2018年の時点で、アメリカには4400万人の移住者が暮らしています。[1]アメリカ以外の国に住んでいる場合、移民ビザを申請して永住権を得ることができます。一方、すでにアメリカにいる場合、「adjustment of status」と呼ばれるステータス変更手続きを通して永住権を申請することができます。[2]移民ビザを保有し5年以上アメリカに居住すると、市民権を得ることができるようになります。[3]

方法 1 の 3:
移民ビザを申請する

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    適切なビザの種類を選びましょう。現在アメリカ国外に住んでおり、アメリカに移住したい場合、まず始めに移民ビザを取得しましょう。移民ビザにはいくつかの種類があり、それぞれ必要な申請書や関係書類が異なります。[4]
    • 移民ビザにはカテゴリー別の優先枠があります。最優先枠はアメリカ市民や永住権を持つ家族がアメリカにいる場合です。その次の優先枠はアメリカですでに雇用されている場合です。
    • 亡命などの他のカテゴリーで申請することもできます。しかしこのビザの発行数は非常に制限されています。発行されるビザの数は、現在住んでいる国によってさらに限られていることもあります。これらのビザ申請のウェイトリストは何年にも渡ることがあります。
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    ビザ申請のスポンサーになる人を選びましょう。移民ビザを申請する場合、アメリカ市民のスポンサーが必要です。家族に基づくビザを申請する場合のスポンサーは、アメリカ市民である家族となります。雇用に基づくビザを申請する場合は、通常は将来の雇用主がスポンサーとなります。[5]
    • 家族がスポンサーとなっている場合、その家族は18歳以上のアメリカ市民でなければなりません。
    • 今までに移民申請のスポンサーをしたことがない人がスポンサーとなる場合、その人も申請者も、手続きの手順書をよく読み、必要書類などについて時間をかけて確認しましょう。移民法専門の弁護士に頼むと、きちんと分かるように説明してくれるでしょう。非営利団体に聞くこともできます。
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    スポンサーに請願書の提出を頼みましょう。書類は米国移民局(USCIS)のウェブサイトからダウンロードすることができ、スポンサーが記入して提出する必要があります。ダウンロードした書類には記入方法や提出方法が記載してあります。[6]
    • 家族がスポンサーとなっている場合、移民ビザ請願書I-130(Petition for Alien Relative)を提出します。雇用主がスポンサーの場合、雇用ベースのビザ請願書I-140(Petition for Alien Worker)を提出します。
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    ナショナルビザセンター(NVC)からの連絡を待ちましょう。請願書が受理されると、追加手続きのため請願書は米国移民局からナショナルビザセンターへ送られます。ナショナルビザセンターでの手続きには、申請書、申請料金、各種証明書等が必要となります。毎年カテゴリーごとにビザの発行数が限定されているため、ナショナルビザセンターからの連絡が、数ヶ月から数年かかることがあります。[7]
    • ナショナルビザセンターからの通知には、移民ビザ申請の手続きについての指示が記載されています。指示をよく読み、分からない点は弁護士や非営利団体に聞いてみましょう。不備があると申請手続きの遅れが生じたり、申請が却下されてしまうこともあります。
    • この段階で、ナショナルビザセンターからの連絡を受ける代理人を選択することができます。頻繁に引っ越しする場合や、固定の住所がない場合に必要になってきます。自分自身ですることも可能です。

    ポイント: ナショナルビザセンターからの連絡を待っている間に、必要書類を集め始めましょう。ビザ申請書と書き方などは米国移民局のウェブサイトから入手できます。

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    申請書と必要書類を提出し、申請料金をナショナルビザセンターに支払いましょう。移民ビザ申請書は比較的量が多く詳細にわたっています。記入した情報には、それを裏付ける公式な書類を添付する必要があります。申請書を記入し、必要書類を集め終えたらそれらをすべてナショナルビザセンターに送りましょう。[8]
    • 提出する前に申請書と必要書類を弁護士と確認しましょう。ビザ申請には10万円以上かかります。却下されてしまった場合の払い戻しはなく、最初からもう一度やり直さなければなりません。
    • 郵送ではなく領事局電子申請センター(CEAC)を通して申請書や必要書類を提出し、申請料金の支払いをする国もあります。こちらの方が確実で早い方法です。
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    健康診断を受けましょう。感染症などを広めてしまわないために、健康診断を受けるよう米国移民局から指示があります。対象の予防接種を受け、感染症の検査をします。[9]
    • 医者がI-693の書類を作成し、封筒に入れて封を閉じます。封筒から書類を取り出してはいけません。封をしたままの封筒を、面接の日に大使館や領事館に持っていきます。
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    大使館または領事館で面接を受けましょう。住んでいる場所から最も近い大使館か領事館で面接が行われます。[10]
    • 面接では、面接官が関係書類を確認し、申請に関して質問してきます。
    • 家族と一緒に申請した場合、一般的に家族も一緒に面接を受けます。
    • 面接の終わりに、ビザが認定されるかどうかが伝えられます。面接官が追加の書類や情報が必要だと判断した場合、その旨が伝えられます。必要な書類をできるだけ早く集めましょう。
    • 面接官はビザを却下することがあります。ほとんどの場合、異議申し立てはできません。ただし、他の面接官によって審議してもらうことが可能です。そのためにはもう一度面接を受ける必要があります。
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    ビザを持ってアメリカへ渡りましょう。面接から数日後にビザが届きます。大使館や領事館でも受け取ることができます。その場合はパスポートを持って行く必要があります。大抵ビザの期限は6ヶ月なので、その期間内にアメリカへ渡りましょう。[11]
    • 封がしてある書類も届くので、アメリカ到着後に関税職員へ渡しましょう。決して封を開けてはいけません。
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方法 2 の 3:
グリーンカードを申請する

