様々な原因によって車の鍵が回らず、エンジンがかけられないことがあります。中にはその車種特有のトラブルということもありますが、その多くはどの車でもよく起こり得る共通のトラブルで、簡単に解決できるケースもあります。鍵が回らない原因は鍵そのもの、イグニッションシリンダー、運転手のミスなどが挙げられます。車を修理に出す前に以下の方法を試し、原因を探しましょう。

方法 1 の 3:
よくあるトラブル

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    ギアがパーキングに入っているか確認する AT車の場合、ギアがパーキングかニュートラルに入っていないとエンジンがかからないようにできています。ギアがドライブに入っている時にエンジンをかけると、車が急に飛び出して事故の原因となるかもしれません。必ずギアがパーキングかニュートラルに入っていることを確認してからエンジンをかけるようにしましょう。[1]
    • シフトレバーがパーキングを示す「P」に入っていることを確認しましょう。
    • 可能であれば一度パーキング以外のギアに入れ、もう一度パーキングに入れ直してからエンジンをかけてみましょう。
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    鍵が損傷していないか確認する イグニッションに鍵を入れて回せない場合、鍵が損傷しており、シリンダーを回すために必要なピンに噛み合っていない場合があります。鍵の歯の部分が摩耗して丸くなっていないか、または欠けていないかを確認しましょう。これらの理由でシリンダーに差し込んだ鍵が回らない可能性があります。[2]
    • 鍵が損傷している場合は、取り替える必要があります。
    • 鍵の種類によっては、鍵を取り替える際にディーラーで設定してもらう必要があります。車両の取扱説明書を確認しましょう。
  3. 3
    鍵の歯の隙間に何か詰まっていないか確認する 鍵の歯が損傷している場合もそうですが、何か詰まっている場合もシリンダー内部のピンに鍵の歯がきちんと当たらないことがあります。車の鍵を使って袋を開けたりすると、隙間にビニールなどが詰まり鍵が回らない原因となる可能性があります。[3]
    • 鍵に付着した埃などを落としてからもう一度回してみましょう。
    • 鍵で袋を開けたり、エンジンをかける以外の用途で使用しないようにしましょう。
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    ハンドルロックがかかっていないか確認する エンジンを切った後、知らないうちにハンドルに体やカバンなどが当たり、盗難防止のハンドルロックがかかることがあります。ハンドルを回してハンドルロックがかかっていないか確認しましょう。ハンドルがわずかしか動かない、全く動かない場合はハンドルロックがかかっている可能性が高いでしょう。ハンドルロックがかかっていると鍵を回すことはできません。[4]
    • ハンドルを左右に回すと、カチッという音と共にハンドルがロックされます。
    • エンジン停止後、勝手にハンドルが少し傾いただけでもハンドルロックがかかる可能性があります。
  5. 5
    ハンドルを左右に回しながら鍵を回す ハンドルロックを解除するには、鍵を入れて、少し力を入れて回しながらハンドルを左右に軽く動かします。ロックが解除すると鍵が回り、エンジンを始動することができるでしょう。[5]
    • ハンドルロックを解除すると鍵が回るようになります。
    • ハンドルロックを解除してもエンジンが始動しない場合、原因は他にあるということです。
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方法 2 の 3:
鍵自体の問題を解消する

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    鍵を回す前に少し引き戻してみる 鍵が摩耗して回せない場合、一度奥まで差し込んでから少しだけ引く戻すことで、回せるようになる場合があります。1〜2mmほど(硬貨の厚み程度)引き戻してから回してみましょう。[6]
    • この方法で解決した場合は、鍵が摩耗しすぎているということです。
    • 鍵が使用できなくなる前に新しいものに取り替えましょう。
  2. 2
    鍵を前後に動かしてみる 鍵を少し引き戻す方法で回せなかった場合、鍵を上下に少し揺らしてイグニッション内のピンに噛み合うようにしてみましょう。その際、力を加えすぎないようにしましょう。鍵を前後左右に動かすことでピンに噛み合う角度が変わり、エンジンを始動できるかもしれません。[7]
    • この方法で解決した場合、鍵の凹凸部分が摩耗しすぎていることが原因かもしれません。
    • 鍵が使用できなくなる前に新しいものに取り替えましょう。
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    木製、またはゴム製のトンカチで鍵を真っすぐに直す 鍵が曲がってしまっている場合は、シリンダーに完全に差し込むことができなかったり、シリンダーを回すことができません。頑丈な台の上に鍵を置き、硬いトンカチで上から真っすぐになるように叩きましょう。[8]
    • 真っすぐになるまで何度も叩く必要があるかもしれません。
    • 鍵が曲がりすぎ強度が下がる可能性がありますので、ペンチやプレスの使用は避けましょう。
  4. 4
    鍵を数回ゆっくり抜き差しする 鍵に埃やゴミ付着した状態でシリンダーに差し込むと、その付着物がシリンダー内のピンに詰まることがあります。数回ゆっくり鍵を抜き差しすることで中に詰まったものが出てくるかもしれません。[9]
    • この方法で解決した場合は、イグニッションシリンダー内に詰まったものが全て取り除かれない限り、繰り返し起こる可能性があります。
  5. 5
    新しい鍵を作る 鍵が摩耗しすぎている場合は、合鍵を作ってもらえません。また、その鍵を元に合鍵を作っても正常に使えない場合があります。そのため、ディーラーに頼んで鍵を新調する必要があるでしょう。車両によっては車両認識番号から新しい鍵を作成できる場合があります。[10]
    • 車両の持ち主であることを証明するものを提出する必要があるでしょう。
    • 鍵を新調できない場合は、イグニッションモジュールそのものを取り替える必要があるでしょう。
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方法 3 の 3:
イグニッションシリンダーの不具合を解消する

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    エアダスターでイグニッションポートを掃除する イグニッションシリンダー内に埃やゴミが混入している場合、ホームセンターなどで購入できるスプレー缶のエアダスターを使用してシリンダー内を掃除しましょう。付属のストローをエアダスターに装着し、シリンダー内にストローの先を入れて噴射します。数回噴射すればシリンダー内の掃除は完了します。[11]
    • エアダスター1本全てを使用してはいけません。シリンダー内の温度が下がりすぎることでシリンダーが損傷する場合があります。
    • エアダスターを使用する際はゴミなどが目に入る恐れがあるため、アイプロテクターを装着しましょう。
  2. 2
    シリンダーに少量の電子機器クリーナーを使用する イグニッションシリンダーが固まって動かない場合は、シリンダー内に電子機器クリーナーを使用することで、動きが滑らかになり鍵が回るようになるかもしれません。少量で十分ですので、使いすぎに注意しましょう。電子機器クリーナーを使用した後は、鍵を数回抜き差ししてから回してみましょう。[12]
    • この方法で解決した場合は、イグニッションシリンダーをすぐに取り替えた方がいいでしょう。放っておくとすぐに悪化してしまう可能性があります。
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    イグニッションシリンダーを取り替える あらゆる方法を試しても解決しない場合は、新しいものに取り替えましょう。対応してくれるお近くの自動車修理工場へ持ち込み、事情を説明して必要な対応を話し合いましょう。[13]
    • 新しい鍵を新調する時と同様に、車両の持ち主であることを証明するものが必要になるでしょう。
    • 多くの場合、鍵そのものに問題はなくとも、イグニッションシリンダーを取り替えると、鍵も新調することになります。
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カテゴリ: 自動車修理
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