おできを潰す方法

共同執筆者 Chris M. Matsko, MD

この記事には:自宅でおできを治療する治療を受ける13 出典

おでき(医学的にはせつと呼ばれています)は、一つまたは複数の毛包や皮脂腺が細菌に感染して炎症を起こしたときに皮膚の下にできる、痛みを伴う膿の詰まった赤い腫れものです。[1] おできは比較的起きやすい症状で、通常は黄色ブドウ球菌が原因で発生します。おできを潰すと感染症が広がるおそれがあるため、決して自分でおできを潰したり膿を押し出したりするべきではありません。免疫力の低い人(小児、糖尿病患者、高齢者)は特に注意が必要です。家庭療法で効果がなければ、医者に切開してもらいましょう。

パート 1
自宅でおできを治療する

  1. 1
    様子を見る たいていの人はおできのような些細な皮膚の感染症に十分に対応できる免疫力を持っています。したがって、初期の段階ではかゆみや軽い痛みを感じるかもしれませんが、おできは数週間後に自然に治ります。[2] 膿がたまって患部を圧迫するために時間が経つにつれておできの痛みは増しますが、数週間後には自然に破裂して皮膚もきれいになります。
    • 数週間後におできが自然に破裂しそうであれば、除菌シートと清潔なティッシュを携帯するか車に準備しておきましょう。
    • 顔におできができた場合は、顔を清潔に保ち、ファンデーションやコンシーラーの厚塗りでおできを隠すのはやめましょう。顔のおできは恥ずかしいかもしれませんが、おできを空気にさらして免疫力で対処するのが最善の方法です。
  2. 2
    温湿布を当てる 温めた手ぬぐいやタオルをおできに当てると、熱が皮膚の下の血管を拡張して血液とリンパの流れを促すので、おできが破裂して膿が出やすくなります。[3] 温熱は局所的な炎症を促進してしまいますが、痛みを和らげてくれるかもしれません。タオルや手ぬぐいを水に浸してから、電子レンジで30~40秒間温めましょう。おできが自然に破裂して小さくなるまで、患部に温湿布を1日に数回(1回あたり約20分間)当てましょう。
    • 電子レンジでタオルを殺菌できるかもしれませんが、感染の拡大を防ぐために、タオルは一度使ったら、必ず洗ってすすぎましょう。
    • 電子レンジで温めたタオルで肌を火傷して、症状を悪化させないように気をつけましょう。
  3. 3
    ティーツリーオイルの使用を検討する ティーツリーオイルは一般的に皮膚の感染症の治療に用いられる天然の抗生剤/消毒剤で、オーストラリア産のティーツリーの葉から抽出されます。[4] ティーツリーオイルがどの程度まで肌に吸収されるのかはまだよく分かっていませんが、それには抗炎症、抗菌作用があるのでおできの治療に役立つかもしれません。[5] また、おできが破裂した後の細菌感染を防ぐ効果もあります。綿棒にティーツリーオイルにつけて、1日に3~5回軽くおできに塗りましょう。目を痛める可能性があるので、目のそばに塗らないようにしましょう。
    • (稀にですが)人によっては、ティーツリーオイルにアレルギー反応を起こすかもしれないので、おでき周辺の肌にかゆみや腫れが生じた場合には、使用を中止しましょう。
    • ティーツリーオイルと同様の効果のある天然抗生物質には、オリーブの葉エキス、オレガノオイル、ラベンダーなどがあります。
  4. 4
    排膿を促す おできが自然に破裂したら、吸水性のあるティッシュで周辺の皮膚を軽く押して膿を外に出しましょう。おできから大量の膿や血液が出てきても驚く必要はありません。膿や血液は大きなニキビをつぶした時よりも多いのが普通です。[6] できるだけ多く血液と膿をティッシュで吸収し、それを処分したら、除菌シートで患部を清潔にしましょう。おできは伝染しませんが、その内部の細菌は伝染する可能性があります。
    • 数時間の間は、おできから膿がゆっくりと出続けるかもしれないので、抗菌性のクリームやローションを塗って一晩中小さな絆創膏を貼ることを検討しましょう。
    • 破裂したおできを外気や日光に晒すのは回復を促進しますが、日光に当てすぎると、傷ついた組織を焼いてしまうので、数週間あるいは数か月間、その部分が変色する可能性があります。
    • おできが破裂してから数日間は温湿布を当てて、できるだけ膿が排出されるようにしましょう。また、常に清潔な布を使いましょう。

