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庭や家、または水槽にカタツムリを見つけたら、がっかりするかもしれません。そのまま放っておくと、カタツムリは植物を食害したり、家の周囲に粘着性の痕跡を残したり、または水槽内で繁殖したりします。それでも、カタツムリを駆除し防止する方法はあります。自然な方法をとったり、殺虫剤を使ったりして、家庭に発生したカタツムリを駆除しましょう。

方法 1
方法 1 の 3:
庭のカタツムリを駆除する

  1. 1
    ビールトラップを作ってカタツムリを捕獲する[1]  ツナの空き缶など、小さな缶にビールを注ぎ、庭またはカタツムリを見かけた場所に埋めます。この際、缶が地面から少なくとも3cm出るようにしましょう。ビールの匂いに引き寄せられたカタツムリは、缶の中に落ちて溺れます。[2]
    • ビールにイーストを加えると、より効果的です。
    • 缶の近くにいるカタツムリしか寄ってこないため、複数のトラップが必要かもしれません。
    • トラップには、プラスチックカップ、ヨーグルトの容器、ボウル、パイ皿なども使えます。
    • 有益な昆虫もトラップに落ちる可能性があるため、地面と同じ高さにトラップを埋めないようにしましょう。
  2. 2
    時間があれば、カタツムリを手で捕獲して除去する[3]  カタツムリが最も活動的になる、早朝または夜がこの作業に最適な時間帯です。捕獲したカタツムリをバケツか容器に入れ、他の場所に移しましょう。カタツムリには寄生虫が付いていることがあるため、触った後は手をよく洗いましょう。[4]
    • 捕獲したカタツムリを退治してもよいでしょう。
    • カタツムリを効率的に捕獲するには、庭やカタツムリを見かけた場所に、鉢かボウルを伏せて置きます。カタツムリが鉢の中に隠れ、一気に捕獲できます。
  3. 3
    カタツムリに冷めたコーヒーを吹きかけて駆除する コーヒーに含まれるカフェインはカタツムリに有害なため、コーヒーを吹きかけて駆除することができます。ただし、カタツムリを退治するには、コーヒーをたっぷりと吹きかける必要があります。[5]
    • 淹れたコーヒーを冷ましてからスプレーボトルに注ぎ、庭や家の周りで使いましょう。
  4. 4
    手作りのガーリックスプレーを使って駆除する 必要に応じて、ガーリックスプレーを庭や家の周りのカタツムリに吹きかけましょう。カタツムリを見つけたら、ガーリックスプレーをたっぷりと吹きかけます。カタツムリが死滅する場合もありますが、そうでなくてもカタツムリは退散します。
    • ガーリックスプレーを作るには、潰したニンニク3片を大さじ1杯(15ml)のベジタブルオイルに浸します。そして、ニンニクを濾したオイルと水1Lを混ぜ合わせ、スプレーボトルに注ぎます。そこに、液体洗剤小さじ1杯(5ml)を加え、ボトルを振って混ぜ合わせてから使いましょう。
  5. 5
    リン酸第二鉄を成分とする駆除剤を使って退治する リン酸第二鉄は軟体動物駆除剤としての作用があり、カタツムリやナメクジなどを殺傷します。リン酸第二鉄を庭やカタツムリを見かけた場所に置いて誘引しましょう。リン酸鉄に触れると、カタツムリは死滅します。[6]
    • リン酸第二鉄の駆除剤は、ガーデンセンターやインターネットで販売されています。
    • この駆除剤を使うとナメクジの食害はなくなりますが、駆除するまでには1週間程度かかる場合があります。
    • リン酸第二鉄は人間やペットに無害なため、最も安全な駆除剤です。
  6. 6
    EDTA鉄ナトリウムを含有する軟体動物駆除剤を使い、カタツムリを素早く駆除する 日本で手に入れるのは難しいかもしれませんが、この駆除剤を午後遅くまたは夕方の早い時間に散布します。この時間帯に撒くと、カタツムリが活動する夜に新鮮な状態であるため効果的です。カタツムリを見かけた場所に、軽く散布しましょう。カタツムリは駆除剤に誘引され、食べた後3日以内に死滅します。[7]
    • この駆除剤は、庭での使用は一般的に安全ですが、駆除剤を散布した場所には子供やペットを近づけないようにしましょう。
    • 駆除剤は、山盛りにして置くのではなく、薄く散布しましょう。さもないと、他の動物が食べて病気になったり、死亡したりする恐れがあります。
  7. 7
    カタツムリを捕食するニワトリを飼う カタツムリを好んで食べるニワトリを庭で放し飼いにすると、自然な方法でカタツムリを駆除できます。また、ニワトリがカタツムリを見つけて捕食するため、手で捕獲する手間が省けます。
    • アヒルもカタツムリを食べますが、カタツムリよりナメクジを好みます。[8]
    • 居住地域の条例を調べ、ニワトリを家庭で飼育できるか確認しましょう。
  8. 8
    カタツムリの天敵を庭に誘引する カタツムリの天敵には、カエル、カメ、鳥、ポッサム、ヘビなどがいます。どの天敵が適しているかは居住環境によるため、居住地域での有効な生物的防除について、近くの農業試験場または園芸クラブなどに尋ねるとよいでしょう。[9] カタツムリの駆除に有効な植物や低木、そして石庭などの自然な環境づくりについての情報も得られるかもしれません。[10]
    • 居住地域におけるカタツムリの天敵を、インターネットで検索してもよいでしょう。
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方法 2
方法 2 の 3:
カタツムリが好む環境を排除する

