コモリグモは体長約1~30mmの頑丈な茶色のクモです。地上に生息するハンターであるこの種のクモは、暗い隅や影によく隠れています。噛まれると痛みを感じますが、命にかかわることはなく、より深刻な被害をもたらすクモに噛まれた場合に比べれば無害と言えるでしょう。ただ、コモリグモが家や庭に侵入してきた場合、やっかいな害虫となる可能性があります。家や職場でコモリグモを駆除する方法を学びましょう。

方法 1
方法 1 の 4:
屋外の環境を変える

  1. 1
    庭に散らかっているゴミを片付ける 刈り草・落ち葉・薪・敷き藁・堆肥などの山を片付けます。
    • 暗い場所にはコモリグモが集まりやすく、日中はその場所に隠れています。できるだけ庭の広い範囲に太陽光が当たるようにすれば、その分コモリグモにとって庭は魅力のない場所になるでしょう。
    • 庭のゴミや散らかったものは、できるだけ片付けるようにしましょう。空のプランターや石、グリルなどは暗い隠れ場所となり、コモリグモを引き寄せてしまいます。
  2. 2
    家の周りの植物を移動させる 低木やその他の広範囲に広がった地被植物を建物から遠ざけましょう。
    • コモリグモは暗い場所に隠れるのが好きで、低木もお気に入りの隠れ場所の1つです。
    • できれば、広範囲に地面を覆う地被植物をすべて取り除きます。それができない場合は、せめてこれらの植物を家の周囲から敷地の外周部分に移動させ、クモを家から遠ざけましょう。
  3. 3
    外壁のひび割れや穴を塞ぐ[1]  コモリグモの侵入を防ぐために、家の外側から内側に通ずる亀裂や隙間を埋めましょう。
    • 基礎の側面、外壁の隙間や穴、ひび割れをコーキング剤で埋めます。
    • ドアや窓の下にウェザーストリッピングを設置し、コモリグモの侵入を防ぎましょう。
    • 壊れた網戸の補修や交換を行いましょう。
  4. 4
    網戸を設置する 外につながるすべての通気口に、目の細かい網戸をしっかりと固定します。
    • 基礎の通気口には特に注意が必要です。コモリグモは屋根裏の通気口や煙突から家の中に侵入することもありますが、主に地上に生息しているため、建物の基礎に設けた通気口やクロールスペース(床下の狭いスペース)から侵入する可能性も高いでしょう。
  5. 5
    屋外の照明を取り外すか取り替える 家の外にある照明は、夜になるとハエや蛾などの虫を呼び寄せます。これらの虫はコモリグモにとって魅力的な餌です。
    • 電気をできるだけ消しておき、虫が家に寄ってこないようにしましょう。
    • ブラインドやシェードを閉じて、室内の灯りが外に漏れないようにします。
    • 一般の屋外照明をナトリウムランプに変える ナトリウムランプは柔らかな黄色の光が特徴で、虫を引き寄せにくい照明です。
    • これは、特にコモリグモ対策として有効な方法です。コモリグモは夜間に狩りをするので、夜間に獲れる餌が少なくなれば家に寄り付かなくなります。
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方法 2
方法 2 の 4:
室内環境を変える

