ほとんどの家電製品には背面や底面に消費電力(W:ワット)を示すラベルが貼られています。このラベルを見れば、その家電製品の最大消費電力を知ることができます。エネルギー消費量を見積もるには、消費電力から消費電力量(kWh:キロワットアワー)を計算する必要があります。

方法 1 の 3:
家電製品のラベルから消費電力量(kWh)を見積もる

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    家電製品のラベルに記載されている消費電力を探す ほとんどの場合、消費電力が高い家電製品には、消費電力を示すラベルが背面か底面に貼られています。このラベルに記載されている消費電力(W)を確認しましょう。一般的に、ラベルには通常使用時の消費電力よりもずっと高い定格消費電力が記載されています。[1] 以降のステップでは、この定格消費電力から消費電力量(kWh)を概算する方法を紹介します。ただし、一般的に、実際の消費電力量(kWh)は概算値よりも低い値であることに留意しましょう。
    • 家電製品によっては、定格消費電力を「200–300W」のように範囲で表記しているものがあるかもしれません。そうした場合には、「250W」のように中央値を取ると、より正確な値を算出できるかもしれません。
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    1日当たりの使用時間(h)を掛ける Wは、経時的に使用される電力またはエネルギーを表す単位です。Wに時間(h)を掛けると、電気代に直接関係する消費電力量(Wh:ワットアワー)を算出することができます。
    • 例:定格消費電力250Wの大型扇風機を1日当たり平均5時間運転するとします。このとき、扇風機の1日当たりの消費電力量は、「250 (W)×5時間(h)=1250 (Wh)」となります。
    • 冷暖房器具については、季節ごとに分けて計算するようにしましょう。
    • 冷蔵庫を24時間運転している(プラグを抜かない)場合は、1日の運転時間の1/3、すなわち、8時間を掛けて消費電力量を算出しましょう。[2]
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    計算結果を1000で割る 1キロワット(kW)は1000ワット(W)と同じであるため、前のステップの計算結果を1000で割ることで、単位をWhからkWhに変換することができます。
    • 例:前のステップで、扇風機の1日当たりの消費電力量は1250(Wh)であると算出しました。これを1000で割ると、「1250(Wh)÷1000 (W/kW)= 1.25 (kWh)」と変換できるため、扇風機の1日当たりの消費電力量は1.25(kWh)であると表すことができます。
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    1日当たりの消費電力量に求めたい期間の日数を掛ける 前のステップで、ある家電製品の1日当たりの消費電力量を算出しました。この家電製品の1ヶ月あるいは1年当たりの消費電力量を求めるには、1日当たりの消費電力量に求めたい期間の日数を掛けます。
    • 例:ある月の日数が30日の場合は、扇風機の1ヶ月当たりの消費電力量は、「1.25(kWh/日)×30(日)=37.5(kWh)」と求めることができます。
    • 例:この扇風機が1年間毎日運転する場合は、1年間の消費電力量は、「1.25(kWh/日)×365(日)=456.25(kWh)」と求めることができます。
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    1kWh(キロワット時)当たりの電気代を掛ける 電気代の請求書には、1kWh当たりの電気代が記載されています。消費電力量(kWh)に1kWh当たりの電気代を掛けると、電気代の支払金額を見積もることができます。
    • 例:1kWh当たりの電気代が17円ならば、扇風機を1年間運転させる場合の年間の電気代は、「17(円/kWh)×456.25(kWh)=7756(円)」と見積もることができます。
    • 電気代の見積金額はラベルに記載の定格消費電力に基づいていることに注意しましょう。実際の請求金額は、恐らくこの金額よりも少なくなります。
    • 別の地域に引っ越しを検討している場合は、検討している地域の電気代をインターネットで調べてみましょう。例えば、アメリカの場合は、EIA(エネルギー情報局) のウェブサイトを利用して各地域の電気代を調べることができます。
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方法 2 の 3:
電流と電圧から消費電力量を計算する

