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かつては舞台や撮影に際し、役作りや演出目的で用いられるアイテムだったカラコンも、今日ではオシャレ好きな人にとって不可欠なアイテムとして、絶大な人気を誇っています。瞳の色をほんの少し変えることで、素の自分から「なりたい自分」へと変身できるその魅力で、多くの人の心を捉えていることも、周知の事実です。しかしながら『目』という、身体の中でも極めて重要かつ繊細な部位に装着するため、使用に際しては正しい知識に基づき、安全を最優先する姿勢が求められます。誤った使用を続けた結果、失明や視力低下などの深刻な事態を招いてしまわぬよう、とりわけ初めての使用に際しては、正しい知識の確認と理解が欠かせません。

方法 1
方法 1 の 3:
必要な基礎知識を確かめる

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    眼科に行く 初めて憧れのカラコンを使うとなれば、まずは眼科を訪れ、自身の目の状態と、カラコン装着に必要なデータと注意点を確かめましょう。繊細な眼球に直接触れるカラコンは、身体には『異物』とも捉えられるため、アレルギーその他の理由で、カラコンの装着が好ましくない場合も考えられます。来院目的は「初めてカラコンを購入するため」、薬の服用もしくは塗布などでアレルギーが生じたことがあれば、それらも正確に伝えましょう。[1]
    • 健康保険適用内の検査ですので、忘れずに健康保険証を持参しましょう。検査に要する時間は1~2時間程度、実費負担は2000円程度とされていますが、余裕のある金額を持参しましょう。
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    検査を受け必要なデータを取る 自身に合ったカラコンを選ぶ際に必要なデータは、以下の検査で測定します。得られたデータは今後カラコンを愛用する際に、いずれも必要不可欠なデータです。大切に保存して、必要な場面ではその都度必ず確認しましょう。[2]
    • 眼圧検査 眼の硬さには個人差があります。
    • 屈折検査 近視、遠視、乱視など、視力全般を測定します。
    • ベースカーブ(BC)測定 眼の表面に触れるレンズのカーブを現わす単位がベースカーブ(BC)です。数値が大きいほど丸みが緩く、小さければ丸みが強い眼球であることを示しています。装着するカラコンのBCの数値が合っていない場合、目に負担がかかったり、ズレやすくなります。
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    必要な関連アイテムと使用法を知る カラコンを安全に使用するためには、以下の必需品と便利な関連アイテムを準備の上、それぞれを正しく活用する習慣が大切です。[3]
    • カラコン洗浄液と保存液 カラコンの表面に付着した汚れを洗浄し、未使用時に浸して保存するための液体です。近年では洗浄効果を有する保存液も市販されています。また洗浄液に関しても、洗浄することで装着感がさっぱりする、レンズ表面にうるおいを与えるなど、商品ごとに異なる特徴を謳っています。実際に色々と試してみることで、自身に合った商品を見極めましょう。
    • 保管用ケース レンズの保管に必要です。眼のトラブルの原因となる雑菌が繁殖しないよう、レンズと同様にケースの洗浄・消毒も頻繁に行いましょう。
    • コンタクトレンズ専用の目薬 眼科での検査でドライアイと診断された場合の必須アイテムです。ドライアイと診断されなかった場合も、カラコン使用時には1日に数回、必ずコンタクトレンズ専用の目薬を使用することで、眼球のうるおいを保ちましょう。使用方法に不安があれば、検査を埋めた眼科に問い合わせ、正しい使用法を実践しましょう。
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    付け方を知る 憧れのカラコンを購入から、いざ装着の段階で、なにをどうすれば良いのかわからず、その時点で立ち往生とならないために、正しい付け方をまずは頭の中で理解しておきましょう。一連の流れのイメージと注意点を踏まえた上で、より安全かつスムーズなカラコンデビューを楽しみましょう。
    • 1・開封して人差し指の先端にレンズを乗せ、表裏を確認します。カラコンの表裏を間違えて装着しないよう、装着前に必ず裏表と傷の有無を確認しましょう。薄く弾力のあるレンズは、時に間違った向きに反った状態となる場合があります。文章で表現するのは難しいところですが、自然かつ綺麗にお椀状になっていれば、正常な形状を保っています。不自然に外向きにレンズが反っている場合、裏面が間違って表面になっています。凝視して状態を見極めましょう。
    • 2・鏡の前で他方の親指と人差し指でまぶたを大きく開き、レンズを黒目の部分に乗せ、数回まばたきします。この時点でレンズに傷があったり、ほこりなどの異物が混在すると、目を傷めてしまいかねません。両手はあくまで清潔な状態で、キチンと洗浄したレンズを使用しましょう。
    • 3・まばたきを繰り返し、目の中で違和感なくレンズの位置が落ち着いたのであれば、装着完了です。
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    外し方を知る カラコンを誤った手順で強引に外そうとすると、目に深刻なダメージを与えてしまいかねません。付け方と同様に正しい外し方も、まずは頭の中できちんと理解しておきましょう。
    • 1・中指で下のまぶたを引き下げます。いわゆる「あっかんべー」の状態です。
    • 2・この状態のまま、親指と人差し指でレンズをつまみ、白目の部分までスライドさせまます。長い爪が眼球の表面に触れないよう、指の角度には細心の注意を払いましょう。レンズや眼が乾燥している場合、レンズが上手く滑りません。絶対に無理矢理外そうとしてはなりません。[4]
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方法 2
方法 2 の 3:
選んで買う

