暑いと人間は汗をかき、豚は泥浴びをして犬は呼吸が荒くなります。しかし、うさぎは、暑くなりすぎてもこのような行動をとりません。野生のうさぎは、日光を避けるために雑木林に逃げ込み、地面に穴を掘ります。うさぎは、目を除いた全身が毛で覆われているため、暑さを避けるためには少しでも涼しい場所を見つけるしかありません。ペットとしてうさぎを飼っている場合は、比較的涼しい環境を用意してあげましょう。室温でかまいませんが、暑すぎるとうさぎが熱中症になる恐れがあります。

方法 1
方法 1 の 2:
涼しい環境を用意する

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    気温に注意する うさぎにとって理想的な気温は、13~21度です。どうしても必要であれば29度までなら耐えられますが、それより高いと熱射病のリスクが高まります。
    • うさぎを屋外で飼っている場合は、外気温に注意しましょう。夏は、最も注意が必要な季節です。夏の間、屋外のケージや小屋にうさぎを入れておくと、日光の熱が毛の中にこもってあっという間に暑くなってしまいます。
    • 日光のあたらない場所にケージを置きましょう。必要に応じて、ブランドやカーテンを閉めます。それだけでは変わらない場合は、地下室などの家の涼しい場所にケージを移動します。クーラーをつけた部屋があれば、そこにケージを置いて部屋のドアを閉めましょう。全館空調を導入している場合は、電気代を節約するためにいくつかの吹き出し口を閉めて、うさぎがいる部屋だけを冷やすこともできます。また、特定の部屋だけを冷やすために、ポータブルクーラーを購入しても良いでしょう。[1]
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    ケージの風通しを良くする うさぎを暑さから守るために、扇風機を使いましょう。扇風機を首振りに設定し、うさぎではなくケージに向けます。こうすると、風が吹き抜けて涼しくなるでしょう。うさぎが風にあたりたくない時には、逃げられるようにしてあげましょう。たとえば、段ボールでうさぎの隠れ家を作ります。[2]
    • うさぎが扇風機のコードを噛まないように注意しましょう。コードを噛むと非常に危険です。
    • ワイヤーケージを使うと、すべての面から風が入ります。屋外のうさぎ小屋で飼う場合は、小屋を日陰に置き、風通しが悪くならない方法で小屋を覆いましょう。床材には、わら、アスペンの削りくず、再生紙、麦わらなど、吸収性があって毒性がないものを使いましょう。このような床材は、空気を通すので熱がこもりません。
    • ケージの上でシーリングファンを回しても良いでしょう。床に置く扇風機とシーリングファンを併用すると、うさぎがいる場所を効果的に換気できます。
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    ケージの上に濡れたタオルを掛ける 濡れたタオルを掛けて扇風機を使うと特に効果的です。こうするとタオルで日陰ができるだけでなく、ケージの中が湿った冷気で満たされるでしょう。
    • 60×125㎝の普通のバスタオルを冷たい水で濡らし、絞ってケージの上に掛けましょう。風通しが悪くならないように注意して、ケージ全体を覆います。タオルから水が滴るとうさぎが濡れてしまうので、タオルをきちんと絞っておきましょう。[3]
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    保冷剤でケージを冷やす うさぎのケージの下に保冷剤をいくつか置きましょう。こうすると、ケージの底が涼しくなります。水のボトルを凍らせてケージの中に置き、うさぎが暑くなったら体を寄せて涼める場所を作っても良いでしょう。ただし、うさぎの体に氷を直接あてるのはやめましょう。うさぎの体温が急激に下がりすぎる恐れがあります。[4]
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    遊びの時間は、屋内と屋外の気温が低い朝と夕方に限定する うさぎには、ケージの外で遊ぶ時間が1日2時間以上必要です。しかし、あまりにも暑いと、うさぎは走ったり遊んだりする気にならないでしょう。
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方法 2
方法 2 の 2:
うさぎの熱中症に対処する

