すでにカメを購入されている方のために、そのカメが長く元気に暮らせる方法をいくつか紹介します。カメは多くのケアを必要とする生き物です。適切な食事や運動のための時間も与えなければいけませんが、飼い主としては、そのぶん満足感を味わうことができます。長生きさせるためには、カメを幸せにすることが大切です。

方法 1 の 3:
快適な住み家を用意する

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    広いスペースを与える カメは泳いだり日光浴をしたりと、実に活動的な生き物です。体もどんどん大きくなります。したがって、大きく成長しても十分に体を動かせるだけの広いスペースを与えることが、カメを幸せにするうえで重要な鍵となります。 [1]
    • 飼っているカメがどのくらいの大きさに成長するのかを調べて、それに合った水槽を購入しましょう。小さくて窮屈な環境ではカメは幸せになれません。
    • カメの体長の3、4倍の長さがあるガラスの水槽が最も理想的です。カメには、体が完全に浸かる深さの水場と、水から這い上がって体を乾かすことができる陸場の両方が必要です。
    • 水槽は大きければ大きいほど、カメが幸せになれると覚えておきましょう。野生のカメの活動範囲は意外にも広大です。大きな水槽を使って、その自然環境を再現しましょう。
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    水場を作る カメは陸上と水中の両方の生活を好みます。陸場と水場を設けておくとカメが喜ぶでしょう。カメの水槽に沢山の装飾は必要ありませんが、適切な生活環境を与えてやれば、カメは元気に長生きできます。工夫を凝らしながらカメの家を準備する作業は楽しいものですが、大切なのはカメが何を必要としているのかを常に意識することです。 [2]
    • カメが完全に身を沈めて自由に泳ぎ回れるように、水槽には少なくとも甲羅が隠れる程度の水を入れます。
    • 水場と陸場の間に傾斜をつけると、カメが行き来しやすくなります。
    • カメは日光浴が大好きです。水槽に取り付けた加熱ランプの下に専用の場所を設けると、カメが紫外線A波(UVA)や紫外線B波(UVB)を浴びることができます。カメは1日あたり10-12時間程度、日光浴をしてリラックスします。
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    水槽を清潔に保つ カメはあまりきれい好きではありません。水中に排泄するだけでなく、食べ残したエサも放置します。このため、水槽の掃除を怠るとカメも水槽もすぐに悪臭を放ち始めるでしょう。さらには、アンモニアや硝酸濃度の上昇にもつながる恐れがあります。 [3]
    • 水槽を週に1回清掃するか、食事や排泄を水槽の外でさせるとよいでしょう。
    • 不衛生な水槽やカメを原因とする深刻な病気が数多くあります。
    • カメの甲羅に藻が発生した場合は、柔らかい歯ブラシで取り除きましょう。
    • ほかの爬虫類同様、カメも脱皮します。甲羅を不潔にしていると、痒みからカメがストレスを感じるようになります。
    • カメに病気をうつしたり、逆にカメから人間へのサルモネラ菌感染を防ぐためにも、カメに触れる前や触れた後には、必ず手を洗いましょう。
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    愛情をもって接する 人間と同じように、カメにもさまざまな個性があります。飼っているカメが社交的である場合は、カメを撫でたり、一緒に遊ぶこともできますが、基本的にカメに触れるのは最小限に抑えておきましょう。 [4]
    • 一般的にカメは体を持ち上げられることを嫌いますが、清掃、遊び、運動などのために水槽から出さなければならないこともあります。その場合、カメから嚙まれたり、逃げられたりする可能性があるので、カメはそっと優しく、安全に扱いましょう。
    • カメを仰向けにする、尾を掴む、無理に甲羅から頭や手足を出させるなどの行為は慎みましょう。このような行為は、カメにストレスを与えてしまいます。
    • 愛情を受けることに喜びを感じるカメには、頭、あご、甲羅を撫でてあげると良いかもしれません。
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方法 2 の 3:
健康的な食事を与える

