アニメーションを作る方法

共同執筆者 wikiHow編集チーム

アニメーションの制作は簡単なことではありません。一つの世界を構築し、イラストレーションで表現し、登場人物の行動動機を設定し、ストーリーを紡ぎ出すーこれは一大事業です!しかし、創造する力を育てるすばらしい訓練でもあります。アニメに夢中の人なら、おそらく、楽しく自分のアニメを作ることができるでしょう。

方法 1 の 6:
作品の舞台の概略を設定する

  1. 1
    自分の物語の舞台設定を決める 宇宙人の住む惑星が舞台なのか、それとも比較的地球に似た場所なのかといった設定をします。舞台となる世界の詳細をすべて決める必要はありませんが、ストーリーが始まる舞台を設定する必要はあります。 [1]
    • 例)作品の主な舞台を、人が洞窟の中で暮らす世界にします。洞窟の外には危険などろどろしたスライムの沼がたくさんあり、うかつに出歩くとそこに落ちる、などと世界観を広げていきます。
  2. 2
    面白いものを登場させる 先ほどの例で言えば、スライム沼がそれにあたります。アニメの舞台には、少し魔法がかったものや、とにかく変なものがよく登場します。例えば、人にやたらとアドバイスをしてくる喋るピアノや、人を様々な場所に運んでくれる空飛ぶ動物などがそれにあたります。ものすごく幻想的なものや、SF小説に登場するようなものでなくても構いません。自分のアニメの舞台やストーリーにぴったりくるものを選びましょう。[2]
    • 例)本当かどうかわからない素朴な民話に、不思議な力が隠されているという設定にします。スライム沼の世界では、スライム沼に落ちて生き延びた者に特別な能力が授けられるという昔ばなしがありますが、誰にもその真偽はわかりません。
  3. 3
    その世界の技術的進歩について設定する その世界では人は普通の集合アパートに住むのでしょうか、それとも木造の小屋に住むのでしょうか?食料は狩って来なければならないのでしょうか、それともレストランで外食ができるのでしょうか?当然、こういった例の中間、またはさらにそれを超えた技術レベルの選択肢は数多くあります。その世界の技術的進歩のレベルによって、立ちはだかる問題にキャラクターが対処していく方法は様々に異なります。[3]
    • 例)テクノロジーが進歩した世界であれば、みんなが抗スライム服を着ているので、スライム沼に落ちても問題はない、という設定ができます。
    広告

方法 2 の 6:
キャラクターを創る

  1. 1
    キャラクター(登場人物)の外見と性格を決める どのような外見かを決める際に、同時に性格も決定します。キャラクターの絵を描き、横にその人物の性格的な特徴を書き留めます。一人は非常に頭が良く勘が鋭いのに、すぐに切れがちな人物で、もう一人は忠誠心は強いものの、知らない人には非常に冷たい人物というように設定を決めます。キャラクターのラフ画(下絵)をスケッチしましょう。[4]
    • キャラクターの見た目は、その性格をも表すため非常に重要です。例えば、筋骨隆々な人物はヒーローにしたり、逆に大変な弱虫にすることもできます。どちらの場合も人物の体格がその性質を伝え、見る人の興味を引きつけます。
  2. 2
    主人公を決める 主人公は一人に決める必要はありませんが、視聴者にとって応援しやすいキャラクターがいると良いでしょう。大抵のアニメでは主人公は一人です。[5]
  3. 3
    キャラクターに特殊能力を与えるかを検討する アニメでは特殊能力を持ち、ものすごいことを成し遂げるキャラクターがよく登場します。制作するアニメの中に登場する問題が何であれ、主人公に特殊な能力を与え、主人公にそれを使って問題解決をさせる、というのは良い筋書きです。空を飛べる、すごい怪力があるなどという必要はありません。難問に立ち向かうのに役立つ、何かちょっとした興味深い能力を考えましょう。[6]
    • 例)主人公は並外れた勇気の持ち主ということにします。これは魔法ではないものの、 特殊な能力と言えるでしょう。
  4. 4
    キャラクター同士の関係性を構築する 主人公の家族、恋人、友達が物語の中で大きな役割を果たすようにします。こういった関係性は人間関係の中でも最も強力なもので、人が何かをする動機となり、元気を与え、葛藤をも生み出します。こういった前向きな特性全てを持たせると、物語が面白くなります。
  5. 5
    それぞれのキャラクターの行動動機を設定する 他のキャラクターは主人公の動機に協力するという設定も可能ですが、彼らを動かす原動力となる動機を考えましょう。動機は教育を受ける、彼女を作る、など何でも構いませんが、主人公が非常に情熱を注ぐものである必要があります。[7]
    広告

方法 3 の 6:
作ったアニメを動かす

  1. 1
    アニメーション制作ソフトで自分の作品を描く まず自分のアニメをアニメーション制作ソフトで描くことから始めましょう。ネット上には、簡単に自分のアニメの世界とキャラクターを創れるアニメーション制作ソフトが数多く無料で提供されています。すでに自分が描きたい世界の設定はできていますから、あとはそれを動かすだけです。じっくり取り組みましょう。描くうちに当初の計画と違ってきても、心配はいりません。[8]
  2. 2
    キャラクターを描く 同じアニメーションソフトでキャラクターを描きます。完成形のイメージを伝えるために描いてあるラフスケッチをもとにしましょう。
  3. 3
    作品の舞台と相性の良いキャラクターを描く あとはキャラクターと作品の舞台を融合させるだけです。上手く融合出来れば、直ちにストーリーのアイデアやその後のストーリー展開の構想が生まれるでしょう。キャラクター達が、今まで行ったことのない遥か遠方にある巨大な崖を探検してみたいと言い出すかもしれません。また、日ごとに太陽の光がだんだんと弱くなり、キャラクター達はその原因を突き止めなければならないかもしれません。どんな物語においても(もちろんアニメでも)、環境は登場人物の行動の大きな誘発要因になります。[9]
    • 例)その世界では、いたる所に大きなスライム沼があります。主人公の弟がスライム沼に落ちてしまい、キャラクター達は何とかして彼を助けなければなりません。これがストーリーの始まりとなります。
    広告