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    グリーンカード取得の条件を満たしているか調べましょう。非移民ビザを使ってアメリカに滞在しており、永住を希望する場合、該当するビザの種類を見つけ、ステータスの変更(Adjustment of status)の申請をしましょう。一般的に、最も永住権が入手しやすいのは、アメリカ市民である家族がいる場合やアメリカで正規雇用されている場合です。[12]
    • 例えば、学生ビザで渡米し、その後にその大学の教授として採用された場合、雇用主を通してのグリーンカードを大学がスポンサーとなって申請することができます。
    • 非移民ビザで渡米し、アメリカで恋人を見つけて結婚を決めた場合にもグリーンカードが発行されます。
    • 米国移民局のウェブサイトにビザの種類がすべて載っています。申請する前に移民法専門の弁護士に相談してみてもよいでしょう。アドバイスをくれたり申請の手続きについて教えてくれたりします。

    ポイント:ステータス変更の主な理由は家族や雇用に基づくものですが、他の理由でもグリーンカードを取得することができます。しかし、他の理由での変更は年間の発行数が限られています。その時点で可能な発行数を上回っている場合、米国移民局は申請を受け付けません。発行数は米国移民局のウェブサイトで確認できます。

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    永住権申請書を完成させましょう。アメリカ国内で申請する場合、永住権やステータス変更申請用I-485の書類を記入しましょう。この書類では自身について、永住権取得の理由、学歴、職歴、犯罪歴などの質問があります。[13]
    • この申請書と書き方については、https://www.uscis.gov/i-485 (英語)からダウンロードすることができます。
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    申請に必要な書類を集めましょう。申請書に記入したほぼすべての情報には、それを確認できる公式の書類が必要です。申請の種類により必要書類が異なります。[14]
    • アメリカ市民と結婚し、その理由によりステータスの変更を希望する場合には、婚姻証明書が必要です。
    • アメリカで正規雇用された為にステータスの変更を希望する場合には、雇用を証明する書類が必要です。マネージャーや監督者からの雇用を証明する書類も含まれます。
    • 申請の種類に関わらず、納税申告書などの所得証明が必要です。
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    米国移民局に申請書を提出しましょう。申請書をすべて記入し、必要書類を集め終えたら、申請料金を払い、「Lockbox」と呼ばれる米国移民局の施設に書類を郵送しましょう。郵送する前にすべての書類のコピーをとっておきましょう。[15]
    • 申請書と関係書類の郵送先はビザの種類によって異なります。該当する住所は、https://www.uscis.gov/i-485-addresses (英語)で探すことができます。
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    生体認証に行きましょう。米国移民局は本人確認のために生体認証を行います。申請書が受理されると、米国移民局から予約の日にち、時間、場所についての通知がきます。生体認証は最寄りの指紋採取機関(Application Support Center)で行われます。[16]
    • ここでは、指紋採取と顔写真の撮影が行われます。申請書類が記入済みで正しいものであるという確認のためにサインを求められます。
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    必要な場合には米国移民局の面接に行きましょう。ステータス変更では、非移民ビザの取得時に面接が最近行われたのであれば、多くの場合面接がありません。[17]
    • 面接では、移民局職員から申請書や永住権申請の理由について質問されます。質問には正直にすべて答えましょう。質問が理解できない場合や、答えが分からない場合は、面接官に伝えましょう。質問を明確に説明し、正確な解答を考える時間を設けてくれます。
    • アメリカ市民との結婚により永住権を申請している場合、配偶者も一緒に面接に行く必要があります。移民局職員はそれぞれ個別に面接をします。
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    ビザ申請の結果を受け取りましょう。一般的に、まず初めに米国移民局から通知書が送られてきます。申請が認証されると、通知書を受け取ってから数週間後にグリーンカードが届きます。[18]
    • 申請が却下されると、通知書には不適格と判断した理由と不服申し立てができるかどうかが書かれています。多くの場合、申し立てをすることができません。しかし、申請書を別の移民局職員に審議してもらうための再審の申し立ての申請や、追加の情報や書類を提出して審議を再開してもらう申請をすることができます。
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方法 3 の 3:
アメリカ市民になる

