アボカドをそのまま食べるにしても、調理するにしても、つぎにアボカドを口にする際は中の種(核)は捨てずに取っておきましょう。アボカドの栽培は、すべての年齢の人が手軽に楽しめる園芸作業です。アボカドは屋内、屋外を問わず育てることができるため、子供たちにとっても、クラスや自宅での課外活動にうってつけです。ただし、以下に紹介するのは花を付ける木の栽培方法であって、果実を付ける木の栽培方法ではありません。アボカドの実の収穫を楽しみたいというみなさんは、園芸店や苗床で接ぎ木を購入するのが確実でしょう。[1]

方法 1 の 2:
水耕栽培

種の準備

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    種(核)を取り出します。中心にある種を傷つけないように注意しながら、アボカドの実に切れ目を入れます。果実の周囲に沿って1.5cmほどの深さで切り込みを入れましょう。両手で果実を握り、切れ目を中心に反対方向へ捻って果実を割ります。慎重に種を取り出して脇に置きましょう。
    • 種を取った後の実は料理に使いましょう。味わい深いアボカドの果肉をすり潰してペーストにすれば、ワカモレソースが出来上がります。
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    種を洗います。種を慎重に洗い、こびり付いた果肉をすべて取り除きます。石鹸を使ってはいけません。温水のみを使って手作業で洗いましょう。その際、薄茶色の外皮を洗い落とさないように注意しましょう。外皮が剥がれると種子が破壊され、その後の生長が阻害されてしまいます。
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    種に爪楊枝を刺します。種の尖った側を上に向け、周囲に沿って等間隔で4本の爪楊枝を中心に向かって突き刺します。あとでこの爪楊枝をカップの縁にかけてバランスを取り、種の上半分をカップの外に出します。爪楊枝を持って種をしっかりと支えられるかをチェックしておきましょう。
    • 種は約3cmの深さで水に浸します。そのことを頭に入れて爪楊枝を刺しましょう。
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    カップまたは瓶を水で満たします。小さく細長い容器(できればグラス)に満タンになるまで水を注ぎます。容器は種の幅に合わせて選びましょう。容器の口は、種が十分に入る程度の広さが必要です。ただし、広すぎると爪楊枝を乗せられず、種が中に落ちてしまいます。
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    爪楊枝を刺した種を容器の縁に置きます。爪楊枝を縁に乗せ、種の下側3cmのみを水に浸します。種の尖った側が上に向き、丸い側が下に向いていることを確認しましょう。逆向きにすると、アボカドは生長できません。
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    種が発芽するのを待ちます。アボカドを乗せた容器を温暖かつ静かな場所に置き、根を出して生長を始めるのを待ちます。窓際やその他日当たりの良い場所を選びましょう。
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    水は毎日または1日おきに取り換えます。容器の中でカビ、細菌、酵母菌などが繁殖すると発芽の妨げとなるため、水は頻繁に取り換えましょう。種の下半分は常に水に浸して湿気を保ちましょう。
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    種から根が出るのを根気強く待ちます。2、3週間経つと、茶色の外皮が徐々に乾燥して皺くちゃになり、やがて剥がれ落ちます。ほどなく種の上下に割れ目が入ります。さらに1、2週間が経過すると、種の底から主根が顔を出し始めます。[2]
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    そのまま水やりを続けます。主根を傷つけたり、主根の生長を妨げないように細心の注意を払いましょう。ほどなく種の頂点から発芽が始まります。顔を出した葉芽が開き始め、やがて新芽となって葉を付けます。
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アボカドの木を植える

