サトウキビは長く細い茎を持つイネ科の多年生草本で、秋に茎を横向きにして溝に植え付けます。冬の間の世話は必要なく、春に芽が出て竹ほどの背丈に生長します。サトウキビは熱帯地方が原産ですが、日本では主に沖縄、九州、四国で栽培されています。米国ではフロリダ、ルイジアナ、ハワイ、そしてテキサスの各州で商業的に栽培されています。これらの地域に居住している場合は、サトウキビを自分で育てることが可能です。収穫したサトウキビを使って、美味しいシロップを作ることもできます。

パート 1 の 3:
サトウキビの植え付け

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    健康なサトウキビを選ぶ 収穫期の晩夏や早秋は、サトウキビを最も簡単に入手できる時期です。近くのガーデンセンターで見つからなければ、地方によっては農産物直売所や食料品店で販売されていることがあります。また、インターネットでも購入できます。
    • 健康なサトウキビが育つ確率が高い、長く太い茎を探しましょう。
    • サトウキビの茎には節があり、それぞれの節から新芽が生えます。それを踏まえて、必要な本数のサトウキビを購入しましょう。
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    茎を約30cmの長さに切り分ける 1本の茎から数本の芽が出るように、3~4つの節を残します。茎に付いている葉や花は取り除きましょう。
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    日当たりの良い植え付け場所に溝を掘る サトウキビの茎は、約10cmの深さの溝に横に寝かせて植え付けます。栽培には直射日光が必要なため、日陰にならない区画を選びましょう。植え付けに必要な長さの溝を掘り、30cm程度の間隔をあけて植えましょう。
    • シャベルより鋤や鍬のほうが溝を簡単に掘ることができます。
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    溝を湿らす ホースで溝に水をかけて軽く湿らせ、サトウキビを植える準備をします。植え付けは、溝に水溜まりのない完全に水が引いた状態になってから行いましょう。
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    サトウキビを植え付ける サトウキビの茎を溝に水平に入れ、土を被せます。茎を立てて植えると、サトウキビは育ちません。
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    サトウキビが生長するのを待つ 春(通常4月または5月)になると、茎の節から新芽が生えます。土の中からサトウキビの茎が顔を出し、夏の終わりにはかなりの背丈に生長します。
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パート 2 の 3:
サトウキビの世話と収穫

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    サトウキビに窒素肥料を与える 草本の一種であるサトウキビは、窒素が豊富な土壌で健康に生育します。一般的な芝生用の肥料を与えるか、鶏糞などの有機肥料を与えましょう。新芽が出てから1度施肥すると健康で丈夫に育ち、秋にたくさんの収穫が期待できます。
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    定期的に雑草を除去する サトウキビは、雑草の除去以外はあまり手間がかかりません。雑草は新芽の生長を妨げるため、新芽が生育して影を作り、雑草が生長しにくくなるまで、頻繁に取り除くことが大切です。
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    害虫や病気に注意を払う サトウキビに害を及ぼす数種類の害虫や病気が存在します。土壌が水浸しになると、穿孔虫などの害虫が発生しやすくなり、病気によるカビや茎の腐敗も起こります。サトウキビに害虫や腐敗の被害がないかを定期的に調べ、常に予防策をとりましょう。
    • 地域で発生しやすい病気や細菌に強いサトウキビの品種を選ぶのも、効果的な対策のひとつです。[1]
    • 適切な殺菌剤や殺虫剤を適量散布すると、害虫や病気を防げることがあります。[2]
    • 害虫の寄生や病気の兆候があるサトウキビを見つけたら、直ちに除去しましょう。
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    収穫は秋まで待つ サトウキビは最初の霜が降りる前まで、できるだけ長く生育させることが大切です。霜が降りてから収穫したサトウキビは、シュガーシロップ作りには使用できません。
    • 冬が長く寒い地域に住んでいる場合は、念のため9月末までに収穫しましょう。
    • 冬でも温暖な地域であれば、10月末まで生育させてもよいでしょう。
    • 日本に居住している場合は、各地の初霜の平年値をこちらで調べることができます。米国に居住している場合は、こちらを参照しましょう。
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    ナタを使って根元を切る 生長したサトウキビの茎は竹のように太く背が高いため、剪定バサミで切ることはできません。ナタやノコギリを使い、できるだけ多くのサトウキビを収穫できるように、地面になるべく近い箇所を切りましょう。
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    地面を掘らないように注意する しっかりと張ったサトウキビの根を傷つけないようにすることが大切です。根を地中に残しておくと、サトウキビは翌年も生長します。
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    収穫したサトウキビの葉を取り除く サトウキビの葉は鋭いため、手袋を着用しましょう。取り除いた葉は畑に敷きましょう。葉が有機マルチとなり、冬の間サトウキビの根を保護します。畑全体を覆うだけの葉がない場合は、藁で補いましょう。[3]
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パート 3 の 3:
サトウキビシロップを作る

