クロムは、通常艶出しや保護のために他の金属の上にメッキ加工されます。クロムメッキの錆の原因はその下の金属です。このような錆は、家庭用品を使うと驚くほど簡単に落とすことができます。ただし、錆が広範囲に広がりクロムメッキの大部分が剥げた状態になると、より本格的な補修が必要です。

方法 1 の 4:
アルミホイルで錆を落とす

  1. 1
    アルミホイルを使って、安く手軽にクロムメッキの錆を落とします。アルミニウムが錆と化学反応を起こすので、拭いたりこすったりして錆を落とせます。アルミニウムは他の金属より柔らかいので、クロムメッキの表面やその下の金属を傷つける心配がありません。
  2. 2
    クロムを洗います。錆を落とす前に、水と洗剤でクロム表面の汚れやごみを洗い流しましょう。自動車のクロムメッキ部分を洗う場合は洗剤ではなくカーシャンプーを使います。こうすると錆びた部分がはっきりわかり、錆を落としやすくなります。
    • 表面がひどく汚れている又は錆が多い場合は、酢を始めとしたマイルドな酸性のもの(ステップ2を参照)で洗ってからアルミホイルを使いましょう。
  3. 3
    アルミホイルを水に浸します。どのような水を使っても構いませんが、電解質と塩分が化学反応を促進するので塩水が最適です。錆びた部分に使いやすい大きさにアルミホイルをちぎりましょう。
  4. 4
    錆をアルミホイルでこすります。アルミホイルを錆にあて、前後に動かしこすりましょう。錆がひどい場合は、軽く力を入れ、こする時間も長くなりますが、通常はそれほど力を入れてこする必要はありません。
    • アルミホイルが乾いたらその都度水に浸しましょう。
    • くぼみが多い部分の錆を落とす場合は、アルミホイル片を小さく丸めて使います。丸めたアルミホイルの端がくぼみの奥に届き、錆を落としやすくなります。
  5. 5
    時々磨く手を止めて、落ちた錆のカスなどを取り除きます。錆から出たカスがたまったら、雑巾やタオルで拭き取ります。こうすると、錆が残った箇所がはっきりします。アルミホイルで磨き続け錆を落とします。
  6. 6
    クロム表面を拭きます。錆を全て落としたら、雑巾で拭き取ると光沢が戻ります。
  7. 7
    クロムを完全に乾かします。クロムメッキの表面に水分が残っていると、その下の金属が錆びる原因になります。クロム表面の水分はよく見えるので、ペーパータオルやブロワーなどを使い水分を取り除き乾かしましょう。必要に応じて錆の部分を確認し、本格的な補修の必要性や錆予防の方法などを検討します。
    • 錆を落としたクロムメッキの表面に艶出し剤やワックスを塗り錆を予防します。
    広告

方法 2 の 4:
マイルドな酸で錆を落とす

  1. 1
    コーラやライム汁など家庭にあるマイルドな酸を使います。原料にリン酸を含むコーラを始めとした炭酸飲料を錆落としに使います。その他、ライムのしぼり汁や酢も錆落としに効果があります。マイルドな酸性のものを使うと、金属の他の部分を傷つけることなく錆を落とせます。
    • ダイエットコーラは砂糖を含まないので、ベタつきが少なく使いやすいでしょう。ちなみに、砂糖により酸が錆に付きやすくなることはありません。
    • 濃縮又は強酸性のものを使うのはやめましょう。腐食を起こし、クロムメッキの下にある金属が傷む恐れがあります。上記の酸で効果がなければリン酸を使います。ただし、腐食性のガスが顔に当たらないように、扇風機などで吹き飛ばしながら作業します。
  2. 2
    クロムを洗います。錆を落とす前に、まず表面の汚れやごみを取り除きましょう。錆部分がはっきりし、溶剤が錆に直接浸透します。自動車のクロムメッキにはカーシャンプーを、その他のクロムメッキには普通の水と洗剤を使って洗います。
  3. 3
    クロムを酸に浸す、又は酸で覆います。錆を落とす前に、クロムを酸に15分間浸すのが理想的です。浸せないような物は、表面に酸をかけましょう。
  4. 4
    こすったり拭いたりして錆を落とします。酸で分解した錆を、目の粗いスポンジやキッチン用スポンジなどでこすって落とします。ガラス製品用のスポンジを使うとクロムに傷が付く心配がありません。錆がひどい箇所は、アルミホイルや目の粗いスポンジで軽くこすりましょう。
  5. 5
    クロムに安全に使用できる洗浄剤で洗い流します。自動車にはカーシャンプーを使って、錆のカスや酸を洗い流します。自動車の塗装面に食器用洗剤を使うと、塗料が剥げる恐れがあります。塗装されていないものは、普通の洗剤と水で洗います。
  6. 6
    乾かして、自動車の手入れをします。ペーパータオルで水分を拭き取り、錆を予防します。錆により表面に傷がついた場合はその部分を確認し、必要に応じて補修します。
    • 錆落とし後にワックスや磨き剤を塗ると錆予防に効果があります。
    広告

