ニカ―とは、イスラムの伝統的な結婚の儀式です。ニカ―が成立するために必要な3つの要素は、結婚の意思のある男女、証人、そして新郎が新婦に贈るマハル(お金)または贈り物です。これらをそろえて、儀式を執り行うイマーム(指導者)を見つけられれば、ニカ―を成功させられるでしょう。

パート 1 の 2:
儀式の計画を立てる

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    結婚の意思を固めましょう。ニカ―において重要なのは、2人の結婚について両人の同意があることです。準備を始める前に、2人が結婚について十分に話をしておくことが大切です。伝統的な方法で行いたい場合は、正式なプロポーズをして自分の両親からも承認を得るようにします。[1]
    • 両親や保護者が同席しないとニカ―を執り行わないモスクもあればイマームもいるため、保守的なモスクでのニカ―を望む場合は特に親の承認が重要になります。[2]
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    イマームを見つけて儀式を行いましょう。普段からモスクに行く機会があるのであれば、そこのイマームの誰かにニカ―を執り行ってほしいとお願いしてみましょう。日頃モスクに行く機会がない場合は、居住している地域でニカ―を執り行うことができるイマームがいるか探しましょう。サービス料がかかる可能性もあります。
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    儀式を行う場所、できればモスクを探しましょう。ニカ―はどこでも行えるので、自宅や宴会場など好きな場所を準備することができます。伝統的な方法で行いたい場合はモスクでのニカ―を計画しましょう。
    • ニカ―を行いたいモスクに連絡し、空いている日時や、費用がかかるかどうかなどを尋ねましょう。
    • どこでニカ―を行うにせよ、会場の大きさが招待する人々が全員入るのに十分であるか確認しましょう。
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    マハルに同意しましょう。マハルとは、結婚するときに新郎から新婦に対する伝統的な贈り物です。伝統的なマハルはお金ですが、資産や物を贈ることもできます。これは、新郎の約束を象徴するものです。マハルには最低額や最高額はなく、新郎の経済的状況に応じて決められます。[3]
    • マハルによって自由に使えるお金が手に入るということは新婦が結婚生活においていくらか自立できるようになることを意味するため、古来から新婦側の家族がマハルについて意見することがあります。[4]
    • 新郎と新婦はマハルを何にするか、ニカ―の前に決めておく必要があります。[5]
    • マハルの贈与をニカ―の最中にするのか後日にするのかについては、新郎と新婦が決めることができます。[6]
    • 伝統的にはマハルはお金か新郎が購入した物ですが、クリエイティブなマハルを贈ることも可能です。ニカ―の中で新婦の好きなクルアーンの章句を暗唱するなど、ある特定の献身的な行為をマハルとする新郎もいます。[7]
  5. 5
    儀式の証人となるムスリムの大人を最低2人見つけましょう。伝統的にこの2人は男性である必要があります。ニカ―を執り行うイマームに、証人が満たすべき条件を聞きましょう。イマームによっては女性を正式な証人として認める場合もあります。多くの場合、家族や近い友人が証人となります。
    • ムスリムの証人を見つけられない場合は、自分のニカ―の証人としてムスリムではない人を証人とすることは可能かイマームに相談しましょう。イマームによっては柔軟に対応してくれることがあるでしょう。
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    伝統的な方法で行う場合は、新婦の保護者に同席してもらいましょう。新婦が新郎のもとに嫁ぐには、その父親、兄弟、または男性の保護者の同席を求めるモスクもあります。ニカ―を執り行うイマームに、そのような決まりがあるかどうか聞いておきましょう。
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    必要であれば、婚姻要件具備証明書(独身証明書)を取得しましょう。居住地区の役所に連絡をして手続きについて問い合わせてみましょう。婚姻要件具備証明書は本人が日本の法律による婚姻要件を備えていることを証明するため、正式な結婚として認識されるようになります。ニカ―をする前に書類を求めるモスクやイマームもいます。
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パート 2 の 2:
ニカ―を執り行う

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    伝統的な方法で行いたい場合は、イマームに結婚の説教をお願いしましょう。イマームがニカ―の場でよく伝える結婚についての説教がいくつかあります。それらは大抵、特定の祈りやクルアーンからの抜粋を含みます。説教について何かリクエストがあれば、イマームに相談してみましょう。
    • 例えば自分にとって特別なクルアーンの箇所があれば、イマームに読誦してもらえるか聞くとよいでしょう。
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    希望であれば、伝統的なプロポーズをして承認を受けましょう。古くからの方法では、新婦の父親が新郎に対し、自分の娘と結婚する意思があるか聞くようにイマームが促します。これをしたいなら事前にイマームに相談しておきましょう。儀式の中にこれを含む場合は、誰がどのタイミングで何と言うべきかイマームが示してくれるでしょう。
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    証人の前でニカ―の契約に署名しましょう。これにより結婚が正式なものになります。署名は、2人の証人だけの前で行っても、招待した人全員の前で行っても構いません。モスクやイマームによっては、証人も書類への署名を求められることがあります。[8]
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    希望であれば、ワリマまたは結婚披露宴を開催しましょう。多くの場合ニカ―の後にこれが開かれ、新郎新婦はゲストやコミュニティのメンバーと共にニカ―のお祝いをすることができます。ニカ―に招待された人々は、その後にワリマがあると考えるのが一般的です。豪勢にする必要はありませんが、全員に十分な量の食事があるようにしましょう。[9]
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カテゴリ: 宗教
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