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日本人の大好物を調査すると、寿司やラーメンと並んで必ず上位にランキングされるのがカレーライスです。[1] カレーと言えばインド発祥というイメージもありますが、日本流のカレーライスはすっかり国民的メニューとして定着していると言っていいでしょう。カレー店はどの街にもありますし、ホテルのレストランの欧風カレーや本格的なインドカレーなど種類も様々です。そしてカレーの良いところは、何と言っても家庭で気軽においしく作れるということです。帰ってきた家族が玄関を開けたらカレーのいい匂いで食欲が倍増する、そんな美味しいカレーの作り方に迫っていきましょう。

方法 1
方法 1 の 3:
カレーについて知りましょう

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    カレーの由来を知ろう 多くの日本人がイメージしている通り、カレーの起源はインドにあり、インドの言語でいう「カリ」や「ターカリー」が語源のようです。[2] このインドのカレーと日本流カレーライスは、日本では異なる物として扱われるのが一般的ですが、その理由はカレーが日本に入ってきた経緯にありそうです。
    • 日本にカレーが最初にやってきたのは明治時代で、それをもたらしたのはイギリスでした。当時の日本海軍はイギリス式を導入していて、軍艦内の食事メニューだったカレーも取り入れられたという記録が残っています。横須賀港の名物「軍艦カレー」は、日本流カレーの発祥にちなんだ名物メニューだそうです。[3]
    • よく見るインドのカレーはさらさらしたスープ状ですね。これにとろみをつけたのは、イギリス人によるアレンジのようです。一説には、揺れる軍艦内でこぼれないよう強めのとろみをつけるようになったとも言われています。
    • インドのカレーからは様変わりしたように見える日本流カレーですが、当のインド人からは意外と「おいしいカレー」として受け入れてもらえているようです。[4]
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    日本流カレーについて知ろう 日本流のカレーと言っても種類は多岐に渡っていますが、ほとんどの日本人が思う「定番の日本流カレー」のイメージはほとんど共通のものですね。誰もが大好きな日本流定番カレーとはとんなものか確認していきましょう。
    • 定番中の定番のカレーのレシピは、ひと言で「肉・玉ねぎ・人参・じゃがいもを炒めて市販のカレールゥで煮込む」と言い表せるでしょう。
    • 肉の種類や素材の切り方に決まりはなく、作る人の自由です。
    • カレーは季節を問わない料理ですし、食欲のない時でも食べやすいですから、学校給食や大衆食堂のメニューにも欠かすことができません。
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    カレーの種類を知ろう 日本には日本流カレー以外にもいくつかのスタイルのカレーが存在し、どれもごく自然な食事の選択肢になっています。それぞれ起源にこだわることはあまり重要ではありませんが、概要を比較してみるのは面白いかもしれません。
    • 元祖インドカレーは「スパイスで調理した美味しいもの」といった定義しかありませんが、日本のインドカレー店で供されるのは日本人好みにチョイスしアレンジされたものが一般的でしょう。それでも日本流カレーに比べて色や香りも様々で、食欲をそそります。
    • タイを中心とした東南アジア地方で食べられるスープ状のカレーを、日本ではひと口に「タイカレー」と呼んでいます。ココナッツミルクをベースに使ったものが多く、概して辛みが強いのが特徴です。[5]
    • 欧風カレーと呼ばれる、日本流カレーよりさらに濃厚でまろやかなカレーがありますが、実はこれは日本発祥のスタイルだと言われています。日本のレストランのシェフが手間暇をかけて作った高級カレーに付けたオシャレな呼び方だというのが真相かもしれませんね。
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方法 2
方法 2 の 3:
カレー作りを楽しみましょう

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    基本通りに作ってみよう まずは定番の日本流カレーを作るところから始めていきましょう。市販のカレールゥの箱に書いてある手順の通りに作れば、間違いなく美味しいカレーが出来上がるはずです。
    • 材料は前述の通り「肉・玉ねぎ・人参・じゃがいも」が基本ですが、カレールゥの種類によっては違う材料の指定があることもありますから、事前に確認しておきます。好みの野菜などを加えたくなるところですが、まずは基本に忠実にやってみましょう。
    • 肉に関してはあまり制約がないので、箱に書かれた作り方に指定がなければ自由に選んで構いません。牛肉・鶏肉・豚肉のいずれかが無難でしょう。形状は薄切りやかたまり等、好みで選んだもので大丈夫です。
    • 箱に書かれた作り方に従って作っていきます。最後にカレールゥを入れて煮込みますが、水の量を少し少なめにしておいて最後にルゥと水を足していきながら調節すると、お好みのとろみ加減に仕上げられます。
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    短時間で作ってみよう 長時間煮込むイメージのカレーですが、具材や調理法をちょっと工夫するだけで手軽なメニューに変身します。食べたいな、と思ったときにすぐ作れる時短カレーは、夕食はもちろんランチでも活躍するでしょう。調理が簡単なので、子供と一緒に作るのにも向いていますよ。
    • 時短のコツは具材に素早く火を通すことです。野菜は薄めに切り、肉も薄切り肉を選びましょう。ひき肉を使っても美味しく作れますし、変わりどころではツナ缶などもカレーとマッチします。
    • 肉を大きめのフライパンで炒め、その間に野菜を電子レンジで加熱しましょう。火の通った野菜と水をフライパンに入れ、沸騰したらカレールゥを入れます。よく混ぜながら10分程煮込めば出来上がりです。
    • 火が通りにくく、薄切りにすると崩れやすいじゃがいもは入れなくてもいいかもしれません。代わりに冷凍のコーンやアスパラガスなど、加熱済みの食材を使えば、時短はそのままに美味しさの幅を増やすことができそうです。
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    簡単なアレンジをしてみよう そのまま食べてももちろん美味しいカレーライスですが、トッピングなどを一工夫すると色々な楽しみ方ができます。中には定番メニューになっているものもあり、街のカレー店や喫茶店でもよく見かけます。
    • もっとも有名なトッピングカレーは、ずばりカツカレーでしょう。唐揚げや色々なフライがトッピングされている中で、カレーとの相性がいいトンカツは群を抜く人気を誇っています。
    • カレーそのものにひと味加えるアレンジもあり、その代表格がチーズです。ピザ用チーズを熱々のご飯に乗せて上からカレーをかければ、チーズがとろりととろけるチーズカレーの完成です。同様のやり方に納豆カレーという変わり種もありますので、納豆好きな方はチャレンジしてみてはいかがでしょう。
    • ごはんの上にプレーンのオムレツを乗せたオムカレーも人気があります。オムレツに火を通しすぎないのがコツです。
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方法 3
方法 3 の 3:
こだわりのカレーを作ってみましょう

