エンジンの寿命を延ばす上で、適切な空気と燃料の混合比を見つけ出すことは重要です。エンジンが荒れた動きをするようであれば、混合比を調整し、速すぎたり遅すぎたりしないように正しいアイドリング回転設定をして、エンジンへのストレスを低減しましょう。車のキャブレターは、特別な道具を用いる事なく、簡単ないくつかのステップで調整が可能です。ステップ1にさらに詳しい情報が記されています。

方法 1 の 2:
空気と燃料の混合比調整

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    エアフィルターを探して取り外します。大半の車ではエアフィルターを取り外してキャブレターを露出させてから調整します。ボンネットを開け、エンジンが停止していることを確認してからエアフィルターを探して、ユニットごと取り外します。蝶ねじや他のコネクターを取り外し、エアフィルターを丸ごと取り外します。
    • メーカーや車種、エンジンの種類によって、エアフィルターの取り付け位置や個数が異なります。オーナーズマニュアル、または車の修理ガイドを参考にしてください。
    • キャブレターを使用する大半の車はエアフィルターがキャブレターの真上に取り付けられています。
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    キャブレターの前にある調整ねじを探します。キャブレターの前に空気と燃料の調整を行うための2つのねじがあるはずです。
    • 通常、平ねじのように見えるねじはドライバーで回す事ができ、キャブレターの中で混ざる空気と燃料を調整します。
    • ゼネラルモーターズの大半の車に装着されているクアドラジェットなど、キャブレターによっては特殊な調整ねじが使われていて、調整には専用工具が必要な場合があります。クアドラジェットにはくぼみブレードがついた調整工具を使用します。
    • 4個所に4つのアイドリング調整ねじがついたタイプのキャブレターもあります。
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    エンジンを始動して通常の運転温度まで暖機します。温度計で適正な走行温度になったことを確認し、エンジン音を聞きながら必要な調整を推測します。
    • 希薄混合気でエンジンを稼動するとアクセルを踏み込んだ高回転時にノッキングを起こします。その場合には燃料比を上げます。
    • 混合気が濃すぎても同じようにノッキングが生じますが、臭いがそれに加わります。その場合は少し燃料比を下げましょう。[1]燃料比が高すぎる混合気でアイドリングを続けると、プラグがかぶってしまい、冷間始動が難しくなります。
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    両方のねじを同量回して適正な混合比に調整します。キャブレターの調整はギターや他の弦楽器のチューニングと似ています。ねじを同量ずつ、スムーズにゆっくりと回して、ぴったりのポイントを見つけていきます。エンジンの混合気が濃いか希薄かに関わらず、まずは両方のねじを 反時計回りに4分の1づつ回して最も希薄な状態までもっていった後、今度は少しずつ同時にゆっくりとスムーズに戻していきます。
    • 混合気の調整は不正確の芸術といえます。愛車のエンジンを良く知り、エンジン音を注意深く聞いてください。両方のねじをゆっくり元に戻しながら、エンジンがスムーズに回転するように調整します。スムーズでなかったり、がたがたするようであれば、混合気が濃すぎるか薄すぎるかのどちらかです。ぴったりとくるまで調整を続けます。
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    エアフィルターユニットを元に戻します。キャブレターの調整が終わったら、エアフィルターを元に戻し、整備完了です。
    • アイドリングスピードを調整する必要があれば、調整が終わるまでエアフィルターを戻すのを待ちましょう。
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方法 2 の 2:
アイドリングスピードの調整

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    アイドリング調整ねじを探します。スロットルプレートの開き具合を加減してアイドリングスピードを調整するねじと、アイドリング時に燃料の流入量を加減するアイドルミクスチャー調整ねじがあります。後者のねじを調整します。ねじを見つけられない場合は、やはりオーナーズマニュアルか修理ガイドを参照してください。
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    エンジンを始動して通常の運転温度まで暖機します。燃料と空気の混合気調整時と同じく、エンジンを暖機して実際の走行時と同じ状態で調整をします。
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    アイドリング調整ねじを締めます。ねじを時計回りで半回転を超えない程度に締めながらエンジン音を聞きます。たいていのオーナーズマニュアルには最適なアイドリング速度についての表記がありますが、好みに応じて若干速くしたり遅くしたりする事はできます。最適値についてはオーナーズマニュアルを参照するか、回転計を見ながら調整してください。
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    エンジンが荒れた回転をしていないかをエンジン音で確認して、必要ならば再調整を行います。調整をしてから実際にエンジンが調整に反応するまでに30秒程度かかりますので、調子に乗って調整しすぎないようにしましょう。ゆっくり回しながら、エンジン音をしっかりと聞いて反応を観察します。
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    エアフィルターを戻して整備は完了です。アイドリングを適正に、もしくは自分の好みに調整できたらエンジンを止め、エアフィルターを元に戻して整備は完了です。
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ポイント

  • アイドリング機構を調整した後にエンジンがスムーズに回転しないようなら、もう一度空気と燃料の混合気調整からやり直し、同じ手順で空気と燃料の再調整とアイドリングの調整を行います。
  • お持ちの車にエンジン回転計がついていれば、アイドリング速度(毎分回転数あるいはRPM)の調整道具として活用できます。適正なRPMについてはオーナーズマニュアルを参照してください。
  • アイドリング調整ねじを締め込むとアイドリング速度が上がり、緩めると速度が落ちます。
  • オートマチック車の場合、ニュートラルもしくはパーキング状態の時とギアが入っている時ではアイドリング速度が異なります。誰かもう一人車内の運転席でブレーキを踏んでくれる人がいない限り、ギアを入れた状態でアイドリングの調整をしてはいけません。
  • 車種によっては、例えばヨーロッパ車やダットサンのように、キャブレターが複数台装着されている場合があります。その場合には、キャブレター同士の空気流入量が均等になるようにしなければなりません。

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注意事項

  • キャブレターを整備する際には、燃料を取り扱っていることを忘れないでください。ガソリンの取り扱いは慎重に行いましょう。
  • エンジンがかかった状態で作業していることも忘れないでください。注意を怠ると重大なけがをしたり、エンジンにダメージを与えてしまうかもしれません。作業は慎重に行い、服から垂れ下がったひもがなどがエンジンに巻き込まれないように注意しましょう。
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必要なもの

  • マイナスドライバーもしくはキャブレターに適した専用工具
  • ペンチもしくはバイスグリップ
  • 紙タオル
  • 緊急時のための消火器

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カテゴリ: 自動車修理
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