Windowsのコマンドプロンプトは、コマンドをいくつか覚えておくと、大変便利なツールになります。Windowsエクスプローラー上でもファイルのコピー&ペーストはできますが、コマンドプロンプトを使えば、さらに多様なコピー操作が可能です。コマンドプロンプトによるファイルやディレクトリのコピーは、Windowsサーバーを遠隔操作する際には必須の機能ですが、個人のパソコン上でもコマンドプロンプトを利用して作業効率を上げることができます。

ステップ

はじめに

  1. 1
    使用するコマンドを決める コマンドプロンプトでファイルをコピーする方法は一つではありません。ここで紹介するコマンドは、いずれもファイルをコピーしますが、それぞれ特徴があります。その都度作業の目的に応じたコマンドを選びましょう。
    • COPY - 最も基本的なコピー機能で、ファイルを指定の場所に簡単にコピーします。この機能を利用して複数のファイルを結合させることもできます。
    • XCOPY - xcopyコマンドは、ファイルだけでなく、ディレクトリ構造ごとコピーできます。フォルダ単位のコピーに便利です。xcopyはオプションも豊富で、上級者であれば、コピー作業の詳細なコントロールが可能です。近年ではrobocopyが主流になりつつありますが、今でもxcopyは機能します。
    • ROBOCOPY - Windowsのコマンドプロンプトに追加された最も新しいコピー機能のコマンドで、Vista以降のWindowsで利用できます。Windows 2003サーバーのリソースキットツールパックをインストールすれば、Windows XP上でも利用可能です。robocopyは、アクセス権限等の定義を維持したままファイルやディレクトリをミラーリングできるように開発された機能です。コピー処理のログ出力機能も向上し、大量のデータも確実にコピーすることができます。
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方法 1 の 3:
COPYコマンド

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    単独ファイルをコピーする copyはファイル1つのみをコピーするのに最適なコマンドです。copyの基本的な使い方は、copy コピー元ファイル コピー先ファイルのコマンド入力です。例えば、C:\Users\desktopのフォルダにあるサンプル.txtというファイルをD:\backupにコピーするには、以下のように入力します。[1]
    copy C:\Users\desktop\サンプル.txt D:\backup\サンプル.txt
    
    • コピー先のファイル名も入力します。コピー元とは違うファイル名を指定することもできます。
    • コピー元ファイルが現在の作業ディレクトリに保存されている場合、コマンドラインのコピー元ファイルの部分には、ディレクトリのパス(上記の場合、C:\Users\desktop\の部分)を省略してファイル名を入力するだけで済みます。例えば、現在の作業ディレクトリがC:\Users\desktopの場合、上記のコマンドラインは、copy サンプル.txt D:\backup\サンプル.txtと書き換えることができます。
  2. 2
    フォルダ内のすべてのファイルをコピーする *.*のワイルドカードを使って、フォルダ内のすべてのファイルを一度にコピーすることができます。例えば、C:\Users\desktop\のフォルダ内のすべてのファイルをD:\backupにコピーするには、以下のように入力します。
    copy C:\Users\desktop\*.*D:\backup
    
    • copyコマンドでは「隠しファイル」はコピーされません。隠しファイルもコピーしたい場合は、xcopyあるいはrobocopyコマンドを使います。
    • コピー元ファイルの部分に*.*と入力するだけで、現在の作業ディレクトリにあるすべてのファイルを一度にコピーすることができます。現在の作業ディレクトリがC:\Users\desktop\であれば 、上記のコマンドラインは、copy *.* D:\backupと書き換えることができます。
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    ファイル名やフォルダ名に空白文字(スペース)が使われている場合のコピー コピー元・コピー先のフォルダ名、あるいはコピー元・コピー先のファイル名に空白文字が使用されている場合は、引用符(")で囲わなければなりません。例えば、C:\Users\My Documentsのフォルダ内のすべてのファイルをD:\2015 Backupにコピーするには、以下のように入力します。
    copy C:\Users\desktop\*.*"D:\2015 Backup"
    
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    テキストファイルを統合(結合)する copyコマンドの裏技の一つが、複数のファイルを一つにまとめる機能です。プレーンテキスト形式のファイルの結合にとても便利です。下記の例では、1番目と2番目のファイルが順番通りに結合され、新しいファイルが作成されます。[2]
    copy 1番目のファイル.txt+2番目のファイル.txt 新しいファイル.txt
    
