色鮮やかなアクセントウォールがあると部屋の中の印象が変わります。部屋の中で自然と視線を集めるので、アクセントウォールは慎重に選ぶことが大切です。暖炉や作り付けの本棚がある場合、あるいは引き立たせたい家具がある場合は、視線を誘導する手段としてアクセントウォールを用いましょう。また、その部屋の使用目的、目指す雰囲気、既存のカラースキーム(配色計画)を考慮してアクセントウォールの色を選びましょう。実際に色を塗る段階になったら、2度塗りをすると、より満足のいく仕上がりになります。

パート 1 の 3:
適した壁を選ぶ

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    自然な「フォーカルポイント」を選ぶ フォーカルポイント(部屋の中で視線が自然に集まる場所)とは、必ずしも部屋に入って真っ先に目に入る壁であるとは限りません。何らかの興味深い理由あるいは個性的な特徴があり、人の視線を引き寄せたいと思っている壁を選びましょう。例えば、暖炉がある部屋は、暖炉が設置されている壁をアクセントウォールにしましょう。作り付け本棚、居心地の良い片隅、羽目板など建築的に特徴のある要素が含まれている部屋なのであれば、その要素がある壁をアクセントウォールで際立たせましょう。[1]
    • 寝室では、ベッドのヘッドボードが接している壁が適しているでしょう。
    • 個性的なソファ、目を引く芸術作品などの大胆なアイテムが置かれている部屋は、その背後の壁をアクセントウォールに選びましょう。[2]
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    フォーカルポイントがない場合は作る 空間をどのように飾っていくのか、どのような家具を置くのかを考えてみましょう。これらの要素をとアクセントウォール使い、部屋にフォーカルポイントを作ることができます。新築の家具のない状態の空間であれば、アクセントウォールによって部屋全体のカラースキーム(配色計画)も決まるので、その点も忘れずに考えましょう。[3]
    • 例えば、額に収められた家族写真が複数あり、壁に飾りたいと考えているのであれば、アクセントウォールを背景にして目立たせましょう。
    • 素晴らしい観葉植物もまたフォーカルポイントになります。特別な植物がすでにある場合、あるいは園芸店で目星をつけている植物がある場合は、アクセントウォールを使って強調しましょう。
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    窓や扉のない壁を選ぶ アクセントウォールは、窓や扉といった開口部のない壁が最も適しています。眺めの美しい大きな窓のある壁は、アクセントウォール向きの壁とは必ずしも言えません。アクセントウォールの色がアクセントよりも、むしろ気を散らせる原因となる可能性もあります。また、大きな窓から差し込む自然光によって壁に塗られている色の見え方も変わるので、満足のいく仕上がりにはならないかもしれません。[4]
    • ただし、これは厳格な決まりではないので、窓のある壁をアクセントウォールにしたいと思うのであれば、やってみましょう。
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    長方形の部屋では最も奥にある幅の狭い壁を選ぶ 細長く、奥行きのある部屋であれば、幅の広い壁はアクセントウォール向きではありません。アクセントウォールに用いる色(アクセントカラー)によって、より細長い印象を与え、空間のバランスが崩れます。そこで、最も奥にある幅の狭い壁を選ぶことで長方形の部屋のバランスを保ちましょう。つり合いの取れた雰囲気が感じられる空間になります。[5]
    • 特に空間のつり合いを気にしていない場合や、むしろ部屋の奥行き(長さ)を強調したいのであれば、このステップの情報は参考にする必要はありません。あくまでも基本的な経験則に基づくアドバイスです。自分の美的感覚に従って自由に考えれば良いので、ルールに従わない自由ももちろんあります。
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パート 2 の 3:
アクセントカラーを選ぶ