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    茎を擦って洗う 屋外で育ったサトウキビにはカビや土が付着しています。ぬるま湯とブラシを使い、完全にきれいになるまで茎から土や汚れを擦り落としましょう。[4]
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    茎を約3cmの長さに切り分ける 茎はかなり硬いため、一般的な包丁よりクレーバーナイフが便利です。茎を短く切り分け、さらに縦に半分に切りましょう。[5]
    • 商業用のサトウキビ搾り機がある場合は、茎を切り分ける必要はありません。大規模な農場では、大型の搾り機を使ってサトウキビからジュースを搾ります。家庭用の搾り機は販売されていないため、家庭では茎を切り分けて煮る方法でシロップを作ります。
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    大きめの寸胴鍋に水を入れ、サトウキビの茎を煮る サトウキビから砂糖を抽出するのは時間がかかる作業で、茎を約2時間煮立てる必要があります。茎を煮たお湯が生のサトウキビと同等の甘さになったら、火から下ろします。味見をして甘さを確かめましょう。[6]
    • 茎の状態を調べて確認する方法もあります。数時間煮た後、茎の色は薄い茶色に変わります。そうなると、砂糖が抽出された証拠です。
    • 鍋を約30分おきに調べ、茎がお湯で覆われているかを確認しましょう。お湯が少なくなったら、水を注ぎ足します。
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    砂糖水をザルで濾し、小さな鍋に入れる ザルを使って、サトウキビの繊維をすべて取り除きます。繊維は不要なため廃棄しましょう。
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    砂糖水を煮詰めてシロップを作る 濃いシロップのような濃度になるまで、砂糖水を煮詰めます。この状態になるまで1~2時間かかります。煮詰め過ぎないように、鍋の状態に注意を払いましょう。シロップができたかを調べるには、冷たいスプーンを鍋に入れてシロップの濃さを確認します。[7]
    • 薄めのシロップが好みであれば、シロップがスプーンの裏側を素早く流れる状態で火から下ろしましょう。
    • 濃いシロップを作る場合は、シロップが流れずにスプーンの裏側を覆う状態になるまで煮詰めましょう。
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    シロップをガラスのメイソンジャーに入れる ジャーに蓋をしてシロップを完全に冷ましてから、涼しく乾燥した場所で保存しましょう。
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ポイント

  • 清涼感のあるサトウキビジュースは、暖かくても冷たくても美味しい飲み物として楽しめます。
  • 生のサトウキビを粉砕したり、ローラーで潰したりしてジュースを搾ることもできます。

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注意事項

  • サトウキビの葉で皮膚がすりむけたり、傷ついたりすることがあります。サトウキビから葉や花を取り除く際は、必ず手袋などの保護具を着用しましょう。
  • シロップを煮すぎると、焦げることがあります。
  • サトウキビを煮ている間、やけどをしないように注意しましょう。
  • サトウキビを煮立てる最終段階で、シロップが煮こぼれて付近が汚れないように注意しましょう。
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このwikiHow記事について

Andrew Carberry, MPH
共著者
フードシステム専門家
この記事の共著者 Andrew Carberry, MPH. アンドリュー・カーベリーは2008年よりフードシステム(食物の生産から消費に至る過程)関連の仕事をしています。テネシー大学ノックスビル校にて公衆健康栄養と公衆健康計画・管理の修士号を取得しています。
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