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    購入先を知る カラコンは店頭もしくは通販サイトで購入できます。カラコン専門店やアパレルショップなどで購入すれば、自身のファッションに合わせたコーディネートができ、コンタクトレンズクリニックであれば、検査から購入まで一貫して対応してもらえます。しかしながら通販サイトと比較して、商品の品ぞろえが少なく、販売価格も高くなる傾向が見られるようです。通販サイトは品揃えの充実度が高く、購入に必要な自身のデータがあれば、スマホやパソコンで注文が可能であり、まとめ買いで送料無料の特典を活用できるなど、数多くのメリットが魅力です。ただし目の検査を行わず、価格やデザインだけで合わない商品を購入してしまった場合、深刻な目のトラブルにつながるリスクが避けられず、注意が必要です。
    • カラコンは未成年でも購入可能ですが、販売店もしくは通販サイトによっては、保護者の同意が必要な場合もあります。
    • 厚生労働省が非承認の、海外のカラコンを違法販売するサイトの存在が伝えられています。極端に安価であるなどの場合、色素が漏れ出す危険度の高い粗悪品である可能性が否定できません。購入時には販売元の信頼度に関しても、慎重に見極める姿勢が大切です。[5]
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    失敗しない選び方を理解する とりわけ初めてカラコンを購入するのであれば、以下のポイントを押さえて、焦らずじっくりと商品を選びましょう。
    • 目の黄金比率を考える 目が最も美しく感じられる、黒目と白目の比率が黄金比率です。『白目1:黒目2:白目1』が理想とされています。自身の眼の横幅を測定し、その数値の1/2の着色直径(レンズに色が付いている部分の直径)の商品を選ぶことで、より黄金比率に近づいた目の演出が期待できます。[6]
    • ワンデータイプ使用のメリットを考える 必用な時に装着し、使い捨てるタイプのワンデー商品であれば、繰り返し洗浄する必要もなく、より衛生的であると考えられます。複数の友人とそれぞれが異なる商品を購入して分け合うことで、より幅広い種類のカラコンを楽しめるのも、おしゃれを楽しみたい人にとっては大きなメリットです。
    • DIA(レンズの直径)の大きさを考える DIA(レンズの直径)が大きければ、それだけ面との接触面積が大きくなり、レンズがズレにくいメリットが得られる反面、初心者が長時間装着する場合、負担が大きくなる傾向が見られます。現在市販されている商品のDIAの平均値は14.0~14.2mmとされています。まずはこの平均サイズを選び、カラコン装着状態に少しずつ慣れる使い方も、1つの愛用法です。
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    見落としがちな注意点を踏まえる 新たなカラコンの魅力を日々発見実感する中、目にかかる負担を顧みずに長時間の装着を繰り返す、装着すべきではない場面でもカラコンなしでは我慢できないなど、いわゆる「カラコン依存症」的な状態に陥るのは危険です。とりわけ学生の場合、日々の生活態度やお小遣いの自己管理も大切です。カラコンの注意点といえば目への悪影響が真っ先に思い浮かびがちですが、おしゃれに夢中になるあまり、他の大切な部分がおろそかにならないよう、節度を保って楽しむ姿勢を意識しましょう。
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方法 3
方法 3 の 3:
目とカラコンのケア方法を知る