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    栽培する場所を選びます。アボカドの木は、その土地の気候や生育条件に大きく左右されます。大抵の場合、アボカドの木は鉢植えにして、気候の変化に合わせて植木鉢を移動させます。通常、アボカドの木は15.5~29.5℃の気温を好みます。もっとも、ひとたび土に根を張れば、-2℃ほどの寒さにも適応できます。[3]
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    土を準備します。ほとんどのアボカドは、どのようなpH濃度の土でも生長できます。ただし、塩分が低く、水はけの良い土を選びましょう。発芽してから1年は、それほど肥料は必要ありません。1年経ったら土を検査機関に回し、不足している養分を調べてもらいましょう。土の栄養状態に基づき、土壌診断書が作成されます(手軽な土壌検査キットも販売されています)。[4]
    • 窒素・リン・カリウムが等分に配合された肥料を年に2回ほど与えて木の生長を促進しましょう。通常、鉢植えには一般的な鉢植え用の土を使うことができます。余分な水分を排出できるように、植木鉢の底にはいくつか石(軽石など)を敷いておきましょう。[5]
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    植木鉢を準備します。直径20~25cmの素焼きの鉢を用意して、上から2cmの深さまで肥沃な土を入れます。一般的に、用土とココヤシ(ココナッツ繊維)を等分に混ぜた培養土が最も有効ですが、事前に土をきちんと調べて土壌改良材が適切な割合で配合されているかを確かめましょう。土の表面をならして軽く押し固めます。必要に応じてさらに土を加えましょう。土を入れ終わったら、種と根の大きさに合わせて土に穴を開けます。
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    植替えの準備をします。例の容器で発芽させた苗木が15~18cmの高さまで生長したら、8cmの高さまで刈込みます。その後、再び葉を付けた段階で鉢植えにします。芽を出した種を容器から取り出し、慎重に爪楊枝を抜き取ります。
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    種を植木鉢に移します。慎重に種を土に埋め込み、種の上半分を外に出します。種の上まで土を被せてしまうと苗木の根元が腐るので注意が必要です。種の周りの土を軽く押し固めます。
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    苗木には常に湿気を与えましょう。ほぼ毎日水やりをして土に十分な水気を与えましょう。ただし、土が泥状になるほどの過剰な水やりは禁物です。葉先が茶色に変色していれば、明らかに水分不足です。一方、葉が黄色に変色していれば、水分過剰であるため、1、2日は水やりを控えて苗木を乾燥させましょう。[6]
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    木の世話をしましょう。手塩にかけて世話を続ければ、アボカドの種は数年のうちに立派な木に生長します。大きく生長すれば、それほど手間はかかりません。家族と一緒に木の生長を楽しみましょう。また、その木がワカモレソースを作る際に取り出した種から栽培したものと聞けば、友人のみなさんは驚くでしょう。
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方法 2 の 2:
土植えにする場合

種を水に浸けて発芽させると茎の細い木に生長するため、大抵の場合、果実の収穫は期待できません。そのため、栽培者の中には、種を水に浸けずに、そのまま土に植えて育てる人も少なくありません。

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    なるべく良質なアボカドの実を用意しましょう。果肉を取り除いて中の種を取り出します。果実を切る際に縦方向に切れ目を入れると種を取り出しやすくなります。
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    種を取り出します。果肉にナイフを差し込んで捻りを加えると種が外れます。
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    種の上下を確認します。尖っている側が上になります。
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    栽培区画を選びます。気象条件については前述のとおりです。栽培区画の芝やその他の雑草を取り除いて植え込みの準備をします。
    • できれば2本植えましょう。アボカドの木は連れ合いを好みます。
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    種の丸い側を下にして植え込みます。さらに、手作業で種の周囲に緩い土を盛り上げておきましょう。土を踏みつけるような真似をしてはいけません。新芽を傷つける恐れがあります。
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    前述の方法に従って苗木の世話をします。肥料は苗が十分に生長してから与えましょう。あまり早い段階で肥料を与えると、根腐れを起こす危険があります。このまま手塩にかけて世話を続ければ、きっと3、4年で果実を収穫できるでしょう。
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    果実は十分に太らせてから収穫しましょう。もっとも、アボカドの実は枝に付いているうちは熟しません。収穫した実は紙袋に入れて熟成させます(追熟)。柔らかくなったらいよいよ食べ頃です。
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ポイント

