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グラフィックボードは、ゲームをたくさんする場合は特にパソコンの中で最も重要な役割を果たすコンポーネントの1つです。ゲーマーだとグラフィックボードを2~3年ごとにアップグレードすることが多いですが、それ以上使い続けることも確かにできます。また、グラフィックボードの交換はここ数年ではるかに簡単になり、ドライバーのインストールはほとんど自動的に行われるようになっています。グラフィックボードを選んでパソコンを開けてしまえば、通常は数分で新しいグラフィックボードを取り付けて準備は完了です。

パート 1 の 3:
グラフィックボードを選ぶ

  1. 1
    予算と電力のバランスを取る グラフィックボードは、パソコンの中で最もコストのかかるコンポーネントになりがちですが、それほどコストをかける必要はありません。何をしたいかにもよりますが、手頃な価格のグラフィックボードや中程度の価格のグラフィックボードでも、優れたパフォーマンスを発揮できるものは多くあります。最新のゲームを可能な限り高い設定でプレイする必要があるゲーマーであれば、より高性能で高価なものを選ぶ必要がありますが、たまにしかゲームをしない、最新リリースにこだわりがない、またはグラフィック設定を多少犠牲にしてもよい場合は、中程度の価格のグラフィックボードを調べたほうが、予算に見合う価値があるかもしれません。HD動画を見たり、2Dゲームを何本かプレイしたいだけであれば、たいていは手頃な価格のグラフィックボードで十分なはずです。
    • 購入する前に調査を行いましょう。「Tom's Hardware(tomshardware.com)」や「PCWorld(pcworld.com)」などのサイトでは、新作・発売予定のグラフィックボードの中で特に人気のあるものの定期的な調査や比較が数多く行われています(ただし、どちらも英語のみ)。こうした調査結果によって、各種グラフィックボードが他のものと比較してどのように違うのかを一目で見ることができるのです。
    • グラフィックボードのメモリ(RAM)容量は気にする必要はありません。粗悪なグラフィックボードを良く見せるために、メモリ容量の水増しが行われることがよくあります。しかし、ここで重要となるのが「メモリ帯域幅」です。メモリ帯域幅とは、そのメモリがパソコンとデータを送受信できる速度のことです。これに関してはGDDR5メモリが現在トップであり、従来のGDDR3メモリの4倍をはるかにしのぐパフォーマンスが得られます。[1]
    • 中程度の価格のCPUを使っている場合は、おそらくハイエンドグラフィックボードのパフォーマンスを最大限に引き出すことができません。グラフィックボードはパフォーマンスを左右する重要な要素ですが、ゲームはCPU、システムRAM、さらにはHDDの読み書き速度など、パソコン内部のすべてのコンポーネントの容量に依存します。
    • 4Kゲームはますます現実のものになりつつありますが、その解像度でゲームから満足のいくパフォーマンスを引き出すには、最先端のグラフィックボードが1枚または2枚必要になります。4Kモニターを探している場合も、この点には注意しましょう。
  2. 2
    筐体を開ける 新しいグラフィックボードを購入する前に、筐体内部やパソコンの取扱説明書を多少なりとも確認しておく必要があります。背面にあるつまみネジまたは通常のプラスネジを緩めてパソコンからサイドパネルを取り外しましょう。通常はパソコンの背面にあるマザーボードの入出力パネルの反対側のパネルを取り外します。
    • ごく一部の例外を除き、ノートパソコンのグラフィックボードをアップグレードすることはできません。可能であれば、ノートパソコンの取扱説明書を参考にして、グラフィックボードをどのようにアップグレードするかを判断しましょう。
    • 筐体を開けてパソコン内部の作業をする際には、必ず適切にアース(接地)を取っておきましょう。これでパソコン内部のコンポーネントに損傷を与える可能性のある静電放電を防ぐことができます。パソコン内部の作業をする際には、静電気防止リストバンドを使うか、水が流れている蛇口に触れて、アース(接地)を取るとよいでしょう。
  3. 3
    電源ユニットを調べる グラフィックボードは、電源ユニットの電力を最も消費するコンポーネントの1つなので、電源ユニットが新しいグラフィックボードの電力要件に対応できることを確認する必要があります。グラフィックボードによって消費電力が異なるので、購入するグラフィックボードの仕様だけでなく、パソコンの電源ユニットの仕様も確認しましょう。
    • インターネット上には、電源容量計算ツール(サイト)がたくさんあり、それを利用してコンポーネントの情報をすべて入力し、推奨最小ワット数を確認することができます。パソコンを今後も使い続けるなら、その推奨最小ワット数よりも少し高めのものが必要です。また、原則として、グラフィックボードに必要なワット数の2倍の電力を供給する電源ユニットが通常は必要になります。
    • 1台のパソコンに複数のグラフィックボードを取り付ける場合は、おそらく少なくとも1キロワット(kW)の電力を供給する電源ユニットが必要になります。
    • 電源ユニットのワット数を物理的に確認せずに判断する方法はありません。また、ソフトウェアにもワット数を調べられるものはありません。ただし、電源ユニットは、その仕様が明確に記載されたラベルが側面に貼られているものがほとんどで、通常はパソコンからサイドパネルを取り外すだけで、そのラベルを目視で確認することができます。