パート 2
治療を受ける

  1. 1
    医師にいつ連絡すべきかを知る 大抵のおできの原因は内生毛や皮膚に詰まった細かいゴミや破片です。[7] 免疫力の高い健康な人では、おできは数週間でなくなるでしょう。しかし、数週間経ってもそのままである、あるいは慢性的に発生して、痛み、リンパ節の腫れ、熱や寒気、食欲不振などを伴う場合には、主治医に連絡して診察を受けましょう。直径5cm以上の大きなおできがある場合も、医師の診察を受けたほうがよいでしょう。[8]
    • おできは深刻な病気とは考えられていませんが、皮膚癌、アレルギー反応、蜂刺され、糖尿病患者の皮膚膿瘍、MRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)、ヘルペス、水疱瘡などのように、見た目が似ている深刻な病気があります。
    • 抗生物質入りの軟膏は細菌に達するほど深くまで皮膚に浸透しないので、塗布しても効果がないことがよくあります。[9]
  2. 2
    医師に切開について聞く 数週間以上もおできが潰れない、あるいはそれが非常に大きかったり痛む場合には、医師はその皮膚病変がおできであり、他の深刻な病気ではないと確認した上で、切開を勧めるでしょう。切開は診察室内でできる簡単な処置で、医師は局所麻酔を投与してからおできの先端を小さく切開し、膿を排出します。[10] 医師はその後、患部に絆創膏を貼り、それを清潔に保つための基本的な指示を与えて、帰宅の許可を出します。医師による処置は常に、家で自分でおできを潰すよりもずっと安全です。
    • 切開しても膿を出しきれないほど大きくて深い皮膚感染症は、膿を吸収するために滅菌ガーゼを詰められる場合があります。
    • おできの大きさによっては、切開で皮膚に小さな傷が残るかもしれません。おできが顔にある場合は、これが悩み事になるかもしれないので、治療の選択肢を医師と慎重に検討しましょう。
  3. 3
    強く勧められた場合にのみ抗生物質を服用する 感染症が深刻であったり、再発するようならば、医師は抗生物質を処方するかもしれませんが、おできに対処するために抗生物質を必要とすることは滅多にありません。[11] 複数や再発性のおできがある患者には、通常10日または14日分の抗生物質が内服薬として処方されます。[12] 特にひどい場合には、二種類の抗生物質が処方されて、さらに終日肌に塗布するための強い抗生物質入りの軟膏も処方されるかもしれません。
    • ここ数十年間での抗生物質の過剰な使用のために、生命を脅かしかねない耐性のある菌種が多く出てきています。他の病気のために入院している間に、おできや他の感染症を発症した場合には、すぐに医師や看護師に伝えましょう。
    • 抗生物質には腸内の善玉菌を死滅させる副作用があり、それにより消化不良、下痢、腹部のけいれん、吐き気などを発症する可能性があります。[13] アレルギー反応、発疹、呼吸困難もまた、比較的よくある抗生物質の副作用です。

ポイント

  • 自宅でのおできの処置の前後には、しっかりと手を洗いましょう。手洗いは感染症の飛散リスクを防ぎます。
  • 栄養不良、不潔、刺激の強い化学薬品への暴露、糖尿病、免疫力の低下などは、おできが発症しやすくなる要因です。
  • おできや他の皮膚感染症があるならば、タオル、カミソリ、衣服などの身辺の物を共有するのは避けましょう。

注意事項

  • 免疫系障害、心雑音、糖尿病、あるいは免疫系を抑制する薬(コルチコステロイドなど)を使用している場合は、おできに対して常に迅速な治療が必要です。
  • おできが極度に痛み出したり、数週間以上もそのままであったり、発熱を伴う場合には、主治医や皮膚科医に連絡しましょう。
  • 患部に炎症が起きたり、感染が広がるので、自分で(訓練を受けていない場合には特に)おできを強く押したり、潰さないようにしましょう。


記事の情報

この記事はChris M. Matsko, MDが共著しています。 クリス・M・マツコ医師はペンシルバニア州在住の内科医です。マツコ医師は2007年にテンプル大学医学部から医学博士号を授与されています。

カテゴリ: ビューティー・ファッション | 全般的健康

他言語版:

English: Pop a Boil, Italiano: Schiacciare un Foruncolo, Deutsch: Eiterbeulen behandeln, Français: vider un furoncle, Português: Estourar um Furúnculo, Русский: вскрыть фурункул, Español: reventar un forúnculo, 中文: 处理脓包, Bahasa Indonesia: Memecahkan Bisul, Nederlands: Een steenpuist uitknijpen, Tiếng Việt: Làm vỡ mụn nhọt, العربية: علاج الدمِّل (الخرَّاج), 한국어: 종기를 짜는 방법

このページは 6,877 回アクセスされました。
この記事は役に立ちましたか?