アルコール性消毒ジェルを作る方法

共同執筆者 Erik Kramer, DO, MPH

手を清潔にするには昔ながらの石鹸と水が一番ですが、手を洗いたくても洗えない時もあります。そんな時に、アルコール性手指消毒ジェルは持ち運びしやすく、大変役に立ちます。しかも、家庭でも簡単に作ることができるのです!家庭でアルコール性手指消毒ジェルを手作りすると、大人も子供も楽しめるだけでなく、費用をかけずに家族をウイルス感染から守ることができて一石二鳥です。小さなボトルに詰めてプレゼントにしても喜ばれるでしょう。

方法 1 の 3:
無香料のアルコール手指消毒ジェルを作る

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    材料を集める 材料は大抵の家庭によくあるものなので、すでにすべてが揃っている可能性も高いでしょう。なければ、ドラッグストアやスーパーで簡単に手に入ります。必要なものは濃度91%以上の消毒用アルコール、そして無香料のアロエベラジェル、それだけです!
    • 市販の手指消毒剤に負けない効果を得るには、最終的にアルコール濃度65%が必要です。[1]91%の消毒用アルコールを使用すれば、最終的にそれ以上の濃度になります。
    • 99%のアルコールがあれば、それを使いましょう。必ず99%のものが必要なわけではありませんが、濃度が高いほど、作るジェルの抗菌効果が高くなります。
    • アロエベラジェルには様々な濃度の製品がありますが、なるべく100%に近いものがよいでしょう。製品のラベルを調べれば濃度はすぐにわかります。[2]アロエベラの濃度によって作る消毒ジェルの効果が左右されるわけではありませんが、なるべく純粋なものを使うと、添加物や化学物質が少ない消毒ジェルができます。
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    道具を集める 必要な道具も普通に家庭にあるものですから、作るのも簡単です。清潔なボウル、ヘラまたはスプーン、じょうご、空の液体洗剤の容器か手指消毒剤のボトルが必要です。空のボトルがなければ、蓋さえあればどんな容器でも構いません。
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    材料を混ぜる 消毒用アルコールをカップ2/3、無香料のアロエベラジェルカップ1/3をボウルに入れます。ヘラかスプーンで、材料がしっかりと混ざり合うまでよくかき混ぜます。
    • ボウルとヘラのかわりに、フードプロセッサーを使うこともできます。
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    ボトルに詰める ボウルから使用したいボトルへ、じょうごを使ってジェルを移します。 ボトルの蓋やキャップ、ポンプを装着します。これで出来上がり。すぐに使用可能です!
    • この消毒ジェルは6か月以上持ちます。直射日光を避けて保存すると長く使用できます。[3]
    • 消毒ジェルをバッグやリュックサック、ブリーフケースに入る小さなボトルに詰めて、携帯しましょう。市販の携帯用手指消毒剤を購入した場合、そのボトルを取っておいて後で再利用すると完璧です。
    • 100円ショップなどでもこの位の大きさのボトルを販売しています。旅行用詰め替えボトルコーナーを探しましょう。
    専門家情報
    Jonathan Tavarez

    Jonathan Tavarez

    ハウスクリーニング専門家、Pro Housekeepers設立者
    ジョナサン・タヴァレズは全米各地の一般住宅、商業店舗やオフィスを対象にしたハウスクリーニングサービス会社「Pro Housekeepers」の設立者です。フロリダ州タンパに拠点を置くPro Housekeepersでは常に高品質なサービスを届けられるよう、厳しいトレーニングを行っています。ジョナサン・タヴァレズはハウスクリーニングの分野で5年以上の経験があり、また米国国連協会タンパベイ支部では広報責任者を2年以上勤めています。2012年南フロリダ大学で経営およびマーケティング学の学士号を取得。
    Jonathan Tavarez
    Jonathan Tavarez
    ハウスクリーニング専門家、Pro Housekeepers設立者

    専門家の技:じょうごがない場合は、消毒ジェルを小さな密封式ビニール袋に入れ、ハサミで角を切り落とします。こうすればこぼすことなく、簡単にジェルをボトルに移すことができます。

