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この記事の共著者 : Megan Morgan, PhD. メーガン・モーガンはジョージア大学の政治学、国際情勢学、そして広報学の専門学部、「School of Public & International Affairs」にてGraduate Program Academic Advisor(修士課程にある留学生に学習面での指導をする教授)を務めています。2015年にジョージア大学から英語学の博士号を授与されています。
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コーネル式ノート術とは、学生のためにコーネル大学のウォルター・ポーク教授によって考案されたノートのとりかたです。講義や教材の内容をメモし、後で見直し覚えられるようにすることを目的として広く用いられています。コーネル式を取り入れることでノートが分かりやすく整理され、能動的に知識を形成する姿勢が身につきます。また、勉強方法が上達するので成績も良くなるでしょう。
ステップ
パート 1
パート 1 の 4:ノートをとるための準備をする
パート 1
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1ページ全体をコーネル式に統一する ノートの1ページでも、ルーズリーフの紙であっても、そのページ全体を使いコーネル式で書くようにしましょう。1ページを複数のセクションに分割し、それぞれに異なる目的で使います。
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2ページの下の方に横線を引く この線はページの1番下の端から大体4分の1(5センチ前後)の位置に引くと良いでしょう。このセクションは書かれた内容の概要を書く枠(「サマリー」)になります。
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3ページの左側に縦線を引く これはページの左端から6センチ程の位置に引きましょう。これが見直しのための「キーワード」の枠になります。
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4最も広いセクションを使って講義や教材のメモをとる ページの右側にできた大きな枠を使って実際のノートをとります。
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5より手軽に準備をしたい人はネット状のテンプレートを探す 大量のノートを日常的にとっている人やページの準備も手短に済ませたいという人は、コーネル式のテンプレートをインターネットで検索してみましょう。白紙のテンプレートを印刷して使うことができます。広告
パート 2
パート 2 の 4:ノートをとる
パート 2
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1講座の名前、日付、その日のテーマなどを書き込む これは日常的に行いましょう。ノートがより整理され、見直し作業も簡単になります。[1]
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2最も大きなセクションにノートをとる 講義を聴きながら、あるいは教材を読みながら、右側の最も大きなセクションだけを使ってノートをとっていきましょう。[2]
- 教授が黒板に書く情報やパワーポイントに掲載している情報も逃さずに書き留めましょう。
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3積極的に情報を吸収する 重要なポイントが生じた時は逃さずに書き留めましょう。
- 重要な情報だということを示す合図を見逃さないようにしましょう。例えば、講師が「Xには3つの重要な意味があります」や「なぜXが起きたのかについては、2つの基本的な原因を挙げることができます」といったように話している時は、その後に続く情報を書き留めておいた方が良いでしょう。
- 講義のメモをとっている時は、強調されたり繰り返し述べられている点に注意して耳を傾けましょう。重要である可能性が高いでしょう。
- こうしたコツは教材を読んでいる時も同じです。上記のような記述が出てきた時は注意深く読み続けましょう。教科書であれば重要なポイントが太字になっていたり、グラフや表を使って再度強調されていることもあります。
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4シンプルに書く ノートは講義や教材の内容の箇条書き程度に考えましょう。講義の流れに置いていかれたり、読む作業が滞ってしまわないようキーワードや重要な点だけを書き出すことに集中しましょう。必要に応じて後で補足することも可能です。
- 完全な文を書くのではなく、箇条書きや記号(「&」など)、略語、自分だけのマークなどを賢く取り入れましょう。[3]
- 例えば、「1703年、ピョートル大帝がサンクトペテルブルクを建都し、最初の建物ペトロパヴロフスク要塞の建設を命じた」と書くのではなく、「1703:ピョートル大帝、サンクトペテルブルク、要塞建設」といった要領で手短にまとめましょう。講義に遅れをとることなく重要なポイントを逃さずに記録することができます。
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5詳細でなく全体像を書き留める 講義全体のテーマが大切です。その大きなテーマを説明するために講師が紹介する事例などは、細かに書き取る必要はありません。また、自分の言葉で言い換えて書くことができると時間やページ余白の節約になるだけでなく、講義の内容と自分の表現が関連付けられることで記憶に残りやすくなります。
- 例えば、講師の話(あるいは本)に「サンクトペテルブルクを建都するために、ピョートル大帝は技術者、建築家、造船技師といった様々な専門家をヨーロッパの各地から呼び集めた。こうした専門家や技術者の移住によってサンクトペテルブルクは多文化で国際的な都市となり、西洋への玄関口という目標を掲げていたピョートル大帝の狙い通りの効果をもたらした」という情報があれば、それをそのまま全部を書く必要はありません。
- 自分の言葉に言い換えると、例えば次のようになるかもしれません。「ピョートル、技術者、建築家、造船技師 etc. ヨーロッパ全土から雇った→狙い通り西洋への玄関口に」といったように書いてみましょう
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6新しいトピックに移った際は空白や線で分けたり新しいページに移動する こうすることで頭の中でも情報が整理されます。また、部分的に見直す時なども分かりやすくまとまっているでしょう。
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7講義や教材から生じた疑問を書き出しておく 分かりづらかった点や、もっと知りたいと思った点があれば、それもメモしておきましょう。こうした問いがあることによって自分が吸収できる知識量が増し、後で復習する際にも役に立つでしょう。
- 例えばサンクトペテルブルクの歴史に関してであれば、「なぜピョートル大帝はロシア人の技術者は雇わなかったのか?」といった疑問を書き留めておきましょう。
