きのこ類のほとんどは壊死物質を分解し、栄養にして土に返すため、芝生には有益です。ただし見栄えが良いとは言えず、子供やペットがいる家庭では心配の種となります。きのこをただ引き抜くだけでは駆除することは出来ない上に、大抵の場合、土の中にはさらに大きな部分が氷山のように隠れています。きのこを駆除するには、きのこ全体を駆除する必要があります。この記事を参考に、きのこを駆除しましょう。

方法 1 の 3:
きのこを取り除く

  1. 1
    きのこのかさを見つけたら土から引き抜く 長い間放置しておくと胞子が放出され、さらに新しいきのこが出てきます。きのこを見かけたら、土から引き抜きましょう。
    • 芝刈り機で刈り取ったり、熊手でかき集めたりしても良いでしょう。ただし、この方法では芝生に胞子をまき散らしてしまう結果になる可能性があります。
  2. 2
    きのこを適切に処分する 堆肥の山に捨てるのは止めましょう。きのこを引き抜いたらすぐにビニール袋に入れ、袋がいっぱいになったらしっかりと密封してゴミ箱に捨てるか、焼却炉で処分しましょう。こうすることで、芝生にきのこが胞子を放出するのを防ぐことができます。[1]
  3. 3
    窒素肥料を撒いて有機物からきのこが生えるのを防ぐ 肥料を撒くと物質の分解が早まるため、きのこが育つ栄養分が残りません。芝生300平方メートル当たり窒素肥料450グラムを撒いてみましょう。
    • 持効性型や水溶性の窒素肥料は使用してはいけません。
    • 年に1度肥料を撒きましょう。
    • リンやカリウムを足しても良いでしょう。窒素3:リン1:カリウム2の割合で混ぜましょう。[2]
  4. 4
    せっけん水できのこを枯らす 水約8リットルに台所用洗剤大さじ2~3杯を混ぜます。シャベル、移植ごて、ドライバー等できのこの周りに穴を掘り、穴にせっけん水を流し込みましょう。
  5. 5
    鉢植えを守る 鉢植えにきのこ類や菌類が生えることはよくあります。鉢植えにはつい水を多く与えがちで、しかも温かく空気の流れのない室内に置かれています。この環境はきのこにとって最適です。下記のような方法で鉢植えをきのこから守りましょう。[3]
    • きのこを見かけたらすぐに引き抜いて、直ちにゴミ袋に捨てる。
    • 窓を開けたり扇風機等を使用して、空気の流れを良くする。
    • 水を与えすぎない。次に水を与えるまでは、土の表面を乾燥させた状態にする。
    • 水供給バルブを使用して鉢の内部の土に水を与え、表面は乾燥させる。
    広告

方法 2 の 3:
環境を変える

  1. 1
    芝生の水はけを適切にする きのこは温かく湿った場所を好みます。芝生に水がたくさん含まれた状態が持続しないように、適切な水はけ環境を整えましょう。下記のような手法で芝の水はけを改善してみましょう。[4]
    • 水が低い所へ流れる場合、土でブロックして余分な水を適切な場所に導く。
    • 庭に池や貯水池を作って余分な水を溜める(手入れは簡単で、庭の装飾にもなります)。
    • 縦の雨樋の下に天水桶を設置して台風時の降雨を溜める(こうすることで、水が芝生にしみ込むのを防ぐことができます)。
    • 盲下水(砂利を敷き詰めた地下水路)等の地下の排水管を通して水を流し、水溜まりができるのを防ぐ。
  2. 2
    芝生の土の水はけを良くする 庭の土が粘土質の場合、一度芝生に水が沁み込むと水は行き場を失い、そこに留まります。可能なら、砂や水はけのよい素材を芝地に混ぜて水はけを良くしましょう。
    • 芝への水やりは夜ではなく朝行いましょう。太陽で余分な水分が蒸発して、湿った土からきのこが生えるのを防ぎます。
  3. 3
    木の枝を切り落として影を減らす[5] 幹の近く、樹皮のすぐ先の位置で切り落とし、幹に枝を残さないようにしましょう。下向きに切って、枝を切ったあとの穴に雨水が溜まって腐敗するのを防ぎましょう。 
  4. 4
    サッチングをして影を減らし空気の流れを作る[7] 
    • 熊手で芝生を掻きましょう。
    • ホームセンター等でレンタルしたサッチングマシーンを使用しましょう。マシーンで芝生をサッチングしたら、熊手でくずを集めましょう。
    • 寒地型芝は夏の終わりから初冬の間にサッチングしましょう。
    • 暖地型芝は春の終わりにサッチングしましょう。
  5. 5
    エアレーションを施して芝生の空気の流れを良くする 芝生の空気循環が悪いと湿気が溜まり、そこにキノコが生えてきます。ホームセンター等でエアレーターを購入し、芝生のエアレーションを行いましょう。エアレーターは固まった土壌に穴を開け、土をほぐして新しい空気を入れます。[8]
    • エアレーターで、芝地に穴を開けて、硬くなった芝生をほぐし、空気を循環させてきのこが生えてくるのを防ぎましょう。
  6. 6
    きのこの成長を助長するような腐敗物を排除する きのこ類が好む、腐敗した木くずや小枝は取り除きましょう。また、ペットのフンやその他の腐敗物もきのこの栄養分になるため処分しましょう。芝刈りをした後は芝くずを熊手で集めるか、芝刈り機に集草装置を付ける等して、芝生にくずが残らないようにしましょう。ペットのフンは処分し、切り株は砕木して取り除きましょう。
    広告

