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アルコール耐性を高めるには、時間をかけてゆっくりと飲むことが推奨されていますが、飲酒前にできる対処法もあります。 飲酒は、パーティーや職場の仲間との飲み会、家族や友人とのディナーなどで一般的な交流方法であるため、これらを最大限楽しむためには、お酒の許容量を上げることが重要です。ただし、常に自己責任で飲む量を調整しなければならないということを覚えておかなければなりません。つまり、自分自身でペース配分を行い、自分や他の人が、これ以上飲めそうにないと判断したら必ずそこでやめなければいけないということです。

方法 1
方法 1 の 2:
自分の責任でアルコールの摂取量を増やす

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    アルコール耐性と依存症の違いを知る アルコール耐性と依存症の間には関係があるのですが、決して同じものではありません。アルコール耐性が高すぎることはすなわち依存していることであると言えますが、依存症にならずアルコール耐性を高めることもできます。[1]
    • 耐性とは、体が摂取したアルコールに対して適応することを意味しており、これはたとえたったビール1杯やワイン1杯しか摂取していない場合でも同じです。[2]
    • 依存症とは、活動するために常に衝動的にアルコールを摂取してしまうという、避けるべき危険な状態を意味します。[3] アルコール耐性が高すぎる場合は、依存症になっている可能性が高いと考えられます。依存症は、あなただけでなく、周囲の人々にとっても害になる場合があります。
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    飲むものによって違いがあることを理解する アルコール度数はお酒ごとに異なる場合がほとんどです。また、同じタイプの飲み物であっても、人によって酔いのまわり方などが異なる場合もあります。
    • 概して、1人前のサイズが少ないお酒ほど度数は高くなります。例えば、ショットグラス1杯のウイスキーには、軽めのビール1杯と同じ量のアルコールが含まれています。
    • 多くの国では、アルコール度数は容器に表示されています。度数が高いほど強いお酒です。
    • フルーティーな飲み物やカクテルは、特にお酒初心者にとっては、アルコール度数を判断するのが非常に難しい場合があります。バーテンダーの作り方などによって大きく異なる可能性があるため、統一的な基準はありません。
    • 同じ種類のお酒でも、度数がすべて同じなわけではありません。例えば、典型的なラガースタイルのビールは通常約5%ですが、一部のクラフトビールは20%以上にもなります。
    • 飲み物によって、効果が異なる場合があります。飲酒には共通の効果がありますが、飲み物の種類によっては少し異なる効果が生じる可能性があることに注意しましょう。例えば、ある人はテキーラの後にワインを飲むと酔いが回りやすくなる、などということがあります。
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    現在のアルコール耐性を判断する 飲む量を増やす前に、現在の許容範囲を見積もってみましょう。こうすることで、どのようにより安全にアルコール摂取量を増やしていけばいいかを理解しやすくなります。
    • まず1杯飲み、それ以降飲む場合はきちんと節度を守って飲める人と一緒に安全な環境で飲みましょう。そもそも危ない環境や、無責任で許容量以上に飲ませようとしてくるような人がいる環境に身を置かないようにしましょう。
    • 普段お酒を飲まない場合、または週に1度または2度しか飲まない場合は、耐性は比較的低くなります。週5日2杯程度飲むと、それに応じて耐性も高くなります。
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    安全かつ自己責任でアルコール摂取量を徐々に増やしていく アルコールに対する耐性を高める最も簡単な方法は、より多くのアルコールを摂取していくことです。ただし、多く飲むにしても自分や他の人に害を与えないようにしないといけません。アルコールを摂取する際には常にリスクがつきまとうものであり、たとえ酔っていないと感じていても、普段のように体が機能していない場合もあることを覚えておきましょう。