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    熱中症の一般的な症状を確認する うさぎの耳に注意を払うことが最も重要です。うさぎが熱中症になると、耳の血管が充血して耳が赤くなります。これは、熱中症を示す最もわかりやすい兆候です。熱中症になったうさぎには、次のような症状が1つ以上見られるでしょう。[5]
    • 鼻の下の毛が濡れている
    • 速く荒い呼吸
    • 鼻孔が広がる
    • 床に大の字になって寝そべる
    • 耳と足が熱い
    • あまり動かず、普段のような警戒心がない(無気力)
    • 目が半分閉じている[6]
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    うさぎの毛をブラッシングしてあげる うさぎの毛はたくさん抜けますが、通常は、自分で毛づくろいをして余分な毛やふけを取り除いています。うさぎがきちんと毛づくろいをしていないと、抜けた毛が溜まって断熱材のように作用するでしょう。冬にはうってつけですが、夏には熱がこもって熱中症につながる恐れがあります。
    • うさぎの頭から体の後ろまでブラッシングしてあげましょう。毛が抜けすぎたり体を傷つけたりする可能性があるので、あまり力を入れすぎないようにします。夏の間は、定期的にブラッシングしてあげましょう。[7]
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    水分を補給させる 給水ボトルに小さい氷を入れて温度を下げます。うさぎを暑い環境に長時間放置する場合は、こうしておくと良いでしょう。氷が少しずつ溶けて、給水ボトルの水が長時間冷たく保たれます。水分が不足すると、うさぎは熱射病にかかりやすくなります。うさぎは、暑くなりすぎると体を冷やす方法を自分で探します。給水ボトルが普段より冷たければ、体を冷やすために水をたくさん飲むでしょう。
    • うさぎに水分を補給させるために、野菜を与えましょう。小さく切ったニンジン、セロリの茎などのうさぎが好む野菜を水に浸してケージに入れます。こうすると、食べ物からも水分を補給できます。[8]
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    うさぎを氷水に浸さない 足を水に浸すのはかまいませんが、体全体を浸すのはやめましょう。うさぎは、生まれつき泳ぎが得意ではありません。うさぎの体を冷やすには、水に浸すのが手っ取り早い方法だと思うかもしれませんが、実際はうさぎの体調を悪化させることになる可能性があります。体が濡れたことでうさぎがショックを受け、不安になって深部体温が上昇するかもしれません。
    • 軽く水をスプレーする(次の手順を参考にしましょう)のはかまいませんが、うさぎの体を水に浸すのはやめましょう。[9]
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    水や水で薄めたエタノールを軽くスプレーする 濃度50%のエタノールと水を1対3の割合でスプレーボトルに入れます。うさぎの耳の外側と足の上にスプレーして、しっかり濡らしてあげましょう。こうすると、水の蒸発によってうさぎの体がとても冷えます(エタノールは水の蒸発を早めます)。
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    動物病院に連れていく まずは、病院に電話で連絡しましょう。うさぎを病院に連れていく前に、様々な方法で体を冷やすようにアドバイスされるかもしれません。ここで紹介した方法を含めたいくつかの方法を勧められるでしょう。獣医師に勧められた方法をすでに試した場合は、そのことを伝えて動物病院にうさぎを連れていきましょう。[10]
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必要なもの

  • クーラー(必要に応じて)
  • 扇風機
  • 濡らしたバスタオル
  • 小さい氷
  • 保冷剤
  • 凍らせた水のボトル(飲み終わった炭酸飲料やスポーツ飲料のペットボトルに水を入れて凍らせても良いでしょう)
  • 水を入れたスプレーボトル
  • エタノール(イソプロピルアルコール)
  • うさぎ用のブラシ

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このwikiHow記事について

Pippa Elliott, MRCVS
共著者 ::
獣医
この記事の共著者 : Pippa Elliott, MRCVS. 獣医であり、Royal College of Veterinary Surgeons(王立獣医師会)のメンバーでもあるエリオット医師は、30年以上にわたり、かかりつけ獣医、そして獣医外科医として獣医療の実践に努めてきました。1987年にグラスゴー大学にて獣医科学と獣医外科学の学位を取得してます。エリオット医師は生まれ故郷の町にある動物診療所に20年以上勤務しています。
カテゴリ: ペット
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