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    合法永住者としてアメリカで生活しましょう。アメリカの市民権を得るためには、永住権保持者として5年間アメリカに滞在している必要があります。アメリカ市民と結婚した場合や、兵役などその他の特別な状況では3年間です。[19]
    • 継続的に居住しているか、もしくは居住し始めている必要があります。短期間の国外旅行をするのは問題ありませんが、通常はアメリカでの30ヶ月以上の継続した居住が必要です。
    • 永住権を持っている場合でも、適用される法律や地方条例をよく確認しましょう。少しでも法律違反行為があれば、市民権の取得が難しくなります。
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    市民権取得の申請書を準備しましょう。市民権取得に必要な期間滞在した後、申請を行いましょう。申請書N-400は米国移民局のウェブサイトから入手することができます。[20]
    • グリーンカード保持者は、アメリカに永住する権利があります。しかし、アメリカ市民になると選挙権が得られ、連邦政府からの社会保障制度などの利益を受けることができます。
    • 申請書をすべて正確に記入しましょう。事実を答えることで市民権取得の機会を損なうと思っても正直に答えましょう。
    • 米国移民局は、申請手続きを始める前に市民権取得のためのガイドを読むように勧めています。ガイドは、 https://www.uscis.gov/sites/default/files/files/article/M-476.pdf (英語)からダウンロードできます。
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    米国移民局に申請書を提出しましょう。申請書を完成させ、必要な関係書類をすべて集めたら、申請料金を払い、「Lockbox」と呼ばれる米国移民局の施設に書類を郵送しましょう。[21]
    • 市民権取得のためのガイドに送付先の住所が載っています。一般的に、アメリカの住んでいる場所や州によって送付先が異なります。
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    米国移民局職員との面接を受けましょう。申請書が受理されると、面接の日にち、時間、場所が記載された通知が届きます。一般的に、面接官は主に申請書や経歴、人格に関する質問や、アメリカとアメリカ憲法に対する愛着や忠誠心についての質問をしてきます。[22]
    • 面接中は、真実を述べているか判断されます。虚偽であると移民局職員が判断すると、面接は直ちに打ち切られ、申請が却下されます。

    ポイント:申請が却下された場合、理由が書かれた通知書が届きます。申請者には、出入国審査官にヒアリングを申請することで、不服申し立てをする権利があります。出入国審査官が申請を認証しない場合、アメリカ合州国連邦地方裁判所に申し立てすることができます。これらすべての申し立てには追加の料金がかかり、さらに訴訟費用もかかる可能性があります。不服申し立てを行うことを決めたら、移民法専門の弁護士に相談してみましょう。

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    市民権テストを受けましょう。テストは英語の能力と市民権に関するものです。英語のテストでは、読み書きや、英語で質問に答えられるかが試されます。市民権のテストではアメリカ政府と歴史についての質問が10問あります。10問のうち6問以上正解でなければなりません。[23]
    • 出題される問題は100問あります。勉強用に米国移民局のウェブサイトからダウンロードすることができます。
    • 準備コースや問題集を利用してみましょう。ほぼどこの公共図書館でも無料で資料を入手することができます。最寄りの大学や非営利団体でも有料や無料で準備コースが設けられているかもしれません。確かめてみましょう。
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    宣誓式に出席しましょう。市民権テストに合格すると、宣誓式の通知が届き、忠誠の近いを立てることとなります。忠誠の誓いを立てるまではアメリカ市民として正式に認められません。[24]
    • 宣誓式は新市民にとっては意味深いものとなります。しかし、何らかの理由で式に出席できない場合、他の方法を取ることができます。必要であれば、テストを受けた後に忠誠の近いを立てることができます。
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ポイント

  • 移民法専門の弁護士は手続きの手助けをしてくれます。費用を懸念している場合は、低所得の移住者に対して無料や大幅な割引料金で行っているところに相談してみましょう。

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注意事項

  • グリーンカードは10年に一度、もしくは条件付きグリーンカードの場合は2年に一度更新しなければなりません。申請の時間を見越して、少なくとも期限の切れる6ヶ月前から米国移民局のウェブサイトを確認して手続きを初めましょう。[25]
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このwikiHow記事について

Jennifer Mueller, JD
共著者
弁護士
この記事の共著者 Jennifer Mueller, JD. ジェニファー・ミューラーはウィキハウ専属の法律専門家です。2006年にインディアナ大学法学部より法務博士の学位を授与されています.。
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