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この記事の共著者 : Megan Morgan, PhD. メーガン・モーガンはジョージア大学の政治学、国際情勢学、そして広報学の専門学部、「School of Public & International Affairs」にてGraduate Program Academic Advisor(修士課程にある留学生に学習面での指導をする教授)を務めています。2015年にジョージア大学から英語学の博士号を授与されています。
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「持ち込み可(オープンブック)」試験とは、学習に使用した教材や資料を持ち込んで受けることのできる試験です。その場で答えを探しながら問題を解くことが許されているので簡単に終わるように思えるかもしれませんが、残念ながら、そうはいかないことが一般的です。事実、持ち込み可試験は難しいことが少なくありません。内容をしっかりと理解して解釈し、批判的に考え、整理された優れた回答を提出することが求められるためです。ただし、ある程度の準備をして、ノートの取り方を工夫し、試験当日の戦略を考えておけば、次の持ち込み可試験で満足のいく結果を手にすることができるでしょう。
ステップ
パート 1
パート 1 の 3:準備をする
パート 1
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1持ち込み可試験の背景にある考え方を理解する 持ち込み可試験は、覚えた内容をただ書き出すというものではありません。その代わりに、情報はすでに目の前に用意されています。その分、求められることはかなり複雑であることが一般的です。持ち込み可試験は、情報を得て、それについての深い思考と洞察を用いる方法を学生に教えることを目的としています。つまり、情報を暗記するのではなく応用することを重視しているのです。教材の内容を要約するだけでは不十分であり、設問や状況に照らし合わせて解釈することが求められます。[1]
- 例えば、シェークスピアに関する問いであれば、「ロミオの苗字は何か?」という問題ではなく、「本文を引用しながら、なぜロミオの家族がロミオの死に関わっているのかを説明しなさい」といった問題が出されるでしょう。
- 持ち込み可試験には主に2種類があります。1つ目は持ち込める教材に制限がある形式、2つ目は制限がない形式です。制限がある形式の場合、持ち込めるのはノートのみ、特定の教科書1冊のみ、といったように決められています。制限がない場合、試験が行われる教室に何を持ち込んでも(持ち帰り(テイクホーム)式試験の場合は何を見ても)構わないとされています。自分が受ける試験がどちらに当てはまるのか、事前に確認しておきましょう。[2]
- 持ち込み可試験で暗記はほぼ必要ありません。ただし、だからと言って試験勉強も不要というわけではないので注意しましょう。試験勉強は大切です。暗記したい内容を復唱する勉強方法から内容を理解する勉強方法へと変わります。「○○○の定義を書きなさい」という問題ではなく、「どのようにして○○○の概念を×××の状況にあてはめて考えることができるのか説明しなさい」あるいは「○○○が最近の×××問題にどのような影響を及ぼすのかを説明しなさい」といった問題が想定できます。試験範囲の内容を自分でしっかりと理解した状態で試験を受けましょう。[3]
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2重要な情報がどこにあるのか事前に見つけ印をつけておく 受ける試験が持ち込み可なら、事前に教材を整理し、重要な情報を素早く簡単に見つけられるようにしておきましょう。[4]
- 許可されていれば、重要個所に蛍光ペンで印をつけておくと良いでしょう。重要な用語、歴史上の日付、解答に必要になりそうなのになかなか覚えられなかった箇所などに蛍光ペンで印をつけておきましょう。試験中にページをめくる際も簡単に目に入ります。
- 可能であれば、余白にメモを書いておくのも整理方法として役立ちます。先生の説明、あるいは難解な段落の短い要約などを余白に書き残しておくと、重要な部分がすぐに見つかります。
- ページにも印をつけておきましょう。 ページの角を折る人が少なくありませんが、この方法では簡単に見逃してしまうかもしれません。しおり代わりのポストイットを複数の色で用意しておきましょう。書店や百貨店など文具を取り扱っている店舗で探せば見つかるはずです。重要な部分ごとにそれぞれ別の色を割り振れば、色分けしながら重要個所に印をつけていくことができます。
- 持ち込める教材や資料に制限が設けられていて、教科書の使用が認められていない場合でも、こうした方法を用いる利点はあります。学期中に教科書の中身を整理しておけば、試験勉強中に重要個所がすぐに見つかるでしょう。
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3内容を理解する 持ち込み可試験では、単純に暗記すれば良いというわけではないので用心しなければなりません。しかし、持ち込み可試験対策にもコツがあるので、ぜひ下記を参照しましょう。
- 情報に関する自分なりの注釈を書き残しておきましょう。解釈が試されるのが持ち込み可試験の主な特徴なので、ノートには自分なりの注釈や洞察を書き残しておきましょう。特定の内容について自分がどのように考えるのか、それはなぜなのか説明できるようになりましょう。これができると批判的思考が磨かれます。持ち込み可試験には欠かせない学習方法です。[5]
