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マッサージをすることで、全般的な健康と心身の状態を改善できますが、お腹回りの頑固な脂肪を落とせるのでしょうか。マッサージをするだけで脂肪を落とせるという考え方はあまりにも虫が良すぎますが、実はこれを証明した科学的な証拠がいくつかあります。[1] マッサージだけでは、健康的な食事や運動をした時ほど体重は減りませんが、減りやすくなる可能性はあります。ここでは、お腹回りの脂肪をマッサージする効果について、よくある質問についてみていきます。

Question 1 の 6:

マッサージは、体に蓄積した脂肪を分解するのに役立ちますか。

  1. マッサージは脂肪分解に役立ちます。定期的にマッサージを施すことで、お腹の脂肪を落とせるという科学的な証拠がいくつかあります。ある研究では、マッサージのみで、実験参加者のお腹回りがおおよそ平均2ミリ減ったと報告されています。[2]
    • その研究では、機械マッサージ、結合組織操作、用手的リンパドレナージの異なる3種のマッサージ技法による効果を評価しました。これらの技法は、マッサージセラピストなら、誰でも施すことができます。このうち、機械マッサージと結合組織操作マッサージで最も効果が見られました。
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Question 2 の 6:

定期的にマッサージすると、減量に役立ちますか。

  1. 健康的な食生活とアクティブなライフスタイルも一緒に取り入れると、減量に役立つかもしれません。健康的でアクティブなライフスタイルは、減量と体重維持に大変効果的ですが、定期的にマッサージすることによって、体重が減りやすくなるかもしれません。[3] マッサージは、脂肪をさらに蓄積させるストレスを減らすのにも役立ちます。[4]
    • マッサージによって体に既に蓄積した脂肪の分解が促されるので、セルライトも減って、なめらかで引き締まった見た目になるかもしれません。
    • 健康的な食生活とエクササイズに関する記事をインターネットなどで探して読み、参考にするとよいでしょう。
Question 3 の 6:

お腹回りのマッサージは、どのようにしますか。

  1. 骨盤近くのお腹の右側から始めます。小さな円を描きながら、手を徐々に上に移動させ、胸郭の辺りまで揉んでいきます。そこから、今度は左側に一直線上にマッサージを続け、次に下に、また右側に戻ってきます。常に時計回りに、そして円を徐々に内心に向かって小さくしていきながら、約10分間マッサージします。[5]
    • 硬さや凝りを感じる部位に、手指でさらに深く圧をかけても良いでしょう。
    • 痛みがある部位にはやさしく触れて、少し時間をかけて、筋肉がほぐれるようにゆっくりマッサージします。
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Question 4 の 6:

セルフマッサージ機でお腹回りの脂肪が落とせますか。

  1. 効果はあるかもしれませんが、研究結果はそれほどありません。簡単に早く腹筋が割れる、と宣伝しているマッサージ機を見たことがあるかもしれません。マッサージ機はプロに数回マッサージしてもらうよりも安くつくので、購入を決めることもあるでしょう。ただ、こうしたマッサージ機を使用した人としなかった人の間に、著しい差が見られなかったという研究結果が少なくとも1つあるということを念頭に置いておきましょう。[6]
    • 米国では、食品医薬品局によって、セルフマッサージ機が筋肉を強化したり、緊張させたりすることについて規制していますが、減量効果については認めていません。[7] しかしながら、体幹に筋肉がつくと、とりわけお腹回りの脂肪が落ちたわけでもないのに、概してお腹が細くなったように見せることができます。
    • セルフマッサージ機を購入することにした場合は、説明書をよく読んでそれに従いましょう。間違った使い方をした場合、電気ショックを受ける恐れがあります。
Question 5 の 6:

マッサージでお腹の張りを軽減できますか。

  1. マッサージは、お腹の痛みや張りを軽減します。マッサージは、筋肉をリラックスさせて、消化器系を刺激するのに役立ちます。ボリュームのある食事の後や月経前症候群で、お腹の痛みや張りを感じる場合は、お腹回りをマッサージして、症状が軽減するかどうか確認しましょう。何も変化が見られないとしても、マッサージのおかげで癒されて、少し気持ちが楽になるでしょう。[8]
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Question 6 の 6:

マッサージをしたらいけない時はいつですか。

  1. 具合が悪い時や発熱時は、マッサージを受けてはいけません。マッサージによって、急に熱が上がったり、体調が悪化することもあります。しかし、何よりも大切なのは、自分の病気をマッサージセラピストにうつさないことです。怪我をしている場合は、マッサージセラピストにその旨を伝えて、該当部位に適切に対処してもらいます。また、マッサージセラピストは、日焼けや発疹のように、皮膚がダメージを受けている部位にマッサージを施しません。通常、下記にあげる症状がある場合は、マッサージセラピストに伝えます。[9]
    • 循環器系疾患
    • 胃腸・消化器系疾患
    • 筋骨格系の症状
    • 神経系疾患
    • 妊娠中

このwikiHow記事について

Jennifer Mueller, JD
共著者 ::
wikiHowコンテンツクリエイター
この記事の共著者 : Jennifer Mueller, JD. ジェニファー・ミュラーは、wikiHowのコンテンツクリエイターです。wikiHowコンテンツのレビュー、事実確認、評価を専門とし、正確性の確認を徹底しています。2006年インディアナ大学マウラー法科大学院にて法科博士号を取得。
カテゴリ: 全般的健康
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