カイガラムシ(Hemiptera spp.)は体長3mmほどの小さな虫で、楕円形の平らな体をしています。[1] トコジラミと同じくナンキンムシの一種です。この害虫は庭の植物に深刻な被害をもたらすため、歩き回っているのを見つけたら、駆除方法を知っていると役に立ちます。

方法 1 の 4:
カイガラムシとその被害を認識する

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    カイガラムシの成虫を探す カイガラムシの色は、通常オフホワイト、淡褐色、または茶色ですが、他の色の場合もあります。大抵のカイガラムシは滑らかで平らな被膜物(カラ)で覆われていますが、綿毛のように見えるものもあります。ほとんどのカイガラムシは、成長すると足が退化して動かなくなります。
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    歩行幼虫(クローラー)を見つける 歩行幼虫と呼ばれるカイガラムシの幼虫は、足を持っていて非常にゆっくりと動いたり、風に飛ばされたりして植物の好みの場所に移動します。歩行幼虫は成虫とは異なる色をしていることもあります。例えば、ワタフキカイガラムシの成虫はオフホワイトですが、歩行幼虫はオレンジ色です。
    • 場所を決めると、歩行幼虫は葉や茎に付着して足はやがてなくなります。
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    カイガラムシが寄生した場合の被害を知る カイガラムシが植物に付くと、口針を刺して汁液を吸います。
    • 世界中の園芸家がカイガラムシの被害に悩まされています。[2] カイガラムシは植物の葉や茎で越冬し、暖かくなると繁殖して近くの植物を食害します。
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    カイガラムシの被害を見つける 被害の最初の兆候として、葉が黄色に変色して落ち始めます。やがて枝が枯れて全体に広がり、幹の樹皮が割れて樹液が流れ出します。柔らかいカラのカイガラムシも植物に害を及ぼしますが、植物が枯れるほどの被害はめったにありません。最も深刻な被害は、カイガラムシが汁液を吸って分泌する透明なねばねばとした分泌液です。
    • 小さな柔らかい体を持つアブラムシも分泌液を出します。さまざまな色のアブラムシがいますが、通常は緑色または赤色をしており、カイガラムシより活動的です。
    • すす病菌(カビ)はカイガラムシの分泌液で増殖します。それにより、美観を損なう黒いすすのようなもので葉が覆われ、光合成が阻害されます。
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方法 2 の 4:
室内植物のカイガラムシの駆除

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    カイガラムシを擦り落とす カイガラムシは、外で栽培したことのない室内栽培の植物にも寄生します。温室や販売店で寄生しているのに気づかず、家に持ち帰った後に繁殖することがあります。植物に付いたカイガラムシを古い歯ブラシ、爪、または消毒用アルコールに浸した綿棒で擦り落としましょう。[3]
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    殺虫石鹸を試す 殺虫石鹸を散布して、室内栽培の植物に寄生するカイガラムシを駆除することができます。入手可能であれば市販の殺虫石鹸、または食器用中性洗剤を約大さじ5杯、約4Lの水に混ぜます。[4]
    • 石鹸水をスプレーボトルに入れて、植物に散布しましょう。石鹸水が滴り落ちるまで、葉の裏側や茎にも吹きかけましょう。カイガラムシがいなくなるまで、この作業を4~7日おきに繰り返しましょう。
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    一般的な家庭用石鹸は避ける 洗濯用洗剤、食洗機用洗剤、または添加物や抗菌成分が入った濃色タイプの食器用洗剤は避けましょう。植物の葉の変色や、組織の破損などのダメージを与えることがあります。
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方法 3 の 4:
庭のカイガラムシの駆除

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    カイガラムシの寄生が少ない場合は、室内植物と同様の方法で駆除する カイガラムシは庭中のあらゆる品種の樹木、低木、多年草、一年草に広範囲に寄生します。植物が小さくカイガラムシの寄生がそれほど深刻でない場合は、室内栽培の植物と同じ方法で駆除することができます。[5]
    • 爪や古い歯ブラシを使って、カイガラムシを擦り落としましょう。
    • 殺虫石鹸をおよそ4日おきに植物に散布しましょう。
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    カイガラムシが寄生している部分を剪定する カイガラムシの寄生が深刻な場合は、鋭い剪定バサミまたは刈り込みバサミを使い、寄生が著しい枝や葉を切り落としましょう。
    • 葉の上または枝の根元から約5mmの箇所を剪定しましょう。
    • 他の植物を剪定する前に、ガーデンホースを使って剪定バサミや刈り込みバサミに付いているカイガラムシを洗い流しましょう。[6]
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    園芸オイルを散布する サマーオイルやドーマントオイルと呼ばれることもある園芸オイルで、残っているカイガラムシを駆除します。オイルを葉の表と裏、そして茎に散布しましょう。ニームオイルなど、さまざまな種類の効果的な園芸オイルが市販されています。一般的に約4Lの水に対して小さじ2~4杯のオイルを加えますが、オイルの種類によって異なります。
    • 製品の説明書に従って使用しましょう。最初にスプレーボトルをよく振ってオイルと水を混ぜ合わせ、使用中は数分毎に振って使いましょう。
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    季節に合わせて駆除する 新芽が出る前の早春にオイルを散布し、越冬したカイガラムシを駆除します。[7] 春の散布後にカイガラムシが発生した場合に限り、夏季の6、7、8月に再び散布しましょう。
    • 園芸オイルを散布すると、植物に寄生するカイガラムシを窒息させます。1、2週間後に再び散布する必要があるかもしれません。
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方法 4 の 4:
園芸オイルの使用上の注意

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    1、2枚の葉でテストする 園芸オイルを葉に散布して24~36時間おき、オイルが植物を傷めないかを調べます。ビャクシン属の常緑樹、スギ、カエデなどは、オイルを散布すると葉にダメージを与える場合があります。
    • テストした葉が白や黄色に変色しなければ、植物全体にオイルを散布できます。
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    風の強い日は避ける 風が強い日はオイルの使用を控えましょう。散布する必要のない植物にもオイルがかかり、ダメージを与えることがあります。
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    葉が濡れている間はオイルを散布しない 葉に水が付いているとオイルがよく付着しないため、カイガラムシを死滅させる前に流れてしまうことがあります。
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    湿度の高い日はオイルを散布しない 湿度が90パーセント以上ある場合、園芸オイルの蒸発に時間がかかるため、使用は避けましょう。また、気温が38℃以上のときに散布すると、葉を傷めてしまうことがあります。
    • 気温が5℃以下の場合は、オイルが葉に均等に付かないため、あまり効果が発揮されません。
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    特定の植物へのオイルの散布は避ける 葉が弱っていたり、水不足で萎れている場合は、園芸オイルを散布すると葉を傷めてしまいます。また、次の場合もオイルの散布は避けましょう。
    • 若い茎や葉はダメージを受けやすいため、オイルを散布してはいけません。
    • 30日以内にカビを除去するために硫黄剤を使用した場合は、園芸オイルの使用は避けましょう。[8] オイルと硫黄が反応して、植物を傷めることがあります。
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    園芸オイルを使用する際、保護メガネを着用する 園芸オイルは人間や動物にはさほど害はありませんが、目や皮膚を刺激する場合があります。[9]
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ポイント

  • 硬いカラに覆われたカイガラムシと、柔らかいカラに覆われたカイガラムシがいます。硬いカラのカイガラムシは、樹木を枯らすことがあります。

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