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    いろいろな食べ物を与える カメは雑食性の生き物であり、食欲も旺盛です。そのため、カメには人間と同じように、豊富な種類の食べ物を与える必要があります。カメを幸せにするためには、ビタミンやミネラルのバランスが取れた食べ物を与えることが欠かせません。 [5]
    • カメの正常な発育を促すには、葉物野菜や昆虫、カメ用のエサをバランス良く与えることです。中には果物や花を好んで食べるカメもいます。飼っているカメの種類を知り、適切な食事を与えるように心がけましょう。
    • 乳糖は胃の中できちんと消化されないため、カメには乳製品を絶対に与えてはいけません。また、加工食品も避けましょう。カメに最適なのは、乳製品以外の自然食品です。
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    おやつに生き餌を与える カメはエサの後を喜んで追いかけます。生き餌はカメにとって運動や娯楽にもなります。 [6]
    • 生きたコオロギ、ミルワーム、ワックスワームなどはカメが喜んで食べます。
    • 上記以外の昆虫、あるいは生きた魚やエビなども足して、1週間の中で異なる食べ物を与えるとカメの食欲を刺激でき、栄養管理にも効果的です。
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    決まったスケジュールを維持する 飼っているカメがいくら可愛いからといって、ねだられるたびに食べ物を与えるのはやめましょう。自然界に住む野生のカメにとって、定められた食事の時間などというものは存在しません。食べられる時に食べなくてはならないのです。飼い主が来れば食べ物をもらえるものと思っているカメもいます。そのため、飼い主を見つけるやいなや、口を開けながら近寄ってくるカメもいます。与えすぎを避けるためにも、決まった時間以外にエサを与えるのは控えましょう。[7]
    • 成熟したカメへのエサやりは週2、3回で十分ですが、若いカメには毎日与えなければいけません。肥満防止のために、与えすぎには注意しましょう。
    • 常に水が飲める状態を整えておきましょう。水中でエサを食べるカメも数多くいますが、そうではないカメもいます。そのようなカメのためには、常に水槽内の同じ場所にエサを置くとよいでしょう。こうすることで、どこに行けば食べ物にありつけるかがカメにも分かります。
    • エサの与えすぎを防ぐためには、決まった時間に与えましょう。このとき、5分経っても口にしなかった食べ残しは取り除きます。
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方法 3 の 3:
定期的に運動させる

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    屋外に出して遊ばせる 十分なスペースや自由が確保できる水槽を購入している場合でも、カメが運動でき、遊べる場所を別に設けましょう。カメは非常に活動的な生き物です。ずっしりとした体つきとは裏腹に、カメは自然界の広大な領域を歩き回っているのです。[8]
    • 水槽からカメを出して家の中を歩かせる時には、ほかの住人にも知らせましょう。また致命的な事故を防ぐために、バリアを張って行動範囲に制限を設けます。
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    生きた魚を与えて遊ばせる 小さな魚やイカの甲を水に入れて、カメに「捕獲」させましょう。泳いで獲物を捕まえる行為は、カメにとって良い運動にもなります。 [9]
    • 生きた昆虫はご馳走ではありますが、捕まえるのも大変です。カゲロウ、トビケラ、甲虫の幼虫、コオロギ、バッタ、ミルワーム、ワックスワームなどを与えてみると良いでしょう。
    • ミミズ、ブラックワーム、カタツムリ、二枚貝、小さなカエル、オタマジャクシなどはペットとして飼っているカメに安心して与えることができます。
    • 上記以外にも、カメは金魚の稚魚、グッピー、モスキートフィッシュなどの魚も追いかけて食べます。
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    カメにおもちゃを与える カメの中には遊びを楽しむものもいます。カメを撫でて遊んであげること自体に問題はありませんが、カメは触って楽しむというよりも、眺めて楽しむペットです。触られすぎたカメはストレスを抱えてしまいます。犬とは違うということを心得ておきましょう。
    • 空の貝殻をカメに与えると、床の上を滑らせて遊ぶかもしれません。あるいは小さな丸木やおもちゃを水面に浮かせてあげると、それを押して楽しむでしょう。
    • 手から直接食べさせてみましょう。これには信頼感や親近感が必要です。飼い主とカメとの間に絆が生まれたところで、まずは手の上に果物を一切れ置いてみましょう。これをカメが楽しむようであれば、次にカメが飼い主の手を這い上がってこなければならなくなる手首の上に果物を一切れ置いてみましょう。
    • 障害物コースを作ってみましょう。カメの生活環境の中にある石、棒、植物などの障害物を使います。障害物のゴール先には、カメのモチベーションを高めるために、おやつを置いておきます。
    • 「おやつ探し」も楽しいゲームです。コオロギ、ワーム、その他の生きた昆虫をカメの生活環境の周りに隠すと、ご褒美付きの刺激的なゲームになります。
    • これらの遊びを学ぶには時間がかかるため、辛抱強く待ちましょう。遊びの難易度が高ければ高いほど、カメへのストレスも大きくなります。そのため、難易度の高い遊びは、頻繁に行わないほうが賢明です。
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このwikiHow記事について

Pippa Elliott, MRCVS
共著者 by
獣医、Royal College of Veterinary Surgeons(王立獣医師会)
この記事の共著者 by Pippa Elliott, MRCVS. Royal College of Veterinary Surgeons(王立獣医師会)のメンバーでもあるピッパ・エリオット獣医師は、30年以上にわたり、かかりつけ獣医師、そして獣医外科医として獣医療の実践に努めてきました。1987年にグラスゴー大学にて獣医科学と獣医外科学の学位を取得し、生まれ故郷の町にある動物診療所に20年以上勤務しています。 この記事は29,094回アクセスされました。
カテゴリ: ペット
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