コンパスを使用する方法

この記事には:基本を押さえるコンパスを使用する道に迷った際に自分の現在地を見つける出典

コンパスは大自然の中で生存するための必需品です。コンパスの使い方を心得ていて、移動中の地域の詳細な地形図も携帯していれば、道に迷うことはないでしょう。いくつかの簡単なステップで、コンパスの基本的な部位を理解し、方角を正しく読み取り、必要なナビゲーションスキルを身につけることができます。まずステップ1でコンパスの基本について学びましょう。

パート 1
基本を押さえる

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    コンパスの部位を理解する コンパスのデザインは製品によって異なるものの、どのコンパスにも磁気を帯びた針が含まれていて、地球の磁場に基づいて方角を合わせます。フィールドコンパス、ベースプレートコンパスとも呼ばれ、次のようなシンプルな部位で構成されています。できる限り早く慣れましょう。
    • ベースプレートは針が取り付けられている透明なプラスチック製プレートを意味しています。
    • トラベルライン(進行線)はベースプレート上でコンパスの中心と逆の方向を指した矢印を意味しています。
    • リング(ハウジング)は磁針が収納された透明なプラスチック製の円形のカプセルです。
    • 度数目盛はリングを囲うように取り付けられた回転式のダイヤルで、360度全ての角度が表示されています。
    • はリングの中でクルクルと回転する針のことを意味しています。
    • 指北矢印は磁気を帯びていない矢印で、リングの中に収納されています。
    • 度数指示線はリングの中に見える指北矢印と平行した線のことを指します。
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    コンパスを正しく持つ コンパスを手のひらの上に平らに置きます。手のひらは胸の前に位置に構えましょう。これが移動中の正しいコンパスの持ち方です。地図を確認する時は、平らな場所に地図を広げ、コンパスをその上に置くと、より正確な位置を把握することができます。
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    自分がどの方角を向いているのか確認する 方角を調べる基礎練習として、今自分がどの方角を向いているのか、あるいは向かっているのか調べてみると良いでしょう。まず針を見てみましょう。北を向いていない限り、左右のどちらかに傾いているはずです。
    • 指北矢印と針の両方が北を指して重なるまで 度数目盛を回しましょう。 次にトラベルラインをかくにんして、自分が向いている方角を大まかに確認します。トラベルラインの方向がN(北)とE(東)の間にある場合、北東を向いているということになります。
    • トラベルラインがどこで度数目盛と交差しているか調べましょう。 より正確に方角を読み取るために、コンパスの度数目盛も確認しましょう。23という位置で交差している時は北東に23度の方向を見ているということを意味しています。
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    真北と磁北の違いを理解する 「北」が2種類あるというのは、一見ややこしく感じられるものの、あまり苦労せずに理解することのできる基礎的概念です。同時に、コンパスを適切に使う際に必ず知っておかねばなりません。[1]
    • 真北 あるいは地図上の北とは地図上の経線が全て集まる場所、つまり北極を意味しています。全ての地図は真北を上にして描かれています。ただし、地場のわずかな変動が原因でコンパスは真北を示すことができません。その代わりに磁北を示します。
    • 磁北 とは磁場の傾きを意味していて、地軸の傾きと11度ほど開きがあり、真北と磁北の差は場所によって最大20度まで広がることがあります。自分の現在地次第で、正確な方角を把握するために磁場の変動を考慮しなければならないこともあるでしょう。
    • ほとんど影響が無いように思えるかもしれませんが、1度ずれた方向に1マイル(1.6km)進むだけで30.5mも道から外れてしまいます。そのまま10km、20kmと進んだらどうなるかを考えてみましょう。そのため磁気偏角値を求めて修正する必要が生じます。
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    偏角を補正する 偏角とは地球の磁場の変動によって生じる、特定の位置での真北と磁北のズレを意味しています。コンパスをよりスムーズに使用するために、度数で表された方角から偏角を足したり引いたりすることで補正することができます。この際、地図とコンパスのどちらをもとに方角を確認しているのか、東寄りと西寄りのどちらの偏角が生じている場所にいるのかといった点を考慮する必要があります
    • 米国では、偏角がゼロの線が、やや斜めになりながらアラバマ州、イリノイ州、そしてウィスコンシン州を通っています。この線の東側では西偏となり、磁北は真北より数度、西にずれています。ゼロの線の西側は、逆の状況となります。訪れる予定の地域の偏角を調べ、補正できるようにしておきましょう。
    • 偏角が西寄りの場所でコンパスを使い方角を把握しようとしているとしましょう。地図上に位置を正しく反映するために、必要な度数を付け足しましょう。偏角が東寄りの場所では度数を差し引きましょう。