- 教授や先生が例題を用意している場合は、試験勉強中に解いてみましょう。持ち込み可試験の設問は純粋に内容の理解を促すものになっているので、例題は試験勉強を進める際に大いに役立ちます。[6]
- 他の学生と協力しましょう。学習グループは様々な形式の試験に備える際に便利ですが、持ち込み可試験であれば特に有用です。内容に関する問題を出し合うのではなく、内容について話し合って議論することができます。こうすることで学んだ内容をいかに応用していくのかが分かってきます。[7]
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パート 2
パート 2 の 3:ノートの取り方を工夫する
パート 2
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1講義や授業は休まない 言うまでもないかもしれませんが、情報に漏れのないノートを取るには、講義や授業に休まず参加することが不可欠です。
- 持ち込み可試験は暗記すれば良いというものではありません。しっかりと理解することが求められているということを決して忘れないようにしましょう。何をポイントとするのかは個々の教授や先生によって異なります。つまり、1人で教科書を読んでいるだけでは、先生が何をポイントとしているはわかりません。授業に参加する必要があります。
- 分からない点がある場合は、それも書き残しておきましょう。表記法を用いる人も少なくありません。例えば、理解できなかった箇所にクエスチョンマークを書いておくことができます。後で書き足せるよう余白を残しておきましょう。理解できず苦労しているのであればクラスメートに質問したり、教授にメールを送ってみましょう。
- 分からない点があるというのは決して悪いことではありません。良い先生なら、喜んで質問に答えてくれるでしょう。
- ぼんやりとしか理解できていない部分があれば、それを自覚していることも役に立ちます。論述問題の設問に選択肢がある場合、どのトピックであれば解答することができるのか素早く判断できることが大切です。
- 先生が早口なら、授業内容を録音すると良いかもしれません。ただし、まず先生の許可を得ましょう。試験当日に録音を持ち込むことは恐らくできないものの、授業内容の復習をする際に聞き直し、理解を深めることはできます。[8]
- 病気や緊急事態に見舞われ、どうしても授業を休まなければならない時は、友人やクラスメートに後日ノートを見せてもらいましょう。頻繁に休んでいて授業態度も好ましくない人ではなく、ノート取りが上手で真面目に参加している人に頼みましょう。
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2ノートを整理する 持ち込み可試験当日、情報が乱雑に書きなぐられた紙の束を持ち込むのは得策ではありません。授業の間にノートを整理し、試験勉強期間に再度まとめ直しましょう。
- 番号づけやインデントを体系的に用いましょう。アルファベットを使うと、見出しは大文字(IV)、小見出しは小文字(i.v.)といったように使い分けることができます。
- ノートには常に日付を残しましょう。分かりにくかった内容も、大体いつ頃の授業で習ったかを覚えていれば見つけることができます。
- 科目、あるいはクラスごとにノートは分けておきましょう。バインダーを使ってクラスごとに分けるか、クラスごとに別々のノートを用意しましょう。
- 読みやすい字で書きましょう。字が汚いと自覚している人は、ノートパソコンでノートを取るというのも有効な方法かもしれません。ただし、先生によっては授業中のノートパソコンの使用を禁止していることもあるので(授業に集中しなくなる恐れがある、という理由から)注意しましょう。[9]
- 授業中、退屈して落書きをしたくなることもあるかもしれませんが、ぐっとこらえましょう。落書きが残っていると後で試験勉強をする際に気が散ります。
- 理解に苦労した内容をノートの先頭に配置しましょう。こうすれば、試験中もすぐに見つけることができます。また、公式、重要用語、日付などもノートの冒頭にまとめておきましょう。こうしたややこしい情報は試験に出る可能性が高いでしょう。
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3重要なことに意識を集中する 持ち込み可試験のための勉強をしていていると、本全体、あるいは講義の内容全体を書き写そうとしてしまうことがあります。この方法は時間がかかるだけでなく非効果的です。試験中の時間は限られているにもかかわらず、ページをめくり続けて必要な情報を探し回ることになるでしょう。
- 講義中に、どこに最も重点が置かれているのか注意深く観察してみましょう。黒板に書かれている内容、繰り返し説明された内容、あるいは時間をかけて議論した内容などは、試験に出される可能性が高いでしょう。こうしたポイントを試験勉強用のノートに書きましょう。[10]
- 講義の最後にも耳を傾けましょう。先生はその日の内容を短くまとめて締めくくります。その中に、最も重要だった点、つまり覚えておいてもらいたい点も含まれているはずです。
- クラスメートとノートを比べましょう。複数の人が書いていて重複している内容は、恐らく試験当日にもポイントとなる範囲でしょう。また、自分のノートに抜けている内容に気がつくきっかけとなるかもしれません。[11]
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パート 3
