コマドリの仲間の雌雄を判別する方法

共同執筆者 Pippa Elliott, MRCVS

コマドリの仲間の雌雄を見分けるのは簡単ではありません。見た目や行動様式の違いが雌雄を区別する上でのポイントとなります。注目すべきポイントさえ押さえれば、コマドリや仲間の鳥の雌雄を簡単に見極めることができるでしょう。

方法 1 の 3:
コマツグミの雌雄を判別する

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    コマツグミの羽毛を観察します。オスのコマツグミの胸部の羽毛は赤茶色で、メスのものと比べ、暗い色合いになっています。一方でメスの胸部の羽毛はそれより明るい色合いで、赤みがかったオレンジ色をしています。[1]
    • 翼や尾の羽毛も異なります。オスのコマツグミの翼や尾の羽毛は漆黒色であることが多い一方で、通常メスの羽毛はチャコールグレー寄りの色をしています。
    • オスに比べ、メスのコマツグミの頭と背の羽毛の色(通常、濃いグレー)にはあまり差がありません。[2]
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    つがいのどちらが巣作りを行なっているのか観察します。巣作りはメス主導で行われ、オスはたまに手伝うのみです。[3] 巣作りをするコマツグミに遭遇することがあれば、メスである可能性が高いでしょう。
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    巣での鳥の様子を観察します。最初の卵の雛が孵ると、オスが夜間に雛の世話をします。メスは夜間に次の抱卵を行いますが、昼間は雛に餌を与えるなど世話をします。[4]
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    交尾の様子を観察しましょう。オスはメスに求愛を行い、営巣地から他のオスを追い払うため、オス同士で戦うこともあります。雌雄ともに鳴くことはできますが、オスはメスの気を引く目的で求愛ソングを歌います。
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方法 2 の 3:
サンショクヒタキの雌雄を判別する

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    色の違いを観察します。[5]サンショクヒタキの場合、コマツグミやヨーロッパコマドリに比べ、雌雄の羽毛が大きく異なります。オスの体は黒く、胸部ははっきりとした赤色で、くちばしのすぐ上の羽毛は白色です。一方でメスの体は茶色く、胸部は赤茶けたオレンジ色をしており、腹部は白色です。
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    巣での様子を観察します。メスが抱卵を行う一方で、オスはメスに餌を運びます。[6]この役割分担のおかげで、雛が孵るまで卵を安全に守り、温めることができます。
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    巣作りの様子を観察します。メスのサンショクヒタキはコケ、クモの巣、動物の毛などで巣を作ります。オスは周囲を見渡せる枝から鳴き声を発することで、他の鳥たちが自分たちの巣の周囲に近づかないよう警告します。[7]
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方法 3 の 3:
ヨーロッパコマドリの雌雄を判別する

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    渡りの様式を知りましょう。メスのヨーロッパコマドリは夏の間、営巣地に隣接した地域へと移動しますが、オスは1年中同じ場所に留まります。[8]
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    交尾の様子を観察しましょう。オスはメスとの絆を深めるため、種やイモムシ、ベリー類といった餌をメスの元に運びます。メスはけたたましくさえずり、翼をパタパタさせることで、オスからの贈り物を欲している合図を送ります。
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    巣での様子を観察します。メスが卵を産んだ後、メスは最長で2週間ほど巣にこもります。この間オスはメスと雛の元に餌を運びます。
    • 2羽のコマドリと雛がいる巣から、餌を求めて1羽が飛び立つところを見たら、巣に残されている1羽はメスである可能性が高いでしょう。[9]
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    コマドリの胸部を観察します。羽毛で雌雄を見分けるのは簡単ではありません。[10] しかしながら、年齢が上がるとわずかな違いが現れます。
    • 生後2年経過したオスは、赤色の胸の周囲のグレーの部分が広くなります。メスと比べ胸部そのものも大きくなる傾向にあります。[11]
    • メスの場合、歳を取っても胸部周辺が大きく広がることはないものの、赤い部分は広くなり続けます。
    • 胸部の特徴からヨーロッパコマドリの雌雄を判断する場合、個体の年齢を知ることが重要です。
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注意事項

  • 巣や卵に手を出してはいけません。コマドリは縄張り意識の強い生き物です。
  • コマドリ属や亜種は多岐に渡ります。例えば、上記のサンショクヒタキに関連するステップで、オーストラリアで「赤コマドリ」と一般的に呼ばれる全てのコマドリの雌雄を見分けることができるものの、オーストラリア全体には45種のコマドリが生息しています。個体の雌雄を判別する前に、そのコマドリがどの種であるか必ず確認しましょう。
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必要なもの

  • 双眼鏡

このwikiHow記事について

獣医、Royal College of Veterinary Surgeons(王立獣医師会)
この記事はPippa Elliott, MRCVSが共著しています。 Royal College of Veterinary Surgeons(王立獣医師会)のメンバーでもあるピッパ・エリオット獣医師は、30年以上にわたり、かかりつけ獣医師、そして獣医外科医として獣医療の実践に努めてきました。1987年にグラスゴー大学にて獣医科学と獣医外科学の学位を取得し、生まれ故郷の町にある動物診療所に20年以上勤務しています。
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