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    家電製品に記載の定格電流を探す 家電製品によっては、消費電力(W)の表示がないものがあります。そうした場合には、電流(A:アンペア)の表示を探しましょう。
    • ノートパソコンや携帯電話の充電器には2種類の電流値が表示されているかもしれません。そうした場合には、「入力」と記載されている電流値を利用しましょう。[3]
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    居住地の電圧を調べる 日本の電圧は100V(ボルト)です。アメリカを含む数か国は120Vであり、ヨーロッパとその他大多数の国では、220~240Vです。[4]
    • 日本では、エアコンや洗濯機などの大型家電製品の中には、定格電圧が200Vのものがあります。家電製品のラベル表示を見て、定格電圧を確認しましょう(専門業者に設置してもらうと、その家電製品はラベルに記載された電圧で運転すると考えてよいでしょう)。
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    電流と電圧を掛ける 電流(A)と電圧(V)を掛けると、電力(W)を求めることができます。
    • 例:定格電流が6.5(A)の電子レンジを120(V)のプラグに挿して使用する場合の消費電力は、「6.5(A)×120(V)=780(W)」と求められます。
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    1日当たりの使用時間(h)を掛ける W(ワット)は、家電製品が運転する際に消費する電力を表す単位です。Wにその家電製品の1日当たりの平均運転時間(h)を掛けて、消費電力量(Wh)を求めましょう。
    • 例:電子レンジを1日当たり平均30分間(0.5時間)使用する場合、1日当たりの消費電力量は、「780(W)×0.5(h)=390(Wh)」と求めることができます。
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    計算結果を1000で割る 前のステップの計算結果を1000で割り、単位を「Wh」から「kWh」に変換します。
    • 例:電子レンジの1日当たりの消費電力量は、「390(Wh)÷1000(W/kW)=0.39(kWh)」とWhからkWhに変換できます。
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    ある期間の消費電力量(kWh)を求める 電気代は毎月の消費電力量に対して請求されます。消費電力量(kWh)を計算するには、例えば、1ヶ月を31日間として、1日当たりの消費電力量に31を掛けます。
    • 例:電子レンジの1ヶ月(31日間)の消費電力量は、「0.39(kWh/日)×31(日)=12.09(kWh)」と求められます。
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方法 3 の 3:
消費電力計を利用する

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    オンラインで消費電力計を購入する 消費電力計は、ワットメーターやワットモニターとも呼ばれ、家電製品が実際に使用している電力を測定することができます。一般的に、消費電力計を使った方が、家電製品のラベルの数値から計算するよりも正確に消費電力量を把握することができます。
    • 電気工事用工具に詳しい場合は、消費電力計の代わりにマルチメーターを使ってもよいかもしれません。マルチメーターで測定するには、家電製品が通電中に配線を測定しなければなりません。当然のことですが、電気作業に慣れていない限りは、機器を分解してはいけません。
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    消費電力計をコンセントと家電製品の間に接続する 消費電力計をコンセントに挿して、家電製品を消費電力計に接続します。
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    消費電力量(kWh)を測定する 消費電力計が消費電力量(kWh)を表示するように設定します。接続している消費電力計が、合計消費電力量を計算して表示します。
    • 消費電力計が消費電力(W)しか測定できない場合は、上述の方法で消費電力量(kWh)を算出することができます。
    • 消費電力計の設定の変更方法が分からない場合は、取扱説明書を確認しましょう。
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    いつも通りに家電製品を使う 消費電力計を長時間接続しておくほど、より正確な消費電力量を把握することができます。
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    1ヶ月間あるいは1年間の消費電力量を求める 消費電力計に表示される消費電力量(kWh)は、消費電力計を接続した時点からの積算量です。この値から求めたい期間の消費電力量を見積もることができます。
    • 例えば、消費電力計で5日間の消費電力量を測定しており、30日間分の消費電力量を見積もりたい場合は、30日間は5日間の6倍長い期間であるため、表示されている5日間分の消費電力量に6を掛ければ推定値を算出することができます。
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ポイント

  • 家電製品のラベルに消費電力(W)の表示がない場合は、取扱説明書を確認しましょう。現在では、アメリカの黄色いEnergy Guide(エネルギー・ガイド)ラベルやEUの青と白のラベルのように、消費電力量(kWh)を表示しているラベルが多くあります。ラベルに、「kWh/年」や「kWh/時」などの消費電力量に関する表示がないかを探してみましょう。これらの数値は、一般的な家庭での使用を想定して算出されているため、一般的に、方法1や方法2に紹介した方法で求める値よりも正確です。[5][6][7]
  • 家電製品によっては、消費電力設定が複数あるものがあります。そうした家電製品のラベルには、設定毎に別々の情報が記載されているか、最大値のみが記載されているかもしれません。[8]

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カテゴリ: 家電製品
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