ウサギは自分で丹念に毛づくろいをする動物で、基本的に入浴は必要ありません。むしろ、ウサギを水に入れると簡単に低体温やショック症状を起こすため危険です。いわゆるお風呂に入れるのではなく、被毛の部分洗い、臭腺の手入れ、ノミへの対処法を学び、かわいいウサギの身体を清潔に保ちましょう。

方法 1 の 3:
グルーミングをする

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    ブラッシングで泥のかけらなどを取り除く ブラッシングを好むウサギは多く、被毛を清潔に保つのに良い方法です。ウサギ専用のブラシ(一般的に犬用より目の細かいもの)を購入しましょう。数日おきに、ウサギを優しく抱きかかえてブラシをかけます。土や床材などが付いている部分は念入りに行います。終わったらブラシを洗い、よく乾かします。
    • ウサギはくれぐれも優しく扱いましょう。すべてのウサギがブラッシングを好むとは限りません。ウサギが驚いたり、怒っているようならブラッシングは中止し、また日を改めて挑戦しましょう。
    • 長毛種のウサギには少し特別なケアが必要です。被毛を2.5cm程度にカットしておくと、絡まり合うことがありません。また、抜け毛が減り、被毛を清潔に保ちやすくなります。
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    必要なら部分洗いをする ウサギが泥だまりに飛び込んでしまったら、部分洗いで毛づくろいの手助けをしましょう。幸い、水を使わなくても部分的に被毛をきれいにする方法があります。ウサギの多くは身体が濡れるとショック状態を起こしてしまうため、この方法が最適です。汚れた部分にコーンスターチを振りかけ、櫛で汚れごと梳き落とします。毛皮がきれいになるまで続けましょう。
    • ウサギが全身泥まみれになっても、水に浸けるよりこのドライクリーニング法できれいにした方が良いでしょう。部分ごとに分けてこびりついた泥の塊を丁寧に分解し、櫛で被毛を梳き、コーンスターチを振りかけて細かい泥を落としていきます。
    • どうしても必要ならば、ごく一部にだけ水を使いましょう。雑巾をお湯で濡らし、被毛を湿らせます。水分がウサギの皮膚まで到達しないようにしましょう。汚れた部分がきれいになったら、ドライヤーを最低温に設定し、弱風で毛皮を乾かします。ウサギの正常な体温は38℃~39℃ですが、ウサギの皮膚はとてもデリケートで熱に敏感です。ドライヤーの設定を「温」以上にしてはいけません。また、頻繁にドライヤーの風に手をかざし、ウサギの皮膚に当たる風の温度を確認しましょう。
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    絡まった毛にはファーミネーターを使う 毛皮に絡まった毛の塊があれば、お手入れにはファーミネーターなどのアンダーコートを刈り取る道具が最適です。ウサギを傷つけずに優しく毛玉を解体します。ハサミを使うことは避けましょう。ウサギはよく跳ねる動物なので、作業中に誤ってウサギを傷つけてしまうことがあります。[1]
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    爪切りをする ほとんどの時間を屋内で過ごすウサギのグルーミングには、爪切りが不可欠です。外で土を掘って爪をすり減らすことのないウサギは、爪が長く鋭く伸びます。ウサギ用の爪切りを使うか、次の健康診断の際にかかりつけの獣医師に処置をお願いしましょう。
    • ウサギの爪を抜いてはいけません。ウサギは感染症にかかりやすく、爪を除去すると足先から菌が感染します。[2]
    • ウサギの足を健康に保つため、生活スペースをいつも清潔で乾いた状態に保ちましょう。
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    ウサギを水につけない 繰り返しになりますが、ウサギを水に入れると低体温やショック症状の原因となり、どちらも命に関わる恐れがあります。中には濡れても平気な特殊なウサギもいて、自分のウサギが実は泳ぎが好きだと知って驚く飼い主もいないわけではありません。しかし、特に水に対して執着を示すウサギでない限り、ウサギを水に濡らすリスクを冒すのは賢明ではありません。ウサギは非常に敏感な生き物で、たった一度の入浴でも一生残る障害の原因となり得ます。[3]
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方法 2 の 3:
臭腺の手入れをする

