理想としては、お尻など叩かずに済むほうがよいでしょう。しかし、時には子どものお尻をぴしゃりと叩く必要があると感じる親もいます。この記事はお尻を叩くことを奨励するものでも、また批判するものでもありません。保護者のみなさんに事実を伝え、子どもをぶつ必要がある場合には、安全に叩くための正しい方法を知ってもらうことを目的としています。

お尻を叩く体罰に関しては多くの議論がなされています。児童心理学者の多くは、お尻を叩くことによる子どもの教育方法を推奨していません。しかし、それが公平で愛情と思いやりに満ちたものなら、しつけのテクニックとして効果的であるとする心理学者や保護者もたくさんいます。お尻を叩くお仕置きの方法が有効かどうかの判断は、各々の慣習や法律の範囲内で親が行うのが一番です。

方法 1 の 2:
お尻を叩くことについて考え、話し合う

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    しっかりと心構えをします。タイムアウト(集団から離して、一人で考える時間を与えること)や外出禁止、楽しみを取り上げるなどといった非身体的な罰ではなく、お尻を叩く体罰を与えることに決めたのであれば、そのことをお子さんに伝える前に、叩く側の心に一切の迷いがないようにしておきましょう。
    • お尻を叩くことを虐待とみなす人も確かにいます。身体的および精神的虐待の定義は次のとおりです:子どもの身体的、精神的および情緒的健康を著しく損なう、または損なう恐れがある身体的、精神的および性的外傷や損傷につながる行為を、子どもに対して意図的または威迫的に行うこと。子どもに対する虐待には「行為」と「怠慢」があります。お尻を叩く懲罰が子どもに悪影響を及ぼすことを示した研究によると、子どもの世話係による体罰はそれだけで虐待になると考える人もいます。地域によっては、お尻を叩くことが法律違反になるところもあります。
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    何がいけなかったのか、なぜいけなかったのか、そしてどうすればよかったのかをお子さんに説明しましょう。どう行動すべきであったのかを確実に理解させるために、このやり取りではお子さんが自由に質問できるようにしてあげてください。叩く側として大切なのは常に落ち着き、怒りの感情を一切排除することです。
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    お仕置きをする場所を選びます。他人、特に友だちや兄弟の前でお尻を叩くと、お子さんがひどく恥ずかしいと感じる可能性があります。子どもが適切な行動を学習する上で逆効果となる「怒り」の感情が生まれてしまうかもしれません。特に服を脱がせて叩く場合には、プライバシーを確保することが大切です。
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    お仕置きをする場所に移動してお互いが状況を明確に理解できてから、お子さんがしたことに対する罰はお尻を叩くことだと説明します。恐らくお子さんは、怒りの感情や反感を多少抱いていることでしょう。少し神経質になっているかもしれません。これはよくあることです。親はこうした反応の理解に努めるべきではありますが、同時に断固とした姿勢で臨むことが大切です。
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    お子さんに、そのまま動かないようにと言います。罰を逃れようとしたり抵抗したりするのは得策ではないと説明しましょう。不満を言ったりむずかって泣いたりするようなら、そのようなことをしても罰は軽減されないことを言い聞かせます。ただし、お仕置きの前や最中、終了後に子どもが泣くことはごく当たり前のことであり、そのことで決して罰を与えてはいけません。
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方法 2 の 2:
お尻を叩く