パート 3 の 3:試験を受ける
パート 3
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1落ち着く 試験に不安になっていると結果に影響するので、気持ちを落ち着かせる方法を用意して試験会場に入りましょう。
- 試験開始1時間前には勉強を終えて、心を落ち着かせるための時間にしましょう。散歩したり、軽食をとるなどしましょう。試験直前に内容を頭に詰め込もうとすると、動揺してしまうかもしれません。
- 試験時刻と会場を把握し、時間に余裕をもって向かいましょう。道に迷ったり遅刻してしまうと不安が高まり結果に影響するかもしれません。
- 前日はよく眠りましょう。肉体的な負担は精神的な負担にもなるので、しっかりと休み、すっきりとした状態で試験会場に入りましょう。
- 試験中に緊張し始めてしまった場合は、少し手を休めましょう。時間は刻一刻と過ぎていきますが、不安な気持ちを抱えたまま試験を続けても期待通りの結果にはならないでしょう。躊躇せず手を休め、目を閉じましょう。何回か深呼吸をして気持ちを落ちつけてから再開します。
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2テスト戦略を用いる 限られた試験時間を最大限に活用し、好成績を取る可能性を少しでも高めるために用いることのできる戦略も多々あります。
- 持ち込み可試験にもおそらく制限時間が設けられています。試験に許されている時間を確認し、1問にどれくらいの時間をかけることができそうか、ざっくりと見積りましょう。[12]
- ノートを見ずに答えられる問題から取り組みましょう。こうした問題がいくつかあるとノートを見て確認する手間が省け、時間の節約になります。その結果、より難しく、ノートを必要とする問題に、じっくりと時間をかけられるようになります。[13]
- 特定の問題にかなり苦戦を強いられている場合は普段の試験と同じように対処しましょう。つまり、一旦その問題のことは忘れ次に進みます。心が落ち着き考えがまとまってから、最後にもう一度この問題に取り組みます。
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3時間が残っていたら答えを見直す 終了間際に時間に余裕がある場合は、ノートを見ながら答えをもう一度見直しましょう。
- 混同しやすい情報(日付、名前、単語、公式など)が用いられている答えは、今一度ノートと照らし合わせて確認しましょう。
- 答えが不十分に感じられる問題があれば、残っている時間を使って改善しましょう。
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ポイント
- 持ち込み可形式ではない試験でもノートを作りましょう。試験中に使うことはなくても試験勉強に役立ちます。
- 持ち込み可試験に持ち込めるもの、持ち込めないものの判断に困ることがあったら、躊躇せずに先生や教授に前もって質問しておきましょう。
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注意事項
- ノートに過剰な量の情報を書かないようにしましょう。試験中に必要な内容を見つけにくくなります。
- 教科書から一語一句書き写すことはできません。これは盗作にあたり、試験、場合によってはクラスそのものに落第したり、懲戒処分や罰則の対象となったりする恐れがあります。
- 試験に向けて、必ず実際に復習をしましょう。記事内で触れたように、情報を暗記するだけではなく、それを用いて分析する必要があるかもしれません。
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出典
- ↑ http://www.iiserpune.ac.in/~mohanan/educ/openbook.pdf
- ↑ http://www.iiserpune.ac.in/~mohanan/educ/openbook.pdf
- ↑ http://www.iiserpune.ac.in/~mohanan/educ/openbook.pdf
- ↑ https://student.unsw.edu.au/open-book-and-take-home-exams
- ↑ http://www.studygs.net/tsttak7.htm
- ↑ http://www.studygs.net/tsttak7.htm
- ↑ http://www.studygs.net/tsttak7.htm
- ↑ http://www.testtakingtips.com/note/
- ↑ http://www.testtakingtips.com/note/
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他言語版
English:Take an Open Book Exam
Español:dar una prueba a libro abierto
Bahasa Indonesia:Mengikuti Ujian Buku Terbuka (Open Book)
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Nederlands:Een open boek toets doen
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