パート 2
コンパスを使用する

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    方角を集めて、自分が進む方向を確認する 森の中や草原といった屋外でハイキングを楽しむ際は自分が正しい方向に進んでいるかどうか、定期的に方角を確認するようにしましょう。まず、これまでの進行方向、つまりこの後も進みを続ける予定の方向にトラベルラインを合わせましょう。北を目指しているのでない限り、針は左右のどちらかに傾くでしょう。
    • 度数目盛を回し、指北矢印と針が重なるように設定しましょう。2つが並ぶと、北に対してトラベルラインがどの方角を向いているのかがわかります。
    • 偏角を調整するために、必要な度数の分だけ度数目盛を左あるいは右に回しましょう。度数目盛に対してトラベルラインがどの方角を向いているのか確認してみましょう。
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    確認した方向に移動を続ける コンパスを正しく持ち、針の北が指北矢印と再び重なるまで自分の体を回転させ、トラベルラインの方向に移動を再開しましょう。できる限り頻繁にコンパスを確認したほうが良いですが、うっかり目盛りに触れてしまい現在位置が狂ってしまわないように注意しましょう。
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    遠くの目標物に焦点を合わせる トラベルラインの方向に正確に進むために、ラインの先に視線を移し、木、電柱、その他の建造物に焦点を合わせ、目印として利用しましょう。山などの遠く離れすぎた目標物は目印としては不向きでしょう。このように巨大な対象物は、正確にナビゲートするには大まかになりすぎてしまいます。目印に到達したら、再びコンパスを使い次の目印を探しましょう。
    • 視界が悪く、遠くのものが何も見えない場合は、(可能であれば)一緒に歩いている人の助けを借りましょう。自分は動かず、トラベルラインが示す方向に沿って他の人に歩いて行ってもらいましょう。トラベルラインから外れてしまいそうなときは声をかけ方向を修正しましょう。視界から消えたところで立ち止まってもらい、自分も追いつきましょう。この手順を必要に応じて繰り返します。
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    移動する方向を地図に書き写す 地図を平面に広げ、指北矢印が真北を示すようにコンパスをその上に置きましょう。自分の現在地が地図上で分かっているのであれば、ベースプレートの縁が現在地を通過するようにコンパスをすべらせましょう。この時、指北矢印は北を指した状態を維持しましょう。
    • コンパスの縁に沿って、現在地を通る直線を引きましょう。この方角を維持することができれば、現在地から目的地までの道のりも、引いた線から外れてしまうことはないでしょう。
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    地図から方角を把握する方法を身につける どの方角へ進む必要があるのかを把握する時は、まず地図を平らに広げ、コンパスを地図の上に配置しましょう。ベースプレートの縁を定規の代わりに使い、現在地と目的地が直線上につながるように置きましょう。[2]
    • 指北矢印が地図上の北を示すまで度数目盛のダイヤルを回しましょう。こうすることで、コンパスの度数指示線も地図の南北の線に合わせることができます。目盛を合わせることができたら地図をしまいましょう。
    • この時、偏角が西寄りの場所であれば必要な度数を付け加え、東寄りの地域でであれば度数を差し引いてズレを調整しましょう。これは始めにコンパスから方角を把握する時と反対で、重要な相違点です。
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    新しく取得した方角を基準にして先へ進む コンパスは、トラベルラインが進行方向を示した状態で体の前面で水平に持ちましょう。矢印を指標として目的地へ向かいましょう。針が指北矢印と重なるまで、自分の体を回転させていけば、地図上の目的地の方角に正しく合わせられるでしょう。

パート 3
道に迷った際に自分の現在地を見つける

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    目視ができ、さらに地図上で見つけることのできる目印を複数選ぶ 地図上の自分の現在地がよく分からないときに位置を導き出せることは難易度が高く、しかも最も重要なスキルです。周囲を見渡して目につく目印を地図上で見つけることができれば、再度、方角を合わせられるでしょう。あなたの視界に大きく広がっている目印を見つけることができれば、より理想的です。
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    トラベルラインを一つ目の目印に合わせる 目印が北に位置している場合を除き、針は左右に傾くでしょう。指北矢印と針の北が重なるまで度数目盛のダイヤルを回しましょう。一致させるると、トラベルラインがどの方角を示しているのかが分かります。必要に応じて偏角を補正しましょう。
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    目印の位置を地図に書き込む 地図を平らに広げ、指北矢印が地図の北を示すようにコンパスを置きましょう。次に、プレートの縁が目印を通過するようにコンパスをスライドさせます。この時、トラベルラインは北を指したままの状態を維持しましょう。
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    三角測量で自分の現在地を導き出す プレートの縁を使い、自分の大まかな現在地を通過するように直線を引きましょう。これが1つ目の線となります。自分の現在地を導き出すために、残りの2つの目印も活用して三角形をつくります。[3]
    • 残りの2つの目印も使い、この手順を繰り返しましょう。完了すると地図上に三角形ができあがり、現在地はその中にあるということになります。三角形の大きさは方角の正確さに左右されます。方角の精度が高いほど三角形が小さくなります。練習を重ねていくと三角形の代わりに、3つの線が交差する地点を導き出せるようになるでしょう。

ポイント

  • コンパスは、両肘を胴体の側面に添え、親指を使って「L」字型を作り、両手でベースプレートの側面を支えるようにして胴体に対して垂直に持っても良いでしょう。目的地の方向に体を向けて立ち、真っすぐと前を見て、方角を導き出すために使った目印をもとに調整しましょう。自分の体を起点とした想像上の直線は、コンパスを通しトラベルラインの方向に沿って続いています。コンパスの後部を支えていた親指は、自分の腹部に添えて安定させても良いでしょう。金属製の大きなバックルがついたベルトや、時期を発する素材などをコンパスに近づけないよう注意しましょう。
  • 自分の正確な現在地を把握したい時は、すぐ近くの目印を使うと、より簡単です。三角測量は、荒れていて何もない土地で完全に方向が分からなくなった時に最も役に立ちます。
  • コンパスを信じましょう。99.9%の場合において、コンパスが示す方角は正確です。地形の多くは見た目が似ているということもあるので、繰り返しになりますが、コンパスを信じましょう。
  • 針は通常、赤あるいは黒で色付けされています。北を示す端は通常、「N」と表記されています。何らかの理由でこの表記がない場合、針を使って、太陽を参考に南北を割り出し、どちら側が北なのかを把握しましょう。
  • 正確さを高めるために、コンパスを目の高さに持ち、トラベルラインが指す方向を見て、目印や指標等を探しましょう。

記事の情報

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カテゴリ: 科学・技術

他言語版:

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