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カメムシは小さくて害のない虫ですが、潰れると悪臭を放ちます。非常に不快な虫ですが、寄せつけないようにする方法が多数あります。家の中のカメムシは、悪臭を放たないように慎重に捕まえましょう。穴を塞ぐ、照明を落とす、外壁に殺虫剤を散布するなどして、カメムシを家に入れないようにすることができます。

パート 1
パート 1 の 2:

家の中から追い出す

  1. 1
    臭いの放出を避けるため潰さないようにしましょう。カメムシは潰れた時に放つ悪臭からその名前が付けられています。カメムシを見つけた時は、潰したくなる衝動を抑えましょう。潰したら家の中に強い臭いが広がります。[1]
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    捕まえてトイレに流しましょう。カメムシを捕まえるには、ほうきとちり取りを使うのが最適です。ほうきでカメムシを潰さないようにして、そっとちり取りに集めましょう。そしてトイレの中にふるい落とします。臭いを放つチャンスを与えずに流してしまいましょう。[2]
    • 掃除機で吸い込むのはやめましょう。掃除機の吸引力によってカメムシが潰れ、内部に臭いがこもるかもしれません。
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    家の中に粘着シートを置いて捕獲しましょう。ホームセンターで虫取り用粘着シートを購入し、各部屋に設置します。こうするとカメムシを捕獲でき、家のどこに大量に存在しているのかを知ることもできます。虫がいなくなるまで必要に応じてシートを取り替えましょう。[3]
    • 窓の下枠のところに粘着シートを設置してカメムシの侵入を防ぎましょう。
    • ペットや子どもの届かない場所に粘着シートを保管しましょう。
    • 粘着シートを屋外に置かないようにしましょう。小動物やハチなどの送粉者を捕らえてしまうかもしれません。
  4. 4
    石鹸、酢、お湯を混ぜたものを噴きかけて退治しましょう。酢120ml、台所用洗剤60ml、お湯240mlをスプレーボトルに入れてよく混ぜます。できた液体を近距離からカメムシにスプレーすると一瞬で死なせることができます。 [4]
    • 退治した後の掃除が厄介になることがあります。
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    石鹸水を入れたバケツに落としましょう。カメムシは石鹸水に落ちるとすぐに溺れます。また、石鹸水は悪臭を妨げます。バケツにお湯と台所用洗剤を入れ、壁やカーテン、天井などについているカメムシを中へ落としましょう。ほうきとちり取りで捕まえてバケツに入れてもかまいません。
    • 捕獲したカメムシを捨てる時は、そのままトイレに流しましょう。
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    ペットボトルで捕獲器を作りましょう。大きめのペットボトルの上部を切り離し、逆さまにして差し込みます。ペットボトルの底に強力テープで電池で光るライトを、上を照らすように取り付けましょう。家の中の暗い場に置いておくと、カメムシが光に誘われて中に入り、出られなくなります。[5]
    • マスキングテープや小さく切った発泡スチロールをペットボトルの外側に貼ると摩擦により登りやすくなり、カメムシが入ってきやすくなります。
    • カメムシをすばやく駆除するために、捕獲器を複数作りましょう。
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パート 2
パート 2 の 2:

寄せつけないようにする

  1. 1
    建物の割れ目をコーキングしましょう。カメムシは家の外面にある割れ目や穴を通って中に入ってくることがよくあります。ウレタンのコーキング剤を使って小さな隙間を埋めましょう。この作業を年に1度行い、割れ目や穴のない状態を保ちましょう。[6]
    • 扉や窓の付近は特に注意して確認しましょう。
    専門家情報
    Scott McCombe

    Scott McCombe

    害虫獣駆除専門家
    スコット・マコンブは北部バージニア州を拠点に害虫や有害鳥獣の駆除、そして家屋の断熱施工を行っている家族経営会社、「Summit Environmental Solutions (SES)」の最高経営責任者です。SESは1991年の設立以来、ビジネス改善協会からはA評価を、HomeAdvisorからは2017年最優秀賞、最高評価企業、そしてエリートサービス賞の各賞を贈られています。
    Scott McCombe
    Scott McCombe
    害虫獣駆除専門家

    カメムシは様々な経路から屋内に侵入します。侵入経路には、煙突、屋根裏部屋、換気口、窓、ゆるんだ羽目板、水抜き穴、狭い空間などがあり、このような場所を塞いでしまうことが室内のカメムシの数を減らすのには有効です。さらに、水道管などの周りに隙間がないか確認し、窓やドアには隙間テープをしっかりと取りつけましょう。また、換気口は網でカバーするとよいですが、燃焼器具の吸気口や排気口には、空気の流れが確保できるような大きさの網を使いましょう。

