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ゆで卵の殻をカラフルに染めて飾るのは、イースター(復活祭)に行われる伝統的な慣習です。卵に色を付けるには様々な方法があり、楽しいプロジェクトになるでしょう。卵を一色に染めたり、またはカラフルな模様をつけて、イースターエッグを作りましょう。出来上がった卵を贈り物にしたり、飾ったり、後で食べることもできます。

ステップ

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    必要な道具を揃えます。作業を始める前に、必要な物を用意しましょう。
    • 6~12個の卵を購入するか、雌鶏を飼っていたら、鶏舎から新鮮な卵を集めましょう。
    • 固ゆで卵を作ります。卵を鍋に入れ、卵が完全に浸るまで水を注ぎ、ひとつまみの塩を入れます。鍋を火にかけ、沸騰したら弱火にします。最低10分煮立て、おたまかトングで卵を慎重に取り出します。卵を手で触れる温度になるまで、水を流しながら冷まします。冷めるまで1分程かかります。卵を冷蔵庫に入れて、完全に冷やしてから使いましょう。[1]
    • エッグ デコレーションキットを購入しましょう。キットには数色の染料、エッグスタンド、特製のエッグスプーン(卵を染料に浸すスプーン)、染め方の説明書が含まれています。または、カラフルなケーキ作りなどに使う、食用色素のセットを使う手もあります。
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    容器に記載されている使用説明書に従い、染料を作りましょう。大抵の場合は、水か酢(約大さじ1杯)で染料を溶かします。液体の食用色素には、通常酢を使います。水と酢の両方を用意しておきましょう。容器はコップ、カップ、ボウルなどを使いますが、卵を入れるのに十分な大きさのものを選びましょう。使い捨てのプラスチックのコップ(熱に強いタイプ)は、染みが付いても気にならないうえ、卵を入れる際に底がクッションの役目をします。
    • 染料の容器を並べておきましょう。固ゆで卵を取りやすい場所に集めておきます。作業場所には新聞紙を敷きましょう。こうすると、染めている最中に卵を新聞紙の上に置くことができ、染料が滴り落ちても心配いりません。染めた卵を乾燥させるために、卵パックか焼き網も用意しましょう。
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    卵に模様をつける場合は、染める前にデザインを施します。クレヨンで模様を描いたり、輪ゴムや丸いシールを使って模様をつけてみましょう。テープ、ステッカー、画材のワックスクレヨン、または輪ゴムで卵を覆うと、その部分は染まらずに残り、素敵な装飾になります。
    • 最初に薄い色で染め、その部分をマスキングして、残りの部分を濃い色に染めても美しい仕上がりになります。
    • 卵を染めつけた後に模様をつけることもできます。2つの方法を様々なデザインで試して、お好きな方法を見つけましょう。
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    卵をエッグスプーンに載せ、お好みの色に浸します。卵の一部分だけを浸したり、または全体を浸して染めつけます。卵を染料に3分以上浸しましょう。[2]
    • 染料に浸ける時間が長いほど、卵は濃い色に染まります。好みの色になるまで卵を染料に浸しましょう。
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    取り出した卵を新聞紙の上に置きます。この段階で、卵に違う色を垂らしてストローで息を吹きかけると、色が広がり美しい模様になります。また、絵筆を使って自由自在に模様を作ることもできます。
    • この工程を何度も繰り返し、華やかな模様を作ってみましょう。異なる色に卵を繰り返し浸すと、色が混ざり合って複雑な模様や色とりどりの縞模様になります。染料に浸す際、輪ゴムやステッカーを貼ったり、外したりして、様々な方法を試してみましょう。次のステップで、その方法をご紹介します。
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    卵パックに卵を入れて乾燥させます。あるいは、卵を網の上に置いて乾かすと、接触面が減るため、模様が乱れるのを最小限に抑えます。最後の卵を染め終えるまで、染めた卵を一つずつ網に置いて作業を進めましょう。
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方法 1
方法 1 の 4:

マーブル模様の卵を作る

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    卵に使う染料を使用説明書に従って準備するか、天然着色料で自作の染料を作ります。後で卵を食べる予定であれば、食用色素を使いましょう。
    • それぞれの染料の容器に、小さじ1杯の植物油を加えます。卵を一般的な方法で染める場合や、マーブル模様の下にベースカラーを染める場合は、油を加える前にその作業を行いましょう。一度油を染料に加えると、前の工程へは戻れません。油を少しずつ加えて、模様の出来具合を観察しましょう。油の量を変えると、マーブル模様に変化をつけることができます。

