カミングアウトするのに適した年齢はいくつでしょうか?カミングアウトした人の平均年齢を調べましたが、実際のところ、カミングアウトするかしないかは個人的な問題であり、年齢も人それぞれです。また、誰に、いつ、どのように打ち明けるかを考える必要もあります。[1] カミングアウトするのが楽しみな人もいれば、不安や恐怖を感じる人もいるかもしれませんが、あなたは一人ではありません。この記事を参考にしましょう。ここでは、カミングアウトする理由と今はしない理由、さらにカミングアウト後に起こることについて説明します。カミングアウトしてもしなくても、あなたは愛されるべき大切な存在であり、自分らしく生きる権利があることを覚えておきましょう。

方法 1
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カミングアウトするのに適した年齢は?

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    中学生や高校生の時点でカミングアウトする人が多い 早ければ、小学生の頃にLGBTQ+であることを認識する人もおり、近年では11~14歳くらいでカミングアウトする人が増えています。[2] しかし、最近までは、10代半ばから20代になるまでカミングアウトしないのが一般的でした。[3]
    • 初めに親ではなく、親友に打ち明ける人が多くいます。LGBの成人の86%は、少なくとも親友1人にカミングアウトしています。[4]
    • また、特定の人には打ち明けない人もいます。LGBの成人のおよそ3人に1人は、まだ親にカミングアウトしていません。
    • 調査ではカミングアウトの平均年齢は約20歳であるとよく言われていますが、これはミレニアル世代とそれ以前の世代にあてはまります。[5] LGBTQ+が社会に広く受け入れられ始めたため、Z世代の10代はより低い年齢でカミングアウトしています。[6]
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    自分に合ったタイミングを選ぶ カミングアウトは生涯にわたるプロセスとなる可能性もありますが、自分に合うタイミングで予定を立てても良いでしょう。たとえば、まず一部の人に打ち明け、その後数週間から数か月、もしくは数年経ってから他の人に打ち明けます。いずれにせよ、心の準備が整っていなければ、12歳でも20歳でも年齢にかかわらずカミングアウトする必要はありません。また、一生の間にあなたのことを知らない人に新しく出会ったら、その時点でまたカミングアウトする可能性もあります。[7]
    • 初めてカミングアウトする年齢は人によって異なります。14歳でカミングアウトする人もいれば、64歳でまだカミングアウトしていない人もいます。
    • たとえば、高校の友達にカミングアウトしたとしても、適切なタイミングだと思わなければ家族に話す必要はありません。
    • また、家族にカミングアウトした場合でも、自分がその気にならなければ知り合いなどに打ち明ける必要もありません。
    • 最終的に、自分の人生をコントロールするのは自分です。ここからは、自分に合ったタイミングでカミングアウトする計画を立てる際に考慮すべき重要事項を説明します。
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方法 2
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カミングアウトする理由

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    ありのままの自分で周囲の人と接したい 二重の生活を送るとストレスを感じる可能性がありますが、カミングアウトすると周りの人との関係が本物に近づくでしょう。さらに、自己肯定感が高まり、ありのままの自分にプライドを持てるようになるかもしれません。[8] また、地域の若いLGBTQ+の人のお手本となることもできます。[9]
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    LGBTQ+の人と知り合いたい カミングアウトした後は、素晴らしい人々が作るコミュニティがあなたを歓迎します。カミングアウトすると、地域のLGBTQ+グループや組織を通じて、そのコミュニティとつながりやすくなるかもしれません。さらに、LGBTQ+の人と交流したり、友達や恋人を作ったりしやすくなるでしょう。[12]
    • 他の人(LGBTQ+かどうかにかかわらず)からのサポートは、幸福感を高めるのに大きな役割を果たします。[13]
    • サポートしてくれる人やコミュニティが周りに存在しない場合は、この記事の最後にある「ポイント」を参考にしましょう。
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    交際を始めたい、またはパートナーとの関係を隠したくない 性的志向を周囲に隠して交際すると、自分とパートナーが精神的に苦しくなる可能性があります。[14] はじめは、パートナーとの関係を隠したほうが安全で安心だと感じるかもしれませんが、次第に疲弊して自己肯定感が低下するかもしれません。人間は社会的な動物なので、家族や学校、仕事などの生活の大部分において、最も親密な人との関係を隠すことは難しいと感じる可能性があります。[15]
    • パートナーがカミングアウトしていない場合は、自分がカミングアウトすることでパートナーに迷惑が掛からないように注意しましょう。[16]
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    他の人に先入観を持ってもらいたくない 他の人が何を言おうと、カミングアウトするかどうかは自分の意志で決めることです。自分に合ったタイミング、場所、方法でカミングアウトすることができます。とはいえ、本来の自分を肯定したり取り戻したりしたいという理由でカミングアウトする人もいます。[17] 周囲の人があなたの性同一性や性的指向に先入観を持つ傾向がある場合は、噂をコントロールするためにカミングアウトすることを検討しても良いでしょう。[18]
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方法 3
方法 3 の 4:
カミングアウトすることをためらう理由

