーデニング植物の間、鳥の餌台の周辺、その他猫を寄せ付けたくない場所に、柑橘類の皮や挽いたコーヒー豆、あるいは煙草の葉で根覆いをしましょう。これらは古くから猫除けに使われてきましたが、同時に、土中の窒素固定(窒素のアンモニアへの変換)を促進し、庭の土壌を肥沃にする効果もあります。まさに一石二鳥といえるでしょう。
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    場合によっては、さらに強力な猫除けを用意しましょう。ペットを飼っていないみなさんは、迷惑な野良猫に対して、厳しい態度で臨んでも大丈夫でしょう。猫を傷つけずに、確実に効率よく追い払う方法がいくつかあります。例えば、市販の猫避けスプレーや、動物撃退用の音響装置が効果的です。
    • 猫避けスプレーを購入しましょう。通常、これらの忌避剤は何種類かの肉食動物の尿からできていて、庭の周辺に少量散布しておくだけで猫やその他の動物を遠ざけることができます。使用前に製品の説明書をよく読んで、動物に危害を与える薬剤ではないことを確認しましょう。[3]
    • 猫用の超音波式忌避装置を設置しましょう。この装置は猫を探知するたびに、人間を始め他のほとんどの動物には聞き取れない高音を発し、猫を追い払います。ただし、ペットがいる場合は超音波装置を使用してはいけません。また、近所の人々がペットを飼っていないかどうかを事前に確認しましょう。
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    猫に触れられたくないものは厳重に保護しましょう。庭に苗床がある場合は、野菜や植物に猫や他の小動物を近付けるわけにはいきません。周りにネットを張って動物が侵入できないようにしましょう。また、物置の入り口や玄関先、その他猫が好んで眠ったり、用を足すような場所も金網などで封鎖しておく必要があります。雨風を凌げる場所をすべて塞いでおけば、庭に猫が寄りつくこともないでしょう。
    • 土がむき出しになった場所には小石を撒いて、猫が穴を掘るのを防ぎましょう。また、庭の区画同士の間や、その他の土がむき出しになった場所にはプラスチック製の通路絨毯を敷いておきましょう。庭に敷く際は、マットの滑り止めの面を上に向け、軽く土を被せておきましょう。滑り止めは猫の爪や肉球を傷めるほどのものではありませんが、猫は確実に嫌がるでしょう。通路絨毯はお近くのホームセンターや絨毯の専門店で購入することができます。多少値は張りますが、ひとたび庭のスペースに合わせて型取りをした後は、何年にもわたって使うことができます。
    • あるいは、通路絨毯の代わりに、ワイヤーフェンスを区画同士の間に敷いておけば出費を抑えることができます。端を石やローンスパイクで固定して、金網部分に土をかけておきましょう。
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    庭に猫の遊び場を作ることも考えましょう。神出鬼没な猫に悩まされている場合は、庭の所定の区画を整備して猫に提供すれば、大切な植物を栽培している区画に出没することは少なくなるでしょう。とりわけ、みなさん自身が猫を飼っていたり、あるいは、みなさんが猫好きであれば、これはとても有効な手段といえます。ただし、くれぐれも手塩にかけて育てているサヤエンドウからは遠ざけましょう。
    • 猫の遊び場とは反対側のコーナーにイヌハッカを植えて、できる限り高く育てましょう。さらに、付近に樹木やフェンスといったよじ登れるものがない場合は、古い椅子やベンチから取ってきた止まり木を1、2本置いて、猫が新たな縄張りの探索ができるようにしましょう。
    • 所定の区画の土を掘り起こすか、またはその箇所に猫砂を敷いて猫用のトイレを作ることもできます。定期的に掃除をして、外猫が繰り返し使えるようにしましょう。
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    必要とあれば、近所の野良猫を捕獲して去勢手術を受けさせましょう。近年では、ネコ科動物の個体数の管理のために、アメリカ動物愛護協会(ASPCA)はTNR(Trap-Neuter-Return/捕獲・去勢・返還)という政策を推奨しています。近所で野良猫による深刻な被害がある場合は、個体数の制限を考慮するとともに、野良猫の健康のためにも、去勢手術を受けさせたうえで再び解放しましょう。

注意事項

  • 野良猫による被害がある場合は、お住まいの地域の保健所に連絡を取りましょう。猫の対処についての法律は、地域によって異なります

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