    • さらに、染料と酢(色あせ防止)を混ぜた濃い液体を、シェービングクリームの上に数滴垂らします。または、水と混ざらない油性の染料を数滴、水に浮かせます。竹串や爪楊枝を使い、垂らした染料を引っかいて模様をつけ、そこに卵を素早く浸けます。これは、紙にマーブル模様をつけるのと同じ方法です。[3] 卵を片面ずつ液に浸けると、卵に模様が綺麗に移ります。ループ状のワイヤートングを使うと、卵をしっかり挟むことができ、卵との接触面を減らすことができます。シェービングクリームを使う場合は、卵が乾いてから余分なクリームを拭き取りましょう。どちらの方法でも、卵が乾いた後も手や衣服に染料が付着する場合があるため、注意が必要です。
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    卵を素早く染料に浸けます。キットに含まれているスプーンを使い、卵を完全に染料に浸して素早く引き上げます。油と水が分離して、卵に染料がつく部分とつかない部分ができ、マーブル模様が出来上がります。卵を繰り返し染料に浸けると、鮮やかな色になります。
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    卵をペーパータオルの上で乾かします。ペーパータオルで卵を軽くたたいて、余分な染料を吸い取ります。こうすると、染料が滲むのを防ぐことができます。他の色を重ねる場合は、卵が完全に乾いてから再び染料に浸けましょう。
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    卵に輝きを与えましょう。染め上がった卵を植物油で湿らせたペーパータオルで軽く拭くと、光沢のある卵に仕上がります。
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    卵を冷蔵庫で冷やします。飾る準備ができるまで、卵を冷蔵庫で保存しましょう。
    • 芸術的な卵は称賛の的になるでしょう!
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方法 2
方法 2 の 4:

スポンジで染める

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    5滴の染料を容器に入れ、水を数滴加えます。
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    スポンジを染料に浸し、卵に押し付けて模様をつけます。
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    卵を乾かします。
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    違う色を使い、この工程を繰り返しましょう。
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    他のスポンジを使い、染料が乾いてから違う色で染めつけましょう。
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方法 3
方法 3 の 4:

水玉模様の卵を作る

方法 4
方法 4 の 4:

グリッターで飾る

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    お好みの色で卵を染めます。
    • 染料にホワイトビネガーを加えると、濃い染料を作ることができます。
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    卵にグリッターを塗ります。または、予めグリッターを染料に入れておくと、グリッターが卵に簡単に付きます。
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    卵を乾かします。きらびやかな卵が出来上がりました。
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    これで完成です。色鮮やかなイースターエッグを飾り付けましょう。
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ポイント

  • 様々な方法を組み合わせて、華やかなイースターエッグを作りましょう。
  • 卵を染める前にクレヨンやキャンドルワックスで模様を描く場合は、ワックスが殻に付きやすいように、卵を冷蔵庫から出して室温にしておきましょう。
  • ブルーベリージュースやターメリックなどの、天然色素を使ってみましょう。
  • 卵をすべて濃い色や鮮やかな色に染めると、それぞれの特徴が目立たなくなってしまいます。
  • 2005年に、ベルギーのチョコレート製造販売のギリアン(Guylian)社が、およそ2トンのチョコレートを使い、約8.3 mの高さのイースターエッグを作りました。そのエッグの製作には、5万枚ものプラリネ チョコレートバーを要しました。
  • 染料に加える酢の量が多いほど、鮮やかな色になります。
  • イースターに卵が使われる理由は、卵は新しい生命の象徴であり、キリストの復活のシンボルとされるからです。世界中の様々な国に、卵に染色や装飾をして贈り物にする伝統行事があります。特有の技術で卵に装飾を施している国もあります。[4] お子さんと一緒に、世界中の様々な装飾デザインを調べてみるのも楽しいでしょう。どのデザインを試してみたいか、お子さんに尋ねてみましょう。
  • 染料に卵を長く浸けるほど、卵の色は濃くなります。薄い色にしたい場合は、卵を染料に浸けたら直ちに取り出しましょう。
  • 卵の中身を取り出すと、精巧な装飾を施したり、長期間の保存が効きます。中が空洞の卵を染める際、スプーン(または他の道具)で卵を上から押さえつけると、卵が浮き上がるのを防ぐことができます。卵を染料から取り出したら、新聞紙やペーパータオルを卵の下に敷き、穴から流れ出る染料を吸い取りましょう。
  • 固ゆで卵は、冷蔵庫で4日間ほど保存できます。[5]
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注意事項

  • グリッターで装飾した卵は飾り付け専用で、食べることはできません。
  • 卵は殻を剥いてから食べましょう。殻ごと食べてはいけません。
  • 卵の殻は浸透性が高いため、食用になる卵は、冷蔵保存され、毒性のない食用色素や装飾を使った卵に限ります。
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必要なもの

  • 基本の染めつけには:
    • 固ゆで卵
    • エッグ デコレーションキット
    • 卵パック
    • 計量カップ
  • 華やかな装飾には:
    • クレヨン
    • 輪ゴム
    • 丸いシール
    • スポンジ
    • グリッターペイント
    • 植物油

出典

  1. Fiona Hammond, Easter Cooking and Other Fun Stuff for Kids, p. 24, (2011), ISBN 978-1-74248-731-1
  2. Fiona Hammond, Easter Cooking and Other Fun Stuff for Kids, p. 24, (2011), ISBN 978-1-74248-731-1
  3. http://www.frugalfamilyfunblog.com/2009/05/5-friday-paper-marbling-this-is-awesome.html
  4. Fiona Hammond, Easter Cooking and Other Fun Stuff for Kids, p. 25, (2011), ISBN 978-1-74248-731-1
  5. Fiona Hammond, Easter Cooking and Other Fun Stuff for Kids, p. 24, (2011), ISBN 978-1-74248-731-1
  6. Fun & Games / Easter / Egg Decorating, http://www.meddybemps.com/easter/eggdeco.html – research source
  7. Decorate an Easter Egg, http://akidsheart.com/holidays/easter/decoeg.htm – research source

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