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    危険にさらされる可能性がある カミングアウトすることを検討していても、暴力や差別に直面する恐れがあればもう少し待ちましょう。直感を信じ、急ぐ必要がないことを覚えておきましょう。[19] カミングアウトを先延ばしにするからといって、永遠に秘密にしておかなくてはいけないというわけではありません。環境が整うまで、自分の安全を優先すべきだということです。[20] カミングアウトする前に、次のことを確認しておきましょう。[21]
    • 家を追い出されることを心配している場合は、近くに一時保護施設やLGBTQ+の支援センターがあるか確認しましょう。
    • 学校にサポートしてくれるカウンセラーがいるか、もしくはLGBTQ+を支援する組織やクラブがあるか確認しましょう。
    • カミングアウトした場合に職場がサポートしてくれるか確認しましょう。
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    人にどう思われるか心配 実際のところ、カミングアウトに対して周囲の人がどのように反応するか予測できず、ありのままの自分をさらけ出すことが怖いと感じる場合もあります。[22] LGBTQ+に理解があるか確認するために、LGBTQ+の権利についての考えを尋ねたり、LGBTQ+の有名人の話をしたりして反応を見極めることができます。[23] たとえば、次のような質問をしてみましょう。
    • 「NFLの元選手がカミングアウトしたっていうニュース見た?」
    • 「ゲイの結婚式だからって仕事を断ったフラワーショップがあるんだって。どう思う?」
    • 「プライド月間を支援する会社をどう思う?」
    • 「学校でXジェンダーであることをカミングアウトした人がいて、ユニセックストイレの設置を検討しているみたいだけど、設置したほうがいいと思う?」
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    自分の性的志向や性同一性に確信が持てない 完全に理解する必要はなく、後で変更してもかまいません。[24] 性的指向や性同一性を確認するため、もしくはカミングアウトするために、交際したり性的な体験をしたりする必要はありません。[25] 心の準備が整うまでは、カミングアウトしなければならないというプレッシャーを感じる必要はありませんが、カミングアウトすると同じように感じている人とつながりやすくなり、ありのままの自分をきちんと主張できるかもしれません。[26]
    • 平均して、LGBTQ+の人は17歳までに自分の性的指向や性同一性を認識したと報告されていますが、実際には個人差があります。[27]
    • LGBTQ+の人の8%は、30代以上になるまで自分の性的指向や性同一性を認識せず、いまだに確信が持てない人が6%いると報告されています。
    • LGBTQ+に対する考えは、社会の偏見や否定的な意見に影響を受ける可能性があり、自分がLGBTQ+であることを受け入れられない人もいます。[28]
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方法 4
方法 4 の 4:
カミングアウト後に起こること

