この記事の共著者 : Kristin Pulaski. クリスティン・プラスキーはブルックリン市のウイリアムバーグにて「Paintbucket」を経営するネイルアーティストです。ネイルテクニシャンの認定資格を保有し、3年以上にわたり同サロンを運営。マニキュアネイルアート、ペディキュア、ソフトジェルエクステンション、そしてウエディングや披露宴を対象としたセットサービスを提供しています。マンハッタンカレッジにて経営科学の学士号を取得。
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アクリルネイルは接着剤が強力なため、外すのが大変です。ここでは、ネイルサロンに行かなくても自分でアクリルネイルを外す方法をいくつか紹介します。
認定美容専門家ローラ・マーティン氏は 「アクリルネイルは長持ちでデザインの創造性を最大限に高めることができますが、素材には1つ欠点があります。それは、外すのにコツがいるということです。適切に外さないとアクリルネイルの下にある本物の爪を傷つけてしまいます。これから紹介する手順通りに外すと、自分の爪を傷つけることなくアクリルネイルを楽しめます」と言っています。
ステップ
アクリルネイルをアセトンに浸す
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1爪を切ります。爪切りを使って、アクリルネイルの端を切って短くします。できるだけ多くアクリルネイルを切り取りましょう。厚くて切るのが難しい場合は、目の粗い爪やすりで削ります。その際は、誤って爪床を傷つけると出血するので気を付けましょう。
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2ネイルのトップコートを削ります。目の細かい爪やすりでトップコートを削り、できるだけ多くのアクリルネイルを取り除きます。爪の長さに沿って長いストロークで爪やすりを動かしましょう。
- 自分の爪を削ったり傷つけたりすることがないように注意しましょう。
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3ボウルにアセトンを注ぎます。中サイズのガラス製ボウルにアセトンを半分まで注ぎます。アセトンを電子レンジで加熱したり、火の近くで使ったりしてはいけません。アセトンには非常に高い引火性があります。
- アセトンには強い刺激臭があるので、使用の際は部屋をよく換気しましょう。
- アセトンの近くで煙草に火をつけてはいけません。
専門家情報"熱湯少量を注いだ大き目のボウルにアセトンのボウルを入れ、湯せんにかけると工程が早く進みます。"
Laura Martin
認定美容師Laura Martin
認定美容師 -
4爪周囲の皮膚にワセリンを塗ります。アセトンはプラスチックを溶かし、皮膚にダメージを与るので、皮膚を保護する必要があります。これはアセトンで皮膚がヒリヒリ痛むのを防ぐための手順で、特にささくれがある場合は重要です。
- アクリルネイルの表面にアセトンが浸透しネイルを分解します。アクリルネイルにワセリンがつかないように気を付けましょう。
- 綿棒を使うとはみ出さずにワセリンを塗れます。
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5アセトンを爪に塗ります。アセトンをたっぷり浸み込ませたコットンパッドを爪にあてます。爪1枚にコットンパッド1枚を使いましょう。コットンパッドがアクリルネイルに密着するようにアルミホイルで巻き付けましょう。ネイルにアセトンが浸透するように30分間そのままおきます。
- アルミホイルがなければ、ビニール製ではないテープを巻いてコットンパッドを固定します。
- アセトンで皮膚がヒリヒリ痛まない場合は、アセトンを注いだボウルに直接指を浸しても構いません。
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6アルミホイルとコットンパッドを爪から外します。指でそっと持ち上げると、コットンパッドと一緒にアクリルネイルが外れるでしょう。
- アセトンを注いだボウルに直接アクリルネイルを浸した場合は、オレンジウッドスティックでアクリルネイルをそっと持ち上げて外します。
- アクリルネイルがまだしっかりついている場合は、さらに20分間アセトンに浸してから、再度外してみましょう。
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7バッファー(爪みがき)で残ったアクリルネイルを削り落とします。アセトンに浸したのでアクリルネイルは柔らかくなっています。柔らかいうちに残ったアクリルネイルをバッファーで取り除きましょう。削っている間に硬くなってきたら、アセトンを浸み込ませたコットンパッドでアクリルネイルを湿らせます。
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8自分の爪を整えます。爪切りと爪やすりを使って爪の端を滑らかに整えます。さらに、目の細かいバッファーで爪を軽くこすります。爪の付け根から先端に向かってこすりましょう。