  1. 1
    定期的に掃除機をかける ほうきや掃除機で定期的に室内を掃除しましょう。
    • 床を掃いたり掃除機をかけたりして、食物のかけらなど虫を呼び寄せるゴミを取り除きます。虫はコモリグモの餌になるため、虫が減ればコモリグモの餌も減ることになり、コモリグモが家に住み着くのを防げるでしょう。
    • クモの巣がある場所をしっかりチェックしましょう。クモの巣を取り除くことで、同じ場所にクモの巣を作らなくなります。
  2. 2
    ダンボールを捨てる ダンボール製の箱を置いておくのはやめ、気密性のあるプラスチックの収納ケースなどを使いましょう。
    • 特に、地下室・屋根裏・クローゼット・クロールスペースなどの暗い場所にあるダンボール箱を撤去することは重要です。コモリグモは暗い場所に引き寄せられる性質があるため、ダンボール箱が暗い場所に置かれていると、そこに隠れる可能性も高まります。
    • 気密性のあるプラスチックの収納ケースなら、コモリグモが忍び込むのは難しいでしょう。一方でダンボール箱の場合は、コモリグモが中に入るのははるかに簡単なはずです。
  3. 3
    隙間を埋める 小さな割れ目や外につながるケーブルの周囲を、コーキング剤で埋めましょう。
    • 外側の隙間をすべて埋めたら、内側の隙間も埋めておいたほうがよいでしょう。外側からは見えなかった隙間が、内側からなら簡単に見つかることがあります。
    • 家の下の方から上に向かって作業を進めましょう。コモリグモは地下室やクロールスペースによく出没するため、こうした場所のクモ対策が最も重要になります。最終的に屋根裏に到達するまで、徐々に上に向かって作業を進めていきましょう。
  4. 4
    散らかっているものを片付ける コモリグモは暗い空間に惹かれる傾向があるため、雑誌の山や汚れた服・本・箱などを片付けておきましょう。後々コモリグモに遭遇して慌てずに済むための最善策の1つです。
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方法 3
方法 3 の 4:
化学薬品で退治する

  1. 1
    クモ駆除用の表示のある薬剤を使う クモは昆虫ではないので、一般的な殺虫剤ではコモリグモに効かない場合があります。[2]
    • コモリグモ専用の殺虫剤があれば理想的ですが、クモ用に作られた薬剤ならほとんどのものが効くはずです。
    • クモに対して即効性のある殺虫剤の場合、すでに家の中に入ってきたクモしか駆除できません。これらの対策は、コモリグモの侵入を防ぐための対策と合わせて行うことで、最大限の効果を発揮するでしょう。
    • 残留性のある薬剤なら、より長期的な効果が期待できます。建物内へのクモの侵入を防ぐのが難しい場合にはより有効でしょう。
    • 地面に撒いた残留性のある薬剤は、他のクモよりもコモリグモによく効きます。多くのクモは巣や壁を伝って移動するため、残留性のある薬剤を撒いた場所を通ることはほとんどありません。コモリグモは地上で狩りをするため、薬剤を踏む可能性が高いでしょう。
  2. 2
    ピレスロイドを含む殺虫剤を探す[3]  これには通常、スプレーしたり散布したりする残留性のある殺虫剤も含まれます。
    • ピレスロイドは除虫菊の花から作られる化学物質の一種です。ピレスロイドを使った殺虫剤はよく使われていて、あらゆる種類のクモに対して最も効果があります。
    • 家庭用殺虫剤によく含まれているピレスロイドには、ビフェントリン・シフルトリン・ペルメトリン・テトラメトリンなどがあります。
    • ピレスロイド系殺虫剤のほか、デルタメトリン・シペルメトリン・ラムダ‐シハロトリン・ビフェントリンなどを含む殺虫剤もコモリグモに対して有効です。
  3. 3
    ホウ酸を撒く 暗い隅や隙間、床板や家具の下などに少量のホウ酸を撒きましょう。
    • ホウ酸は、オルトホウ酸とも呼ばれ、殺虫剤や工業用などの目的で使用される白色の粉末です。大人には比較的無害ですが、子供やペットにとっては危険な場合もあります。
    • ホウ酸には研磨作用があり、コモリグモの体の表面が削られ、体液が漏れ出します。また、食毒としての効果も期待できるでしょう。クモの脚にホウ酸が付着し、クモは毛づくろいをしながら毒を摂取することになります。
  4. 4
    屋外用の殺虫剤を家の周囲に散布する 基礎の周りに殺虫剤を撒くことでバリアーができ、コモリグモがそこを通り抜けられなくなります。
    • 薪の山にはスプレーしてはいけません。スプレーしてしまった場合、その薪は捨てましょう。殺虫剤のかかった薪を燃やすのは危険です。
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方法 4
方法 4 の 4:
化学薬品を使わずに退治する