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    水に浸した綿球で肛門周辺を清潔にする ウサギの肛門の周りには臭腺があり、時間が経つと排せつ物が蓄積して臭い始めます。この部分をきれいにするには、綿球や綿棒をお湯に浸して、排せつ物の痕跡をもれなくふき取ります。繰り返し頻繁に行えば、臭腺の手入れはそれで十分です。[4]
    • 肛門周辺を掃除すると、ウサギは神経質になり飛び跳ねるかもしれません。臭腺の手入れをする間は、誰かにウサギを押さえ、撫でていてもらいましょう。
    • また、ウサギにはあごの下にも臭腺があります。しかしこの腺は嫌な臭いを出さないため、手入れは必要ありません。
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    ペットショップでウサギ用シャンプーを購入する ウサギ専用を選ぶと、普通の石鹸よりも安全です。
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    どうしても必要な場合のみ石鹸を使う 長期にわたって放置された排せつ物が蓄積している場合は、水だけではきれいにならないかもしれません。小さなボウルにお湯を入れ、お肌に優しいベビーシャンプーか、カスティール石鹸を数滴たらします。できた混合液に綿球を浸し、必要な部分以外は濡らさないように注意しながら、ウサギの肛門周辺を優しく拭きます。排せつ物のあとがなくなるまできれいに拭き取りましょう。[5]
    • ウサギのお尻に石鹸分が残らないように注意しましょう。皮膚の炎症の原因になります。
    • 冷たい水を使ってはいけません。充分に温かいお湯を使いましょう。さもないとウサギは風邪をひいてショック状態に陥るかもしれません。
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    最低温の設定にしたヘアドライヤーで乾かす 濡れたウサギの身体を自然乾燥するのは賢明とは言えません。というのは、濡れている時間が長いほど、病気を発症する危険性が高まるからです。ドライヤーを冷風や高温ではなく低温に設定し、ウサギのお尻の濡れた部分を数回往復しながら乾かします。被毛が完全に乾くまで繰り返します。
    • ウサギがドライヤーの音を恐がる可能性があることを頭に入れておきましょう。この場合は、柔らかく非常に吸湿性の良いタオルを用意し、ウサギの毛が乾くまでしっかりと水分を拭き取ります。
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    乾いた尿も上記の方法で手入れする 失禁(尿を正常に膀胱にためておけず尿漏れ)するウサギもいます。これは高齢のウサギや、何らかの疾病があるウサギに多く見られる症状です。乾いた尿が被毛にこびりつき、悪臭のもとになったり、ウサギに不快感を与えたりします。このような場合は、以下のように手入れをしましょう。
    • 水に浸した綿球で汚れた部分を拭く。
    • 低温に設定したドライヤーで完全に乾かす 。
      • 上述の通り、ウサギがドライヤーを怖がる可能性があるため、必要な場合は超吸水タオルを使う。
    • 動物病院を受診し、失禁の原因となる疾病の治療を受ける。
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    ウサギが湿らないように、被毛を短くカットする 肛門周辺やお腹の毛が長いと、体表近くの湿気が被毛に閉じ込められます。こういった場所の毛を短く刈ったり、カットしておくと皮膚の乾きが良くなり、湿気がたまりがちな場所を清潔に保つのに役立ちます。ウサギの品種に合った最適な毛皮のケアについて、獣医師に相談しましょう。[6]
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方法 3 の 3:
ノミ対策をする

