花がら摘みとは、枯れた花と芽を刈り取ることを意味する園芸用語です。園芸用バサミを手にしてキクに面と向かうと緊張しますが、実は花がら摘みは極めて理にかなった作業で、これにより草姿がさらに整い、きれいになります。花がら摘みと、晩夏と初秋の開花期の準備をするために春に行う茎の摘芯は、特に大きなメリットをもたらします。剪定と摘芯を行うと、キクが低く茂った状態を保てる上に、脇枝をさらに増やして、ボリュームのある健全な外観に仕立てることができます。

方法 1
方法 1 の 3:
枯れた生長点を切り取る

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    晩春から夏半ばにかけてキクの花がらを摘む 屋外で育てるキクから、花がらを摘んだり剪定したりするには、晩春から夏半ばまでが最適です。この時期はちょうど開花期の前なので、切った枝から花が出てくるまで時間があります。暖かい季節に花がら摘みをすると、傷みやすくなっている切り口が低温に晒されることもほとんどありません。
    • 温室や室内で育てている場合は、寒波に晒されることがないので、芽が枯れているのに気づいたら、すぐに摘み取っても良いでしょう。
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    しおれたり枯れたりした花を探す 花がら摘みをする時期が来たら、キクを観察して、咲き終わった花や枯れた枝を見つけましょう。良い状態のキクの花はたいていオレンジ色や黄色で、枯れたり旬を過ぎたりしているキクは茶色くなっています。同じ株に咲いている健全な花と比較すると乾き気味で、花びらの質感が紙のようでもろくなっていることもあります。[1]
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    枯れた花を手で引き抜く 枯れた花がほんの少しだけある場合は、茶色くなった花がらを手で引き抜くだけで大丈夫です。そうするには、枯れた花のすぐ下の茎の部分を掴み、茎を折り取ります。[2]
    • 室内や温室で育てている場合は、1年を通して花がらを摘んでいくものの、低温に晒される心配はないので、この方法が最適でしょう。
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    枯れた花をハサミでまとめて切り揃える 大部分の花が枯れているものの、枝が生きているように見えて芽が生長している場合は、剪定バサミを使い、花をまとめて切り揃えます。枯れた花をそのすぐ下で、ハサミを使って斜めに切り取り、株全体から取り除いていきます。すべての枯れた花を取り除くまで、これを繰り返します。 [3]
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    大掛かりな花がら摘みをするために茎の下方で切る 花と茎がほぼすべて枯れている場合は、剪定バサミを使って花がら摘みをする必要があります。地表に出てきた緑色の新芽に気づいたらすぐに、よく切れる剪定バサミを使って、すべての枯れた部分をできる限り地面に近いところで刈り取ります。こうすると、枯れた花だけでなく茎も取り除けるので、キクが新たに生長し始めます。[4]
    • 大量に刈り取ることに不安を覚えるかもしれませんが、冬越えした多年草のキクは、花だけでなく枯れた茎も刈り取ることが大切です。
    • 花がら摘みを大掛かりに行う場合は、必ず春や初夏に行います。こうすると、新芽が秋の開花期までに十分に生長することができます。
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    開花後、屋外で育てているキクを剪定しない 秋に開花した時、健全に咲いている花の合間に枯れた花を見つけて、摘み取りたい気持ちになることがあります。冬に冷え込む地域において、屋外でキクを育てている場合は、花がら摘みを控えましょう。寒い季節が来る直前に刈り取ると、キクが傷みやすくなってしまいます。
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方法 2
方法 2 の 3:
ボリュームを出すために摘芯する

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    晩春と初夏にキクを摘芯する 摘芯とは、茎の先端部分を摘んで、ボリュームを出しながら生長させて開花を促すことです。晩春から初夏にかけて花がら摘みをする際にも摘芯できますが、冬前にすると、キクが寒さのために傷みやすくなってしまいます。[5]
    • 摘芯は厳密には必要ありませんが、花がら摘みとともに日常的な作業にすると良いでしょう。これにより、コンパクトでボリュームを出した草姿を維持しながら、キクがさらに茂って健全になります。
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    摘芯するために徒長した茎を探す ボリュームをさらに出して、花をより咲かせたい時に、丈が高い茎を摘芯するのが最適なので、晩春から初夏にかけてよく観察して、丈を低めたい茎を探しましょう。春に出てきて、8~10センチの長さになった新芽が摘芯に最も適しています。[6]
    • 枯れたり茶色くなったりして見える頂芽も探しましょう。
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    一番上の双葉の下で茎の先端部分を掴む 摘芯する茎を決めたら、一番上の双葉のすぐ下で、茎の先端から1~3センチぐらいの箇所を掴みましょう。[7]
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    爪で茎の先端を摘芯する 爪を使って、この先端を摘み取って捨てましょう。状態が良くなかったり、伸びすぎたりしている茎をすべて同じように摘芯していきます。[8]
    • 摘芯で草丈を下げるだけでなく、摘芯した箇所より下にある葉や花の成長の勢いを促すこともできます。
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    6月中旬から8月初旬は摘芯をしない 開花期までに花を咲かせて生長させるために、キクの摘芯はたいてい7月中旬に止めるのが理想的です。キクが早生種であれば、6月中旬辺りに摘芯を止め、「ミンイエロー(Minnyellow)」や「ミンゴファー(Minngopher)」のような晩生種であれば、8月初旬ぐらいまでに止めると良いでしょう。
    • キクが早生種または晩生種のどちらか調べてみましょう。
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方法 3
方法 3 の 3:
花がら摘みを終えてからキクの手入れをする

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    枯れた花や枝を捨てる 花がら摘みをした時に出てきた枯れた花、枝、茎を捨てることは大切です。ナメクジやカタツムリのような害虫が、この朽ち葉に卵を産みつけてキクを占領すると、被害を与える可能性があります。
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    春に堆肥を施す 土に栄養を補給したり、寒波に弱いキクを保護したりすることができるので、キクに堆肥を施すのは花がら摘みや摘芯の後が良いでしょう。花がらを摘んだ後の春または夏に、軽量の堆肥を5~7センチぐらい施し、秋の半ばから終わりにかけても、冬の寒さから守るために再び施しましょう。[9]
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    剪定後、必ずキクが日光に当たるようにする キクはたくさんの日光を必要とします。また剪定直後に必要な栄養分を与えることも非常に良いでしょう。室内で育てているキクの花がらを摘んだ後、日当たりの良い窓辺に置きましょう。屋外で育てているキクの花がらを摘む場合は、花を摘んだ後、日光に少なくとも2、3時間あたるように、剪定のタイミングを考慮します。 土が乾いているように見えたら、水を与えましょう。
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ポイント

  • 庭の草取りも、キクの開花と生育を促すのに効果的です。
  • 開花期を知るために、キクの種類を調べて確認しましょう。
  • 園芸用バサミを使用する前後に、必ず消毒用アルコールで除菌しましょう。
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必要なもの

  • よく切れる園芸用バサミ
  • 堆肥

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このwikiHow記事について

Maggie Moran
共著者 ::
ホーム・ガーデン専門家
この記事の共著者 : Maggie Moran. マギー・モーランはペンシルバニア州に住むプロの園芸家です。 この記事は1,156回アクセスされました。
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