    • この工程はゆっくり行いましょう。たとえば、普段よりも1杯だけ多く飲む、という要領で増やしていきます。普段全く飲まない人は、まずアルコール飲料を1杯だけ、または半分だけにしましょう。普段ワイン1杯やスピリット1杯程度飲むのであれば、1杯半または2杯飲んでみます。こうして少しずつ増やしていくことで、アルコールの過剰な摂取は避けつつ耐性を高めることができます。
    • お酒と次のお酒の間に水を1杯飲むことでさらにゆっくり飲むことができます。
    • 食べながら飲みましょう。飲酒中に食べ物を摂取することで、アルコールの効果が弱まります。空腹時の飲酒は、満腹時よりもはるかに酔いが回りやすくなります。
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    飲酒は適度な量の範囲で行う 許容量は増やしつつも、依存症にならないよう注意が必要です。適量の範囲で抑えることで、依存症や、その他危険な状態に陥るリスクが減ります。
    • アルコールによって判断力が低下することがあります。酔っぱらってしまうと、普段はしないようなことをしてしまうことがあります。そのため、友人に飲んでいるところを見てもらい、許容量の範囲を超えて飲まないよう手助けしてもらうのが良いでしょう。
    • アルコール摂取量の単位(お酒の1単位)は、お酒の量と、そのお酒のアルコール度数に基づいて決まります。純アルコール(100%)で10mlがアルコール摂取量の1単位になります。[4] ほとんどのアルコール飲料の度数は100%ではないため、摂取量1単位を計算するには、そのお酒のアルコール度数を考慮する必要があります。[5] 参考までに、ワインのボトル1本のアルコール単位は9〜10です。
    • 例えば、アルコール度数が4%のビール500mL弱では、アルコール単位は2.3になります。[6] スコッチなどのスピリッツの場合、25mlの「シングル」スコッチにはアルコール1単位が含まれます。[7] またワインの場合は、175mlのグラス1杯で2.3単位です。[8]
    • 女性の適度な飲酒量の目安として、1日に2~3単位程度が推奨されています。これは、ビールやワインでいえば1日1杯、シングルスピリッツでいえば2~3杯程度に相当します。[9]
    • 男性の適度な飲酒量の目安として、1日に3~4単位程度が推奨されています。これは、ビールやワインでいえば1日1~2杯、スピリッツでいえば3~4杯に相当します。[10]
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    やめ時を知る アルコール耐性が高まるにつれ、飲みすぎに気付かなくなってしまうことがあります。飲んだ量をしっかりと把握することで、酔いすぎ、アルコール中毒、場合によっては最悪の事態を避けることに繋がります。
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    休肝日を毎週設ける 週に2日以上、お酒を全く飲まない日をつくるようにしましょう。アルコール依存症になることを防ぎ、またお酒を飲んだ後の体の回復を助けることにもなります。
    • アルコールがなければ1日を過ごせなくなったと思ったら、もうアルコール依存症の兆候が出ていると言えます。[11] そういった場合は専門家に相談しましょう。
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    アルコール摂取の危険性を認識しておく 飲酒には、常に体へ害を与える可能性があります。リスクがないのは、アルコールを全く摂取しない時だけです。飲酒量が増えればそれだけリスクも高くなります。
    • アルコール耐性は、アルコールによる害から体を守るものではありません。
    • 短期的に見ると、アルコール摂取は、体重増加やうつ病、皮膚病や記憶喪失などの健康上の問題を引き起こす可能性があります。
    • 長期的に見ると、アルコール摂取は、高血圧、慢性肝疾患、乳がんなどの疾病を引き起こす可能性があります

