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おでこにシワがあると実年齢よりも老けて見えますが、シワを目立たなくする方法や完全に無くす方法があります。例えば、生活習慣を変えたり民間療法を行うことでおでこのシワを消すことができるでしょう。ただし時間をかけずに取り除きたい場合は、専門的治療を受けるとよいでしょう。

パート 1
パート 1 の 4:

民間療法を実践する

  1. 1
    ココナツオイルをシワに塗る 夜顔を洗った直後におでこのシワにココナツオイルを直接塗り込みましょう。全体に油っぽさがなくなるまでマッサージするように塗り込みましょう。[1]
    • 乾燥した肌には弾力がありません。弾力がないとシワが目立ちます。肌に潤いがある内にワセリンを塗ることでより多くの水分を閉じ込めることができ、肌に自然な膨らみが出ます。
  2. 2
    シワを消すプランピングクリームを使う レチノールとレチノイドがアンチエイジングクリームとして最も広く使われていますが、ペプチドを含む保湿剤も同じようにアンチエイジング対策に効果的です。
    • アンチエイジングクリームは肌のコラーゲンの生成を促すことを目的に作られています。肌に塗ることで肌がふっくらとし、自然にシワがなくなります。
    • プランピングクリームをおでこのシワに直接塗りましょう。多くの場合、先の細い専用の道具が入っているためラインに沿って塗るのに便利です。
    • その他、アルファヒドロキシイソ酪酸(AHA)、ビタミンC、イデベノン、コラーゲンの生成を促す成分、及びペンタペプチドなどを含むクリームも検討してみる価値があるでしょう。
  3. 3
    アンチエイジング用フェイシャルパッチを貼る 「Frownies(フラウニーズ)」やその他のアンチエイジング用フェイシャルパッチは接着剤付きの硬いパッチで、寝る前に貼るだけで睡眠中皮膚が定位置に戻ります。
    • 肌の凸凹を無くし滑らかにした後で、寝る直前におでこのシワに直接パッチを当てましょう。シワ全体が隠れるように当て少なくとも3時間、または一晩そのままにしましょう。
    • パッチを貼ると額の筋肉が動かなくなるため、睡眠中にシワがねじれたり歪んだりしません。また、シワが深くなることもありません。
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    週に2回、肌の角質落しをする  サリチル酸、グリコール酸、ヒアルロン酸などを含む肌に優しいピーリング剤を使用しますが、週に2~3回以上行ってはいけません。角質ケアをすると死んだ肌細胞を落とし、スキンケア製品が肌にしみ込みやすくなるため、シワを最小限に抑える効果があります。しかし、角質を除去しすぎると逆効果です。[2]
    • スクラブなどの研磨剤入りピーリング剤は避けましょう。デリケートな部分の肌には刺激が強すぎ、微小な擦り傷ができることがあります。
    • 角質落しの後は、必ず保湿剤で保湿しましょう。
    • 角質落しの効果が表れるまで、大抵3~4週間かかります。
  5. 5
    額の筋肉を訓練する 瞼ではなく額の筋肉を使って目を開けようとすると、おでこのシワが深くなるかもしれません。額の筋肉エクササイズでおでこのシワが減り、同時に上まぶたのたるみも解消されるでしょう。[3]
    • 手でアルファベットのCを作り目の上に添えましょう。人差し指を左右の眉の上から目のくぼみに沿って当て、親指を両方の小鼻の横に当てます。
    • 人差し指を下げ横にひっぱり、胸を反って肩甲骨を後ろに回しましょう。
    • 目をできるだけ大きく開けそのまま5秒間保ちましょう。この時人差し指で眉を押し込み、額と眉が動かないようにしましょう。
    • 5回、目を細めてから完全に閉じ5秒間リラックスしましょう。
    • このエクササイズをもう2回繰り返しましょう。変化が見られるまで毎日少なくとも1回はエクササイズを行いましょう。
  6. 6
    オリーブオイルでシワをマッサージする 夜顔を洗った後、ほのかに暖めたオリーブオイルを数滴シワとその周辺に落としマッサージしましょう。
    • ごく少量のココナッツオイル、またはオリーブオイルとココナッツオイルの混合物でも代用できます。
    • オリーブオイルもココナッツオイルも肌に潤いと弾力を与えます。肌に張りが出るとシワは自然に消えます。
  7. 7
    柑橘系果物でフェイスパックをする オレンジ、レモン、その他の柑橘系果物には肌を滑らかにし、健康状態を改善するビタミンCとEが豊富に含まれています。
    • 柑橘系果物の果肉をおでこに直接塗り、10分間放置した後ぬるま湯で洗い流しましょう。
    • オレンジの絞り汁60mlに小麦粉を混ぜるとペースト状のフェイスパックが簡単に作れます。パックができたらおでこに蔓延なく塗り、20分間放置した後お湯で洗い流しましょう。
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    アロエベラジェルをシワに塗る 朝と夜顔を洗う前に、アロエベラジェルを1滴おでこのシワに落としてマッサージしましょう。そのまま15分間程度放置したら、洗顔石鹸で洗い流しましょう。
    • アロエベラに含まれているエースマンナンとその他の多糖類は肌の再生、修復能力を促します。結果として、乾燥肌や傷んだ肌を整えシワを目立たなくします。
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パート 2
パート 2 の 4:

生活習慣を改善する

  1. 1
    食事を改善する 健康的でバランスのとれた食事は、肌を含め体全体の健康状態を改善します。一般的に、果物と野菜を豊富に摂ると、体の中の抗酸化物質を増やすことができると言われています。
    • 抗酸化物質は体の中のフリーラジカルに対抗します。
    • 鮭やその他の淡水魚にも高レベルのタンパク質やオメガ3脂肪酸が含まれているため、体に良いと言えます。タンパク質は健康的な肌を作る基礎的要素で、オメガ3脂肪酸は皮膚に栄養を満遍なく与えます。養殖魚の一部にあるとされる有害物質を避けるには、天然魚を探しましょう。
    • 大豆も多く取りましょう。大豆製品には紫外線から肌を守り、紫外線によって傷んだ肌を修復し、さらに、シワを改善する効果があるという複数の研究結果があります。
    • ココアにはエピカテキン、カテキンなどのフラバノールが含まれており、両者とも血行を促進して肌の細胞を潤し、体全体の水分保持を促します。
    • 精製糖や精製炭水化物の摂取はなるべく避けましょう。これらは体内で炎症を起こし、シワや皮膚のたるみの原因となると言われています。
  2. 2
    定期的に運動する 中強度の運動を定期的に行うことが健康的な生活を維持する上でとても重要です。また全般的に健康が改善すると血液循環が良くなり、額や顔も含めた体全体の皮膚に弾力が生まれます。
    • 1日に少なくとも30分程度のウォーキングを週5〜7日実践しましょう。ウォーキング以外でも中強度の有酸素運動であれば、同じように健康に良いでしょう。
    • 毎日の運動に三角倒立を加えましょう。逆さ立ちになると顔、頭への血流が良くなるため、顔や頭の皮膚の状態も良くなります。また、三角倒立はシワの原因である顔の筋肉の緊張をほぐす効果があるため、自然にシワをなくします。
  3. 3
    太陽を避ける 多くの場合、太陽の光を直接浴びると、皮膚が乾燥したり痛んだりするためシワが悪化します。[4]
    • 可能な限り太陽を避けましょう。外出する際は、額や他の露出している部分に日焼け止めクリームを塗りましょう。顔の皮膚を保護するために帽子を被るのも良いでしょう。
  4. 4
    睡眠を十分にとる 十分な睡眠は肌だけでなく体全体の健康を保つためにも大切です。毎晩7〜8時間の睡眠を取りましょう。睡眠不足になると体がコルチゾールを多量に分泌します。多量に分泌されたコルチゾールは皮膚の細胞を徐々に破壊するため、シワが益々深くなります。
    • 十分に睡眠をとると成長ホルモン(HGH)の分泌が盛んになり、肌に弾力が生まれてシワの生成が抑えられます。
    • 仰向けで寝ましょう。うつ伏せで寝ると額に寝跡がついてしまいます。また横向きに寝ると頰と顎にシワができます。
  5. 5
    禁煙する 禁煙のメリットはたくさんありますが、おでこのシワを取ることもその1つです。
    • タバコの煙は皮膚のコラーゲンとエラスチンを分解する酵素を放出します。コラーゲンとエラスチンが分解されると肌の弾力が失われ、シワがくっきりと目立つようになります。
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    目を細めて見るのを止める 目を細めて文字を読む癖があるなら眼鏡を購入しましょう。目を細めると額や目の周りの筋肉が収縮して皮膚の下に溝を作り、深いシワの原因になります。
    • また眩しいと衝動的に目を細めがちです。外出の時にはサングラスをかけましょう。サングラスをかければ目を細めずに済みます。
  7. 7
    顔を乾燥させない 顔が乾燥したり皮膚が損傷する原因はたくさんありますが、中でも最たるものは顔を洗いすぎること、保湿を怠ることの2つです。
    • 水道水や洗浄力の強い石鹸は、皮膚の表面を覆う油分や水分を肌から奪ってしまいます。顔を洗うのは1日に1〜2回にしましょう。洗顔には肌に優しい石鹸を使いましょう。
    • 洗顔後は直ちに化粧水、乳液、保湿クリームをつけましょう。潤いを保ちシワを目立たなくします。
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パート 3
パート 3 の 4:

専門的治療を受ける

  1. 1
    鍼治療を考える 免許を持つ鍼師の治療を受けると顔の筋肉が引き締まり、おでこのシワが減るかもしれません。[5]
    • 10〜12回の治療が一般的です。頻度としては週に2回、5〜6週間続けます。
    • 鍼師が細い鍼を体や顔に沿ったツボに刺すことでコラーゲンとエラスチンの生成が促進され、肌に自然な弾力が生まれます。顔への血液循環も良くなり、おでこのシワが目立たなくなります。
  2. 2
    ボツリヌス毒素製剤注射を受ける  おでこのシワは筋肉が収縮して起こりますが、ボトックスやその他のボツリヌス毒素製剤注射は筋肉を収縮させる神経の働きを抑えるため、おでこのシワは目立たなくなり、深くなることもありません。
    • まずは最低単位量でシワが軽減する程度の注射をしてもらいましょう。始めは、おでこのシワには9~15単位で十分かもしれません。
    • ボトックスの他に頻繁に使われるボツリヌス毒素製剤にはゼオミンやダイスポートなどがあります。
    • ボツリヌス毒素製剤の効き目は時間とともに弱まるため、効果を保持したければ、ほぼ3~4ヶ月毎に注射を受ける必要があるでしょう。
    専門家情報
    Alicia Ramos

    Alicia Ramos

    スキンケア専門家
    エステティシャンのアリシア・ラモスは、コロラド州デンバー市にあるエステティックサロン「Smoothe Denver」を経営しています。美容医療の専門学校「School of Botanical & Medical Aesthetics」にて、まつ毛エクステンション、ダーマプランニング、マイクロダーマブレーション、そしてケミカルピーリングを学び、現在は同サロンにて、数多くのクライアントに肌の悩みを解決する施術を行っています。
    Alicia Ramos
    Alicia Ramos
    スキンケア専門家

    筋肉の動きを最小限にするため、ボツリヌス毒素を使います。メディカルエステティシャンのアリシア・ラモスさんからのアドバイスです。「シワを減らすために、ボトックスやディスポートなどのボツリヌス毒素を使って動きを最小限に抑える治療が効果的です。ボツリヌス毒素は、特に顔や目の周りのシワ予防や深いシワの治療に効果があります」

  3. 3
    レーザーで肌を綺麗にする 医師または技術者がレーザーまたはパルスダイオードの光を額に直接照射して治療します。施術時間は30分から2時間です。
    • 強烈な光で皮膚の最上層を除去して肉眼では見えない軽度の傷を作ります。すると肌がこれに反応してコラーゲンの生成を活性化させ、結果的に滑らかでシワのない新しい肌が作られます。
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    化学治療について尋ねる おでこのシワをとるための一般的な化学治療には化学薬品によるケミカルピールとマイクロダーマブレージョンがあります。
    • ケミカルピールは、医師が化学薬品を使って皮膚表面の古い角質を焼き、体に自然治癒反応を起こさせてコラーゲンを多量生成させるというものです。結果として滑らかな皮膚が生まれます。
    • マイクロダーマブレージョンは、医師が細かいクリスタルの粒子を使って皮膚の最上層(古い角質)を取り除き、吸引します。これにより皮膚のきめが均一で滑らかになり、浅いシワをなくす効果があります。
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パート 4
パート 4 の 4:

おでこのシワを隠す

  1. 1
    プライマーを使ってシワを隠す 化粧水などで保湿した後、ファンデーションを塗る前に化粧下地のイルミネーティング・フェイス・プライマーを薄く塗りましょう。イルミネーティング・フェイス・プライマーには光沢のあるミネラル、雲母(マイカ)が含まれています。プライマーを塗ると、マイカが額のシワや顔の小じわに入り込み光の反射を抑えるため、見た目シワのない仕上がりになります。
    • ファンデーションは艶消し仕上げを含んでいるため、シワにファンデーションが溜まるとシワがより強調されます。プライマーを最初に塗ることでファンデーションがシワに溜まることなく、顔全体に馴染みます。
  2. 2
    ヘアスタイルを変える ヘアスタイルがおでこのシワの改善に直接影響を及ぼすことはないですが、魅力的なヘアスタイルにすると人の視線が額から遠のくため、シワが目立たなくなると考えられます。[6]
    • ヘアドレッサーに前髪の先を眉の辺りで柔らかくうねるように仕上げてもらいましょう。前髪でおでこが隠れるのでシワが見えなくなり、顔の印象が優しくなります。
    • また目の近くにハイライトを入れてもらいましょう。明るい髪は目の色を明るく鮮やかに見せ、自然におでこのシワが目立たなくなります。
    • 自宅で髪をセットする時は、どちらかの目の上で髪を分けるようにしましょう。真ん中で分けるとおでこがはっきりと目立ち、一層強調されます。
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ポイント

  • 日中、シワがより深く目立ちやすくならないように、積極的におでこの筋肉を緩める努力をしましょう。
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このwikiHow記事について

Kaveri Karhade, MD
共著者 ::
学会認定皮膚科医
この記事の共著者 : Kaveri Karhade, MD. カヴェリ・カーヘイド医師は、レーザー皮膚科、一般皮膚科、および美容皮膚科医としてサンフランシスコベイエリアを拠点に活躍しています。専門はニキビ治療と脱毛治療です。注射剤、レーザー、手術、その他審美治療に関する高度な訓練を受け、幅広い研究結果を医学雑誌で発表しています。 ミシガン州立大学にて学士号を、同医学部にて医学博士号を取得。内科のインターンをニューヨーク大学医学部にて、皮膚科研修をブラウン大学医学部にて修了。米国皮膚科学会および米国皮膚形成手術学会会員。 この記事は27,016回アクセスされました。
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