クマバチは穏やかな生物で、大抵の場合人間には無害ですが、木造の建造物には大きなダメージを与えます。クマバチはカーペンタービーという英語名の通り、木に穴を開けて卵を産み巣を作ります。一方で、受粉媒介者でもあり、農作物やガーデニング栽培では重要な役を担っています。クマバチを駆除するには、殺虫剤を使用しない方法や、建物へ危害を与えないようにしたりと、方法は多々あります。

方法 1 の 3:
殺虫剤を使用せずに駆除する

  1. 1
    スピーカーから大きな音を出してハチを追い払う クマバチは音に敏感なことで有名です(もっとはっきり言えば振動に敏感です)。ハチがいる場所の近くに大型ステレオやスピーカーを置いて2、3日大音量で音楽をかけてハチを追い払いましょう。[1]
    • この方法は一番安全で手をかけずにクマバチを撃退する方法のうちの一つです。
    • 大きな音でハチを追い払っても、元の場所に戻ってくる場合もあります。完全に追い払うには、全てのハチがいなくなったらすぐに木造物に予防措置を行いましょう。
    • 近隣の家が近くにある場合は、この方法を実施する前に、ハチを追い払うために大きな音を出すという事を知らせておきましょう。大音量の音楽は、近隣住民にとって迷惑行為にあたる恐れがあります。
  2. 2
    天然の柑橘系スプレーを使用する いろいろな種類のかんきつ類(オレンジ、レモン、ライム、グレープフルーツ)の皮を刻んで、水を入れた浅い鍋に入れて沸騰させます。スプレーボトルにこの柑橘系エキス水を入れて、ハチの巣にスプレーしましょう。[2]
    • 他の虫と同様に、クマバチも柑橘系オイルを嫌うため(そのため果物の皮は内側の果実を捕食者から守ることができるのです)、このスプレーで撃退しましょう。ハチを殺さずに、巣を作っている木から撤退させます。
    専門家情報
    David Williams

    David Williams

    養蜂家、蜂駆除専門家
    養蜂家、そして蜂駆除の専門家として28年以上の経験をもつデビット・ウィリアムズは、サンフランシスコ・ベイエリアにて蜂の駆除会社「Bzz Bee Removal」を経営しています。蜂の生息場所を発見し捕獲したのち、地元の養蜂家のもとへ移送することで、蜂群崩壊症候群(いないいない病)の防止に取り組んでいます。
    David Williams
    David Williams
    養蜂家、蜂駆除専門家

    専門家の技:薬剤を使わずにクマバチを駆除するには、スプレーボトルに石鹸水を入れ、穴に向かって直接噴射します。これでハチは死滅するので、他のハチが中に入り込んだり、湿気が入ったりしないように穴を塞ぎましょう。

  3. 3
    アーモンドオイルやエッセンスを巣の周りに塗ってハチを撃退する 柑橘系のスプレーと同様に、アーモンドオイルやエッセンスもまた頼りになる選択肢です。巣や目につくハチの穴の周辺にオイルを塗ってハチを撃退し戻ってこないようにしましょう。[3]
  4. 4
    ハチをおびき寄せて捕まえるトラップを仕掛ける ハチを撃退する最も非侵略的な方法は、ハチのトラップを購入して、ハチがいる辺りに設置することです。トラップに寄ってきたクマバチは、捕まると逃げられないため、家の周辺にいるハチの数が少しずつ減っていきます。[4]
    • クマバチが開けた穴の真上にトラップを吊り下げましょう。ハチがいない場合でも、トラップを吊り下げておくと抑制になります。
    • ハチのトラップはオンライン、害虫駆除専門店、園芸店、またデパートで手に入ります。
  5. 5
    活動的な時期にテニスラケットで殺す 春になるとクマバチは隠れ家を探して飛び回り、卵を産んで幼虫の餌として花粉を集めます。そのため、2、3週間はとても活動的になります。バドミントンやテニスのラケットでたたいてハチを殺しましょう。[5]
    • 確実に殺すために、たたいて地面に落ちたら靴で踏みつけましょう。
    • オスのクマバチは針がないため刺さしません。また巣の周りにいるのはほとんどがオスであるため、この方法でも刺されることはほとんどありません。
    • クマバチは農作物を適切に栽培するうえで必要な授粉媒介者であるため、この方法で駆除するのは望ましい方法ではありません。
  6. 6
    殺さずに養蜂家に巣を移動してもらう クマバチを殺さずに駆除したいのであれば、養蜂家に連絡して巣を移動してもらいましょう。費用はかかりますが、大量のハチを殺すよりは良い方法です。[6]
    広告