方法 2
方法 2 の 2:
アルコール耐性を最大化する

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    体質がアルコール耐性に関係することを理解する アルコールへの耐性に影響を与える要因はいくつかありますが、その中には自分でコントロールできるものもあります。要素の一例として、性別、体型、体重、服薬、食事量、疲労感などがあります。
    • 一般的に体脂肪が多く、血中の水分の割合が少ない女性は、男性よりも耐性レベルが低くなります。これは、血液中のアルコールを希釈する水が不足しているためです。
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    アルコール耐性に影響を与える要素を自己管理する 性別などの要素をコントロールすることはできませんが、体重、疲労、水分補給、食事量などの管理可能な要素のコントロールによって耐性を高めることができます。
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    体重(特に筋肉量)を増やす 耐性を高める簡単な方法の1つは、体重を増やすことです。一般的に、体重が多いほどアルコールをすばやく吸収でき、耐性レベルが高くなります。[12]
    • 体全体のサイズが耐性に影響することも事実ですが、脂肪よりも筋肉組織の方がはるかにアルコールを吸収します。
    • 体重を増やす場合にも、安全に行うようにしましょう。体重が5kg程度増えただけでも、アルコール耐性は高まるでしょう。しかし、アルコールの摂取にリスクがつきものであるように、体重の増加にもリスクがあり、例えば、高血圧の原因となる可能性があります。
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    食事をとるようにする  胃に食べ物があるときには、アルコールの吸収が遅くなるため、アルコールの影響が表れにくくなります。逆に胃が空っぽの状態では、アルコール耐性は低下します。
    • アルコール耐性は、食事の量と関係があります。たとえば大量の食事をとると、血液へのアルコール吸収が遅くなるため、一時的に耐性が高まります。
    • 食事とアルコール摂取のタイミングもまた耐性に影響を及ぼします。たとえばアルコール摂取の直前や途中に食事をしっかりととった場合は、お酒の許容量は多くなります。逆に軽い食事でアルコール摂取まで時間が空いた場合、許容量は少なくなります。
    • ただし、忘れてはならないのは、食事の効果はアルコールの吸収を遅らせるだけであるということです。普段より多くのアルコールを消費できるというわけではないので、油断して飲みすぎないようにしましょう。
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    こまめに水分を補給する 脱水状態のときにアルコールを摂取すると、アルコールを希釈するための血液中の水分が少ないため、耐性は低下してしまいます。
    • 例えば、アルコール飲料を飲む前にコップ1杯程度の水を飲み、水分を体内に確保しておく、などの対策を取ってみましょう。
    • また、お酒とお酒の間に水を1杯飲むようにしましょう。こうすると体内の水分を維持することができ、また飲みすぎ防止にもなります。
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    健康で休養が十分な状態で飲むようにする 疲労や体調不良のときには、体のアルコール処理と排出の効率が低下しています。
    • きちんと寝ていなかったり、職場でのストレスで疲れている場合は、アルコールを飲まない1日を過ごすほうが良いでしょう。体も回復でき、アルコールを飲みすぎることもありません。
    • 持病があり、服用している薬があるときには注意しましょう。アルコールの効果を高める作用を持つ薬もあります。
    • 病気の場合は、アルコールを飲まない日を設けましょう。確実に体を回復でき、飲みすぎを防ぎ、さらに薬との飲み合わせで悪影響が出ることもありません。
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    節度あるお酒の飲みかたをする 体重、疲労、病気、食事量などの管理可能な要因を制御することで耐性を高めたとしても、やはり節度あるお酒の飲みかたをする必要があります。
    • 正しい飲み方をすれば、アルコールに依存するようになるなどの害を受けずに済みます。

ポイント

  • 飲み会中などは、1種類のお酒だけを飲むようにすると、飲んだアルコールの量が把握しやすくなります。
  • 安全かつ真っ当にアルコール耐性を上げることは、一晩ではできません。節度ある飲みかたを守りながら、徐々に消費量と耐性を高めていけば、潜在的な健康上のリスクを軽減することができます。

注意事項

  • 飲酒運転は絶対に避けましょう。
  • 乱暴な飲酒は、健康に深刻なダメージを与えたり、最悪の場合命にかかわることがありますので控えましょう。
  • アルコール耐性を高めることで、予期せぬ突然の不耐性やアルコール中毒が引き起こされ、命にかかわる場合もあるので注意しましょう。

このwikiHow記事について

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カテゴリ: 健康
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