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    大胆な色ではなく、何年たっても古びない控えめな色を選ぶ 豊かで鮮やかな色はアクセントウォール向きですが、ファイヤーエンジンレッドのように、かなり大胆で主張の強い色にしたいと思っている場合は、実際に塗ってしまう前にじっくりと考えることが大切です。希望している色が、今まさに流行っている色である場合は特に注意が必要です。流行は新しく生まれては過ぎ去っていくものなので、長い目で見ると、中間色に近い色の方が満足が続くかもしれません。[6]
    • ブライトトーンの紫やアクアといった流行色であれば、完全に無視する必要はありません。大胆で珍しい色は、若干トーンを下げた選択肢を模索した方が賢明かもしれません。
    • ある程度の時間が経過して色に飽きてしまった時に塗り直すことが苦でないのであれば、もちろん躊躇せずお好みの色を塗ってみましょう。1年あるいは2年おきに塗り直すことを避けたいのであれば、控えめの色味が理想的です。
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    部屋の目的と目指す雰囲気も考慮する 色は、それぞれ異なる雰囲気を与えます。そして、その雰囲気が気分に大きな影響を与えることがあります。例えば、寝室のアクセントウォールを赤にしてしまうと、不快な気持ちになったり、寝つきにくくなるかもしれません。その一方で、セルリアンブルーといった色は、鮮やかな色味でありつつも、その空間を落ち着かせる効果が期待できます。[7]
    • 団らんするための部屋やプレイルームのように、活力を必要とする部屋であれば、ライムやシャルトリューズといった鮮やかな色とも相性が良いでしょう。浴室はより落ち着いた緑(例えばシーフォームグリーン)の方が合っています。
    • 暖色、寒色の違いも大きく関わります。暖色系の色(赤やオレンジなど)と寒色系の色(緑、青、紫)とでは、醸し出す雰囲気が異なります。
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    同じ部屋の他の壁よりも暗い色を選ぶ 暗めの色味は、明るい壁とのコントラストを生むので、視線が集まります。まさに、アクセントウォールの目的そのものです。同じ部屋の他の壁と同じ色を選び、その色よりも2トーン暗くするのがポイントです。色であまり大胆な冒険をしたくないと考えている人は、この方法であれば間違いようがありません。[8]
    • もちろん、この法則が絶対ではありません。暗い色合いの部屋に明るい色のアクセントウォールを設けることも、もちろん可能です。ただし、よりリスクを伴います。その他の壁よりもアクセントウォールの色が明るい場合、バランスが崩れて方向感覚が狂ったような印象を与える可能性があります。
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    部屋のカラースキームに合った色を選ぶ 基本的なポイントかもしれませんが、かなり重要な項目です。既存のインテリアに合った色をアクセントウォールに用いなければなりません。既存のカラースキームの色の1つを再現するのが最善策でしょう。アクセントウォールとインテリアにつながりが生まれます。カラースキームの中でも(原色ではなく)二次色を選ぶと良いでしょう。[9]
    • 例えば、クッションの色、あるいはソファーに用いられている布地の柄の色に合わせると上手くいくでしょう。また、壁に飾ってある絵画の差し色も適しています。
    • 既存のインテリアにフォレストグリーンのストライプが入ったネイビー生地のソファ、フォレストグリーンのクッション、ネイビーのカーテン、さらに小さな緑の絨毯が含まれている場合は、緑をアクセントウォールに選びましょう。
    専門家情報
    Sam Adams

    Sam Adams

    建築業者
    サム・アダムスはシアトル広域都市圏にて13年以上の運営歴を持つ住宅設計・建築会社、「Cherry Design + Build」の社長を務めています。現在は元建築家の経験を活かし、住宅のリモデリングや増築に関する総合建築業務を請け負っています。
    Sam Adams
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    建築業者

    アクセントウォールで色調の強い色を強調しましょう。 住宅設計、建築会社を経営するサム・アダムスさんからのアドバイスです。「 ほんのわずかに色が用いられている部屋では(例えばタイルなど)、アクセントウォールを設けることで、その色を引き出すことができます。特に、全ての面を塗るには暗く、憂鬱な印象を与えてしまいそうな色である場合に有効です。」