  1. 1
    水やりは朝に行い、カタツムリの産卵を防止する カタツムリは、湿った土に産卵します。通常、活動的になる夜に産卵するため、日が暮れる前に地面を乾燥させることが重要です。朝に水やりをすると、地面は日中に乾燥します。[11]
    • 可能であれば、点滴灌漑システムまたはソーカーホースを使って地面の湿気をコントロールし、カタツムリが産卵しにくい環境を作りましょう。
  2. 2
    庭にある湿って腐敗したゴミを除去する[12]  カタツムリは湿って腐敗した有機物質を好むため、庭の掃除を怠るとそこにとどまります。庭のゴミを最低週に1度は片づけましょう。集めたゴミはコンポストに加えるか、ゴミ箱に捨てましょう。[13]
    • コンポストの山はカタツムリの大好物です。コンポストは庭から離れた場所に置きましょう。また、コンポストの周囲にザラザラとしたバリアを設置し、カタツムリの侵入を防ぎましょう。
  3. 3
    庭や家の周囲にザラザラとしたバリアを設置し、カタツムリを阻止する 砕いた卵の殻、珪藻土、砂利、木灰、スギのおがくずなどが適しています。カタツムリがこれらのバリアを超えるのは難しいため、侵入を防ぐことができます。カタツムリを阻止したい場所の周囲に、薄く敷きましょう。[14]
    • 砕いた卵の殻は、家庭で簡単に用意できます。
    • 珪藻土、砂利、木灰、スギのおがくずは、ガーデンセンターやインターネットで購入できます。
  4. 4
    コーヒーかすを庭に散布し、カフェインでカタツムリを阻止する カフェインに敏感なカタツムリは、本能的にコーヒーかすを避けます。必要に応じて、地面や外壁の周りにコーヒーかすを散布しましょう。
    • コーヒーを飲まない場合は、近くのコーヒーショップでコーヒーかすをもらえないか尋ねてみましょう。コーヒーかすを無料で配っているコーヒーショップもあります。
  5. 5
    銅線または銅テーブを使ってカタツムリを阻止する[15]  カタツムリは銅に触れると電気ショックを受けるため、本能的に銅を回避します。鉢の周り、庭の境界、またはカタツムリが発生する場所に銅テープを使いましょう。銅線を使う場合は、鉢や杭に巻き付けるとよいでしょう。[16]
    • 10円硬貨には銅が含まれているため、カタツムリが発生する場所に置くと効果的です。
    • 銅テープは、ガーデンセンターやインターネットで購入できます。
  6. 6
    カタツムリを自然に遠ざける植物を植える ジギタリス、ユーフォルビア、シュウメイギク、ヘメロカリス、多肉植物、アストランティア、サルビア、ウイキョウなどを植えるとよいでしょう。これらの植物は、カタツムリが嫌う香り、またはカタツムリが這い上がりにくい表面を持っています。このような植物を庭や家の周りで栽培すると、カタツムリを遠ざけることができるでしょう。[17]
    • これらの植物を鉢植えで栽培し、カタツムリが這い回る場所に置くとよいでしょう。
    • ジギタリスは有毒であるため、子供やペットがいる場合は避けましょう。
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方法 3
方法 3 の 3:
水槽のスネールを駆除する

