香辛料のサフランは、ひとつひとつ手摘みされたサフラン(Crocus sativus)の花の雌しべを乾燥して作られます。雌しべの摘み取りには大変な労力を要し、重量あたりの価格では世界で最も高価な香辛料とされています。サフランを少量加えると、料理に芳しい豊かな風味を添えます。サフランはまた、健康や美容効果をもたらすとされていますが、大部分はまだ実証はされていません。

パート 1 の 4:
サフランを購入する

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    良質のサフランを探しましょう。高品質なサフランは、花頭が長く鮮やかな赤色をしています。一般的に粉末のサフランには多量の混ぜ物があるため、購入は控えましょう。
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    サフランの風味を知りましょう。サフランは干し草に例えられることもある独特の強い風味と、甘いフローラル系の香りを持っています。料理に入れすぎると、苦味が強くなります。
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    水や牛乳に浸しても、サフランの赤い色は変化しません。
    • サフランの風味は、甘く暖かなバニラの風味に似ています。一緒に使うとお互いに引き立て合いますが、それぞれの代用として使うほど似通ってはいません。
    • 料理を黄色く色付けするために、ターメリックとベニバナをサフランの代用として使うことがありますが、風味は異なります。
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    価格に見合うサフランを選びましょう。サフランの摘み取りは大変な労力を要します。そのため、良質なサフランは非常に高価です。
    • サフランを購入する前に、品質を見定めましょう。高品質のサフランは細い糸状でサイズが揃っており、濃い赤色をしています。片方の端はオレンジ色の細いひも状で、もう一方はトランペットのように広がっています。ひも状の部分が黄色くなっていても、大抵の場合は本物のサフランですが、品質はやや劣ります。
    • サフランの香りが強いほど、料理のコクと風味が豊かになります。
    • 偽物のサフランは、砕けていて形も揃っていません。また、ひも状の部分も取れており、細かい樹皮が混ぜられている場合もあります。香りはさほど強くなく、通常は樹皮のような香りがします。
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    パウダー(粉末)サフランではなくホール(糸状)サフランを使いましょう。ホールサフランはパウダーサフランより豊かな風味を持っています。それでも、ホールサフランが手に入らない、または高価すぎる場合には、パウダーを使っても構いません。
    • パウダーサフランを購入する場合は、信頼できる販売者から購入しましょう。原価を抑えるために、サフランにターメリックやパプリカを混ぜた商品も出回っています。
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    サフランは慎重に保存しましょう。サフランが傷むことはありませんが、保存中に風味が失われます。適切な方法で保存すると、風味を長持ちさせることができます。
    • サフランをアルミホイルに包み、密閉容器に入れましょう。涼しい暗所に置くと、最長で6か月間保存できます。さらに長期間保存する場合は、容器を冷凍庫に入れると最長2年間保存できます。
    • パウダーサフランは密閉容器に入れて涼しい暗所で保存し、3~6か月以内に使い切りましょう。
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パート 2 の 4:
サフランの下準備をする

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    サフランの下準備をしましょう。風味を最大限に引き出すために、サフランを砕いて液体に浸しましょう。
    • レシピに記載されている分量のサフランを取り出し、すり鉢とすりこ木でパウダー状にします。すり鉢とすりこ木を持ち合わせていない場合は、指の間ですり潰してもよいでしょう。[1]
    • すり潰したサフランを、お湯、スープストック、牛乳、または白ワインに、20~30分浸しましょう。液体を使うレシピであれば、その液体を少量取り分けて浸しましょう。[2]
    • レシピに従ってサフランを浸した液体を加えましょう。
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    サフランを煎りましょう。もうひとつの一般的な下準備として、サフランを煎る方法があります。特に伝統的なパエリアは、サフランを煎って使うのが一般的です。
    • 鋳鉄製のフライパンを中火にかけます。
    • 熱したフライパンにサフランを入れ、時々かき混ぜながら1~2分煎ります。強い香りがしてくるまで煎りますが、焦がさないように注意しましょう。
    • 煎ったサフランを少し冷ましてから、すり鉢とすりこ木を使ってすり潰します。すり潰したサフランは、液体に浸すかそのまま料理に使いましょう。
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    サフランを砕いてそのまま加えましょう。理想的な方法ではありませんが、多量の液体を使う料理であれば、サフランを砕いて直接鍋に入れてもよいでしょう。
    • 市販のパウダーサフランを使う場合は、通常は液体に浸さずにそのまま使います。
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パート 3 の 4:
サフランを料理に使う

