クワズイモを栽培する方法

共同執筆者 Lauren Kurtz, 園芸家

熱帯植物のクワズイモ(エレファントイヤー)は3mほどの高さまで生長し、象の耳のような先端が尖った大きな葉をつけます。この魅力的な植物を栽培するには、早春に生育に適した土に植え付けます。そして、適切な水やりと施肥を行って健やかに育てましょう。外の気温が下がってきたら、球根を掘り上げて室内で貯蔵し、翌春にまた屋外に植えます。平均最低気温が-9~12℃(USDA hardiness zone 8 – 米国農務省の越冬可能温度の指標)またはそれ以上の地域では、屋外でも越冬できます。

パート 1 の 3:
クワズイモを植える

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    春に夜間の気温が10℃以上になったら植える 苗が霜の被害に遭わないように、霜の心配がなくなってから植え付けます。地域によっては、4月または5月まで待つ必要があります。[1]
    • 理想的な日中の気温は20℃前後です。

    ポイント: クワズイモの生長を早めるには、春が来る前に球根を室内の鉢に植えます。そして、暖かくなったら庭に植え替えましょう。

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    間接光が当たる区画を選ぶ 日射が強すぎると、クワズイモは葉焼けを起こします。半日陰で土の湿気が保てる場所を選びましょう。一般的に、日光が日に3~6時間当たる場所が理想的です。[2]
    • 日射不足の場合は、葉が黄色に変色します。
    • 日射量が多いほど、頻繁に水やりをして土の乾燥を防ぐ必要があります。
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    土に湿気があり、水はけの良い場所を選ぶ クワズイモは高湿度の熱帯性の気候を好みます。池や湿地付近の湿気を含む土壌に植えましょう。ただし、根腐れを起こさないように、水はけが良い土壌であることも重要なポイントです。[3]
    • 土を乾燥させないようして湿気を保ち、熱帯性の環境を再現しましょう。
    • レイズドベッド(盛り土をした花壇)に植えたり、庭に排水システムを設置したりして、水のやりすぎを防ぎましょう。
    • 水のはけ具合を調べるには、30cmほどの穴を掘って水で満たします。水がはけるまで4時間以上かかる場合は、水はけが悪い土壌と言えます。
    • 水やりの際、土を水浸しにしないように注意しましょう。
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    土壌のpH 値が5.5 ~7であるかを調べる pH値7が中性で、それ未満は酸性、それ以上であればアルカリ性です。クワズイモは弱酸性の有機土壌を好みます。土壌検査キットを使い、クワズイモに適したpH値であるかを調べましょう。[4]
    • 土壌の pH 値を下げるには、硫黄華、石膏、または有機コンポストを加えます。
    • pH 値を上げるには、苦土石灰や有機石灰などの家庭用石灰、または石灰岩の粉末を少量土に混ぜましょう。
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    球根を植える穴は最低90cmの間隔をあける クワズイモは生長すると大きな葉をつけるだけでなく、匍匐茎を伸ばしてどんどん広がります。株がのびのびと生長できるだけの十分な間隔をとりましょう。
    • クワズイモには、横に広がらない直立性の品種もあります。[5]
    • 十分な間隔をあけないと、お互いに日光や水を奪い合います。小さな株は大きな株に日射を遮られると、十分な日射を得られなくなります。

    クワズイモが庭を占領するのを防ぐ

    コロカシア種を選ぶ この品種は横に広がらずに小さなスペースで塊になって生長します。

    株の周りに深さ15cmほどの境界を掘る 庭にある他の植物との間に深い溝を掘ると、匍匐茎が広がるのを防ぐことができます。

    植え付け場所が狭くなってきたら、株分けをする 株を掘り起こして分割し、間隔をあけて植え替えます。こうして株の密集を防ぎます。

    株を鉢植えにする どの方法もうまくいかず、それでもクワズイモの栽培を続けたい場合は、鉢に植え替えましょう。鉢を戸外に置くか、室内で育ててもよいでしょう。

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    球根を3~5cmの深さに植える クワズイモの球根は、土の表面近くに植えると健やかに生育します。一般的に、植える穴の深さは球根の大きさの2~4倍にします。鍬や園芸ショベルを使って土を掘り起こしましょう。[6]
    • 球根は生長するにつれて上に上がってくるため、土から出ないように十分な深さで植えましょう。
    • 大きめの球根にはより深い穴が必要です。
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    球根の平らな部分を下にして穴に入れる クワズイモの球根には、はっきりとした突起部分がないため上下の区別が明確ではありません。球根の最上部を中心に何重かの円ができており、この部分を上向きにして球根をしっかりと土に押しつけます。[7]
    • 球根の下側には、去年の根が残っていることがあります。
    • どちらが下かわからない場合は、球根を横にして植えます。根は下、葉は上に自然に伸びていきます。
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    球根を完全に土で覆い、水をたっぷりとかける 球根に3~5cmの土を被せ、土から出ないように確認しながら、手のひらでしっかりと土を押さえつけます。そして、球根の周りの土が湿るように、たっぷりと水をかけます。[8]
    • クワズイモには十分な水が必要で、特に植え付け時の水やりは重要です。
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    球根を植えた場所に目印をつける 球根から芽が出るまで数週間ほどかかります。杭や石などで植えた場所がわかるように目印をつけておきます。目印は球根の真上ではなく、横につけましょう。
    • 目印をつけておくと、他の花や木を植える際に場所がわかるため、庭が混み合うことがありません。
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パート 2 の 3:
クワズイモの世話をする