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    以前より幸せで自由だと感じる カミングアウトは、抑えていた感情をすべて解き放つプロセスです。不安に感じるのも当然ですが、肩に乗っていた重りがなくなって幸福感に満たされるかもしれません。
    • カミングアウト後の人生にも浮き沈みがあり、面倒なことも起こるかもしれません。しかし、未来は明るく、ありのままの自分として生活できるでしょう。
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    人との絆が強くなる、もしくは全く変わらない カミングアウトするのは簡単ではありませんが、経験者は価値があることだと言っています。報告によると、LGBの成人の約30~40%は、カミングアウト後に家族との絆が強くなったそうです。[29]
    • LGBの成人の約30~40%は、恋人との関係は全く変わらなかったと言っています。
    • カミングアウト後に家族との関係が悪化したLGBの成人は少ないことが報告されています。
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    驚いて受け入れるのに時間がかかる人もいる LGBTQ+であることを打ち明けられて、すべての人が好意的な反応を示すわけではありません。危険な目に遭う恐れがあれば、カミングアウトするのはやめましょう。[30] しかし、時間をかければ、家族や大切な人の大部分は受け入れてくれるでしょう。[31]
    • 本来の自分を認識するのに時間が必要だったことを思い出しましょう。何年もの間、カミングアウトするかどうかを考えていたはずです。反対に、打ち明けられた人にとっては突然の出来事で、その人が長年信じていた考え方に反することかもしれません。[32]
    • 米国の親の10人に6人は、自分の子供が同性愛者だと知っても動揺しないと言っています。[33]
    • カミングアウトしたときに動揺する人がいれば、「心配するよね。でも、私は今までの私と何も変わらないし、あなたのことを大好きだよ」などと言いましょう。[34]
    • あまり立ち入ったことを聞かれたくなければ、「今日はここまで。また今度ゆっくり話そう」と言って話を終わらせても良いでしょう。
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    質問をしたり一時的なことだと言ったりする人もいる すぐに受け入れてくれる人もいますが、あまり理解できずに少し引いてしまう人もいることを覚悟する必要があります。しかし、自分の人生をコントロールするのは自分であることを忘れずに、自分の感情を大切にしましょう。[35] 相手が理解しやすいように、聞かれそうなことを予測しておきましょう。そうすれば、あなたの性的志向や性同一性を誤解される心配がありません。[36]
    • たとえば「いつから気づいていたの?」「どうして今まで教えてくれなかったの?」「どうしてわかるの?本当なの?」などと言われるかもしれません。
    • 「私が説明するよりもわかりやすい親のためのガイドがあるから見せるよ」などと言って、この記事の「ポイント」に記載されているウェブサイトを見せましょう。[37]
    • 答えられないようなことを聞かれたら「わからない」と言ってもかまいません。[38]
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ポイント

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  1. https://www.apa.org/topics/lgbtq/orientation
  2. https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/17338603/
  3. https://www.apa.org/topics/lgbtq/orientation
  4. https://www.thetrevorproject.org/wp-content/uploads/2017/09/ComingOutAsYou.pdf
  5. https://kidshealth.org/en/teens/coming-out.html
  6. https://www.psychologytoday.com/us/blog/why-bad-looks-good/201903/the-truth-about-secret-relationships
  7. https://www.loveisrespect.org/resources/dating-in-the-closet/
  8. Kateri Berasi, PsyD. 公認臨床心理士. 専門家インタビュー. 9 September 2021.
  9. https://kidshealth.org/en/teens/coming-out.html
  10. https://www.thetrevorproject.org/wp-content/uploads/2019/10/Coming-Out-Handbook.pdf
  11. https://lgbtqia.ucdavis.edu/support/coming-out
  12. https://www.thetrevorproject.org/wp-content/uploads/2017/09/ComingOutAsYou.pdf
  13. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC5145776/
  14. https://www.thetrevorproject.org/wp-content/uploads/2019/10/Coming-Out-Handbook.pdf
  15. https://www.strongfamilyalliance.org/how-to-come-out-to-parents/
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  23. https://www.thetrevorproject.org/wp-content/uploads/2017/09/ComingOutAsYou.pdf
  24. https://www.pewresearch.org/fact-tank/2015/06/29/most-americans-now-say-learning-their-child-is-gay-wouldnt-upset-them/
  25. https://www.strongfamilyalliance.org/how-to-come-out-to-parents/
  26. https://hrc-prod-requests.s3-us-west-2.amazonaws.com/ComingOut-LGB-Resource-2020.pdf
  27. https://www.plannedparenthood.org/learn/sexual-orientation/sexual-orientation/whats-coming-out
  28. https://www.strongfamilyalliance.org/how-to-come-out-to-parents/
  29. https://www.strongfamilyalliance.org/how-to-come-out-to-parents/

このwikiHow記事について

Kateri Berasi, PsyD
共著者 ::
公認臨床心理士
この記事の共著者 : Kateri Berasi, PsyD. カテリ・ベラシ博士は、ニューヨークのブルックリンを拠点とする公認臨床心理士です。個人セラピー、カップルカウンセリング、グループセラピー、コスチュームセラピーなどを用いた、LGBTQIA+やクリエイティブ職の人々の治療を専門とし、経験は10年以上。ジョージ・ワシントン大学にて心理学、美術史、フランス語・文学の学士号を、コロンビア大学にてメンタルヘルス・カウンセリングの修士号を、ロングアイランド大学にて臨床心理学の博士号を取得。
カテゴリ: 性的少数者
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