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猫は高い場所に登る能力が本能的に高く、好んで背の高い物によじ登ります。キャットタワーを手作りすると猫は楽しい時間を過ごせるうえ、ペットショップで購入するよりはるかに安上がりです。数種類の道具とやる気があれば、猫の個性に合わせたカスタムメイドのキャットタワーを作ることができます!

方法 1
方法 1 の 2:

木材とカーペットでキャットタワーを作る

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    キャットタワーをデザインする 材料を購入して制作に取りかかる前に、デザインを決める必要があります。紙にデザインを描き、必要な材料の買い物リストを作りましょう。[1] キャットタワーをデザインする際、次の事項を考慮しましょう。
    • まずは置き場所の広さを確認しましょう。キャットタワーの置き場所と大きさを決めます。置き場所の広さを測り、出来上がったキャットタワーが収まることを確認しましょう。
    • 猫の個性も考慮する必要があります。登ることが好きな猫であれば、数個のステップ台が付いた背の高いタワーを作りましょう。また、猫が隠れたり眠ったりするプライベートなスペースを好む場合は、ハウスを取り付けましょう。
    • 最後に、自分の大工仕事の腕前も考慮する必要があります。道具を使ったものづくりの経験があまりない場合は、負担が大きくならないようにシンプルなデザインにするとよいでしょう。
    • どこから始めたらよいのか分からない場合は、インターネットで手作りキャットタワーの画像を検索して参考にするか、他の人が制作した設計図を入手しましょう。[2]
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    材料を購入する タワーのデザインをもとに、必要な材料を決めましょう。タワーの水平なステップ台には合板、柱には構造材、ボール紙、塩化ビニールパイプ、そして木材を覆うにはカーペットが適しています。[3] また、タワーを組み立てるために次の道具が必要です。
    • ドリルと木材用のネジ
    • 電動タッカー
    • テーブルソーとハンドソー
    • 金づちと釘
    • カーペットとカッター
    • 木工用接着剤または強力な接着剤
    • 猫が休めるハウスを作る場合は、コンクリートの型枠に使うボイド管を使うこともできます。ボイド管は丈夫なボール紙で作られており、ハウスやトンネルを作るのに適しています。[4]
    • ボイド管をカッターで縦に切ると、くぼんだステップ台や上部が開いたベッドにもなります。
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    材料を寸法通りに切る タワーの設計図に従って、すべての合板や材木を切りましょう。
    • 構造材を切るには一般的なハンドソー、また合板を切るには持ち手の付いたサーキュラーソーやテーブルソーが適しています。
    • 必要に応じて、尖った角にサンドペーパーをかけましょう。
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    キャットタワーのベースを作る タワーには丈夫なベースが必要です。タワーが倒れないようにするために、ベースの幅をステップ台やタワーに取り付ける部品より大きくします。寸法通りに切った正方形の合板を2枚重ねて接着すると、厚いベースを作ることができます。[5]
    • 基本的なキャットタワーには60cm四方のベースが適していますが、安定性を高めるために、背の高いタワーほど大きなベースが必要です。
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    ベースをカーペットで覆う ベースに柱を取り付ける前に、ベースをカーペットまたは家具用の厚い布で覆いましょう。
    • カーペットをベースの各辺より数センチ大きく切り取ります。そして、カーペットで合板のベースを包み、縁をベースの裏側にタッカーで留めます。
    • ベースの裏側のカーペットの角をきれいに畳むためには、角に小さな切り込みを入れる必要があるかもしれません。[6]
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    ベースに柱を取り付ける ネジ、釘、ボルト、または木工用接着剤を使い、ステップ台を支える柱をベースに取り付けます。
    • カーペットを被せた面が下になるように、ベースを裏返します。そして、柱を取り付ける位置に、裏側からドリルで穴をあけます。ベースにあけた穴からネジまたは釘を柱に打ち込みます。[7]
    • 柱にカーペットを被せる場合は、ベースに取り付ける前に被せたほうが簡単にできます。
    • キャットタワーと爪とぎを兼用させるには、柱に麻縄を巻き付け、猫が引っ掻かない目立たない箇所に、麻縄の端をパネル釘やタッカーで留めます。タッカーを使う場合は、針が突き出ないように金づちで打ち込みましょう。[8]
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    柱に水平のステップ台を取り付ける 木ネジまたは木工用接着剤、あるいはその両方を使い、合板のステップ台を柱の上に取り付けます。
    • ステップ台を取り付けたら、ネジが見えないようにカーペットや布を被せ、ベースと同様に縁をタッカーで裏側に留めましょう。[9]
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    ひき続きデザイン通りにタワーを組み立てる 設計図に従って、残りの部品を取り付けましょう。
    • 安定性に問題があったり、新しいアイデアを思いついたり、または測定に間違いがあったりした場合は、その都度デザインを修正しましょう。
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方法 2
方法 2 の 2:

はしごを使ってキャットタワーを作る

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    はしごを用意する 簡単で個性的なキャットタワーを作るには、古い木製のはしごを用意しましょう。ガレージセール、フリーマーケット、家具のリサイクルショップ、アンティークストアなどで、90~120cmの高さのはしごを探しましょう。
    • 昔からある逆V字形のはしごで両側にステップがついており、それぞれのステップの高さが反対側と同じものを選びましょう。
    • はしごの木材は古くても構いませんが、グラグラしないかを確認しましょう。はしごが倒れて猫が怪我をしないように、安定したはしごを使うことが大切です。
    • 1mほどの高さのはしごを探しましょう。背の高いはしごは安定性がなかったり、猫には高すぎたりすることがあります。
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    材料を用意する はしごをキャットタワーのベースにしますが、猫が使いやすいように少し改良する必要があります。次の材料や道具を用意しましょう。
    • はしごの向かい合ったステップに渡す合板:この板がキャットタワーのステップになります。複数のステップを作る場合は、その数に合わせて板を用意しましょう。
    • 金づちと5cmの釘
    • カーペット
    • 電動タッカー
    • キャンバスやデニム生地などの丈夫な布:はしごの一番下のステップに渡してハンモックを作ります。
    • 塗料(任意)
    • ロープやひもにぶら下げるおもちゃ
    • はしごの足に巻き付ける麻縄
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    はしごと板にサンドペーパーをかけて塗料を塗る はしごに細かい目のサンドペーパーをかけ、尖った角やささくれを滑らかにしましょう。合板にも同様の処理をします。
    • 色付けする場合は、はしごと合板に塗料を塗ります。必要に応じて重ね塗りしましょう。
    • 創造力を働かせて色付けしましょう。インテリアに合わせた色にすることもできますが、茶色と緑色の塗料を塗って樹木のようにしたり、ステンシルを使って模様を付けたりしてもよいでしょう。
    • ステップ台に塗料を塗る代わりに、カーペットで覆ってさらに快適にすることもできます。ステップ台をはしごに取り付けてから、カーペットを被せましょう。タッカーを使い、カーペットの縁と中心にタッカーを打って留めます。[10] 必要であれば、タッカー針がステップ台から突き出ないように、金づちで打ち込みましょう。
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    ステップ台をはしごに取り付ける はしごの同じ高さのステップに最初の合板を渡します。金づちと4本の釘を使い、合板をはしごのステップに留めます。釘は合板の四隅に打ち込みましょう。
    • 釘を打った後、ステップ台がはしごにしっかりと固定されているかを確認しましょう。不安定な場合は、さらに釘を打ち込むか、木ネジを使うとよいでしょう。
    • ステップ台を増やす場合は、同様に釘を打って固定しましょう。
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    ハンモックを取り付ける ハンモックで眠ることが好きな猫はたくさんいます。キャットタワーにハンモックを付ける場合は、はしごの4本の足に布の各角を留められるように、布を測って裁断します。布の角を釘かタッカーではしごの足の内側に留めましょう。この際、釘を打つ高さをすべて同じにしましょう.
    • ハンモックには、猫の体重を支えられる十分な厚さのある布を使いましょう。さらに丈夫にするには、布を二枚重ねにしたり、端を折り返したりしてもよいでしょう。
    • ハンモックに使う布は、少し伸縮性があるのものが適しています。
    • 猫が擦り傷や切り傷を作らないように、釘やタッカー針が突き出ていないかを確認しましょう。必要であれば、タッカー針を金づちで打ち込みましょう。
    • ハンモックの代わりに、ボイド管にカーペットを被せて使うこともできます。はしごの足の下部に2本の2X4材をボルト、釘、またはネジを使って取り付け、そこにボイド管を留めます。キャットタワーの持ち運びは多少不便になりますが、これでより丈夫になります。
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    はしごの足にローブを巻く キャットタワーと爪とぎを兼用させるには、はしごの足の下部に麻縄などの丈夫で粗いロープを巻き付けましょう。
    • ロープを4本に切り、最初のロープの端をはしごの足の内側にタッカーで留めます。
    • ロープを足にきつく巻き付けます。必要であれば、金づちで叩きながら巻きましょう。ロープのもう一方の端を、猫が引っ掻かない箇所にタッカーで留めます。[11]
    • 残りの足にもロープを巻き付けましょう。
    • はしごの足全体にロープを巻き付けることもできます。その場合は、はしごのステップ間にそれぞれ別のロープを巻きましょう。こうすると、キャットタワーのどこでも爪とぎをすることができます。
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    仕上げをする はしごの上部の猫が届く場所におもちゃをぶら下げて、猫を夢中にさせましょう。他にも猫が喜ぶものを加え、特別な楽しいキャットタワーに仕上げましょう。
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ポイント

  • カーペットに少量のキャットニップを擦り込むと、猫にとってさらに魅力的なキャットタワーになります。
  • インターネットで検索して、デザインの参考にしましょう。
  • 水平器を使い、ステップ台が水平であるかを確認しましょう。
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注意事項

  • 猫が触れる場所の金具(釘、ネジ、タッカー針など)が、木材やカーペットから突き出していないかを確認しましょう。可能であれば、カーペットで覆いましょう。
  • キャットタワーに巻き付けたロープが緩まないかを確認しましょう。猫が絡まってけがをする恐れがあります。
  • 猫を遊ばせる前に、キャットタワーが丈夫で安定しているかを確認しましょう。不安定な場合は、タッカー、ネジ、釘などを使って補強しましょう。
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Jean Johnson
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猫スペシャリスト
この記事の共著者 : Jean Johnson. 猫スペシャリストのジーン・ジョンソンは、ブログ「JKittyNook」のライターです。猫の健康、遊び、猫種に関する一般的なアドバイスを専門としています。 この記事は1,893回アクセスされました。
カテゴリ: | 趣味・DIY
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