  1. 1
    家の中に粘着式トラップを設置する コモリグモが潜んでいると思われる場所に粘着トラップを設置します。特に暗くて目につきにくい場所を中心に設置するようにしましょう。
    • このトラップは、丈夫な段ボールに粘着性のかなり強い接着剤を塗ったものです。コモリグモなどの害虫が罠にかかると接着剤でくっつき、動けなくなって餓死するでしょう。
    • 粘着式トラップを地下室やガレージの隅に設置します。家具の下や後ろ側、外に通じるドアの両側にも設置しておきましょう。
    • 小さな子供やペットが近づかないように気を付けましょう。子供やペットがトラップにかかってしまい、剥がすのが困難になることがあります。
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    有機的な殺虫剤を使用する ヘキサヒドロキシルを使用した植物性の殺虫剤は、コモリグモにも効果があります。[4]
    • これらの殺虫剤は粉状のため、家具の下や暗い地下室の隅など薄暗い場所にも撒くことが可能です。
    • ヘキサヒドロキシルは、ペットや人にとって安全な薬剤です。
  3. 3
    コモリグモを捕まえる クモを1匹ずつ退治するつもりなら、夜、家の中の暗い場所を懐中電灯で照らしてクモを探しましょう。
    • 屋外では、茂みや林、密集した低木などを懐中電灯で照らし、クモを探します。
    • コモリグモは目の奥に円盤(輝板)があり、これがわずかな光を反射することによってコモリグモは夜でも目が見えます。輝板は懐中電灯の光も反射するので、暗闇でも見つけやすいでしょう。
  4. 4
    コモリグモを容器に入れて捕まえる クモを発見したら、プラスチック製の容器やカップをクモの上からかぶせ、カップの下に丈夫な固い板を滑り込ませて、クモが這い出てこないように慎重に移動させましょう。
    • クモはできるだけ早く外に放しましょう。自由になったクモがすぐに家の中に這い戻ってこないよう、家から遠く離れた場所に放すようにします。
    • コモリグモを捕獲する際には、噛まれる危険を軽減するために手袋を着用しましょう。コモリグモの毒は通常人間には無害ですが、それでも噛まれるとかなりの痛みを感じます。また、毒に対するアレルギー反応を起こす可能性もあるため、手袋を着用してそうした事態を防ぎましょう。
  5. 5
    箒でクモを退治する コモリグモを見かけたら、家にある普通の箒で叩いて退治しましょう。
    • 靴などの固いものを使ってコモリグモを押しつぶしてもよいでしょう。また、掃除機で吸い取っても構いません。
    • コモリグモはかなり大きいので、大人のクモは箒で退治できます。ただし小さいクモの場合は箒の穂をすり抜けてしまうので、武器としてはあまり役に立たないでしょう。
  6. 6
    クモを洗い流す[5]  屋外なら、ホースで勢いよく水を噴射してコモリグモを遠くに追い払いましょう。
    • コモリグモは水では死にませんが、強い水の噴出で脅かして追い払うことは可能です。コモリグモが戻ってくるのを防ぐ効果もあるでしょう。
    • 見つけたコモリグモに対して水を噴射するだけでなく、軒下や窓の桟、パティオやポーチの屋根、デッキなどにも水を噴射しておきましょう。
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ポイント

  • 電撃殺虫ラケットを使えば、一撃でクモを退治できます。あるいはケガをさせてショックを与えることができるでしょう。
  • プロの駆除業者に依頼しましょう。コモリグモがはびこっている場合は、より強力な化学薬品を使用する資格を取得している駆除業者の助けが必要かもしれません。
  • メスのクモは潰さないようにしましょう。メスのコモリグモは、クモの中で唯一、孵化してから1週間ほど子グモを背中に乗せて運びます。子グモは小さなコブのように見えますが、母グモをつぶすことで子グモが逃げ出さないように、慎重に対処しましょう。子グモが逃げ出すことで、後々退治しなくていけないクモが増えてしまいます!
    • 万が一、メスのコモリグモをつぶして子グモが逃げてしまった場合、掃除機で吸い取るか、殺虫剤をスプレーしましょう。子グモを逃がすと、後々退治しなくてはいけないクモが増えることになります。そういうわけで、コモリグモを踏んだり、誤って潰したりしないように気をつけましょう。
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必要なもの

  • コーキング剤
  • 網戸
  • ウェザーストリッピング
  • ナトリウムランプ
  • 掃除機
  • 気密性のあるプラスチックの収納ケースなど
  • クモ専用の殺虫剤
  • ホウ酸
  • 粘着式トラップ
  • 懐中電灯
  • ホース
  • 手袋

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