イチジクの木は、一般的に剪定が簡単な樹木とされています。植え替えた後の最初の1~2年は、翌年に向けて樹形を整えるために、大幅に剪定する必要があります。しかしその後は、基本的な手入れをしていれば、あまり剪定をしなくても、もしくは念入りに剪定をしても、長年にわたって健康に生長を続けます。

方法 1 の 2:
植え替え直後の剪定

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    最初の剪定時期を決める 初めての剪定は、木の植え替え後すぐに行うことを勧める人がいる一方で、最初の休眠期の終わりまで待つべきだという人もいます。
    • 植え替え直後に剪定すると、早い段階で生長が促進されます。早い時期に木の形成を促すことで、エネルギーが枝葉にゆっくりと行き渡るのではなく、新芽の生長に集約されるためです。その結果、次の生長期の終わりには、木はより丈夫になり、しっかりと定着します。
    • ただし、植え替え後すぐに大幅な剪定を行うと、木にショックを与えるリスクもあります。それでも、大抵のイチジクは回復力が強いため、通常は剪定の影響を受けません。ただし、手に入れた苗木が弱っている場合は、あまり早く選定すると逆効果になって生長が止まったり、枯れたりすることもあります。
    • 一般的に、信頼できる店舗で購入した健康な木であれば、植え替え直後に剪定しても問題はありません。木の状態が不確かであれば、剪定は最初の休眠期まで待つのがよいでしょう。
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    秋までに木を半分の大きさまで剪定する 最初の剪定は、枝を大幅に切り戻す必要があります。これは、樹形の骨格を作り、枝葉の生長を促すためです。[1] また、大幅に剪定することで、丈夫な根の生長も促進されます。
    • この剪定によって、イチジクはしっかりと定着し、丈夫な木に育ちます。
    • この剪定を行うと枝が水平に伸びて、枝葉も生い茂ります。
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    冬に結実枝の剪定を行う 植え替えてから2度目の休眠期の始めに、4~6本の新しく丈夫な枝を選び、残りの枝を剪定します。[2] こうすると、健康な果実が実り、木の高さも制限することができます。
    • 植え替え直後は、果実は主に古い枝や過去に結実した枝に実ります。これらの枝は既に弱っているため、古い枝を剪定して新しい枝の生長を促す必要があります。
    • 最も丈夫な枝を4~6本選びますが、各枝の間隔を均等にすることが大切です。枝が直径8~10cmほどに生長してもぶつかり合わないように、十分な間隔をあけましょう。
    • 結実枝が混み合っていると、適度な太さに生長できないため、二次側枝や果実を支えることができなくなります。また、木がストレスにさらされた場合や悪天候の際に、枝が裂けてしまうことがあります。
    • その他の新芽や新枝はすべて剪定しましょう。
    専門家情報
    Steve Masley

    Steve Masley

    ホーム・ガーデン専門家
    サンフランシスコ・ベイエリアに住むスティーブ・マスリーは、30年以上にわたり自身がデザインした菜園で野菜の有機栽培を行っています。有機栽培コンサルタントとして、有機野菜栽培のノウハウを顧客や学生に教えるウェブサイト「Grow-It-Organically」を設立。2007年と2008年にはスタンフォード大学にて、持続可能性を考えた農業について学ぶ実習プログラムの講師を務めました。
    Steve Masley
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    ホーム・ガーデン専門家

    ご存知ですか? 剪定をしないと枝が垂れ下がってしまい、健康な果実の生長に必要なホルモンが先端まで到達できなくなります。剪定をすることで、養分が枝の先端まで行き渡り、美味しい果実を実らせます!