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    球根から最初の芽が出るまで1~3週間待つ 芽が出るまでの期間は、気温と土の温度に応じて異なります。気温が低いと発芽が遅れる場合があります。[9]
    • 3週間が過ぎても芽が出ない場合は、球根を掘り起こして腐っていないかを確かめましょう。傷んだ部分を切り取って再度植えます。
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    午前中、根元に水をやって土の湿気を保つ 熱帯性植物のクワズイモは湿気を好みます。葉に水がかからないように、葉の下のできるだけ地面の近くから水をかけましょう。病気を防ぐために、夜間は株を乾いた状態にしておきます。[10]
    • 乾燥すると株にストレスがかかるため、水やりには注意をはらいましょう。
    • 葉が垂れてきたら、さらに水が必要です。
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    緩効性肥料を月に1度与える クワズイモは栄養豊富な土壌で健やかに生育します。緩効性肥料の栄養分がゆっくりと土に溶け出し、株の安定した生長を促します。また、頻繁に肥料を与える必要がないため、世話も楽になります。[11]
    • 窒素を多く含む肥料を与えましょう。窒素はクワズイモのツヤツヤとした緑の葉を作り出す葉緑素の生成を助けます。
    • コンポストと堆肥を土に混ぜ、さらに栄養分を加えましょう。
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    必要に応じて、色あせた葉や茶色くなった葉は切り取る 変色した葉を切り取ることで新葉が生長し、庭に活気があふれます。剪定バサミを使い、球根を傷つけないように注意しながら、変色した葉をできる限り球根の近くで切り戻します。[12]
    • 肌が敏感な場合、葉を剪定する際は手袋を着用しましょう。クワズイモの葉には肌を刺激する成分が含まれています。
    • 茶色や黄色に変色した葉がたくさんある場合は、日射不足または水不足が考えられます。
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パート 3 の 3:
冬期間に備えて球根を掘り上げて貯蔵する

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    新葉が出なくなったら、葉を約1.5cmまで切り戻す 葉の生長が衰えてきたら、冬期間に備えて球根を貯蔵する準備をします。球根の近くまで葉を切り戻しましょう。[13]
    • 葉が黄色く変色し始めたら、休眠期に入るもうひとつの兆候です。
    • 葉は廃棄するか、球根を包んで貯蔵するために残しておきます。
    • 球根に傷をつけないように注意しましょう。
    • 秋の半ばが葉の切り戻しに最適な時期です。
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    気温が7℃以下になったら、球根を掘り上げる 7℃以下の気温が数日続くか初霜が降りたら、株の生長は止まり休眠期に入ります。球根を園芸ショベルで慎重に掘り起こしましょう。[14]
    • 熱帯性の暖かい地域にお住いであれば、球根を掘り上げる必要はないかもしれません。他の多年草と同様に8cmほどの厚さのマルチで覆いましょう。
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    球根を1、2日かけて完全に乾かす 球根を乾燥させると、カビや細菌の繁殖を最小限に抑えられます。屋内または屋外のどちらでも構いませんが、乾燥した常温の場所に球根を置きます。触れてみて完全に乾いていると感じるまで待ちましょう。[15]
    • 球根は子供やペットが届かない場所に置きましょう。球根に残っている葉には毒性があります。
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    空気穴をあけた紙袋に球根を入れる 球根を密閉容器に貯蔵してはいけません。容器内に湿気がこもり、腐敗の原因となります。穴があいた紙袋は余分な湿気を逃がします。[16]
    • 球根をさらに保護するには、クワズイモの葉、ピートモス、またはバーミキュライトで包みます。
    • 紙袋が手元にない場合は、メッシュバッグでも代用できます。
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    球根を7~13℃程度の乾燥した涼しい場所に貯蔵する 冬の間、球根を入れた袋を湿度の低い場所に置いてカビの発生を防ぎましょう。暖房が入っていない地下室や車庫などが適しています。[17]
    • 球根のようすを時々確認しましょう。腐った球根があれば、他に広がらないように廃棄しましょう。
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注意事項

  • クワズイモの葉には、生で食べると有害なシュウ酸カルシウムが含まれています。子供や動物が近づかないように注意しましょう。クワズイモによる中毒が発生したら、直ちに病院で治療を受けましょう。
  • 肌が敏感であれば、クワズイモを扱う際は手袋を着用しましょう。
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このwikiHow記事について

園芸家
この記事はLauren Kurtzが共著しています。 ローレン・カーツはコロラド州オーロラに住む自然主義者で、園芸の専門家です。現在はオーロラ市の水保全課で、市民センターにある庭園「Water-Wise Garden」の管理者を務めています。2014年、西ミシガン大学にて環境持続可能性研究の学士号を取得。
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