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    小さなお子さんの場合は手を開いた状態で叩き、決して道具を使ってはいけません。危険を伴うため、手以外では叩かないようにしてください。
    • 10代の子どもであっても服を脱がせてお尻を叩くほうがよいとする親や家庭、文化がある一方で、あくまでも服の上から叩くべきだという人もいます。以下に挙げる要因をすべて踏まえた上で、自分が一番よいと思う方法を選びましょう:1) 家庭の文化的習慣(習慣によってはお子さんが恥ずかしいと感じたり、プライバシーを侵害されたと受け止める可能性があります)、2) お子さんの安全(服を脱がせて叩くとお尻の赤みを目で確認することができる一方で、お子さんにより強い衝撃を与えることになります)、3) お子さんの年齢やお尻を晒すことに対する抵抗、4) 服装(着ている服によっては、衝撃が強くなったり弱まったりします)。しつけの一環としてお尻を叩くことに肯定的な親であっても、それが屈辱的であったりトラウマになったりするようなことは避けたいはずです。自身の文化やお子さんのことを一番よく理解しているのはあなたです。状況に応じて判断を下しましょう。
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    指輪はすべてはずします。お子さんにとって危険なだけでなく、あなた自身も手に怪我をしてしまう可能性があります。お尻を叩く際に邪魔になる物や、お子さんを傷つける可能性がある物はすべてはずしましょう。お子さんを膝に抱えたときに据わりが悪くなるような物も、ポケットからすべて取り出したほうがよいでしょう。取り出した物はテーブルや椅子に置いて、端に寄せておきます。お尻を直接叩く場合にはその場でズボンと下着を脱がせるか、自分で脱ぐようにお子さんに指示します。
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    お子さんを膝に抱えます。座った状態で、お子さんを膝の上に引き上げます。
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    手足の力を抜き、片方の手をお子さんの背中に、もう一方の手をお尻にしっかりと置きます。このとき、お子さんが体をくねらせたり脚を動かしたりすることがないように気を付けましょう。
    • 叩いている最中は話をしないようにします。会話は後に取っておき、お仕置きを素早く終わらせてしまいましょう。
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    あまり強く叩いてはいけません。子どもをきちんとしつけるのにそれほど強い力は要しません。力を入れすぎると、怪我をさせたりトラウマの原因になったりする恐れがあります。特に服を脱がせて叩く場合には、実際の痛みだけではなく、お尻を叩く行為が象徴的に示す意味が重要になってきます。強く叩きすぎてはいないか、お子さんの反応にしっかりと注意を払いましょう。
    • 怪我の防止のため、性器や尾てい骨、腎臓から離れた安全な場所を叩きます。お尻の赤みに注意を払いましょう。お尻が左右とも真っ赤になったら、遅くともその時点で叩くのをやめるべきです。服を脱がせて叩けば当然、うっかり性器のあたりを叩いてしまうこともなく、お尻の赤みを目視して確認できることは言うまでもありません。お尻を直接叩く場合には、お仕置きの終了後すぐに下着とズボンを履かせるか、自分で履くようにお子さんに指示をしましょう。
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    お仕置きの後にはお子さんを認めてあげましょう。お子さんのことを大切に思うからこそお尻を叩くのであり、今回のお仕置きはその愛情の一部なのだと話して聞かせます。自分の行動についてじっくりと考え、正しい選択ができるようになれば、今後お尻を叩かれることはないのだということを特にしっかりと言い聞かせます。
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    お仕置きが前向きな学習体験になるように努めましょう。不思議に思えるかもしれませんが、正しい方法でお尻を叩けば、本人が将来ありがたく思うような貴重な教訓を子どもに与えることができます。自身の心は痛むかもしれませんが、お子さんのお尻を叩いたからといって、必ずしもあなたが悪い親であることにはならないのだと理解しておきましょう。虐待行為を伴わず、正当な理由で正しく行う場合のお尻叩きは、しつけの一部として意義のあるものなのです。
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    無条件の愛情を注ぎましょう。どんなことがあっても、お子さんのことをずっと愛していると言ってあげましょう。
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ポイント

  • あまり頻繁に叩きすぎないようにしましょう。普段からひっきりなしに叩いているということは、お尻を叩くお仕置き方法がその子どもにとっては有効でないか(子どもは十人十色です)、もしくはお子さんが叩かれることに慣れてしまいつつある(あってはならないことです)可能性があります。正しいお尻叩きは、お子さんが成長期にある間、年に何度か行われる程度のものでなければなりません。
  • しつけでお尻を叩きはじめる時期として最適なのは、お子さんが4、5歳のときです。それよりも小さな子どもは叩いてはいけません。このお仕置き方法が大きな効果を発揮するのは、年長の子どもに対して行われた場合です。10代の子どもに対しても行うことは可能ですが、この年齢でお尻を叩くことは極力避けたほうがよいでしょう。効果がない場合には他の方法を試してみましょう。
  • 男の子だけ叩いたりすることがないように気を付けましょう。男の子も女の子も平等です。自分が男だからという理由で差別を受けたと感じれば、その子どもは間違いなく不満を募らせるはずです。
  • 異性がお尻を叩くことはできる限り避けましょう。
  • お尻を叩くほど屈辱感を与えない軽い罰にしたい場合は、子どもの腕を叩くとよいでしょう。

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注意事項

  • 動いている乗り物の中では、絶対にお尻を叩いてはいけません。
  • お尻を叩くことやその他の体罰を規制および禁止する法律は遵守しましょう。アメリカでは現在のところ、全州(デラウェア州、体罰を禁止する法律を適用している都市、養子のお尻を叩く体罰を禁止している州を除く)において、自身の子どももしくは自身が法律上の後見人である子どものお尻を叩くことは合法とされています。31の州では、教師や学校職員が子どものお尻を叩くことを違法としています。カナダにおいては、2歳未満または12歳を超える子どものお尻を親が叩くことは、いかなる道具を使用した場合も含めて違法です。ヨーロッパ大陸諸国の大半をはじめとした世界36か国とニュージーランドにおいては、お尻を叩く体罰を与えることは一切の例外なく違法とされています。
  • 法律上、厳密には問題がない場合であっても、人がいる場所で叩くときには、お尻を叩くことに対して批判的な人たちに出くわす可能性があるので気を付けましょう。特にお尻を叩く体罰に否定的な地域では、そうした人に出会う可能性が高くなります。そのため、他人の前では叩かないようにすることが大切です。
  • 自身が怒りの感情を抱いているときには、決して子どもを叩いてはいけません。
  • お尻以外の部位、特に頭や胴を叩いてはいけません。
  • お子さんの学校が体罰の手法を取っていて子どものお尻を叩いているのであれば、家庭では叩かないようにしてください。多くの親が行っていることですが、これでは罰を重複して与えることとなり、よくありません。
  • 部屋の隅に立たせるなどといった罰を追加で与えるのはよくありません。正しい方法で行うお尻叩きであれば、それだけで十分な罰になります。
  • あなた自身が親や保護者でない場合には、子どもを叩いてはいけません。あなたがベビーシッターである場合は、法律に触れる恐れがあるだけでなく性犯罪に問われる可能性があります。
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カテゴリ: 家族
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