眼瞼痙攣とも呼ばれるまぶたの痙攣が起こると、不便で実にわずらわしく、恥ずかしいと感じることもあるでしょう。また、初めて経験する場合は不安を覚えるかもしれません。まぶたの痙攣は不随意筋(自己意識下で動かすことの出来ない筋肉)の収縮です。眼精疲労、体の疲れ、ドライアイ、過度の刺激物(コーヒーや薬など)やアルコール摂取、脱水をはじめ様々なことが原因で起こりますが、主な原因はストレスによるものです。眼やまぶたの痙攣を止める方法がいくつかあるので、何が原因であろうと過度に心配する必要はありません。

方法 1 の 2:
まぶたの痙攣を止める

  1. 1
    最初に、力を込めたまばたきをします。まぶたをできるだけきつく閉じてから、できるだけ大きく開きます。このようなまばたきを涙が出るまで繰り返しましょう。痛みを感じたり、痙攣がひどく悪化するようであれば、直ちに中止します。
    • このようなまばたきを早く繰り返すと、涙液がまんべんなく広がり眼球が潤います。さらにまぶたの緊張がほぐれ、眼や顔の筋肉が伸びて血流が増えるため、痙攣を抑える効果があります。
  2. 2
    マッサージで眼の緊張をほぐします。中指を使って、下まぶたに円を描くようにやさしくマッサージします。痙攣しているまぶたを、およそ30秒くらいマッサージしましょう。眼の炎症や感染を防ぐために、顔と手が清潔であることを確認してから行います。[1]
    • マッサージで血行を促し、筋肉を刺激・強化することでまぶたの痙攣を抑えます。[2]
  3. 3
    30秒間まばたきを繰り返します。適度な速さで軽やかに行いましょう。まつげを蝶の羽だと想像しながら動かします。まばたきは、眼にとってとても重要な動作です。まばたきには、眼の筋肉を和らげ、眼球を洗浄して潤す働きがあるので、まぶたの痙攣を止めることができます。[3] 痛みを感じたり、痙攣がひどく悪化するようであれば、直ちに中止しましょう。
  4. 4
    眼を半分閉じます。上まぶたが不規則にぷるぷると震えるのを感じるでしょう。震えを抑えることに意識を集中します。
    • 眼を細めてものを見ると眼にかかる負担が軽減します。この方法は、眼の疲れが原因でまぶたが痙攣した場合に効果があります。[4]
  5. 5
    眼を引き締める運動をします。1分間眼を閉じましょう。この間に、さらにぎゅっとまぶたを引き締めてから、実際には眼を開かずに力を抜きます。3回連続して行い、眼を開きましょう。
    • 涙液の分泌が促され眼が潤います。まぶたの痙攣に効果があるだけでなく、眼の筋肉強化にも役立つ運動です。
  6. 6
    指圧マッサージをします。上の画像を参考にして眼の周りのツボを確認しましょう。ツボそれぞれを5~10秒間円を描くように軽く押します。すべてのツボを順番に押したら、最初のツボに戻って繰り返し、およそ2分間続けましょう。[5]
    • 似たような指圧の方法として、人差し指と中指を眉毛にあてます。眼の窪みのすぐ上の骨に沿って、指を左右に動かしながら5分間そっと押しましょう。[6]
    • 眼を閉じると涙液によって眼が潤います。さらに、指圧で血行が促進されるため、まぶたの痙攣に効果があります。
    • 眼の炎症や感染を防ぐために、顔と手が清潔であることを確認してから行いましょう。
  7. 7
    眼にハイドロセラピー(水治療法)を施します。眼を閉じた状態で、冷水と温水を交互に眼にかけます。冷水が血管を引き締め、温水で同じ血管が開きます。[7] こうすると血液循環と眼への血流が促進されるので、まぶたの痙攣にも効果があります。
    • 冷水と温水を交互にかけるのではなく、氷でまぶたを冷やしてから温水をかけることもできます。7~8回繰り返しましょう。
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方法 2 の 2:
原因を考える

  1. 1
    カフェインやそのほかの刺激物摂取を制限します。コーヒーや炭酸飲料および精神刺激薬でさえ、摂り過ぎるとまぶたの痙攣につながります。[8] [9] 摂取量を制限してみましょう。ただし、処方薬の服用を減らす場合は、必ず事前に医師に相談しましょう。
  2. 2
    水分をたっぷり摂りましょう。脱水はまぶたの痙攣につながります。水分の摂取量を増やし、水を1日グラス8~10杯程度飲むようにします。
  3. 3
    睡眠時間を増やしましょう。体の疲れはドライアイや眼精疲労の原因になり、結果的にまぶたの痙攣が起こりやすくなります。[10] [11] 毎晩7~8時間の睡眠を心がけましょう。さらに寝る直前まで、テレビ、モバイル端末、コンピューターなど電子機器の画面を見るのはやめましょう。
  4. 4
    眼科医の診察を受けます。次の症状のいずれかに該当する場合は深刻な病気が潜在する恐れもあるので、眼科専門医の診察を受けましょう。[12] [13]
    • 1週間を超えて続くまぶたの痙攣
    • まぶたの痙攣によって眼が完全に閉じてしまう場合
    • 顔の別の筋肉まで痙攣する場合
    • 眼の充血、腫れ、分泌物の漏出
    • 上まぶたが垂れ下がる場合
    • 頭痛や複視(物が2つに見えること)を伴うまぶたの痙攣
    • パーキンソン病やトゥレット障害など、脳や神経の異常によりまぶたが痙攣している疑いがあれば、医師がその病気によく見られる症状を確認することもあります。その場合は、神経科医やほかの専門医を紹介されるかもしれません。
    • 医師の診察を受ける際は、現在服用している薬、摂取しているサプリメント、運動習慣、食生活について説明しましょう。
  5. 5
    サプリメント摂取を検討します。カルシウムなど特定の栄養素の欠乏でまぶたが痙攣する場合もあるので、医師がビタミン、ミネラル、電解質の値を測定するかもしれません。検査結果によっては、市販のサプリメント摂取を勧められることもあります。
  6. 6
    治療法を検討します。慢性的なまぶたの痙攣が良性であれば、医師は治療法の選択肢を提示するかもしれません。ボツリヌストキシン投与(ボトックス注射)が一番よく行われる治療法です。[14] [15] 軽度の場合は、クロナゼパム、ロラゼパム、トリヘキシフェニジル塩酸塩など、筋肉の緊張を和らげる薬での治療を勧められることもあります。[16]
    • 内科的治療で効果が表れない場合は、外科的治療を勧められることもあります。筋切除手術により、良性な眼瞼痙攣の患者の75~85%に症状の改善が見られます。この手術は、まぶたの痙攣にかかわる筋肉と神経を部分的に切除するものです。[17] ただし、通常はボトックス注射による治療で十分に効果が得られるため、手術は一般的ではありません。
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このwikiHow記事について

Paul Ursell, MD
共著者 ::
眼科医
この記事の共著者 : Paul Ursell, MD. ポール・アーセル医師はイギリスの眼科医で、白内障手術を専門としています。今までのキャリアにおいて7000件以上もの白内障手術を行い、白内障手術に関する論文(論文審査済み)を20本以上発表しました。ロンドンのセント・メアリー病院で医学博士号を取得後、1995年に王立眼科医科大学の研究員となりました。最新の白内障手術を専門として医学博士号を授与された数少ない外科医の一人として、9年以上にわたって英国およびアイルランド白内障・屈折矯正手術学会(UKISCRS)審議会の会員を務めています。 この記事は19,557回アクセスされました。
カテゴリ: 健康
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