方法 4 の 6:
具体的な筋書きと台本を作る

  1. 1
    キャラクターの性格や動機に合わせた台本を作る キャラクターと舞台設定が決まれば、ストーリーに合わせて舞台の中でキャラクター達を動かしていくことができます。これには台本作りも含まれます。状況とキャラクターに合った台本を書きましょう。なるべく、自分が実際に話したり、人と会話をする時のようなリアルな台詞を目指します。通常、完全に人から指示された会話というものはほとんどありません。会話とは絶えず揺れ動き、話題が変わっていくものです。自然でユーモアのある台本を目指しましょう。[10]
  2. 2
    発端・中盤・結末を作る 絶対にこの3部構成にしなくてはならないわけではありませんが、この構成を頭に入れておくと、筋書きを練るのに役立つはずです。古典的な名著などを読み、どこがその物語の発端・中盤・結末に当たるかを探してみましょう。
    • 例)物語の発端は「主人公の弟がスライム沼に落ちること」です。中盤は主人公が一人で抗スライム服を着てスライム沼に入り、弟を探します。結末はスリリングなものにしましょう。スライム沼に棲むスライムデーモンが現れて、「兄弟のどちらか一人しか返さない」と言い、弟を家に帰すために主人公は後に残る、などとします。[11]
  3. 3
    キャラクター・アーク(ストーリー進行に連れてキャラクターに起こる内面的変化)を取り入れる これは非常に単純な、ありふれたものである必要はありません。必ずしも、初めは悲しみに満ちたキャラクターが最後には幸せになるといったストーリーでなくても構いません。むしろ、キャラクター・アークは主人公がある種の小さな変化を経験したり、何かを実現するといったものであるべきです。その実現がストーリーの始まりから何も変わらない些細なものだとしても、それがストーリーに奥行きを与えます。主人公が一貫した論理性もなく、ただ走り回って種々雑多の活動をする、といったストーリーは避けましょう。[12]
    • 例)物語の発端では自己中心的だった主人公が、弟を助けたことで、自分が本当は他人思いなのに自分で心を閉ざしていたと気付きます。すると、次回はなぜ主人公が心を閉ざして世界に背を向けていたのかという理由を描くことができます。
    広告

方法 5 の 6:
アニメを仕上げる

  1. 1
    良いタイトルを考える タイトルは視聴者の興味を引き付けるものです。筋書きと関連のあるタイトルをつけましょう。
  2. 2
    単発か、連続ものかを決める どちらかに決めると、どのようなストーリーの結末にするのか、そもそも結末を設けるのかが決まります。連続ものにしたい場合は、視聴者の興味を惹きつけておく対策が必要です。初回のストーリーの終わり方に満足してしまえば、視聴者は次の回を見ようとは思わないでしょう。続きが気になるような終わり方にしましょう。 [13]
  3. 3
    ワクワクするクライマックスと結末を用意する これは次回が気になるような終わり方にするために重要な役割を果たします。連続ものにする場合は前回の終わりと次回の始めの間の構成を調整しましょう。第1話を見た視聴者をがっかりさせないように、また次回は何が起こるのか楽しみにしてもらえるように、うまく構成のバランスをとりましょう。
  4. 4
    ストーリーの中で完結させる 物語の始めに恋愛要素があったのなら、最後には何らかの形でそれを完結させる必要があります。全てを完ぺきな形で結び付ける必要はありませんが、よく練り上げられた、プロのような作品を目指しましょう。脈絡のないストーリーがいくつも現れると乱雑な印象を与えます。[14]
    広告

方法 6 の 6:
自分のアニメ作品を広める

  1. 1
    家族や友達に見せる ファンを増やすには、これが最も簡単な方法です。家族や友達はきっと応援してくれて、おそらく自分たちの知人や友人に作品をシェアしてくれるでしょう。これが最初の支持基盤を作るもとになります。
  2. 2
    ブログやウェブサイトを開設する 作品をネット上で発表することは視聴者獲得への素晴らしい方法です。すぐに自分の作品でお金が稼げると思ってはいけませんが、作品が人気になれば、それも可能かもしれません!ツイッターやFacebookなどのSNSで自分の作品のアカウントを作り、ブログの宣伝をしましょう。[15]
  3. 3
    出版社に連絡する 自分のアニメ作品を気に入って、出版したいと考えてくれる人を探しましょう。居住地の近くの出版社はオンラインで探せます。アニメ専門で、他にも若いアニメ作者のデビューを支援した実績のある担当者を探しましょう。制作した作品を気に入ってもらえるかは、挑戦してみなければわかりません。
  4. 4
    コンテストに出品する 全作品を出品したくなければ、一部をショートアニメのコンテストに出品しましょう。アニメ作品のコンテストや、アニメ部門もある映像や文学作品関係のコンテストなどがたくさん開催されています。検索してみましょう。
    広告

このwikiHow記事について

共著:
wikiHowスタッフ編集者
この記事は、経験豊富なwikiHowの編集者と調査員から成るチームによって執筆されています。調査員チームは内容の正確性と網羅性を確認しています。
他言語版
このページは 519 回アクセスされました。

この記事は役に立ちましたか?

広告