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お盆とは、ご先祖様の魂を祀る日本の行事です。仏教・神道問わず主要な年中行事のひとつで、地域によってはその前後の時期には夏祭りや盆踊りなども行われます。[1] その時期を指す季語のように使われることもありますが、ご先祖様の魂があの世から家族のもとに戻ってくる年に一度だけの行事なのですから、その由来や意味を知って、気持ちよくご先祖様を迎え、お送りしましょう。

方法 1
方法 1 の 4:
お盆の意味を知る

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    期限を知る 仏経典に出てくる「盂蘭盆会(うらぼんえ)」がお盆の起源とされています。この中でお釈迦様が「仏や僧や大勢の人に色々な飲食を振る舞い供養すれば、多くのご先祖が苦しみから救われ、今生きている人も幸福を得ることができる」と教えたとされ、供養を行う時期や方法が定まっていきました。[2]  
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    時期を知る お盆の時期は、8月13日~16日というのが一般的です。7月15日や8月20日の前後に行う地域もありますが、これは収穫や漁の繁忙期を避けるなどの理由によるものです。
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    種類を知る 仏教の盂蘭盆会をルーツとする先祖供養と、一年の無事を感謝するという意味合いもある神道の祀りではいくらか違いがあるようですし、一口に仏教と言っても宗派によって違いがあります。地域ごとに特色もありますから、何もかも同じということはほとんどないと言っていいでしょう。正しい知識と必要な際のアドバイスを得るために、「かかりつけ」のお寺や神社を持つことは良い選択です。
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方法 2
方法 2 の 4:
ご先祖様の魂をお迎えする

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    必要な準備を調べる 前述したように、お盆と言っても内容は宗派や地域で異なりますから、自分の解釈だけで判断してしまうのは得策とは言えません。
    • 家族や同じ近くにいる親戚などの年長者にたずねましょう。
    • お寺の住職さん、神社の神主さんにたずねましょう。
    • 遠くの親戚や知人のお盆を訪ねる際には、特に配慮しましょう。自分であれこれ調べるよりも、訪問前に電話でたずねておくのがよいでしょう。
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    ご先祖様が帰ってくる手助けをする ご先祖様の魂があの世から移動するのに困らないよう、乗り物や目印を用意して差し上げましょう。[3]
    • 「精霊馬」はきゅうりで作った馬です。足の速い馬には、「ご先祖様に早く戻ってきてほしい」という気持ちが込められています。
    • 「精霊牛」はナスで作った牛です。足の遅い牛には、「ご先祖様にお土産を落とさないようゆっくり帰ってほしい」という気持ちが込められています。
    • ご先祖様が迷子にならないように、お墓や家の玄関の前に提灯を掲げます。
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    お墓を掃除する お墓は魂があの世とこの世を行き来する通り道ですので、きれいに掃除しておきましょう。できればお盆以外の時期も定期的に掃除をして、汚れを溜めないようにしましょう。
    • 墓石に付着している苔などを取り除きましょう。
    • 汚れが少なければ雑巾、多ければスポンジ、細かい溝などは歯ブラシを使うと汚れが取れやすいでしょう。金属タワシは石を傷つけるので使用を避けましょう。
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    お迎えをする お迎えの準備は8月13日までに済ませ、13日の夕方にお墓参りをしてご先祖様をお迎えします。
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方法 3
方法 3 の 4:
ご先祖様の魂をもてなす

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    盆棚を祀る 盆棚は精霊棚とも言い、家の中に設置する祭壇のことです。ご先祖様の魂がお盆の間に滞在する場所ですから、豪華なものを用意することよりも、快適に過ごしてもらえるように心を込めて準備することが大切です。
    • 一般的なものとして、真菰を敷いた四隅に青竹を立て、注連縄で結んで結界を作った祭壇などがあります。
    • 作るのが難しい場合は、仏壇の前に机を置いて装飾とお供えをします。
    • 祭壇には提灯を模したホオズキや季節の花を飾ります。トゲのある花は避けましょう。
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    食べ物を供える ご先祖様にくつろいで楽しんでもらえるように、食事のおもてなしを用意しましょう。
    • ご先祖様の魂が戻ってこられる前に、お迎え団子を用意しておきます。ご先祖様は遠い所から戻って来られるので、あんこや甘い味付けのお団子で旅の疲れを癒してもらいましょう。
    • 果物、そうめん、精進料理などをお供えします。精進料理にこだわらず、故人の好きだった食べ物をお供えする家庭も少なくありません。
    • お供えした食べ物は傷まないうちに下げて、家族でいただくことも供養になります。
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    お経を上げる 菩提寺やかかりつけのお寺に依頼して、精霊棚の前でご先祖様にお経をお上げてもらうのは大きな供養になります。
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    共に故人を偲ぶ 来訪者があればお茶や食事の接待をして、共に故人を懐かしく想い出す時間を持ちましょう。ご先祖様も喜ばれるはずです。
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方法 4
方法 4 の 4:
ご先祖の霊をお送りする

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    送り団子を供える お迎え団子と違い、甘い味付けをしていない白いお団子を作って供えます。このお団子には、ご先祖様が持ち帰って好きなように食べてほしいという気持ちが込められます。
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    お送りする お盆の最終日8月16日には、ご先祖様をお送りします。静かにお見送りしたり、賑やかに送り出したり、地域でも様々な方法があります。
    • 8月16日の夕方に送り火を焚きます。ご先祖様の魂を心の中で送り出し、最後に一礼と黙祷をして灯りを消します。
    • 京都の五山送り火など、大規模な伝統行事になっているものもあります。[4]
    • 灯篭流しや九州の一部で行われる精霊流しなども送り火の一種です。[5]
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    片付ける ご先祖様のお送りが済んだら、盆棚やお供え物を片付けましょう。
    • 片付けは8月16日の送り火が済んでからにしましょう。
    • 精霊馬と精霊牛は食べてはいけません。お寺でお焚き上げをしてもらうか、自宅であれば塩をかけて供養してから捨てましょう。
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    感謝の気持ちを持ち続ける お盆はご先祖様への感謝の気持ちを新たにするいい機会です。ご先祖様の魂をお送りした後も、感謝の気持ちを持ち続けましょう。
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ポイント

  • 準備に手を尽くすのは良いことですが、あれもこれもと無理をする必要はありません。ご先祖様への感謝の心を持ち、その気持ちを込めて準備することが一番の供養になるでしょう。
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カテゴリ: 食・おもてなし
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