ウニを誤って踏みつけたり、不注意な取り扱いをすると、ウニに刺される場合があります。ウニには毒があるため、素早く適切な処置を施すことが大変重要です。ウニに刺された時は重大な感染症を避けるために、落ち着いて次に記す手順に従って治療を施します。

パート 1 の 3:
とげを抜く

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    ウニの刺し傷を見分けましょう。ウニによる刺し傷の治療をするためには、刺し傷が他の海洋生物によるものではなく、ウニの刺し傷であることを確かめなければなりません。
    • ウニはとげに覆われた扁平もしくは球形の姿をしています。世界中の海に生息していますが、温暖な海洋域により多く存在しています。[1]
    • 岩場の多い海中に潜み、脅かされると相手を刺します。刺されるのは誤ってウニを踏んだ人がほとんどです。[2]
    • ウニに刺されても、大半の場合は自分で上手に対処できるでしょう。しかし、呼吸困難やむかつき、胸の痛みなどの症状、あるいは発赤や膿などの感染症の兆候が見られる場合は、直ちに医師の診察を受けます。[3]
    • 関節の周辺を刺された時は、手術によるとげの摘出が必要かもしれないため、医師の診察を受けます。[4]
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    毒のある箇所を知っておきましょう。ウニは平たい球形をした動物です。通常は攻撃的ではありませんが、うっかり踏みつけると刺されるでしょう。[5] ウニの体には毒を出す箇所があります。
    • ウニは、とげと叉棘から毒を出します。
    • とげは、刺し傷を作り、皮膚内に留まる場合があります。刺されたら、直ちにとげを取り除きましょう。[6]
    • 叉棘はとげの間にある捕食器官で、ウニが攻撃を受けた際には標的を捕まえる役割をします。刺された場合は、叉棘も直ちに取り除く必要があります。[7]
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    とげを抜きましょう。刺された時はできるだけ早くとげを抜いて、毒の影響を最小限にとどめます。
    • ピンセットを用いて、大きなとげの皮膚から飛び出している部分を引き抜きます。とげが途中で折れてしまうと医療処置が必要となるため、折れないようにゆっくりと抜きます。[8]
    • とげが非常に深く刺さっているためにカミソリで取り除くことが難しい場合は、脱毛ワックスを使う方法もあります。とげが刺さった箇所に脱毛ワックスを塗り、乾いたら剥がします。とげはワックスと一緒に抜けるはずです。
    • とげをきちんと抜かないと、長期的な健康問題が生じるかもしれません。刺さったとげのすべてが取り除かれたかどうかがはっきりしないなら、医師の診察を受けましょう。
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    叉棘を取り除きましょう。ウニに刺されたら、毒が回らないように叉棘も取り除かなければなりません。
    • 患部に髭剃り用クリームを塗ってカミソリで剃ると、叉棘を取り除くことができます。[9]
    • 患部をさらに傷つけることがないように、カミソリは優しく取り扱いましょう。
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パート 2 の 3:
患部を洗浄する

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    石鹸と水で傷口をきれいにしましょう。とげと叉棘を取り除いたら、直ちに傷口をきれいに洗い流します。
    • 傷口の痛みがまだ残り、触るとひりひりするため、この処置には不快感を覚えるでしょう。痛みをこらえて処置する心構えを持つか、不快感に耐えられるかどうかが心配な時は、誰かに手伝ってもらいましょう。[10]
    • 石鹸の代わりに、過酸化水素水かポピドンヨード溶液を用いてもよいでしょう。[11]
    • 患部の洗浄後、清潔な飲料水で患部をすすぎます。[12]
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    傷口を覆わないようにしましょう。絆創膏やテープで傷口を覆ってはいけません。ピンセットで取り除ききれなかったとげは、ひとりでに皮膚から排出されるようにして、細菌感染とウニの毒による影響を防ぎます。[13]
  3. 3
    傷口を温浴しましょう。痛みの処置と感染症にかかる可能性を低減するため、傷口を清潔にした後に傷口の温浴を行う人がいます。
    • 傷口を熱水に浸します。熱水は沸騰水ではなく、触れる程度の熱さにします。最低でも1時間、もしくは熱さに耐えられる間、熱水中に傷口を浸します。これで痛みが和らぎ、皮膚内に残ったとげが溶解しやすくなります。熱水にエプソム塩、あるいは硫酸マグネシウム化合物を添加するとより効果的です。[14]
    • 熱水に酢を加える人もいます。たらい一杯の熱水に酢を少量加えて、20から40分間浸します。エプソム塩を追加すると、とげの残滓の溶解が早まります。
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パート 3 の 3:
傷口と痛みの処置をする