  • 辛抱強く育てましょう。ある段階で苗木は土に枯れ枝を突き刺したような見た目になります。急に生長が止まったかと思われるかもしれませんが、引き抜いてはいけません! 苗木は着実に生長を続けています。場合によっては、15~20cmの高さまで生長してから葉を付け始めます。
  • 冬の時期や寒い環境下では、発芽したアボカドを直接庭土に植え替えるのではなく、培養土を入れた中サイズの植木鉢に植え替えるのが賢明です。植木鉢を日当たりの良い窓際に置いて、こまめに水やりをしましょう。ただし、土を水浸しにしてはいけません。
  • 異花受粉のために、同じ区画に木を2本植えるべきかどうかは意見の分かれるところです。実際のところ、必ずしも受粉に他の木が必要なわけではありません。品種によっては、雄花と雌花の両方を付けて自家受粉できるものもあります(ちなみに、アボカドも両性花です)。果実を付ける樹木を栽培したい場合は、他所で育てた樹木から接ぎ木を採取し、自宅の庭の台木に移植することもできます(もっとも、樹木を接ぎ木から育てる場合には特殊な栽培方法が必要になります)。
  • アボカドの種にはゾウムシを始めとする害虫が付きやすく、米国では原則として種付きのアボカドの輸入は禁止されています。とりわけ「アボカド種子蛾」と呼ばれる蛾はアボカドの種の中に卵を産み付け、孵化した幼虫は種の中で成長します。また、苗木が生長すると、葉にカイガラムシやハダニが発生する場合があります。定期的に刈込みを行い、枝葉の通気性を確保しましょう。

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注意事項

  • 接ぎ木とは違い、種子から育てたアボカドの木はとても高く生長します。ちなみに、アボカドの枝は脆く、それほどの重量を支えることはできません。ハンモックを吊り下げただけでも折れてしまいます。
  • 若木のうちは、寒さは大敵です。冷たい風が入る玄関口や冷えた窓ガラスから容器や植木鉢を遠ざけましょう。鉢植えにしている場合は、気温が上昇するまで屋内で世話をしましょう。土植えにしている場合(念のため、鉢植えにしている場合も)は、暖かい季節になるまでは枝葉全体を毛布または低木用のツリーカバーで覆いましょう。しっかりと根を下ろせば、アボカドの木は0℃近い気温に適応できるため、少々の霜にも耐えられます。季節を問わず、気温が低下したら、常にカバーをしておくのが賢明です。
  • 先細った枝やひょろ長い枝を放置していると、やがて木の根元が脆くなります。定期的な剪定を怠ると、枝や幹は痩せ細り、曲がりくねって折れやすくなります。一方、しっかりと剪定された木は、幹も太くなり、その地にどっしりと根を下ろします。
  • 日当たりの悪さや不適切な水やりも、幹や枝を弱らせる原因です。貧弱な木はやがて自らの重量に耐えきれずに倒れてしまいます。
  • 過度の剪定は葉の生長の妨げとなり、場合によっては、発育を止める恐れもあります。1回目の剪定の後は、幹または枝先に顔を出した葉芽だけを摘み取りましょう。適切な剪定は樹木の生長を大いに助長します。余分な枝葉を刈込むことによって、主要な枝は太くなり、その木は分厚く丈夫な葉を付け始めます。
  • 種の下側の先端が乾燥すると、満足に発芽することはできません。たとえ発芽したとしても、その後の順調な発育は期待できません。
  • 発芽した種には清潔な水が必要です。容器の水は頻繁に取り換え、その都度容器が一杯になるまで水を注ぎましょう。油断していると水中で汚染物質が発生し、根に付着します。カビ、根腐れ、菌類、そして発酵した水は、いずれも短時間で種子全体を汚染します。水の鮮度と量を常に一定に保ちましょう。
  • 苗木が植木鉢にしっかりと根を張るまでは、庭土に植え替えてはいけません。丈夫な根系を十分に掘り返した庭土に植え替えれば、屋外での生長を促進できます。
  • 食料品店で購入したアボカドから採取した種では果実の付く木は栽培できないでしょう。市販のアボカドは遺伝子組み換え作物ではありませんが、果樹の栽培には特殊な条件が必要になります。やはり市販のアボカドでは果実の収穫は期待できません。
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必要なもの

  • 熟したアボカド丸ごと一個
  • タンブラー、グラス、またはプラスチックカップ
  • 日当たりの良い場所
  • 爪楊枝4本
  • 植木鉢
  • 水はけ用の石

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このwikiHow記事について

Andrew Carberry, MPH
共著者
フードシステム専門家
この記事の共著者 Andrew Carberry, MPH. アンドリュー・カーベリーは2008年よりフードシステム(食物の生産から消費に至る過程)関連の仕事をしています。テネシー大学ノックスビル校にて公衆健康栄養と公衆健康計画・管理の修士号を取得しています。 この記事は7,445回アクセスされました。
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