  1. 1
    水草は 2週間隔離してから、水槽に入れる 水草に付着しているスネールが原因で、水槽内にスネールが増殖します。水草に付いている卵や幼虫が、水槽内で繁殖するためです。水草を水槽に入れる前に2週間別の場所に入れておくと、水槽内でのスネールの繁殖を防ぐことができます。
    • 隔離期間中の水草にスネールを見つけたら、すぐに取り除きましょう。
  2. 2
    水槽に入れる前に、漂白剤と水を1:19の割合で混ぜた溶液に水草を浸ける 漂白剤1に対し、水19の割合でまぜた溶液を作ります。そして、そこに水草を1本ずつ浸してすぐに引き上げます。こうすると、残っているスネールや卵は死滅します。水草を新鮮な水ですすいでから、水槽に入れましょう。[18]
    • 溶液に一瞬浸すだけで効果があるため、水草を入れたらすぐに引き上げましょう。
  3. 3
    底砂も含め水槽全体を掃除する 時間があれば、スネールを手で除去することもできます。水槽内の魚を別の水槽に移し、水槽の水を抜きます。そして、砂利や砂などの底砂も含め、水槽内のすべての物を取り出し、側面に付いているスネールをすべて除去しましょう。
    • 底砂を入れ替えるとさらに効果的です。
    • 水草や器材、装飾品は、よく洗ってから水槽に戻しましょう。漂白剤と水を1:19で混ぜた溶液に浸すのもひとつの方法です。こうすると付着しているスネールと卵を駆除できます。
    • 水槽内のすべての物を取り出しくない場合は、底砂だけをサイフォン式ポンプで吸い出すとよいでしょう。そして、側面に付いているスネールも除去しましょう。[19]
  4. 4
    スネールを捕食する魚を水槽に入れる スネールを食べる魚が水槽をきれいに保ってくれます。スネールの天敵を選ぶ際、他の魚も食べてしまわないかを確認しましょう。また、魚が水槽に大きすぎないかも確かめましょう。
    • 小さな水槽であれば、ゼブラローチまたはドワーフ・チェーンド・ローチが適しています。
    • 大きな水槽の場合は、クラウンローチ、ピクタスキャット、コイ、大きめの金魚などがよいでしょう。[20]
    • 水槽にキラースネール(アサシンスネール)を加えることもできます。キラースネールは他のスネールを捕食しますが、繁殖力は強くありません。
  5. 5
    水槽内にトラップを仕掛けて、スネールを捕獲する トラップでスネールを誘引して捕獲しましょう。トラップを使うと、魚に害を与えずにすべてのスネールを簡単に捕えることができます。[21]
    • スネールトラップは、ペットショップ、熱帯魚専門店、またはインターネットで購入できます。
    • 大きめのレタスの葉を水槽の側面にクリップで留め、スネールトラップを手作りすることもできます。レタスを一晩水槽に入れておき、翌朝取り出します。レタスにたくさんのスネールが付着するため、一気に駆除することができます。[22]
  6. 6
    魚に安全な硫酸銅を水槽に入れ、スネールを駆除する スネールは銅に敏感なため、水槽に硫酸銅を入れると死滅します。硫酸銅はほとんどの魚に安全で、大抵の水槽に安心して使えます。[23]
    • 魚の安全が心配な場合は、飼っている魚に銅が無害であるかを調べましょう。
    • エビや観賞用スネールは銅に敏感なため、硫酸銅を使ってはいけません。
    • 硫酸銅は、ペットショップ、熱帯魚専門店、またはインターネットで購入できます。
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ポイント

  • 庭のカタツムリを自分で駆除する時間がない場合は、害虫駆除業者に相談しましょう。カタツムリの駆除サービスも行っているはずです。
  • 害虫が発生するのは、植物の健康に問題があるからかもしれません。植物を健康に保つことで、害虫を初めから防止できる場合もあります。[24]
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注意事項

  • カタツムリの駆除に塩を使うのは控えましょう。庭の植物や土に害を与える可能性があります。
  • コーヒーかすは土壌のpH値に影響を与える場合があるため、使用の際は注意が必要です。
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必要なもの

庭のカタツムリを駆除する

  • 小さめの容器
  • ビール
  • バケツ
  • 古い植木鉢(任意)
  • 冷めたコーヒー
  • スプレーボトル
  • リン酸第二鉄を成分とする駆除剤
  • EDTA鉄ナトリウムを含有する軟体動物駆除剤(任意)
  • ニンニク 3片
  • ベジタブルオイル 大さじ1杯(15ml)
  • 水 1L
  • 液体洗剤 小さじ1杯(5ml)
  • ニワトリ(任意)
  • 原生植物(任意)
  • 石庭(任意)

カタツムリが好む環境を排除する

  • じょうろ
  • 点滴灌漑システム(任意)
  • ソークホース(任意)
  • 卵の殻、珪藻土、砂利、木灰、またはスギのおがくず
  • コーヒーかす
  • 銅テープ、銅線、10円硬貨
  • 植物

水槽のスネールを駆除する

  • バケツ
  • 漂白剤と水を1:19の割合で混ぜた溶液
  • フィッシュネット
  • 予備の水槽
  • タオル
  • サイフォン式ポンプ(任意)
  • 砂利
  • 底砂
  • 天敵の魚またはスネール(任意)
  • スネールトラップ(任意)
  • 硫酸銅(任意)

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このwikiHow記事について

Melinda Meservy
共著者 ::
植物専門家
この記事の共著者 : Melinda Meservy. 植物専門家のメリンダ・メサービーはユタ州ソルトレイクシティーにある植物と贈答品の専門店「Thyme and Place」の経営者です。同店を設立する以前は事業プロセスと事業改善、データ分析業務に従事していました。ユタ大学にて歴史学の学士課程を修了後、リーン開発及びアジャイル開発方法論のトレーニングを受け、認定プロフェッショナル・ファシリエーターの資格を取得。Thyme and Placeでは観葉植物とプランター、各種園芸作業台、そして生活スタイルに合わせた植物育成のアドバイスを提供しています。 この記事は121,747回アクセスされました。
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