- 爪が傷つかないように、爪やすりは一方向に動かします。のこぎりのように前後に動かすのはやめましょう。
- 爪表面の層がアクリルネイルと一緒に剥がれることがあります。爪やすりやバッファーで爪を削る際は、爪をこれ以上剥がしたり、傷つけたりしないように注意しましょう。
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9手に潤いを補填します。アセトンを使うと肌が非常に乾燥します。石鹸と水で手に残ったものを洗い流します。手を乾かしてから、ボディオイル、オリーブオイル、保湿ローションなどを塗りましょう。
- 保湿剤を爪、キューティクル(甘皮)、皮膚に塗って水分を補給します。
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デンタルフロス(糸ようじ)でアクリルネイルを外す
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1手伝ってくれる人を見つけます。この方法は、アクリルネイルの下に入れたデンタルフロスを両手で引っ張るので、手伝ってくれる人が必要です。また、この方法でアクリルネイルを外すと、同時に爪の表面が剥がれることがあるので、爪が既にひどく傷んでいたり、爪が傷むのを心配したりする場合は、この方法は適さないかもしれません。
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2アクリルネイルの根元の端を持ち上げます。キューティクルスティックを使って、根元の端全部をそっと持ち上げましょう。
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3パートナーに、アクリルネイルの下にデンタルフロスを入れてもらいます。パートナーと向かい合わせになり、持ち上げたアクリルネイルの下にデンタルフロスを入れてもらい、フロスの両端を左右の手で持ってもらいましょう。
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4パートナーに、アクリルネイルの下でフロスを前後に動かしてもらいます。アクリルネイルが緩むようにフロスを前後上下に動かしてもらいましょう。アクリルネイルが外れるまで、この動きを繰り返します。
- フロスを無理やりに上に引っ張らないようにパートナーに頼みましょう。アクリルネイルと一緒に自分の爪が剥がれる恐れがあります。
- 他の爪も同じ要領で繰り返し、アクリルネイルをすべて外します。
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5爪をバッファーで整えます。アクリルネイルを外す過程で、爪が少し剥がれているかもしれません。バッファーを使って自分の爪をきれいに整え、キューティクルクリームや保湿剤で保湿しましょう。
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6完了です。アクリルネイルがきれいに外れました。広告
ポイント
- アセトンをプラスチック製のボウルに入れてはいけません。アセトンの作用でプラスチックが溶け、アセトンが周囲に飛び散る恐れがあります。
- 専用のアクリルネイル除去セットをドラッグストアで購入することができます。
- アセトンでアクリルネイルを少し緩めてからデンタルフロスを使うとより簡単に外せます。
注意事項
- アセトンには非常に高い引火性があります。火や熱から遠ざけておきましょう。
- アクリルネイルを外す際に痛みを覚えたり、何度試しても外れなかったりした場合は、自分で外すのをあきらめてネイルサロンに任せましょう。
- 適切に行わないと、デンタルフロスを使った方法で爪の表面が剥がれ、爪に永久的な損傷を引き起こす恐れがあります。
- アクリルネイルと自分の爪の間に隙間ができると、感染症のリスクがわずかながら発生します。爪が厚くなり変色したら、かかりつけ医や皮膚科医の診察を受けましょう。
- アクリルネイルを削って取り除くのはやめましょう。爪床を傷つける恐れがあります。
必要なもの
アセトンに浸す
- 爪切り
- 爪やすり
- 目の細かいバッファー
- アセトン系除光液
- ガラス製の小さいボウル
- ワセリン
- アルミホイル
- コットンパッド
- アルミホイルを細く切ったもの
- オレンジウッドスティック
- 手を洗うための低刺激の石鹸と水
- 保湿剤
デンタルフロスで外す
- デンタルフロス
- 爪切り
- 爪やすり
- 目の細かいバッファー
- 保湿剤
動画
このwikiHow記事について
アクリルネイルを自分で落とすには、まず爪切りでネイルをできるだけ短く切り、爪の周りの皮膚にワセリンを塗ります。次に、綿球をアセトンに浸し、各ネイルの上に乗せます。綿球でネイル全体を完全に覆ってから、アルミホイルで指先ごと一本ずつ包みます。その後30分間乾かします。アルミホイルを取り外す頃には、簡単にアクリルネイルが落ちるはずです! 特に落としにくいネイルの処理方法については、記事を読みましょう!