アジサイは木質系の低木で、白・青・ピンク・紫などの美しい花を咲かせます。丈夫な植物ではありますが、アジサイの冬越しの準備には特別な注意が必要です。住んでいる場所の気候に関係なく、土に水を撒いたり、堆肥を入れたりして、寒さと乾燥を防ぐ必要があります。冬でも気温が氷点下にならない地域では、マルチングをすれば十分でしょう。冬の気温が-18℃以下になる地域に住んでいる場合は、その年の初霜の前に囲いを作って保護する必要があります。

方法 1 の 3:
株のコンディションを整える

  1. 1
    真夏に株の周りの土に施肥を行う 暖かい時期にたくさん花が咲くよう、春から夏にかけて株に肥料を与えましょう。冬に向かう時期に肥料を与えると、寒さに弱い新しい花が咲いてしまいます。株が冬の寒さに耐えられるように、秋になったら肥料を与えないようにしましょう。[1]
    • 時期を考えずに、一年中肥料を与えすぎるのはよくありません。葉は繁りますが、春になっても花が咲かなくなることがあります。
  2. 2
    春にアジサイの栄養になるよう、秋に5~8cmほどの層の堆肥を敷き詰める 堆肥はゆっくりと分解されます。秋に入れておくことで、春にはアジサイに必要な栄養となるでしょう。土の表面に、5~8cm 程度の層になるように堆肥を敷き詰めます。熊手やハンドレーキを使って、堆肥を土の上で優しく耕しましょう。[2]
    • 地面がすでに凍っている場合は、凍った土の上に堆肥を敷き詰めます。冬の間に分解され、春にはアジサイの栄養となるでしょう。
    • 果物や野菜のくず、コーヒーの粉、紙、葉っぱ、刈り込んだ草などを材料にして、自分で堆肥を作ってみましょう。
  3. 3
    地面が凍るまでは数日に1度たっぷり水をやる 株の水分を保ち、元気な状態にしておくために、十分な量の水を与えましょう。寒さに備えるためにも、晩秋にはたっぷり水をやるようにします。水やりは2~3日ごとに行い、水が徐々に土に染み込んで株元まで行き渡るようにしましょう。[3]
    • この作業は、冬が始まる1~2ヶ月前の秋から始めましょう。
    • 秋にたっぷりと水をやっておくことで、冬が来る前に十分な水分を与えることができます。
    広告

方法 2 の 3:
マルチングをする

  1. 1
    有機質のマルチング材を用意する アジサイの根元に有機質のマルチング材を敷き詰めることで、根や茎を厳しい気候から守り、土の中の水分をある程度閉じ込めることができます。藁や落ち葉などは、有機マルチのマルチング材としてピッタリの素材です。藁は購入し、落ち葉は秋に集めておいてマルチング材として利用しましょう。[4]
    • アブラムシやカイガラムシなどの害虫によって、アジサイが被害を受ける危険性があるため、マルチング材は虫がいないことを確認してから使いましょう。
    専門家情報
    Steve Masley

    Steve Masley

    ホーム・ガーデン専門家
    サンフランシスコ・ベイエリアに住むスティーブ・マスリーは、30年以上にわたり自身がデザインした菜園で野菜の有機栽培を行っています。有機栽培コンサルタントとして、有機野菜栽培のノウハウを顧客や学生に教えるウェブサイト「Grow-It-Organically」を設立。2007年と2008年にはスタンフォード大学にて、持続可能性を考えた農業について学ぶ実習プログラムの講師を務めました。
    Steve Masley
    Steve Masley
    ホーム・ガーデン専門家

    落ち葉をマルチング材として使う場合は、しばらく分解する期間を置いてから篩にかけましょう。落ち葉を篩に乗せて振り、小さな粒子を落としていきましょう。こうすることで、大きく荒いパーツを取り除くことができます。このようにして分けた小さな粒子を土に混ぜ込んで土づくりに利用したり、マルチング材として土の表面に敷き詰めたりして使いましょう。

  2. 2
    晩秋から初冬、または地面が凍ってからマルチングを行う まだ気温の高いうちにマルチングを行うと、冬ごもりの準備をしているネズミが寄ってくる、アジサイの株が腐る、病気になるといった被害につながる場合があります。寒さの厳しい地域では、地面が凍るまで待ってからマルチングをしましょう。温暖な地域では遅くとも晩秋まで待つようにします。[5]
    • 寒さの厳しい地域の場合、マルチングではなく、より広範囲をカバーできる別の方法で冬の寒さからアジサイを守る必要があるかもしれません。
  3. 3
    株の根元に15~20cmほどマルチング材を敷き詰める アジサイの場合、冬の間しっかりと株を保護するために、マルチング材は厚めに敷く必要があります。株の根元の地面を覆うように、マルチング材を撒きましょう。層の厚さが最低でも15cmになるようにします。[6]
    広告