    • 高性能なグラフィックボードの多くは、電源ユニットから6ピンの補助電源コネクタ(PCIe)が1本または2本接続されている必要があります。最新の電源ユニットは、こうしたケーブルが付属しているものがほとんどですが、古い電源ユニットには付属していません。アダプタを購入して他のケーブルに接続することはできますが、電源ユニットが古いものだと、いずれにせよ電源ユニットを交換したほうがよい場合があります。
  4. 4
    グラフィックボードを差し込むスペースを測定する グラフィックボードはかなり大きくなってきており、小さな筐体でスペースが狭いと、目当てのグラフィックボードが差し込みにくかったり、そもそも差し込めなかったりするかもしれません。グラフィックボードを差し込むスペースを測定するには、メジャー(巻尺)を使います。このスペースを、目当てのグラフィックボードの仕様と照らし合わせてみましょう。高性能なグラフィックボードは幅がかなり広いものが多いので、幅にも注意が必要です。
    • グラフィックボードはPCIeスロット幅を2つ占有する場合がありますが、片方のスロットに差し込むだけで済みます。
  5. 5
    マザーボードの互換性を確認する 最新のグラフィックボードは、ほぼすべてが従来のAGP方式に代わってPCIeインターフェイスで動作します。使っているパソコンがここ10年間に購入または製造されたものであれば、おそらくPCIeが採用されています。本当に古いパソコンでグラフィックボードをアップグレードしようとすると、マザーボードもアップグレードしないとAGPに悩まされることになるかもしれません。
    • マザーボードでは、PCIeスロットとAGPスロットが違う色になっています。AGPは一般的に茶色などの暗めの色ですが、PCIeは通常、白色、黄色、または青色です。ただし、明確な基準があるわけではないので、マザーボードの取扱説明書を参照するか、スロットの横にラベルが貼られているので探しましょう。
    • PCIeスロットは通常、マザーボードのCPUに最も近い位置にあります。
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パート 2 の 3:
新しいグラフィックボードを取り付ける

  1. 1
    パソコンの電源を切る パソコン内部の作業をする前に、パソコンの電源が完全に切れていることを確認しましょう。パソコンの電源が完全に切れていることを確認したら、コンセントから電源プラグを抜きます。
  2. 2
    モニターケーブルを外す おそらくモニターは古いグラフィックボードに接続されているので、古いグラフィックボードを取り外す前に、パソコンの背面からモニターケーブルを外しましょう。
  3. 3
    アース(接地)を取る パソコン内部の作業をする際には、必ず適切にアース(接地)を取っておく必要があります。パソコン内部の作業をする際には、筐体の金属のむき出し面に取り付けられている静電気防止リストバンドが、アース(接地)を取る最も便利な方法です。また、水が流れている状態で金属製の蛇口に触れても、アース(接地)を取ることができます。
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    古いグラフィックボードを取り外す(必要な場合) グラフィックボードをアップグレードするには、新しいグラフィックボードを取り付ける前に、古いグラフィックボードを取り外す必要があります。ただし、マザーボードに搭載されているグラフィックボードを使っていた場合は、グラフィックボードを取り外す必要はないかもしれません。
    • プラスドライバーを使って、古いグラフィックボードをケースに固定しているネジを外します。
    • 古いグラフィックボードに接続されているケーブルをすべて抜きます。
    • 古いグラフィックボード(PCIe)の後部の下にあるラッチを外します。このラッチはグラフィックボードを固定するためのものなので、古いグラフィックボードを取り外す前に外すようにしましょう。
    • 古いグラフィックボードをスロットから直接ゆっくりと引き抜きます。古いグラフィックボードは、スロットからまっすぐに引き抜きましょう。強く引き抜かなければならないかもしれませんが、無理に引き抜いてはいけません。グラフィックボードが引き抜けない場合は、ラッチが外れていること、プラスネジがグラフィックボードのブラケットから外されていることを確認しましょう。
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    他のスロットカバーも取り外す(必要な場合) 最新のグラフィックボードは、パソコンの背面にスロットが2つ必要なものが多くあります。隣のスロットを使ったことがない場合は、そのスロットの保護カバーも取り外す必要があるかもしれません。こうしたカバーは筐体によって異なりますが、通常は取り出せるようになっています。
  6. 6
    新しいグラフィックボードを差し込む スロットの邪魔になるケーブルがないことと、グラフィックボードの背面の下にケーブルが伸びていないことを確認しましょう。グラフィックボードが均一に差し込まれ、ラッチ音(カチッという音)がするまで、グラフィックボードをPCIeスロットにまっすぐしっかりと押し込み、プラスネジ(グラフィックボードに2,3個付属していることがほとんどです)を使ってグラフィックボードを筐体に固定します。グラフィックボードが複数のスロットを占有する場合は、それぞれのブラケットを固定するようにしましょう。
