ガラスに色を塗る方法

共同執筆者 wikiHow編集チーム

ガラスに色を塗るという作業は、休日に子供と一緒に楽しむことができるほか、出来上がった作品を飾ると家が明るくなるので、大人にとっても有意義なアクティビティでしょう。ガラスは表面が滑らかで、光が通り抜ける素材のものを選ぶと、思わず息をのむような美しいデザインを描くことができます。適した塗料の種類を理解し、ガラス板、ガラス瓶、あるいはグラス(コップ)に色をつける方法を習得できれば、すぐに作業を開始することができます。

パート 1 の 3:
塗料と筆を選ぶ

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    エナメル塗料を用いデザインを長持ちさせる エナメル塗料には複数の種類があり、どれも最終的な仕上がりが異なります。 また、どの種類でも乾くまである程度の時間を要しますが、一度乾くと塗った色は長持ちします。下記のような種類の中から、適したものを選びましょう。[1]
    • グロスカラーエナメルペイント:最も厚く塗ることができ、塗られた色は不透明に仕上がります。
    • フロストガラスペイント:かなり軽く、うっすらとした色合いの仕上がりになります。
    • クリスタルグロスエナメルペイント:上記2種類の塗料の中間に位置する仕上がりになります。
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    アクリル絵の具とゲッソで洗練された無光沢の仕上がりを目指す ゲッソとは膠を混ぜ合わせた下塗り用の石こうで、ほぼあらゆる表面に塗ることができます。このゲッソで下塗りをし、その上からアクリル絵の具を塗ると、完全に不透明で光沢のない仕上がりになります。
    • ゲッソとアクリル絵の具という組み合わせは、ガラス瓶、グラス、あるいは様々な形状のガラス容器にも用いることができます。また、平らなガラス板に用いると、キャンバスに描かれているかのような見た目に仕上がります。
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    ガラスライナーと水性のガラス用塗料でステンドグラスのような見た目に仕上げる ガラスライナーを用いてデザインの枠線を描き、その内側を透明で色鮮やかな塗料で塗っていきましょう。この方法で描くと、ステンドグラスのような見た目に仕上がります。
    • デザインの輪郭をまず下書きし、その線をガラスライナーでなぞるようにしましょう。サインペンで下書きをし、書き直したり消したりする方が、ガラスライナーを取り除くよりもはるかに簡単です。
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    デザインに適した絵筆を見つける 使う絵筆あるいは塗装道具に制限はありませんが、使う道具によって最終的な仕上がりが変わることもあります。例えば、下記のような種類の絵筆があるので、デザインに合わせて最も使いやすそうなものを選びましょう。
    • 合成繊維が用いられた筆:筆の跡が残るので、手作りの素朴さを醸し出します。小さく、繊細なデザインに適しています。
    • 天然毛が用いられた筆:より滑らかで均一に塗ることができます。下塗りの際に用いると良いでしょう。
    • ペイント用スポンジ:均一な質感を感じさせる仕上がりになります。ガラス全体に色を塗る時や軽く艶消しを行いたい時に用いると良いでしょう。
    • 作品の大きさに適した太さの筆を選びましょう。より細く、幅の狭い筆は繊細なデザインを描く際に適していて、幅が広く平らな筆は全体を塗る作業に適しています。
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パート 2 の 3:
ガラス表面の下準備をする

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    表面の汚れを落とし乾かす ぬるま湯と洗剤で、ガラス表面に付着している油や指紋を落としましょう。このような汚れが残っていると色がはじかれたり、色むらが生じる原因となります。また、汚れを落とす作業を行っている最中に新しい汚れをつけてしまわないよう注意しましょう。[2]
    • ラテックス製の手袋を着用してこの作業を行いましょう。手の油がガラス表面に付着することを防ぎます。
    • より徹底的に汚れを落とす必要がある場合は、ぬるま湯と洗剤でなく、少量の消毒用アルコールを綿製の布に染み込ませたものを用いましょう。
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    口が触れる部分をテープで覆う 健康に害を及ぼさない塗料を選ぶことが前提ではあるものの、何度も使用しているうちにデザインの一部が欠けたり取れたりする可能性もあります。そこで、マスキングテープを用意し、グラスやコップであれば、ふちから2.4センチ程の部分を覆い、色を塗らないようにしましょう。
    • その他にも色を付着させたくない部分があればテープで覆いましょう。角度をつけてテープを貼り、その上から色を塗ると奇抜な透明の模様が出来上がります。
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    下塗りをする 幅の広い絵筆に軽く下塗り剤をつけましょう。ガラスの表面に下塗り剤を塗り、筆先で滑らかに整えましょう。
    • 不透明に仕上げたいという場合は、ゲッソを1層、あるいは2層塗ってみましょう。ゲッソが乾いたことを確認し、その上からお好みの色を1層、あるいは2層塗ります。
    • 透明のガラスに控えめなデザインを描きたいという場合は、この下塗りを省き、直接塗料を塗っていきましょう。
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    最低1時間をかけて下塗りを乾かす 乾いて触れられるようになるまで待って塗料を塗るようにしましょう。ここで十分な時間を置いて乾かすことで、繊細なデザインもにじまずに描けるようになります。
    • エナメル塗料の中には、塗ってから5~7日間かけて乾かす必要がある製品もあります。重ね塗りを行っている時であれば、この指示を守る必要はありませんが、最終的に塗料をしっかりと定着させる際は重要です。
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パート 3 の 3:
塗料を塗る