方法 3 の 3:
囲いを作る

  1. 1
    株から10cm以上離れた位置に杭を立てる 金槌や木槌を使って、株の四方を囲むように4本の木杭を地面に垂直に打ち込みましょう。杭は株の根元から8~10cm以上離れた位置に立てるようにします。倒れないよう、杭は最低でも8~10cmほどの深さまで打ち込みましょう。
    • 杭の高さは株の高さと同じくらいになるようにします。
    • 枝が杭の上に乗らないようにしましょう。
    • 初霜が予想される時期の1ヶ月ほど前から、囲いの準備を始めましょう。
  2. 2
    黄麻布を杭に巻き付けてアジサイのための「囲い」を作る アジサイの冬越しの準備では、防寒と通気性を両立させる必要があります。囲いには、通気性のある黄麻布を使いましょう。木の杭の外側から覆う形で、黄麻布でアジサイを完全に囲います。[7]
    • 黄麻布の代わりに使えるガーデニング用の不織布は、ホームセンターやインターネットで購入できます。
  3. 3
    黄麻布(不織布)をタッカーで杭に固定する 通気性のある黄麻布(不織布)でアジサイの周りを囲ったら、それぞれの杭の上部・中央・下部の3か所で固定しましょう。タッカーの打ち出し口を、黄麻布(不織布)と木杭の重なる位置で構えます。タッカーの引き金を引いて、ホチキスの針を木杭にしっかりと打ち込みましょう。
    • 木杭に黄麻布(不織布)を固定しておかないと、大雪や風で囲いが外れてしまうかもしれません。
  4. 4
    寒さの厳しい地域では囲いの内側を落ち葉で満たす 冬の間、厳しい寒さが予想される場合は、断熱効果のある素材を追加しましょう。株が完全に埋もれるように、「囲い」の上部まで落ち葉で満たします。落ち葉なら、アジサイの株を押しつぶしたり傷つけたりすることなく、寒さから守ることができるでしょう。[8]
    • この方法で株を保護する場合、株元にマルチングをする必要はありません。
    • 落ち葉の代わりに松の葉を使ってもよいでしょう。
    広告

ポイント

  • アジサイの剪定は、冬に受けたダメージがはっきりとわかる、春の中頃から終盤にかけて行います。
  • 防寒対策(マルチング材・囲い・断熱用の落ち葉など)は、春になり、霜が降りる危険性がなくなってから撤去しましょう。[9]
広告

必要なもの

株のコンディションを整える

  • 10:10:10(窒素:リン酸:カリ)の草木用の肥料
  • じょうろ
  • 堆肥
  • 熊手

マルチングをする

  • マルチング材

囲いを作る

  • 木杭
  • 金槌/木槌
  • 黄麻布
  • タッカー
  • 木の葉や松の葉

関連記事

コオロギを捕まえるコオロギを捕まえる
レモンの種を植えて育てるレモンの種を植えて育てる
カタツムリを駆除するカタツムリを駆除する
きのこを駆除する
鉢植えのアリを駆除する鉢植えのアリを駆除する
ミノムシを駆除するミノムシを駆除する
枯れそうなアロエベラを復活させる枯れそうなアロエベラを復活させる
バラを種から育てるバラを種から育てる
木の根を枯らす
ツタを取り除くツタを取り除く
観葉植物の変色した葉先を切り取る観葉植物の変色した葉先を切り取る
デーツの種を発芽させるデーツの種を発芽させる
ミリオンバンブーを栽培するミリオンバンブーを栽培する
水をやり過ぎた植物を復活させる水をやり過ぎた植物を復活させる
広告

このwikiHow記事について

Steve Masley
共著者 ::
ホーム・ガーデン専門家
この記事の共著者 : Steve Masley. サンフランシスコ・ベイエリアに住むスティーブ・マスリーは、30年以上にわたり自身がデザインした菜園で野菜の有機栽培を行っています。有機栽培コンサルタントとして、有機野菜栽培のノウハウを顧客や学生に教えるウェブサイト「Grow-It-Organically」を設立。2007年と2008年にはスタンフォード大学にて、持続可能性を考えた農業について学ぶ実習プログラムの講師を務めました。
このページは 188 回アクセスされました。

この記事は役に立ちましたか?

広告