恋人と別れるというのは難しいものです。「別れたら死んでやる」などと相手から脅されている場合は、別れることはできないように思えるかもしれません。ただし、こうした相手は自殺をほのめかすことであなたを感情的に支配しようとしていると理解することがとても大切です。[1] このような脅迫を受けると罪悪感、恐怖、あるいは怒りが湧いてくるかもしれませんが、関係を終わらせることは可能で、終わらせるべきでしょう。相手が自傷行為に走ってしまうリスクを最小限に抑えるために、できることがいくつかあります。まず、誠実に相手と会話をしましょう。別れる過程では、相手だけでなく自分の身の安全にも気を配りましょう。そして、自分の心の健康を蔑ろにしてはいけません。

方法 1 の 3:
相手と話す

  1. 1
    大切に思っていることを伝える 別れたいとは思っているものの相手を大切に思う気持ちに変わりはないことを伝えましょう。自分を傷つけるようなことをしてほしくないということもはっきりと伝えます。
    • 例えば、「あなたのことは大切で、辛い思いをさせて申し訳ない」あるいは「死んでやるなんて言われるとこちらも傷つく。この関係は上手くいかなかったけれど、あなたが素晴らしい人であることに変わりはない」といった点を伝えましょう。
    • こうした言葉をかけても相手が信じないということもあります。何かできることがあればやってあげたいと思っていることを伝えましょう。ただし、気がすすまないことを無理に行う義務は決してありません。
  2. 2
    口論を避ける 自殺をほのめかしていることに対して挑発的な言葉を発したり口論をするのは控えましょう。あなたが相手の言っていることを真に受けていないという印象を与えると、本気だったということを示すために本当に行動を起こすかもしれません。[2]
    • 例えば、「本気じゃないでしょう?」や「責任を感じさせようとして言ってるだけだって分かってる」といった言葉はかけないようにしましょう。その代わりに、「そんなふうに感じているのは心が痛む」という点を伝えましょう。
    • また、1人称視点の言葉遣いを心がけましょう。「あなたは私のことを全然考えていない」とい伝え方よりも「私はこの関係に満足していない」という伝え方であれば、相手も態度を軟化させるかもしれません。[3]
    • 柔らかく低い口調で話しましょう。腕や脚の力を抜いて気さくな雰囲気が感じられるボディランゲージを心がけましょう。声を荒げ、威圧的なボディランゲージを用いてしまうと(腕を組む、拳を握るなど)、口論に発展する可能性が高まります。
  3. 3
    境界線を超えない あなた自身の決心は変わらないということを相手に伝えましょう。なぜ別れたいのかという理由を再度述べます。できる限り優しく接する必要はありますが、優柔不断な態度は禁物です。[4]
    • 例えば、「あなたは素晴らしい人間だけれど、この関係を維持するために自分の長期的な目標を犠牲にすることはできない」という決意を明確に述べましょう。
  4. 4
    自分の心は自分で決める必要性を思い出させる 相手があなたを口実に自殺をほのめかしていても、最終的に実行するかどうかを決めるのはあなたではないということを伝えましょう。あなたに責めを負わせないことが重要です。[5]
    • 例えば、「死んだらお前の責任だ」と相手から言われたとしても、「死んでほしいとは思っていないけれど、それを決めるのは自分であって私ではない。あなたの行動を決めることなんてできないから」と答えましょう。
  5. 5
    この関係で人間性が決まるわけではないということを伝える 相手の長所、才能、そして関心事などを思い出させましょう。他人に依存したり誰かがいなければ不完全になってしまうような人間ではないということを伝えましょう。[6]
    • 例えば、「今は信じられないかもしれないけれど、この関係の後も素晴らしい人生が待ってる。あなたは獣医学部に進学して、有意義な人生を送っていく。そして、他の人と幸せになる日がくるよ」というような言葉をかけてみましょう。
    • 気にかけている人が他にもいるということを伝えましょう。ただし、それが誰であるのかを具体的に伝えましょう。
  6. 6
    必要な助けを確保する 自殺対策の電話相談の番号を探しましょう。また、セラピストやカウンセラーと話すよう促し、心の病に関する情報や近隣の医療サービスを見つける手助けをしましょう。[7]
    • 例えばいのちの電話であれば、都道府県別に相談窓口(ホットライン)が設定されています。受付時間も比較的長く、24時間対応を行っている場合もあります。[8]
    • LINEやチャットで相談できる制度もあります。例えば厚生労働省が2019年4月に開設した制度は月、火、木、金、および日曜日の17:00~22:30が相談時間となっています。[9]
    • ウィキペディアでも諸外国の自殺対策の電話相談の窓口を掲載しています。[10]
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方法 2 の 3:
安全を最優先する