方法 3 の 4:
油やクロム磨き剤で錆を落とす

  1. 1
    クロム磨き剤を使うと素早く錆を落とせます。また、油を使えばお金を節約できます。錆を落とす方法の中で最もお金のかかる方法ですが、質の良いクロム磨き剤を使うと素早く簡単に錆を落とせます。また、磨き剤の代わりにWD40A、AZ、CRCなどの浸透油(潤滑油)を使とお金の節約になります。
  2. 2
    水と洗剤でクロムの汚れを落とします。錆を落とす前にクロム表面の汚れやごみをきれいに洗い流しましょう。錆部分がはっきりし、溶剤が錆に直接浸透します。
    • ひどい汚れは酢で落とします。酢はマイルドな酸で、錆落としにも効果があります。
  3. 3
    錆部分に油やクロム磨き剤を塗ります。クロム表面を傷つけないように、錆びた部分全体を覆うように塗り広げます。
  4. 4
    真鍮たわしや目の細かいスチールウール(金たわし)に油やクロム磨き剤を付けます。柔らかい真鍮たわしや真鍮製の金属ブラシを使うと大きな傷をつける心配がないので最適です。真鍮たわしがなければ、できるだけ目の細かいスチールウール(できれば番手No.0000)を使います。また、クロム磨き剤を多めに使うと傷予防に効果があります。
  5. 5
    錆を真鍮たわしなどでこすります。円を描くようにやさしくこすりましょう。クロム表面が溶剤で湿った状態を保ちながらこすります。傷つく恐れがあるので、力を入れてこするのはやめましょう。
    • 錆部分が乾いたら、その都度油やクロム磨き剤を塗り足します。乾いた状態のクロム表面を金たわしでこすると傷がつきます。
  6. 6
    清潔な水ですすぎます。水ですすいで、磨き剤や錆のカスを洗い流しましょう。
  7. 7
    他に錆びた部分がないか確認します。他にも錆びた部分があれば、クロム磨き剤を使って同じ要領で錆を落としましょう。
  8. 8
    クロムをしっかり乾かします。クロム表面に水分が残っていると目立つので、しっかり乾かしましょう。キラキラ輝き光沢ある仕上がりになります。
    • 錆び取り後にワックスや磨き剤を塗って、錆を予防します。
    • 本格的な補修が必要な場合は、次のステップを参照しましょう。
    広告

方法 4 の 4:
錆落とし後のクロムメッキの補修と保護

  1. 1
    表面を磨いて乾かします。クロム表面の錆が針の先端くらい小さければ、洗った後タオルで拭いて乾かすだけで、目立たなくなります。
  2. 2
    磨き剤やワックスを塗って金属を保護します。クロム表面にワックスや磨き剤を塗り、傷を予防します。自動車用ワックスやクロムメッキ加工車用の製品など、クロムメッキ用の製品を使いましょう。
    • 一般的な手順は、ワックスを塗ってから磨いて乾かし、さらにワックスを重ねて塗り再度磨きます。
  3. 3
    銀色の塗料を塗ります。クロムの輝きを保つ効果があります。ただし、錆予防効果は塗料の種類や塗り方によって異なります。自動車用塗料など適した塗料を使い、錆で生じたくぼみにできるだけ均一に塗りましょう。塗料が乾いたら、1200グリットのサンドペーパーで表面を滑らかに仕上げます。塗料を塗っていない部分にサンドペーパーを使うのはやめましょう。
  4. 4
    クロムメッキ加工を再施工します。値が張るので、通常は錆でひどく傷ついた自動車にのみ行います。自動車整備工場などにクロムメッキ加工を依頼します。比較的小さいものなら、自分でクロムメッキ加工に挑戦することもできます。
    広告

ポイント

  • 通常、錆予防のためにクロムメッキ加工が施されます。クロムメッキが剥がれて鉄や鋼がむき出しになると錆が生じます。ひどい場合は錆が周りに広がり、クロムメッキに凸凹の腐食が生じることもあります。
  • 表面が濡れるとすぐに錆が再発します。表面が濡れたら徹底的に乾かしましょう。乾かした後直ちにクロム磨き剤を塗ると錆予防効果があります。

広告

注意事項

  • 砂面処理や研削加工はクロムメッキの下の金属を傷つける恐れがあります。
  • クロムではなく樹脂や塗料でクロムメッキ風に仕上げた自動車もあります。紹介した方法はクロムメッキではなく錆落とし自体に効果があるものです。素材が不明なコーティングがされた部分にこれらの方法を行うと、思いもよらない影響が出る恐れがあります。
広告

必要なもの

  • スチールウール(金たわし)
  • 浸透油(潤滑油)またはクロム磨き剤
  • コーラ、ライムのしぼり汁、酢
  • アルミホイル
  • 雑巾

関連記事

How to

貝殻の汚れや付着物を落としてつやを出す

How to

手に付いたスプレー塗料を落とす

How to

重曹でスライムを作る

How to

オレンジ色を作る

How to

糊を手作りする

How to

おもちゃのパラシュートを作る

How to

色砂を作る

How to

ガラスパイプをきれいにする

How to

アンティーク風の紙を作る

How to

グリセリン石鹸を作る

How to

ワインボトルのラベルを剥がす

How to

紅茶でアンティーク風に紙を染める

How to

粘土を作る

How to

しおり・ブックマークを作る
広告

このwikiHow記事について

Joe Hough III
共著者 by
熟練工
この記事の共著者 by Joe Hough III. ジョー・ハフ3世はフロリダ州在住の熟練工です。故障診断、そして電気・電子機能、運転性、空調システムの修理を専門的に行っています。1978年より自動車整備の仕事に携わっています。 この記事は4,481回アクセスされました。
カテゴリ: 趣味・工芸
このページは 4,481 回アクセスされました。

この記事は役に立ちましたか?

広告