    • 上記の例は、1番目のファイル.txt2番目のファイル.txtが現在の作業ディレクトリに保存されていることが前提です。別の場所にある場合は、それぞれのファイル名の前にパスを追加します。
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方法 2 の 3:
XCOPYコマンド

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    単一ファイルにはCOPYを使う ファイルを1つだけコピーする場合は、copyを利用する方が無難です。xcopyコマンドでは、コピーされるデータがディレクトリなのか、もしくはファイルなのかは区別されません。[3]
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    バックアップ用のバッチにはROBOCOPYを使う 現在のところ、xcopyは最新のパソコンでも互換性がありますが、近い将来サポートが終了する可能性があります。xcopyの機能はすべてrobocopyで実行できる上に、robocopyは柔軟性と信頼性が一層強化されたコマンドです。将来を見据え、データのバックアップ用バッチファイルの作成にはrobocopyを使用しましょう。
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    フォルダを別の場所にコピーする xcopyの一番の強みは、複数のフォルダあるいはフォルダの中身をそっくり別の場所にコピーする機能です。例えば、C:\toolsのディレクトリ内のすべてのファイルを新しいフォルダD:\backup\toolsにコピーするには、以下のように入力します。
    xcopy C:\tools\* D:\backup\tools /e /i
    
    • /eのオプションを追加すると、xcopyはコピー元のすべてのサブディレクトリもコピーします。空のディレクトリもコピーされます。
    • /iのオプションを追加すると、xcopyはコピー先をフォルダと認識し、コピー処理中に新しいフォルダを作成します。
    • この方法ではファイルの「読み取り専用」の属性が自動的に解除されるため、CDやDVDからファイルをコピーする際にとても便利です。
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    xcopyで「隠しファイル」をコピーする copyコマンドと比べて、xcopyの大きな利点の一つは、隠しファイルやシステムファイルをコピーする機能です。上記のコマンドラインに/hのオプションを追加して、隠しファイルもまとめてコピーしてみましょう。

    xcopy C:\tools\* D:\backup\tools /e /i /h
    
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方法 3 の 3:
ROBOCOPYコマンド

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    robocopyでフォルダを簡単にコピーする 前述のxcopyコマンドをrobocopyコマンドに置き換えます。robocopyでは内容を指定する必要がなくなり、複数のフォルダ全体を即座にコピーすることができます。例えば、C:\toolsのディレクトリ内のすべてのファイルを新しいフォルダD:\backup\toolsにコピーするには、以下のように入力します。

    robocopy C:\tools D:\backup\tools /e
    
    • /eオプションを使って、robocopyがすべてのサブディレクトリをコピーするように指定します。空のフォルダもコピーされます。
    • robocopyは自動的に隠しファイルやシステムファイルもコピーします。コピー先に指定されたディレクトリがない場合は、コピー処理中に新しいディレクトリが作成されます。
  2. 2
    ディレクトリをミラーリングする ディレクトリのミラーリングはデータのバックアップに最適な方法です。robocopyにミラーリングのオプション(/mir)を追加すると、コピー元のすべての内容を指定された場所にコピーできます。この際、コピー元に存在しないデータはすべてコピー先から削除されます。したがって、コピー元にある最新のファイルのみがバックアップされます。例えば、サンプル.txtというファイルをC:\Users\ My DocumentsのフォルダからD:\backup\My Documentsにミラーリングする場合は、以下のように入力します。[4]
    robocopy "C:\Users\My Documents" "D:\backup\My Documents" /mir
    
    • robocopyでは、元のファイルのアクセス権限がコピー先でもそのまま維持されます。
  3. 3
    再起動モードを有効にする 作業中にネットワークへの接続が中断した場合に備えて、再接続後にコピー処理を自動再開するオプション(/z)を追加しておくと安心です。
    robocopy "C:\Users\My Documents" "D:\backup\My Documents" /z
    
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    コピー作業を記録する robocopyではログファイルを作成することができます。問題が起こった場合に原因を特定したり、これまでコピーしたファイルのアーカイブを作成するのに便利な機能です。
    robocopy "C:\Users\My Documents" "D:\backup\My Documents" /log+:<ログファイル名>.txt
    
    • /log+オプションを追加すると、上書きされることなく、既存のログファイルに新しい情報が追加されます。ログファイルを上書きしたい場合は、/log:<ログファイル名>.txtのオプションを使います。
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