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    部屋のすべてをカラーコーディネートしようとしない カラースキームの主要な色をアクセントウォールに用いないようにしましょう。部屋のあらゆる色をカラーコーディネートするのは度が過ぎていて、逆に何も目立たなくなってしまうので、アクセントウォールも期待はずれな出来栄えとなるでしょう。そこで、その部屋の主要な色に対してコントラストを生む色を選ぶのが良いでしょう。[10]
    • 例えば、カーテンやソファ(座面)にネイビーが用いられている場合は、アクセントウォールに同じ色は用いないようにしましょう。ネイビーのもの全てが単調に見えます。
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パート 3 の 3:
アクセントウォールに色を塗る

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    必要な塗料の量を計算する アクセントウォールの高さと幅をかけましょう。壁の面積を求めることができます。目安として、4リットル程で32~36平方メートル程の面積を網羅することができます。つまり、4リットル単位で塗料を購入するのであれば、32~36平方メートル辺り1缶を用意すれば、壁全体を塗ることができるという試算になります。4リットルあればほとんどの場合足りるはずですが、恐らく2度塗りすることになるということも忘れないようにしましょう。[11]
    • アクセントウォールに窓がある場合は、全体の面積から1.4平方メートル前後を差し引き、32あるいは36で割りましょう(実際の窓の大きさによって変わります)。
    • 扉がある場合は、2平方メートル前後を壁の面積から差し引き、32、あるいは36で割りましょう(実際の扉の大きさによって変わります)。
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    壁に固定されているものは取り外し、保護用タープを敷く コンセント差込口のカバー、照明、照明のスイッチ、窓おおいなどは事前に取り外しておきましょう。また、塗装用マスキングテープ(ペインターズテープ)で窓の台、扉のヒンジ部分、幅板などの縁を覆いましょう。また、床にはタープを敷き、部屋に置かれている家具は全て覆っておきましょう。窓を開けるか、扇風機を使うなどして、換気の良い状態を維持しましょう。[12]
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    ペインターズテープを使い、塗料を塗らない壁とはっきりと分ける アクセントウォールは隣り合っている壁や天井に対して、かなりのコントラストを生むことになるので、どこからどこまでがアクセントウォールなのかを直線ではっきりと分けておくことが大切です。境界線が曲がっていたり、塗料がにじみ出していると、かなり目立ちます。テープはゆっくりと、そして正確に貼っていくのがポイントです。[13]
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    塗料を塗る前に汚れを落とす 埃や汚れが付着したままで塗料を塗ると吸着が悪くなるので、塗る前に必ず掃除をしましょう。ぬるま湯に数滴の食器用洗剤を加えて低刺激の洗浄液を作ります。スポンジあるいは布を使い、床から天井まで、少しずつ拭いていきましょう。完全に乾くまで待ちます。[14]
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    お好みでプライマーを1度塗る プライマーは必須ではありませんが、塗ったほうが、より満足のいく仕上がりになるでしょう。塗料が壁に吸着しやすくなるだけでなく、同じ量の塗料で塗ることのできる範囲が増し、塗料の持ちが良くなります。室内用塗料向けのプライマーを購入し、ローラーまたは刷毛を使って1度、塗りましょう。完全に乾いてから塗料を塗ります。[15]
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    選んだ色の塗料を2度塗りする 室内用のラテックス塗料を選びましょう。まず、上部の一角から始め。天井から床に向かって少しずつ塗っていきます。隅は角度のついた刷毛を使い、それ以外の部分はローラーを使うと時間を短縮することができます。また、細かな作業が必要な部分も角度のついた刷毛を使い作業をしましょう。[16]
    • 1層目が乾くのを待ち、全く同じ方法で重ね塗りをしましょう。
    • 2層目が完全に乾くのを待ってから、ペインターズテープをはがし、壁に固定されていたものを元の位置に戻しましょう。
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このwikiHow記事について

Sam Adams
共著者
建築業者
この記事の共著者 Sam Adams. サム・アダムスはシアトル広域都市圏にて13年以上の運営歴を持つ住宅設計・建築会社、「Cherry Design + Build」の社長を務めています。現在は元建築家の経験を活かし、住宅のリモデリングや増築に関する総合建築業務を請け負っています。
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