  1. 1
    脅迫を軽く受け流さない 相手が自殺をほのめかしている時、脅かそうとしているだけだと受け流してはいけません。仮にはったりだとしても、後悔先に立たずということわざもあるように用心を怠らないようにしましょう。本気だとという前提で適切に対処をしましょう。[11]
    • 明確ではないとしても自殺をほのめかしている場合、最寄りの緊急医療施設への付き添いを提案するか、自殺防止ホットラインに電話をしましょう。
    • 友人や家族を呼び、付き添ってもらいましょう。[12]
    • 相手を一人きりにしないようにしましょう。ただ、必ずしもあなたが付き添わなければならないわけではありません。自殺を口実に脅迫することが、あなたを引き留める唯一の手段だと思わせないよう注意する必要があります。
  2. 2
    警察に通報する 相手本人あるいは他人が深刻な危険にさらされている場合は直ちに警察に通報しましょう。自分の思い違いかもしれないといった心配は一切取り払いましょう。安全を最優先して行動しましょう。[13]
    • 警察に通報する前に相手の現在地を把握しましょう。また、通報する時は相手に気づかれないよう注意しましょう。こうすることで警察の到着を早めることができます。
  3. 3
    相手の家族や友達に警告する 交際相手が危険な状態にある場合は、あなたと別れた後も面倒を見ることのできる人が必ずいるよう手配することが大切です。相手の家族、友達、同居人の2~3名に連絡をとり、あなたが懸念していることを伝えましょう。別れた後、家を訪ね支えることは可能か聞いてみましょう。[14]
    • 例えば、「あまり気分の良い話ではないのだけれど、○○と今夜別れようと思っていて、別れたら死ぬみたいなことをほのめかしてるのが気がかりなんだ。俺が出て行ったあと、来てくれることは可能?」といったようにお願いしましょう。
    • こうした代わりの人間が到着してからその場を立ち去るようにしましょう。
    • 相手と親しいということが分かっている人物に頼むようにしましょう。
  4. 4
    自分の身の危険を感じたときは避難する 誰かが自殺をほのめかすという行為は、暴力に関してより深刻な問題をその人が抱えているということを示唆している可能性もあります。別れ話をしていて自分の身の危険を少しでも感じることがあれば、直ちにその場を離れる必要があります。まだ話が残っている場合は電話などを用いましょう。[15]
    • 暴力に関する問題を過去にも起こしている相手であれば、電話越し、あるいは他に大勢の人がいる公共の場で別れ話を済ませましょう。
    • 危険な状況では、相手のことが心配だとしても自分の安全が何よりも大切です。
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方法 3 の 3:
自分の感情と向き合う

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    なぜ別れる必要があるのかを思い出す 決心が揺らぎそうになった時は、健全でない関係を続けても何も得られるものはないのだということを思い出しましょう。別れなかった場合、身動きの取れない憤りで心は一杯になります。自殺という脅迫であなたを縛ろうとするような人間は、いずれ他の方法でもコントロールしようとするでしょう。[16]
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    何があっても自分を責めない 「別れたら死ぬ」という脅迫をすることで、相手はあなたを非常に難しい状況に追い込もうとしています。ただ、こうした人間がどのような行動をとっても、その責任はあなたにはありません。相手も自立した人間なのだということを忘れないようにしましょう。自身で決断して行動しているので、それをあなたが制御することはできません。[17]
    • 別れた後、罪悪感に苛まれ苦しんでいるという場合は、カウンセラーに相談することを検討しましょう。
  3. 3
    完全に別れる 相手との関係を解消した後は、振り返らずに前に進みましょう。寂しくなったとしても、よりを戻してはいけません。二人それぞれが、終わってしまった関係を思って悲しむための時間と場所を必要としています。別れるまで時間がかかればかかるほど、心の傷も癒えにくくなります。[18]
    • SNSなどのフォローも解除しましょう。
    • 共通の友達には、別れた相手のことを話題にしないよう頼みましょう。
    • 別れた相手と連絡をとらなければならない場合は、テキストメッセージやメールといった手段を選びましょう。
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    友達や家族を頼る 別れという辛い経験は、一人きりで乗り越えなければいけないものではありません。友達や家族と連絡をとり、心身の支えになってもらいましょう。気落ちしてしまった時には話し相手になってくれるよう頼みましょう。別れるという自分の決断に自信が持てなくなってしまった時は、これがやはり最善策だったということを納得させてくれるでしょう。[19]
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このwikiHow記事について

Paul Chernyak, LPC
共著者
認定カウンセラー
この記事の共著者 Paul Chernyak, LPC. ポール・チェルニャクはシカゴに住む認定カウンセラーです。2011年に心理学の専門大学、「American School of Professional Psychology」を卒業しています。 この記事は4,726回アクセスされました。
カテゴリ: 恋愛関係維持
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