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    電源を接続する 新しいグラフィックボードは、通常グラフィックボードの上部にある電源ユニットから6ピンまたは8ピンの補助電源コネクタが少なくとも1本接続されている必要があるものがほとんどです。グラフィックボードの電源が適切に供給されていないと、おそらくパソコンが起動しないので、これらはすべて必ず接続するようにしましょう。
    • ピンの構成により、プラグは一方向にしか差し込めません。無理矢理接続してはいけませんが、しっかりと接続するようにしましょう。
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    筐体を閉じる グラフィックボードがしっかりと固定され、電源に接続されている状態で、筐体を閉じて、ソフトウェアのインストールに進みましょう。
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    モニターを新しいグラフィックボードに接続する パソコンの電源ケーブルをパソコン本体に差し込む際には、モニターが新しいグラフィックボードのいずれかのポートに接続されていることを確認しましょう。モニターが非常に古く、グラフィックボードが新しいものの場合は、モニターを接続するためのアダプタが必要になるかもしれません。ただし、こうしたアダプタはグラフィックボードに付属していることがほとんどです。[2]
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パート 3 の 3:
ドライバーをインストールする

  1. 1
    Windowsを起動する ドライバーで何かをする前に、パソコンが正しく起動していることを確認しましょう。パソコンが起動できなかったり、起動直後にエラーが発生したりする場合は、グラフィックボードが正しく取り付けられていないか、電源から十分な電力が供給されていないかもしれません。
    • 新しいグラフィックボードで起動すると、おそらくWindowsが低解像度モードで起動しますが、この時点では、新しいハードウェアの検出を促すメッセージは無視しましょう。
  2. 2
    古いドライバーをアンインストールする 古いグラフィックボードがAMD(ATI)製のもので、NVIDIA製のものに移行する場合、またはその逆の場合は、競合を避けるために、まず古いドライバーをアンインストールする必要があります。同じメーカーのグラフィックボードの場合でも、上手く始められるように古いドライバーは削除したほうがよいでしょう。ドライバーは「コントロールパネル」からアンインストールすることができます。[3]
    • 「コントロールパネル」を開き、「プログラムと機能」または「プログラムのアンインストール」を選択します。Windows XPを使っている場合は、「プログラムの追加と削除」を選択しましょう。
    • インストールされているプログラムの一覧からグラフィックドライバーを探します。NVIDIA製の場合は、通常「NVIDIA グラフィックスドライバーXXX.XX」となります。また、AMD(ATI)製のドライバーを削除する場合は、「AMD Catalyst Install Manager」というプログラムを探しましょう。
    • 画面の指示に従って、ドライバーをアンインストールします。NVIDIA製の場合は、ドライバーを選択してアンインストールをクリックし、画面の指示に従いましょう。また、AMD製の場合は、「AMD Catalyst Install Manager」を選択して変更をクリックし、「全てのAMDソフトウェアの高速アンインストール」を選択して画面の指示に従います。
    • ドライバーを削除したら、パソコンを再起動しましょう。これでアンインストールは完了です。
  3. 3
    グラフィックボードメーカーのウェブサイトから最新のドライバーをダウンロードする 古いドライバーをアンインストールしたら、新しいグラフィックボードのドライバーをインストールしましょう。グラフィックボードに付属のディスクに収録されているドライバーはすでに古いものになっているので無視しましょう。使っているグラフィックボードに応じて、AMDまたはNVIDIAのウェブサイトにアクセスし、新しいグラフィックボードのモデル名を検索ツールに入力します。ドライバーは、使っているグラフィックボードのモデルに対応した最新のものをダウンロードしましょう。
    • ドライバーのファイルはサイズがかなり大きく(300 MB程度)、接続状況によってはダウンロードに少し時間がかかるかもしれません。
  4. 4
    新しいドライバーのインストーラーを実行する 画面の指示に従って、パソコンにドライバーをインストールしましょう。たいていは「高速」というオプションが選択できるようになっています。また、ドライバーのインストール中にディスプレイが数回点滅し、解像度の最適化が行われることがあるかもしれません。
    • ドライバーのインストールが完了すると、おそらくパソコンの再起動を求められます。
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    新しいグラフィックボードを稼働させる 新しいドライバーのインストールが完了すると、グラフィックボードを稼働させられるようになります。好きなゲームやグラフィックを多用するプログラムを読み込んで、どのようなパフォーマンスが得られるかを確認しましょう。
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