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    ウサギ専用のノミ駆除薬を使う ウサギの身体にノミがいると気付いたら、ウサギ専用のノミ駆除薬について獣医師に問い合わせましょう。アドバンテージ、レボリューションなどはウサギのデリケートな皮膚を損傷したり、身体に影響を与えたりすることなくノミを駆除できるウサギ専用の薬剤です。[7]
    • 「ウサギにも安全」と謳っていたとしても、犬用や猫用の駆除剤を使ってはいけません。ウサギ専用の薬剤を選ぶと安心です。
    • 外箱に「ウサギにも安全」と書かれていても、いかなる種類のノミ駆除用のディップ(薬剤を液体に溶かして全身浴をさせるタイプの駆除剤)にもウサギを浸けてはいけません。
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    ウサギの肩甲骨の間に適量を滴下する 獣医師の指導、もしくは外箱に記載された用量通りに少量の液薬をウサギの肩甲骨の間にたらします。ここならウサギの前足や口が届かず、ひっかいたり舐めとってしまったりできず安心です。
    • 多くの場合、ノミ駆除薬は数か月に渡って数回塗布する必要があります。
    • 滴下する量が分からない場合は、まず獣医師に相談しましょう。
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    ノミ取り櫛でノミと卵を取る 薬剤を使わずにノミを駆除したい場合は、昔ながらのノミ取り櫛を使いましょう。ノミや卵を一つ一つ除去するのは非常に時間がかかるため、この方法を使う場合は、ウサギとの関係が良好であることが肝心です。誰かにウサギを抱えてもらい、慎重に被毛を梳りながらノミと卵を見つけ出していきます。ウサギの全身を隈なく捜索しましょう。
    • 数日後に再度チェックしましょう。多くの場合、この作業を2、3回繰り返し、新しく孵化したノミを駆除する必要があります。数週間後にはノミも卵も根絶やしにできるでしょう。
    • 作業後、次の作業までの間に、ノミ取り櫛を熱湯に5分間漬けて消毒しましょう。
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    ウサギの住居を隈なく掃除する ウサギにノミがいる場合、おそらくウサギの(そして飼い主の)居住スペースにもノミが生存しているでしょう。ウサギのケージを消毒し、治療期間は床材を数回交換しましょう。ウサギ用の食器やおもちゃを5分間熱湯消毒し、毛布は熱湯で洗濯して、ノミを撲滅しましょう。ノミがじゅうたんにも進出している場合は、以下の手順で掃除をしましょう。
    • じゅうたんの上に珪藻土かベーキングソーダを散布します。8時間から一晩そのまま放置すると、ノミの卵の水分を奪って死滅させることができます。
    • 珪藻土やベーキングソーダを掃除機で吸い取り、掃除機の紙パックを廃棄します。
    • ノミの痕跡が完全になくなるまで、この作業を数日ごとに繰り返しましょう。
    • ウサギがきちんとケージに入っていれば、床付近のコンセントにナイトライト(常夜灯)を設置しておくと、ノミの成体を捕まえることもできます。各ライトの下に石鹸水の入ったボウルを置いておくと、ノミがその中に飛び込みます。ウサギをケージから出して遊ばせる前に、ボウルを片付けましょう。
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    くん煙殺虫剤(バルサン)や殺虫剤を使わない ウサギは極めて化学薬品に敏感で、くん煙殺虫剤に使われる大量の殺虫剤も例外ではありません。ウサギのいるところでは、いかなる化学薬品も使わないようにしましょう。くん煙タイプやスプレータイプのバルサンを使う以外にノミを駆除する方法がない場合は、くん煙・噴霧中はウサギを安全な場所に移します。ウサギを戻す前に、水と酢で部屋中を掃除して残留殺虫剤を取り除きましょう。[8]
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ポイント

  • 何らかの理由で皮膚まで濡れてしまったら、低体温症を避けるために、とにかくなるべく早く乾かすことが重要です。ヘアドライヤーを使っても構いませんが、必ず最低温(冷風ではなく)に設定し、一か所に風が当たり過ぎて熱が集中しないように、ドライヤーを前後に動かしながら乾かします。手を風にかざし、ドライヤーの温度をチェックします。また、ウサギは熱にも非常に敏感で、長時間高温の風を当てると熱中症を起こしたり、死に至る危険性もあります。
  • ウサギのケアをする時は、穏やかで楽しげな口調でウサギに話しかけましょう。
  • ウサギの入浴はどうしても必要な時だけにしましょう。猫同様、ウサギは自分で頻繁に毛づくろいをし、抜けた毛は飲み込みます。そのため、グルーミングはそれほど頻繁でなくても構いません。
  • ウサギを洗ったり入浴させたりする場合は、ウサギを床に置き、低い場所で行いましょう。床でできない場合は、ウサギが怪我をする確率が高くなります。
  • グルーミング中は、優しく穏やかな声で話しかけましょう。
  • グルーミング時は、逆さまにして伏せたごみ箱など高いものの上にウサギを乗せ、優しく、しっかりと肩付近を押さえて行いましょう。

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注意事項

  • ウサギは被捕食動物なので、人に触られることは非常なストレスになります。グルーミングはなるべく手早く済ませ、ウサギが地面に四つ足をついて自由に動き回れるようにしてあげましょう。
  • 熱くはなくてもウサギがドライヤーを怖がる可能性を頭に入れておきましょう。
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このwikiHow記事について

Pippa Elliott, MRCVS
共著者 ::
獣医、Royal College of Veterinary Surgeons(王立獣医師会)
この記事の共著者 : Pippa Elliott, MRCVS. Royal College of Veterinary Surgeons(王立獣医師会)のメンバーでもあるピッパ・エリオット獣医師は、30年以上にわたり、かかりつけ獣医師、そして獣医外科医として獣医療の実践に努めてきました。1987年にグラスゴー大学にて獣医科学と獣医外科学の学位を取得し、生まれ故郷の町にある動物診療所に20年以上勤務しています。 この記事は9,926回アクセスされました。
カテゴリ: ペット
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