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    消毒ジェルを正しく使う 実は、その効果を最大限に引き出すための正しい使用法があるのです。まずは、目に見える汚れや垢が手についていないか確認します。消毒ジェルは目に見える汚れを落とすようには作られていません。
    • 手のひらサイズの消毒ジェルを使い、20~30秒素早く両手をこすり合わせます。爪の下、指の間、手の甲、手首も忘れずにこすりましょう。
    • 水で洗い流したり手を拭いたりせず、完全に乾くまで自然乾燥します。
    • 完全に乾燥すれば消毒完了です。 [4]
    専門家情報
    Jonathan Tavarez

    Jonathan Tavarez

    ハウスクリーニング専門家、Pro Housekeepers設立者
    ジョナサン・タヴァレズは全米各地の一般住宅、商業店舗やオフィスを対象にしたハウスクリーニングサービス会社「Pro Housekeepers」の設立者です。フロリダ州タンパに拠点を置くPro Housekeepersでは常に高品質なサービスを届けられるよう、厳しいトレーニングを行っています。ジョナサン・タヴァレズはハウスクリーニングの分野で5年以上の経験があり、また米国国連協会タンパベイ支部では広報責任者を2年以上勤めています。2012年南フロリダ大学で経営およびマーケティング学の学士号を取得。
    Jonathan Tavarez
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    ハウスクリーニング専門家、Pro Housekeepers設立者

    専門家からも一言:アメリカ疾病予防管理センタによれば、正しく手を消毒するには、手の表面全体にいきわたる量の消毒剤をつける必要があります。それから、完全に乾燥するまで両手をこすり合わせます。しかし、消毒剤の使用は水で手洗いができない場合のみにし、目に見える汚れや油が手についている場合は使用するべきではありません。

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方法 2 の 3:
エッセンシャルオイルを加える

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    エッセンシャルオイルを加える目的を考える 香り付けだけの目的でエッセンシャルオイルを加えても良いですが、その効能は心地よい香りだけではありません。[5] 世界中の様々な国において、エッセンシャルオイルは心身の不調を癒す効果があるものとして、何千年もの間使用されてきました。[6]
    • 様々な香りを吸入することで心身に様々なプラス効果がもたらされるアロマセラピーはその一例です。[7]
    • エッセンシャルオイルはその香りと実際に身体に塗布することで薬としても用いられ、健康、衛生、美容に役立っています。
    • 手指消毒ジェルにエッセンシャルオイルを使用すると、素晴らしい香りを楽しめるだけでなく、特定の心身の問題に対処することができます。
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    アロマセラピー用のエッセンシャルオイルを選ぶ  エッセンシャルオイルの香りを吸い込むと、脳に様々な心身反応を引き起こさせる刺激を与えることができます。これを手指消毒剤に加えると、殺菌効果だけでなくセラピー効果も期待できます。エッセンシャルオイルは1種類だけでも、複数を混ぜていくつもの効果を享受してもよいでしょう。アロマセラピーの世界はあまりにも深すぎるので、ここで詳細を説明するのは控えますが、一般的に手指消毒剤につかわれるエッセンシャルオイルは以下の通りです。
    • シナモンオイル:香りに眠気を覚まし、集中力を高める効果があります。
    • ラベンダーオイル:元気回復の香りで、リラックス効果と心を落ち着ける作用があります。
    • ローズマリーオイル:記憶力アップと、頭がシャキッとする覚醒効果があります。
    • レモンオイル:気分が上がる香りで、抑うつ感や悲しい気持ちを和らげ、活力を増進する働きがあります。
    • ペパーミントオイル:爽快な香りで疲れ果てた神経を癒し、頭をすっきりさせる効果があります。[8]
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    医療目的でエッセンシャルオイルを選ぶ エッセンシャルオイルは自然由来の化学物質を含み、肺に吸入したり、肌に直接塗布したりすることで、医学的、治療的な効果を発揮します。[9]強力な殺菌・抗真菌・抗ウイルス効果で知られるエッセンシャルオイルも数種類あり、こういった性質を持つオイルを使うと、天然由来の成分で効果をアップできるため、手指消毒剤に最適です。
    • シナモンオイル: 強い抗菌作用があり、香りには頭痛を和らげる効果があるとされています。
    • ラベンダーオイル:頭痛や偏頭痛を緩和し、局部的に軽度の皮膚の炎症を抑える効果があります。
    • ティーツリーオイル:局所的に塗布すると、強い殺菌・消毒作用があるとされています。[10]
    • ユーカリオイル:抗菌作用があり、筋肉の痛みを和らげる効果があります。吸入すると鼻詰まりを解消し、免疫系を活性化します。[11]
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    注意事項を守る エッセンシャルオイルは高濃度に濃縮されているため、不適切に使用すると好ましくない副作用が出ることがあります。妊娠中の女性や免疫不全の人は、医師の許可なく使用してはいけません。エッセンシャルオイル初心者は、手指消毒ジェルに使用する前にパッチテストを行いましょう。
    • 希釈せずにエッセンシャルオイルを直接肌に塗ってはいけません。濃度が高すぎて、皮膚が炎症を起こすことがあります。[12]
    • エッセンシャルオイルを使用する場合は、なるべくグレードの高いものを入手しましょう。ラベルを調べ、「ピュアグレード」「アロマセラピーグレード」「オーガニックグレード」「セラピーグレード」などと記載されたものを購入しましょう。
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    選んだオイルを消毒ジェルに入れる 消毒用アルコールカップ2/3と、無香料のアロエベラジェルカップ1/3をボウルに入れます。[13] 選んだエッセンシャルオイルを10滴垂らします。ただし、10滴以上入れてはいけません!ヘラかスプーンでしっかりと混ざり合うまでよくかき混ぜます。
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方法 3 の 3:
穀物(グレーン)アルコールで手指消毒ジェルを作る