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    具材にこだわろう 料理にこだわるなら、まずは具材からでしょう。肉や野菜を厳選するのはもちろん、道具や調理法にも工夫を加えます。こだわりを持って台所に向かう情熱はシェフさながらですが、食べてくれる人のために丁寧に作るという気持ちも忘れるべきではありません。
    • 牛すね肉、牛すじ肉、鶏手羽元(骨付き)などの肉は、「うまみ」と「食べ応え」の二つとも優れた部位です。しっかりした下ごしらえが必要なものもあります。また、肉によって最適な煮込み時間も変わってきますので注意しましょう。
    • 野菜には、美味しくて健康的な旬の野菜を加えてみましょう。夏ならピーマンやナス、冬ならブロッコリーやほうれん草などが美味しくいただけます。煮崩れしやすい野菜は長時間煮込まないよう気を付けましょう。
    • 煮込みの段階で、刻んだホールトマトを入れると酸味と甘味がぐっと良くなります。入れすぎると酸味が強くなるので、好みの分量に調整しましょう。
    • 煮込みには圧力鍋があると便利です。一般的な加圧式の他にも、圧力が弱い代わりに使い勝手の良い減圧式の鍋もあります。特にカレーはとろみが強いので、焦げ付きにくい鍋を使いたいところです。
    • こだわりの本格カレーを作る場合、意外と問題になるのがじゃがいもを入れるかどうかです。いつものカレーには必須で子供も大好きな具材ですが、煮崩れしやすいため深い味わいを損なうという側面もあるからです。それでも入れたい場合には、じゃがいもを揚げて表面をカリカリにしてから入れると煮崩れを防げるでしょう。これは、いつものカレー作りにも使えるテクニックですね。
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    美味しくなるコツを知ろう こだわりのカレーはその素材の味だけでも美味しく感じますが、それはいわば表舞台です。実は、カレーの根本的な美味しさを支えている裏方さんの仕事があるのです。なぁんだ、と思うようなことでも、実際に作る際には忘れていることもあります。そうならないようしっかり押さえておきましょう。
    • じっくり炒めた玉ねぎは、ほとんど全てのカレーの美味しさを底上げするものです。刻んだ玉ねぎを焦げないように40~50分も炒めるのは大変ですが、完成した時にはそれだけの価値がある工程だと実感できるでしょう。
    • カレールゥは1種類でも構いませんが、2種類以上を混ぜて使うとより美味しくなるという意見が多くあります。辛み・甘み・深み・香りなどの特徴のあるカレールゥを好みに応じてブレンドすることで、好みの味が見つかるかもしれません。
    • よく二日目のカレーが美味しいと言われますが、それが数値で証明された実験結果があります。[6] 寝かせることで、カレーと具材の間で味が染み合う効果があるそうです。室温によっては冷蔵庫の中で寝かせるなど、カレーが傷まないようにするための注意が必要です。
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    隠し味にこだわる カレールゥには多種のスパイスや調味料が配合されていて、それ単体でも美味しいカレーの風味を十分出せるよう作られています。でも「美味しい」をもっと「好みの味」に進化させたいと思うなら、ほんの少しの隠し味を試してみてもいいかもしれません。隠し味に使われるアイテムの中には意外なものもありますが、目立ってしまっては隠し味とは言えません。見つからないように上手に溶け込んでカレーの美味しさを進化させてくれるアイテムを探してみてはいかがでしょう。
    • ホールトマトの代用でケチャップを入れる場合がありますが、これをトマトピューレにするだけで風味がアップします。
    • 元々入っているスパイスのうち、好みのものを追加するイメージで「追いスパイス」しましょう。煮込みの際ににんにくを足すとコクが出ますし、市販されているガラムマサラなどは手軽に香りを足すのに便利です。
    • 意外なアイテムとしては、深みを出すチョコレート、辛みを足すキムチの素、コクを出す昆布茶、自然な甘みを加える蜂蜜などがあります。色々試したいところですが、あまり一度に入れるとひとつひとつの効果が分からなくなりますから、試すのは少しづつにしましょう。
    • 隠し味のアイテムは最初から鍋に入れて食材と一緒に煮込みましょう。後から入れると隠し味の風味がカレーに馴染まず浮いてしまい、逆効果になってしまいます。
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ポイント

  • 同じカレールゥと同じ具材を使っても同じ味にはならないのがカレーです。多くの人が「結局、我が家のカレーが一番美味い」と言いますから、我が家のカレーを長年作っている母親や妻にも美味しさの秘訣を教えてもらうといいでしょう。
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カテゴリ: 食・おもてなし
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