方法 3 の 3:
菌輪をなくす

  1. 1
    菌輪を探す 菌輪とは、芝生等の草の上にきのこが輪になって生えている状態を指します。普通は簡単に見つけられますが、きのこのかさが見えないこともあります。この場合、輪は濃い緑の草の輪となって現れたり、草が輪状に枯れてしまうこともあります。[9]
  2. 2
    菌輪の深さを見極める 移植ごて、シャベル、ドライバーを使用して、きのこの周りの土を掘ってみましょう。土の中に菌糸と呼ばれる、白い線維状のものが見つかるでしょう。菌糸の深さに合わせた除去方法を選択する必要があります。
  3. 3
    菌糸の厚さが7センチ以下なら芝生用エアレーターを使用する 輪の縁より60センチ外側からエアレーションを始めて、中心に向かって作業しましょう。[10]
  4. 4
    菌糸の厚さが7センチ以上なら菌輪を掘り出す シャベルできのこが生息している一帯の土を、深さ約30センチ掘り出しましょう。きのこを掘り出したら、菌輪の外径をさらに30~45センチ掘って広げましょう。輪の外径が60センチほどあれば十分です。菌輪の中心まで全て掘り出した方が良いという専門的意見もあります。
    • 掘り出す際に、菌輪の原因を突き止めましょう。腐敗した木、建設廃材、その他排水を妨げているものがないか確認し、原因となっているものを取り除きましょう。
  5. 5
    きのこと汚染土壌を処分する きのこの胞子が庭中に広がるのを防ぐために、きのこは残らず大きなゴミ袋に入れ、しっかりと密封してゴミ箱に捨てましょう。きのこや掘り起こした土を堆肥置き場に捨てるのは止めましょう。
  6. 6
    穴に新しい土を入れる 熟成中の堆肥にはきのこの胞子が含まれている可能性があるため、使用しないようにしましょう(完熟堆肥は堆肥化の工程で殺菌されていて、排水の面では優れています)。
    • 重粘土質の土壌には、砂を混ぜて水はけを良くしましょう。
  7. 7
    早成芝を継ぎ足す 芝生が成長して地面を覆うには時間がかかります。すぐに芝生を元通りに青々とさせたいなら、むき出しの地面に新しく芝生を植えましょう。芝生の種を土に撒いても良いでしょう。
    広告

ポイント

  • 防カビ剤は土の中で成長する菌を殺すことができないため、きのこの駆除には効果的ではありません。土の中の菌を殺さなければ、きのこを引き抜いても再び生えてきます。
  • きのこが木に生えている場合は、木の一部が枯れているということです。菌が深く寄生している場合は、木を切った方が良い場合があります。深い菌感染で幹が弱くなり、倒木の恐れがあり危険です。

広告

注意事項

  • きのこの胞子は風に吹かれて飛び散り、落ちた先が暗く湿った腐敗物だった場合、そこから再びきのこが生えてきます。きのこを完全に駆除したいなら、きのこが無くなった後でもきのこが好む環境を排除する努力をしましょう。
  • きのこは枯れたり分解された物質を栄養分とするため、完全にきのこを排除するには菌感染した部分(木の枝や杭柵等)を切り取らなくてはならない場合もあります。
  • 毒を持っているきのこも存在するため、きのこを見つけても食べてはいけません。食べられるきのこと毒きのこを見分けることができるのは、専門家だけです。野生のきのこがあるところでは、ペットや子供から目を離さないようにしましょう。
  • きのこを触った後は必ず手を洗いましょう。
広告

必要なもの

  • 熊手
  • 集草バッグ付きの芝刈り機
  • エアレーター
  • くわ
  • 窒素肥料
  • 防カビ剤
  • 暖炉または焼却炉(任意)

関連記事

How to

マンゴーを熟成させる

How to

トマトの剪定

How to

ミノムシを駆除する

How to

木の根を枯らす

How to

雑草を酢で除草する

How to

レモンの種を植えて育てる

How to

ツタを取り除く

How to

ヒマワリを鉢植えで育てる

How to

枯れそうなアロエベラを復活させる

How to

バラを種から育てる

How to

レモンの木を室内で育てる

How to

庭にミツバチを呼び寄せる

How to

デーツの種を発芽させる

How to

除草剤を作る
広告

このwikiHow記事について

Andrew Carberry, MPH
共著者 by
フードシステム専門家
この記事の共著者 by Andrew Carberry, MPH. アンドリュー・カーベリーは2008年よりフードシステム(食物の生産から消費に至る過程)関連の仕事をしています。テネシー大学ノックスビル校にて公衆健康栄養と公衆健康計画・管理の修士号を取得しています。 この記事は13,273回アクセスされました。
このページは 13,273 回アクセスされました。

この記事は役に立ちましたか?

広告