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    就寝前に傷口の処置をしましょう。就寝前に傷口に小さな包帯を巻いて、寝ている間に傷口を刺激しないようにします。
    • 酢に浸した布を傷口にあて、プラスチック製ラップフィルムで包みます。テープでラップをとめて、ずれないように固定します。
    • 包帯は緩めに巻きましょう。とげの残滓が皮膚から出やすいように、傷口は完全に覆わないことを覚えておきましょう。
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    抗生物質と痛み止めを服用しましょう。感染症の予防と残った痛みの処置として、市販の抗生物質(国内では内服薬の購入には処方箋が必要)や痛み止めを用法に従って服用します。
    • 傷口には、大半の薬局やスーパーマーケットで販売されている、局所用抗生物質含有軟膏を塗布します。軟膏は感染症の予防としていずれの場合にも塗布すべきですが、発赤か腫れが見られる場合には特に欠かせません。[15]
    • アセトアミノフェンとイブブロフェンは、鎮痛剤の選択肢として望ましいでしょう。症状が収まるまで、4から8時間ごとに用法に応じて服用します。[16]
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    感染症の兆候があるかどうかを見守りましょう。ウニによる傷口は、正しい処置を行えば十分に回復しますが、ウニは毒を持っています。感染症の兆候を知っておきましょう。
    • 感染症の兆候としては、発赤、膿、発熱、患部付近(首や脇下、鼠径部)を流れるリンパ腺や患部の腫れなどが挙げられます。[17]
    • 数日以内に感染症の兆候が治まらない場合は、医師の診察を受けましょう。
    • 呼吸困難になったり、胸部に痛みがあるときは、深刻な感染症の疑いがあるため、最寄りの救急医療にかかりましょう。[18]
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ポイント

  • ピンセットは、使用前に熱湯に浸漬して消毒するか、アルコールを浸した綿棒か綿球で拭くと良いでしょう。
  • 友人か家族の誰かに、とげ抜きや傷口の洗浄を手伝ってもらうと良いでしょう。痛みがひどいと、自分一人では処置が難しいかもしれません。
  • 誤ってウニを踏みつけた時に刺されることを防ぐため、ウニが多く生息していると分かっている場所で泳ぐ際には、ウォーターシューズを履くようにしましょう。

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注意事項

  • とげが関節付近に刺さったときは、手術による除去が必要になるかもしれません。自分自身で対処しようとしないで、医師の診察を受けましょう。
  • 複数の刺傷や疲労感、脱力感や筋肉痛がある場合や、手足を動かすことが難しい時は、直ちに医師の診察を受けましょう。呼吸障害や胸部の痛み、じんましんや皮膚の発赤、唇や舌の腫れといったアレルギーの兆候が現れる時も、直ちに医師の援助を求めます。[19]
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このwikiHow記事について

Laura Marusinec, MD
共著者 ::
学会認定小児科医
この記事の共著者 : Laura Marusinec, MD. マルシネック医師はウィスコンシン小児科病院の小児科医で、病院内の臨床実務評議会に参加しています。1995年にウィスコンシン医科大学医学部にて医学博士号を取得後、1998年に同大学病院小児科にて臨床研修を修了。全米医療ライター協会と小児緊急治療学会の会員です。 この記事は19,923回アクセスされました。
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