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    デザインの下書きをする サインペンを使ってデザインをガラスの表面に模写しましょう。描き始めの開始点を決め、注意深く下書きをします。
    • 完了した時にサインペンの跡が残ることを心配する必要はありません。上から塗料が重なれば見えなくなります。また、洗い流せば簡単に消えるでしょう。
    • ガラスライナーを用いる際は、サインペンと同じ要領でデザインを下書きしましょう。本体を軽く押しながら描くとガラスライナーの中身が先端から出てきます。
    • 下塗りで光沢を消しておらず、表面がまだ透明なままである場合は、ガラスの外側でなく内側から、ステンシルを用いて描きましょう。デザインを紙に写し、ガラスの内側にあてて、その上から塗料を塗ると良いでしょう。[3]
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    1色だけで塗り始める 1色を選び、少量を筆先につけましょう。筆の最も先端部分を使い、色を塗っていきましょう。[4]
    • 筆は軽く力を入れる程度に留め、慣れてくるにしたがって徐々に力を加えましょう。塗り過ぎた塗料を取り除くよりも、付け加える方が簡単です。
    • 間違ってしまった時はペーパータオルを使い、絵の具が乾く前にガラスから取り除きましょう。エナメル塗料の場合は、少量の塗料用シンナーがあると良いでしょう。描き直したい場所のみ塗料を取り除くようにしましょう。
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    筆を水で洗い塗料を落とす 小さな容器に水を入れ、その中に筆先を浸けましょう。くるくると渦を描くように動かし、付着している塗料を落とします。不要な紙などで水分を拭き取り、次の色をつけるようにしましょう。[5]
    • エナメル塗料を用いている場合は、エナメル塗料用のシンナーがなければ筆先から取り除くことができないかもしれません。こうしたシンナーは手工芸用品の専門店でエナメル塗料の近くに置かれているはずです。
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    次の色を選び作業を続ける 1つ目の色を落とし乾かした筆先に次の色をつけ、同じように作業を続けましょう。不必要に色同士が混ざり合わないよう注意しましょう。デザイン全体に色が入るまで作業を続けましょう。[6]
    • 繊細な柄を描いていたり、色の混ざりやにじみなどを防ぎたいという人は、1色を使い終えた後、塗料を乾かしてから次の色に移るようにしましょう。1時間ほど待つと、心配なく新しい色を使える程度には乾きます。
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    色を目立たせたい場合はさらに重ね塗りをする 1層目の塗料が全て乾いたようであれば、色の鮮やかさや明るさを確認しましょう。より色を際立たせたい場合は、同じ手法でもう1度、同じ様に色を塗っていきましょう。
    • このように2層目の重ね塗りをする際は、必ず1層目と同じ色を用いましょう。異なる色を重ねると、透明なデザインの場合、少し濁ったような色合いになってしまいます。
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    乾かして塗料を硬化させる エナメル塗料やアクリル絵の具の中には、時間をかけて乾かすだけでしっかりと色が定着するものもあります。暖かく乾燥した場所で最大1週間乾かしてから、使用したり装飾品として用いましょう。[7]
    • 塗料の使用方法を必ず守りましょう。乾かすだけで良い製品の中には、洗剤とぬるま湯を使った手洗いしかできないものもあります。
  7. 7
    オーブンで加熱して硬化させる 塗料によっては、オーブンで加熱しなければ完全に硬化しないものもあります。描き終えたガラスをオーブンの中に入れ、塗料の使用方法に記載されている温度に設定しましょう。30分ほどかけて硬化させ、オーブンを切り、そのままオーブンの中で冷ましましょう。[8]
    • ガラスは、冷めている状態のオーブンに入れ、冷めている状態のオーブンから取り出しましょう。突然温度が変わると割れてしまう恐れがあります。
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ポイント

  • 自分の技量に自信がない場合は、ガラス用のマーカーを試してみましょう。塗料と筆よりも扱いやすいかもしれません。
  • 実際に使用する塗料の使用方法を必ず守りましょう。

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注意事項

  • 色を塗ったガラスを調理や飲食に用いるのであれば、必ず体に害のない、食品に用いても安全な塗料を選びましょう。
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必要なもの

  • 実際に色を塗るガラス
  • 塗料
  • マスキングテープ
  • オーブン

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wikiHowスタッフ編集者
この記事は、経験豊富なwikiHowの編集者と調査員から成るチームによって執筆されています。調査員チームは内容の正確性と網羅性を確認しています。
カテゴリ: 絵画・描画
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