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方法 2 の 2:
翌年以降の剪定

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    冬に大半の剪定を行う[3]  イチジクの木が3度目の休眠期(冬)に入ったら、活動を休止している休眠期の終わりに、大半の剪定を行います。ただし、最も寒い時期が過ぎるまで待ちましょう。
    • 冬の間に剪定を行うと、生長の初期段階にある木にショックやダメージを与えるリスクを軽減します。また、この時期には葉が落ちていて枝がよく見えるため、剪定作業が容易になります。
    • 剪定を初春まで待つことはできますが、イチジクが新芽を出す前には作業を終えましょう。
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    木の根元に発生する吸枝を取り除く 吸枝は、イチジクの木の根元から生えてくる枝です。他の枝と同じように見えますが、吸枝は主枝や主幹からは生えません。
    • 木は吸枝を伸ばして枝を増やそうとします。木にストレスがかかったり、接ぎ木を行ったりした場合、主幹から健康な枝を伸ばす代わりに、吸枝が発生することもあります。
    • 吸枝は取り除く必要があります。吸枝は健康な幹からエネルギーを奪うため、剪定をしないと、イチジクは徐々に弱って実つきが悪くなります。
    • 同じ理由で、地面に近い二次側枝も剪定する必要があります。これらの枝は果実や葉を支えることができないため、吸枝と同様に木の栄養を奪うだけの枝となります。
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    枯れた枝や病気にかかった枝を剪定する イチジクの枝に病気の兆候がみられたら、その枝を剪定して木全体へ病気が拡散するのを防ぐ必要があります。また、枯れた枝や枯れそうな枝も剪定しましょう。枯れた枝は見た目が悪いだけではなく、腐敗すると病気にかかりやすくなります。
    • 主要な結実枝が損傷した場合は、その枝を剪定し、冬の終わりに発芽した新枝を1本選んで、翌年の結実枝としましょう。
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    結実枝以外から伸びる枝を剪定する 前年の生長期に選んだ結実枝以外から伸びる新芽は、剪定しましょう。こうすると、結実枝に実った果実にエネルギーが行き渡ります。
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    二次側枝を剪定する[4]  二次側枝は、主要な結実枝から伸びる側枝です。ただし、すべての二次側枝を剪定するのではなく、結実枝から45度以下の角度で生えている枝を切り戻しましょう。
    • 主枝に対して鋭角に伸びている二次側枝は、やがて主幹に接近しすぎて問題を引き起こします。また、これらの枝は木から栄養やエネルギーを摂取しているにもかかわらず、健康な果実は実りません。
    • 交差していたり、絡まったりしている二次側枝も、同様の理由で剪定する必要があります。
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    主枝の大幅な剪定を検討する 一般的に、木の高さの1/3~1/4程度を剪定します。こうして木を小さく保つことで、栄養が果実に集中します。
    • 主枝を剪定すると、翌年の生長期には丈夫で、大きく、また甘い果実が実ります。
    • 剪定のしすぎは避けるべきですが、大抵のイチジクは大幅な剪定に強いため、剪定後にはより丈夫で健康な枝を伸ばします。
    • イチジクの剪定を数年していない場合でも、木にダメージやショックを与えることなく、主枝の2/3程度を剪定することができます。
    • 主枝をどれほど剪定すべきかわからない場合は、果実を容易に収穫できる高さで剪定しましょう。この方法では、適切な高さは決められないかもしれませんが、少なくともその木に適した高さを判断するための第一歩となるはずです。
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    夏の間は新芽を摘芯する[5]  生長期の夏の間、新枝に5~6枚の葉を残します。これらの葉が生長したら、残りの葉は芽が出たらすぐに指で摘み取りましょう。
    • イチジクの実が食用ではない場合は、この作業はそれほど重要ではありません。この作業の目的は、葉に使われる栄養分を最小限にすることです。余分な葉を摘み取ることで、葉へのエネルギーの供給が減少し、その分のエネルギーが果実の生長に使われます。
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    秋に不要な果実を取り除く 秋の間、イチジクの実を観察しましょう。成熟しそうにない大きな果実があれば、摘み取って廃棄しましょう。
    • 豆粒大の果実は残しておきましょう。これは生長初期の果実で、必要以上に木から養分を奪うことはありません。
    • 大抵のイチジクは、初夏から晩夏にかけて実をつけます。そのため、秋までに熟さない果実は、その後も成熟はしないでしょう。
    • 成熟しない果実を摘み取る目的は、他の剪定と同様に、木の必要な部分に栄養を行き渡らせることです。木はエネルギーを貯蔵して休眠期に備えるため、秋にこの作業を行うことは大切です。余分な果実を摘み取ることで、木にたくさんの養分が蓄えられ、冬に向けて体力をつけます。
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ポイント

  • 剪定の際は、芽や枝の根元まで切り戻しましょう。切り残し部分から細菌が繁殖して木が腐敗したり、病気にかかったりしやすくなります。根元まで切り戻すことで、それを防ぐことができます。
  • 細い枝には清潔で鋭利な剪定バサミを使い、太い枝には植木バサミやノコギリを使いましょう。汚れた道具は剪定の際に病気を広げる恐れがあるため、使用前に刃物を消毒することが大切です。

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注意事項

  • イチジクの剪定の際は、厚めの手袋などを着用して肌を守りましょう。イチジクの樹液や果汁は、肌に刺激を与えることがあります。
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必要なもの

  • 鋭利な剪定バサミ
  • ノコギリ

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この記事の共著者 : Steve Masley. サンフランシスコ・ベイエリアに住むスティーブ・マスリーは、30年以上にわたり自身がデザインした菜園で野菜の有機栽培を行っています。有機栽培コンサルタントとして、有機野菜栽培のノウハウを顧客や学生に教えるウェブサイト「Grow-It-Organically」を設立。2007年と2008年にはスタンフォード大学にて、持続可能性を考えた農業について学ぶ実習プログラムの講師を務めました。 この記事は2,758回アクセスされました。
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