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    材料を集める 材料は大抵の家庭によくあるものなので、すでにすべてが揃っている可能性も高いでしょう。まずはアルコール濃度95%の穀物アルコールを用意します。手指消毒剤としての効果を上げるにはアルコール濃度65%以上が必要なので、高濃度のアルコールを使うことで必要なアルコール度数が確保できます。さらに、無香料のアロエベラジェルと、お好みでエッセンシャルオイルも用意しましょう。[14]
    • エッセンシャルオイルを入れるかどうかはお好みで決めましょう。一般的にはラベンダー、レモン、ペパーミント、ゼラニウム、シナモン、ティーツリー、ローズマリーなどが使われます。[15] 複数のオイルを入れることもできますが、合計で10滴を超えないようにしましょう。
    • アロエベラジェルには様々な濃度の製品がありますが、なるべく100%に近いものがよいでしょう。製品のラベルを調べれば濃度はすぐにわかります。[16]
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    道具を集める 清潔なボウル、ヘラまたはスプーン、じょうご、空の液体洗剤の容器か手指消毒剤のボトルが必要です。[17]空のボトルがなければ、蓋さえあればどんな容器でも構いません。
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    材料を混ぜ合わせる 穀物アルコール60mLとアロエベラジェル30mLをボウルに入れ、よく混ぜ合わせます。[18] 選んだエッセンシャルオイルを10滴加えます。ヘラかスプーンでしっかりと混ざり合うまでよくかき混ぜます。
    • 使いたい量に応じて材料の量を調整しても構いません。しかし、必要なアルコール濃度を確保するため、穀物アルコールとアロエベラジェルの比が2:1になるようにしましょう。
    • ボウルとヘラではなく、フードプロセッサーを使うこともできます。
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    ボトルに詰める ボウルから使用したいボトルへ、じょうごを使ってジェルを移します。 ボトルの蓋やキャップ、ポンプを装着します。これで出来上がり。すぐに使用可能です!
    • この消毒ジェルは直射日光を避けて保存し、1か月以内に使い切りましょう。[19]
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注意事項

  • 手指消毒ジェルは携帯できて便利ですが、石鹸と水を使った手洗いの代わりになるものではありません。
  • 手指消毒剤を過剰に使いすぎてはいけません。外出中で手洗いができない場合以外は、皮膚を乾燥させることがあるため、頻繁に使うことは避けましょう。
  • 手作りでも市販品でも、手指消毒剤は子供の手の届かない場所に保管しましょう。
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このwikiHow記事について

この記事はErik Kramer, DO, MPHが共著しています。 かかりつけ医のクレイマー医師は、コロラド大学にて内科疾患、糖尿病、体重管理の治療を専門的に行っています。2012年にタウロ大学ネバダ校整骨医学部にて博士号を取得。
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