方法 2 の 3:
農業用殺虫剤を使用する

  1. 1
    粉末の殺虫剤を穴の奥まで入れて成虫、さなぎ、幼虫を殺す 粉末の殺虫剤は木の穴に深く入り込むため、生きたクマバチには最適の殺虫剤です。散布機を使用し穴に直接撒いてハチを殺し、ハチの増殖を抑えましょう。[7]
    • 刺されるリスクを減らすため、殺虫剤は夜に撒きましょう。
    • 粉末殺虫剤を撒くのは1シーズンに1度に留めましょう。
    • 望ましい粉末殺虫剤としては、スミチオンやエルサンがあります。
  2. 2
    深くない穴には残留性液体殺虫剤を使用する 巣作りを始めてから時間が経過していなくて、穴が浅い場合、確認できる穴にスプレーすると簡単に駆除できるでしょう。園芸用品店ですぐに手に入ります。残留性殺虫剤を購入して穴にスプレーし、ハチを撃退しましょう。[8]
    • ベニカXファインスプレーや虫退治スプレー等を使用すると良いでしょう。
    • コツとしては、春に3、4週間の間を空けて2度穴に殺虫剤をスプレーしましょう。
  3. 3
    殺虫剤を用意できないときはガソリンで駆除する 試験済みの信頼できる対策として、ガソリンやディーゼルを「手作りの」殺虫剤として穴にスプレーするという方法があります。木に本物の殺虫剤をスプレーせずに、この方法を試してみるのも良いでしょう。[9]
    • ガソリンとディーゼルは可燃性の液体です。火のそばで使用してはいけません。
    • ガソリンが皮膚に触れたり、気化したものを吸い込んだりしないように、ガソリンを扱う際は、保護マスク、ゴーグル、手袋を着用しましょう。
    • スプレーボトルを使用する場合は、ラベルを貼ってガソリン専用のボトルにしましょう。ガソリンを入れたスプレーボトルを洗ってから水を入れて植物に吹き付けるのは良くありません。
  4. 4
    キャブレタークリーナーを使用する クマバチに優しい方法ではありませんが、確実に効果があります。エアゾールキャブレタークリーナーには延長ノズルが付属しているためハチを速攻で殺したり、巣を作って居つくのを抑制できます。[10]
    • エアゾールキャブレタークリーナーはどこの自動車用品店でも安価で手に入ります。
    • 顔や目にクリーナーがかからないように、細心の注意を払いましょう。保護するものを着用して安全上の注意をよく読みましょう。
  5. 5
    害虫駆除業者に頼む クマバチの駆除が思うように進まないようなら、害虫駆除業者に頼みましょう。プロは生態を熟知しているため、効果的に家のハチを駆除してくれるはずです。[11]
    広告

方法 3 の 3:
クマバチの広がりを抑制する

  1. 1
    粉末殺虫剤で繁殖のサイクルを止める 成虫や卵を産むメスだけを殺すだけでは十分ではありません。巣にいる幼虫を殺して繁殖を抑える必要があるため、粉末殺虫剤をハチが作った穴に撒いて次の世代の幼虫を殺しましょう。[12]
    • 必ず粉末殺虫剤を使用しましょう。他の殺虫剤は幼虫が孵る前に木にしみ込んだり、徐々に消えて行ったりする可能性があります。
    • 粉末殺虫剤を初めて撒く際は穴を塞いではいけません。ハチが新しい穴を作り、殺虫剤から逃れることがあります。
  2. 2
    ハチを全て殺した後に穴を塞ぐ 穴にいるハチを全て駆除した後に詰め物やパテ剤、コーキング剤等で穴を塞いで、別のハチが使用できないようにしましょう。[13]
    • ハチが全て死んだことを確認してから穴を埋めましょう。中に閉じ込められたハチは、木に穴を掘って新たなトンネルを作ります。
    • 穴を塞ぐには秋が最適です。
  3. 3
    木材の表面に仕上げ剤や塗装を施してハチの被害から守る クマバチはどのような木の表面でも穴を開けますが、処理していない木材を好む傾向があります。屋外の、ハチの被害に遭いそうな処理していない木材の表面には、塗装やニス等の仕上げ剤をしてハチから守りましょう。[14]
    • 塗装した木材の方が仕上げ剤を施したものより少し効果が期待できますが、実質それほど大きな差はありません。
  4. 4
    春に木材の表面に殺虫剤をスプレーする クマバチの被害を予防する最終段階として、ハチの被害に遭いそうな屋外にある木材の表面に殺虫剤をスプレーしましょう。殺虫剤を使用したくない場合は、木材の近くにハチ用のトラップを吊り下げておくと、効果的な予防策になります。[15]
    • 引き戸のレールの下部、デッキの下、窓枠等は特に被害に遭いやすいでしょう。
    • 処理をしていない木材は特に被害を受けやすいため、塗装や仕上げ処理をしていない木材には殺虫剤をスプレーしましょう。
    広告

注意事項

  • 健康に害を及ぼし環境にも悪いため、使用禁止になった農業用殺虫剤は使用してはいけません。
  • ハチを駆除する際は必ず保護服を着用しましょう。刺される可能性は低いですが、全く起こらないわけではありません。
広告

関連記事

How to

ミノムシを駆除する

How to

きのこを駆除する

How to

木の根を枯らす

How to

レモンの種を植えて育てる

How to

ツタを取り除く

How to

枯れそうなアロエベラを復活させる

How to

ミリオンバンブーを栽培する

How to

雑草を酢で除草する

How to

レモンの木を室内で育てる

How to

マンゴーを熟成させる

How to

バラを種から育てる

How to

ヤシの木を植える

How to

トマトの剪定

How to

除草剤を作る
広告

このwikiHow記事について

wikiHow編集チーム
共著者
wikiHowスタッフ編集者
この記事は、経験豊富なwikiHowの編集者と調査員から成るチームによって執筆されています。調査員チームは内容の正確性と網羅性を確認しています。

wikiHowのコンテンツ管理チームは、編集チームが編集した記事を細心の注意を払って精査し、すべての記事がwikiHowの高品質基準を満たしているかどうかを確認しています。 この記事は1,791回アクセスされました。
このページは 1,791 回アクセスされました。

この記事は役に立ちましたか?

広告