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    少量のサフランを使いましょう。サフランの量が多すぎると、苦味が増します。料理に使うには、少量で十分です。
    • できれば、サフランの重さを量るのではなく本数を数えましょう。「ひとつまみ」のサフランは、中サイズのものがおよそ20本で、一般的に4~6人分の料理に十分な量です。
    • ホールサフランではなくパウダーサフランを使う場合、小さじ1/4 杯のパウダーサフランは、小さじ1/2杯のホールサフランに相当します。[3]これは通常、8~12人分の料理に十分な分量です。人数に合わせて、量を調整しましょう。
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    サフランを米料理に使いましょう。サフランはリゾット、ピラフ、パエリアなど、伝統的な米料理に多く使われています。
    • サフランを使う料理を探すか、一般的な料理に加えてみましょう。
    • 目安としては、4人分のリゾットやピラフには、300gの米に対し30本のサフランを使います。4人分のパエリアには、サフランを50本使いましょう。[4]
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    サフランをデザートに使いましょう。バニラのような香りを持つサフランは、カスタード、プレーンペイストリー、スイートブレッドなどの、バニラ風味のデザートにも使うことができます。[5]
    • 4人分のカスタードには、サフランをひとつまみ加えましょう。
    • ペイストリ―やプレーンクッキーには、200gの小麦粉に対して15~20本のサフランを使います。マーガリンよりもバターのほうが、サフランの風味を引き立てます。
    • スイートブレッドを作る際、450gの小麦粉に対して15本のサフランを入れると、ほのかな風味を添えます。より芳醇な香りにするには、同量の小麦粉にサフランを60本まで加えることができます。
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    好みで他の風味とサフランを組み合わせましょう。サフラン風味の料理であれば、他のスパイス、ハーブ、または香料を使うのは避けたほうがよいでしょう。ただし、隠し味として使う場合は、サフランは料理に深みを与えます。
    • 他のシーズニングを使った料理にサフランを使う場合は、ひとつまみだけ加えましょう。サフランの風味を他の材料になじませるために、調理の早い段階で加えましょう。
    • サフランと合わせて使われる香辛料は、シナモン、クミン、アーモンド、オニオン、ガーリック、バニラなどです。これらの香辛料は、サフランライスを作る際に使われます。
    • 肉や野菜料理にサフランを入れる場合は、味が淡白な肉や野菜に使うとよいでしょう。例えば、チキンやカリフラワー料理などに試してみましょう。
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パート 4 の 4:
サフランを料理以外の用途に使う

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    さまざま使い方を調べてみましょう。サフランは一般的に料理に使われますが、医療または美容目的でも使われています。ただし、料理以外でサフランを使う場合は、その効果を詳しく調べましょう。
    • サフランがアルツハイマー病、うつ病、生理痛、月経前症候群などの代替え療法として、効果が期待できるという研究結果があります。[6]
    • 喘息、不妊、乾癬、胃腸障害、脱毛症、不眠症、痛み、癌などに対するサフランの効果については、ほとんど実証されていません。
    • サフランを多量に摂取すると体に害を及ぼすことがあるため、12~20g以上摂取してはいけません。また、妊娠中や授乳中、または双極性障害、低血圧、心臓疾患がある場合は、医療目的でのサフランの使用は控えましょう。
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    サフランエキストラクトを医療目的で使ってみましょう。医師の指導の下で、高品質で純粋なサフランエキストラクトを、アルツハイマー病、うつ病、生理痛、または月経前症候群の緩和に使うこともできます。[7]
    • アルツハイマー病には、1日30mgを22週間摂取しましょう。ただし、この方法でアルツハイマー病を治すことはできません。
    • うつ病の治療には、1日15~30mgのサフランを6~8週間摂取しましょう。低用量の抗うつ薬と同様の効き目が現れる人もいます。
    • 生理痛の緩和には、生理日の最初の3日間に、サフラン、セロリシード、アニスを含むエキストラクトを500mg 、1日3回まで摂取しましょう。
    • 月経前症候群には、サフランから抽出されたエタノールエキス15mgを、1日2回まで症状が続く間摂取しましょう。エキスの効果は通常、摂取し始めて2度目の月経周期が完了してから現れます。
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    つややかな肌を保ちましょう。昔からサフランを肌に塗布すると、美白効果や明るく透明感のある肌に整える効果があるとされてきました。用量は使用目的によって異なります。
    • 潤いを与えてやわらかな肌にするには、サフランミルクマスクを塗布しましょう。冷たい牛乳大さじ4杯(60ml)にサフランをひとつまみ入れて数分おき、洗顔後の肌に塗布します。ミルクが乾燥したら、ぬるま湯で洗い流しましょう。
    • ニキビの治療には、バジルの葉5、6枚とサフラン10~12本を一緒に砕いて、ペースト状にします。このペーストを直接ニキビに塗りましょう。10~15分おいた後、水で洗い流します。
    • 全身の肌をやわらかくするには、熱めの湯船にサフラン約30本を入れ、20~25分浸かりましょう。[8]
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    サフランミルクを試してみましょう。サフランミルクは美味しいだけではなく、週に数回飲み続けると、肌を明るくする効果があるとされています。
    • 500mlの全乳を強火にかけて沸騰させます。
    • 牛乳が沸騰したら、スライスアーモンド大さじ2 杯、サフラン小さじ1/4杯、シナモンパウダー小さじ1/4杯、ハチミツ大さじ1~2杯を加え、5分間弱火で煮立てましょう。[9]
    • サフランミルクは熱いうちに楽しみましょう。
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注意事項

  • 医療目的でサフランを使う場合は、事前に医師に相談しましょう。
  • 妊娠中または授乳中、あるいはドクムギ属、オリーブ属、オカヒジキ属の植物にアレルギーがある場合は、サフランの使用は避けましょう。また、双極性障害、低血圧、または心臓疾患がある場合も、サフランの使用は控えましょう。
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