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    不具合を覚えた時の対処法を理解する カラコンを使用していて違和感や不具合を覚えたのであれば、迷わず行うべき対処法は『速やかに使用を一旦やめる』ことに他なりません。外した後も同様の不具合を感じるのであれば、眼科で診察を受けましょう。「自分は初心者だから、慣れていないだけだろう」などと、楽天的な自己判断は禁物です。また自己判断だけで市販の目薬を多用する、冷やしたり温めたりなどの刺激を与える行為も、逆効果のリスクが避けられない、慎むべき対処です。
    • 最初にカラコンを購入する際に初診を受けた眼科に行くのであれば、使用したカラコンとその商品の関連資料を持参しましょう。
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    レンズケアのノウハウを理解する カラコンを繰り返し使用するのであれば、レンズだけでなく自身の眼を守るべく、適切なケアの実践が欠かせません。以下のポイントを踏まえ、慎重かつ丁寧に行いましょう。
    • 1・洗浄液を十分に手のひらに注ぎます。この際1つの商品で洗浄・消毒・保存が可能なタイプを用いると便利です。過酸化水素タイプの商品は避けましょう。爪がレンズに触れないように注意して、人差し指の腹の部分で、レンズの表面をやさしく擦るように洗浄します。擦り粗いの回数は、表裏それぞれ30回ずつを目安にしましょう。布や綿棒などは繊維がレンズにスクラッチ(擦り傷)をつけてしまうため、絶対に使用してはなりません。
    • 2・手のひらの洗浄液を一旦捨て、新しい洗浄液で十分にすすぎ洗いを行い、汚れが残っていないことを確かめましょう。
    • 3・洗い終えたカラコンを保管ケースに保管します。新品のケースを最初に使用する際には、使用方法に従い、新しい洗浄液を所定の時間もしくは4時間以上入れ、十分に消毒の上で使用を開始しましょう。レンズケースも毎回洗浄し、ドライヤーなどの電気製品は用いず、自然乾燥で十分に乾かした上で使用しましょう。また数ヵ月ごとに新しいケースに交換することで、劣化に伴う雑菌の繁殖のリスクを回避しましょう。[7]
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    安全第一でカラコンライフを楽しむ カラコンはそれまで気づかなかった、未知なる自身の魅力を引き出してくれる、まるで魔法使いのようなアイテムと言えるでしょう。思い切ってカラコンを使い始めたことで、自分でも驚くほど明るく社交的になれた、恋人ができたなど、日々の暮らしの中にドラマティックな展開が生じた人も少なくないでしょう。もしかすればカラコンは、単なるオシャレアイテムの役割だけにとどまらず、より大きなサプライズや感動など、プラスの心の動きを届けてくれる、無限の可能性を秘めたアイテムなのかもしれません。安全第一で節度を保って正しく使用することで、そうしたドラマの主人公を実感できる、充実のおしゃれライフを満喫しましょう。
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ポイント

  • 最初にカラコンを購入する際には、まずは眼科で診察を受け、自身の目の状態と、購入に必要なデータを確かめましょう。
  • カラコンは取扱店の店頭もしくはネット通販で購入が可能です。
  • 繰り返し使用するタイプの場合、正しい洗浄と保管の実践を通じ、常に清潔な状態に保つ管理が不可欠です。
  • 脱着および取り扱いには細心の注意を払い、レンズと目の双方を傷つけぬ配慮に努めましょう。
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注意事項

  • 国内には厚生労働省非承認の海外メーカーの粗悪品が流通しています。格安感だけで安易に手を出さぬよう、商品の信頼性も十分吟味しましょう。
  • 使用中に違和感を覚えた場合には、速やかに使用を一旦中止し、素人判断に走らず、眼科の診察を受けましょう。
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