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    傷んでいる網戸を修理する、もしくは交換しましょう。カメムシは網戸の小さな穴から家の中に入ってきます。網に穴や破れがないか調べ、瞬間接着剤で塞ぎましょう。大きさが2.5cm以上の穴は、接着剤で網を貼って補修します。網が広範囲にわたって傷んでいる場合は丸ごと取り替えましょう。[7]
    • 煙突口、配管や雨どいの口、下水管、通気口など、家の中とつながっている部分に網を取り付けることも検討しましょう。
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    網戸を柔軟剤シートで拭きましょう。柔軟剤シートの香りはカメムシを寄せつけないと言われています。カメムシ対策の1つとして網戸を柔軟剤シートで拭きましょう。網に香りが残り、カメムシを追い払います。[8]
    • 網戸が大きい場合は、柔軟剤シートを2枚使って全体を拭きましょう。
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    ペパーミントスプレーを作って追い払いましょう。スプレーボトルに水470mlを入れ、ペパーミントのエッセンシャルオイルを10滴ほど加えたら、ボトルを振ってよく混ぜます。窓や扉など、カメムシの侵入口付近にスプレーして侵入を阻止しましょう。[9]
    • 家の周りにもスプレーし、カメムシを寄せつけないようにしましょう。
  5. 5
    秋に家の外壁にピレスロイド系殺虫剤を塗布しましょう。ホームセンターでピレスロイド系の殺虫剤を購入して、9月か10月に家の外壁に塗布します。まず外壁の隅の部分に塗布してみて、数日後ダメージが発生していないことを確認します。問題がなければ外壁全面に噴きかけましょう。[10]
    • 殺虫剤は上に向かってスプレーし、外壁全体に均等にかかるようにします。
    • 作業中に殺虫剤が降りかかる場合に備え、ゴーグルや防護服を着用しましょう。
    • カメムシを退治しようとして庭や樹木、木の葉にスプレーしないようにします。
    • 簡単に解決するには、専門業者に駆除を依頼しましょう。
  6. 6
    家の外灯を最小限に抑えましょう。カメムシは光に誘われる習性があり、家の外灯はカメムシを誘導する目印になり得ます。玄関や裏口の外灯を最小限に抑えましょう。使用していない時は消すようにします。
    • 代替案として、外灯を不必要につけないようにするため、モーションセンサーで作動する外灯を購入してもよいでしょう。
  7. 7
    薄めた台所用洗剤を家の外に置きましょう。石鹸水を溜めた容器を屋外に一晩設置して、屋内に侵入してくるカメムシを捕らえます。そばにランプを置いて容器を照らし、付近のカメムシを誘導しましょう。カメムシは容器の中に入り込み石鹸水の中で溺れます。[11]
    • この方法では他の虫も捕まえてしまうことがあります。
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ポイント

  • 屋外でカメムシを何匹か潰すことで他のカメムシに対する警告となり、追い払えるかもしれません。
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カテゴリ: 住宅メンテナンス
記事のサマリーX

カメムシを駆除するには、手作りのトラップを使って1匹ずつ捕まえてみましょう。10cm〜15cmの長さのテープを用意して、テープの中央をカメムシにそっとくっつけて捕まえます。捕まえたら、テープを素早く折りたたんで臭いを封じ込め、屋外のゴミ箱に捨てましょう。複数のカメムシを駆除する必要がある場合は、ほうきで慎重に掃いてちりとりに入れるか、食器用洗剤1、ホワイトビネガー2、水4の割合で混ぜた液をスプレーします。誤ってカメムシを潰して悪臭が出ないように、丁寧に行いましょう。その後はカメムシをトイレに捨てて流します。または、石けん水を入れたバケツにカメムシを入れると、素早く殺すことができます。また、壁の隙間など、カメムシが侵入してくる場所がわかっている場合は、虫取り用粘着シートを設置しておけば、留守中でもカメムシを捕まえることができます。駆除した後、再び入ってこないようにするには、破れた網戸を修理、または交換します。カメムシは網戸の穴から家に侵入してきます。また、家の外壁の隙間をコーキング剤で塞ぎ、カメムシが入ってこないようにしましょう。 乾燥機用の柔軟剤シートを使ってカメムシを追い払う方法などについては、記事を読み進めましょう!

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