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8できる限り早くノートを編集する 字が読みにくい箇所、内容が伝わりづらい箇所などがある場合は、まだ記憶が新しいうちに書き直しておきましょう。[4]広告
パート 3
パート 3 の 4:ノートを見直し、さらに活用する
パート 3
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1重要な点を要約する 講義が終わった後、あるいは教材を読み終えた後は、なるべく時間をあけずに、ページの右側に書かれている情報から重要な点を抽出しましょう。内容をかなり凝縮し、それを左側のセクションに書き出します。つまり、重要な情報や概念を思い出すことができるような単語や語句を書きましょう。その日のうち、あるいは翌日中にこの作業を行い、よりしっかりと覚えられるようにしましょう。
- 右側の情報の重要な部分に下線を引いてみましょう。あるいはマーカー等を使って色分けをすると視覚的にも分かりやすくなります。
- 不要な情報は線を引いて消しましょう。コーネル式の良さは、重要な情報を認識し、そうでない情報を捨てることが身につくという特徴にもあります。今後読み返す可能性が低そうな情報を切り捨てる練習を繰り返しましょう。
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2試験問題を想定して左側のセクションに書き出す ページの右側のセクションのノートをもとに、試験に出題されそうな問題を予測し、左側に書き出しましょう。試験勉強の際に役に立ちます。
- 例えば、右側のセクションに「1703:ピョートル大帝、サンクトペテルブルク、ペトロパヴロフスク要塞が最初の建造物」とう情報が残っているのであれば、「なぜペトロパヴロフスク要塞がサンクトペテルブルクで初めに作られた建造物だったのか?」という質問を作ることができます。
- より広義な問題を考えてみてもよいでしょう。例えば「なぜ〇〇〇はXXXを行ったのか?」や「もし〇〇〇がXXXを行っていなかったらどうなっていたか?」、あるいは「〇〇〇が行ったXXXはどのような影響をもたらしたのか(モスクワからサンクトペテルブルクに首都が移ったこことがロシア帝国にどのような影響を及ぼしたか、など)」といった要領で考えてみましょう。自分の理解が深まります。
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3左右のセクションの内容を短くまとめて下のセクションに書く この手順が含まれていることで、ここまで書き記した情報をより明白に理解できるようになります。内容の主旨を自分の言葉で書き直すと、理解できているのかどうかが一目瞭然になります。この「サマリー」を難なく作ることができるのであれば、しっかりと理解できているということです。「この内容を誰かに説明するとしたら、どのように話すか」というように考えてみると良いでしょう。
- 講義の冒頭で講師や教授はその日の内容の要旨を話します。「今日は、A、B、Cについての講義です」といった始め方をするかもしれません。同様に、教材も一つの章は導入部分(イントロダクション)から始まり、その章全体の構成が手短に説明されています。こうした情報を全体の地図のように活用しましょう。ページの下のセクションに書くサマリーの参考にもしましょう。さらに、重要と思われる詳細情報を必要に応じて付け加えましょう。
- サマリーは2~3文で十分でしょう。公式、計算式、チャート等も必要に応じて加えましょう。
- サマリーがすぐに書けず苦労している人は、ノートを読み返して、どの部分をより詳しく確認する必要があるのか、あるいは講師に質問してみる必要があるのかを考えてみましょう。
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パート 4
パート 4 の 4:ノートを利用して勉強する
パート 4
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1ノートを読み返す ノートの左セクションと下のサマリーに目を通しましょう。試験や課題に最も重要な情報だけが、ここに書き出されています。[5]
- 読み返しながら下線を引いたりマーカーで色分けをしても良いでしょう。
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2ノートを使って理解度を確認する ノートの右セクション(講義を聴いたり教材を読みながら書いたメモ)を隠しましょう。隠した状態で、想定問題として左セクションに書き出しておいた質問に答えられるか試してみましょう。最後に右セクションの情報と照らし合わせて正しく理解できているか確認します。
- 友達にノートを渡し、左側に書かれている問題を出してもらっても良いでしょう。あるいは、友達に問題を出してみることもできます。
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3できる限り頻繁にノートを復習する 試験前に一夜漬けをするよりも、頻繁に、より時間をかけて復習したほうが記憶しやすくなるだけでなく、理解が深まります。コーネル式のノート術で役立つノートを作っていれば効率よく学習することができるので、ストレスも最小限になるでしょう。広告
ポイント
- コーネル式は、明確なテーマや要点に基づき構成されている内容、あるいは教科書通りの順番もしくは論理的な順序で進められる講義やクラスに最も適しています。テーマや考え方が頻繁に変わるような講義では異なる方法でノートをとったほうが良いかもしれません。[6]
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出典
- ↑ http://coe.jmu.edu/learningtoolbox/cornellnotes.html
- ↑ https://www.businessinsider.com/the-best-way-to-take-notes-2014-12
- ↑ http://coe.jmu.edu/learningtoolbox/cornellnotes.html
- ↑ https://shp.utmb.edu/asa/Forms/cornell%20note%20taking%20system.pdf
- ↑ http://coe.jmu.edu/learningtoolbox/cornellnotes.html
- ↑ http://faculty.bucks.edu/specpop/Cornl-ex.htm
このwikiHow記事について
他言語版
English:Take Cornell Notes
Português:Fazer Anotações Usando o Método Cornell
Deutsch:Cornell Notizen machen
Bahasa Indonesia:Mencatat dengan Sistem Cornell
Nederlands:Cornell‐aantekeningen maken
العربية:تدوين الملاحظات بطريقة كورنيل
Tiếng Việt:Ghi chép theo phương pháp Cornell
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